カイム「こちらカイム、DNAサンプルの回収方は話した通りに行う。。」
エキドナ「了解、脱出時は例の場所からね。」
カイムとエキドナは一夏達が宿泊している施設に、1日限定のアルバイトとして潜入していた。
旅館の女将「それじゃ、IS学園の生徒の布団のシーツ、枕カバーの回収をお願いね。」
カイム・エキドナ「はい。」
一夏達の起床時間、彼らが使用していたシーツ、枕カバーから毛髪等を回収する。
カイム「こちらカイム、IS学園男子専用機持ちのサンプルを回収した。」
エキドナ「こちらエキドナ、こっちも完了よ。」
こればかりは、流石に想定外であるため、誰も気付けなかった。
そうとは知らず、IS学園一行は修学旅行2日目に入る。今日は奈良公園まで行くのだ。
一夏「今日は奈良か、今度はどんな思い出ができるんだろうな。」
のほほん「鹿さんに会うの初めてだよー。」
セシリア「私、動物と触れ合うのは今日が初めてですの。」
レオ「大丈夫かな、俺動物苦手なんだけど。」
谷本「へー、意外。」
箒「レオ、鹿はいいものだぞ。」
アルゴス「俺、鹿肉食った事あるけど、結構いけるぞ。」
ラウラ「そ、そうなのか!?」
途端にラウラの目が輝く。
箒「・・・・ 。」
シャルロット「そっちの意味でいいものと言ったわけじゃないと思うんだけど(笑)。」
ビリー「アルゴスは基本、動物の価値基準が食ったら美味いかどうかだからな。」
弾「それ、何かずれてるよな。」
アルゴス「地元のサバイバル訓練とかで哺乳類爬虫類問わず色んなヤツの肉食ったからな。」
鷹月「それ、何か怖いね。」
千冬「静かに、もうすぐ奈良公園に到着だ。」
山田先生「鹿と触れ合う際は、係員さんの話をよく聞く事。」
一同「はい!」
千冬「それからイリアディス、ここの鹿を食す事は考えない事だ。」
アルゴス「そうですか、うーん残念。」
ラウラ「うむ、全くだ。」
一夏「食う気満々なのかよ!」ツッコミ
どうやら本気で食おうとしていたらしい。
一同「あはは・・・。」
奈良公園に到着し、これまた専用機で固まる。
鈴「鹿かー、確かに可愛いわね。」
箒「そうだろう、実に大人しいものだ。」
鈴は子鹿に鹿せんべいを与える。
レオもあげようとするが、子鹿は恥ずかしそうにする。
レオ「ハハッ、何かこの子鹿、簪みたいだな。」
簪「むっ、あんなに臆病じゃないもん。」
レオ「こぢんまりしてて可愛いって意味だ。」
簪「か、かわ、かわいい・・・・。」プシュー
簪は顔を赤くする。
セシリア「これが、鹿ですか。」
セシリアは恐る恐る鹿せんべいをあげてみる。子鹿は割と控えめに食べ始めた。
セシリア「フフッ、微笑ましいですわね。」
ラウラ「お前が鹿の隊長か、私は黒ウサギ部隊隊長のラウラ・ボーデヴィッヒだ。」
ボス鹿「・・・・・。」
ラウラは大きなオス鹿と対面している。
ビリー「こいつら結構ヒトに慣れてるな。」
レベッカ「日本にこんなかわいいのがいるなんてねー。」
レベッカは子鹿の頭を撫でる。
のほほん「ふええー、ちょっと、そんなにいっぱい来たら困るよ〜。」
本音は鹿達に囲まれていた。頭をグイグイ押し付けられたり、服を引っ張られたりてんやわんやだ。
アルゴス「フハハッ、鹿せんべいより本音の方が美味そうなんだろうな。」
アルゴスは笑いながら雄鹿にヘッドロックをしていた。
シャルロット「アハハッ、それ何となくわかるかも。」
のほほん「私は食べ物じゃないよ〜。」
弾「いてっ、おい、俺の指まで噛むなよ!」
弾は鹿せんべいをあげた途端、持っていた手の指も噛まれた。
エクトル「うわわっ、髪を引っ張らないでくれ!!」
エクトルは綺麗なロングヘアが気に入られたみたいだ。
一夏「うわー、お前らかわいいなー、何か幸せだぜ!」
一夏は満面の笑顔で鹿を取っ替え引っ替え撫でくりまわす。
一夏のもとには多くの鹿が来ているが、本音とは違い、めちゃくちゃ歓迎されているようだ。
その光景には皆驚かされる。
エクトル・アルゴス・弾・レオ・ビリー「(一夏って、一体何者なんだ?)」
箒・鈴・セシリア・シャルロット・ラウラ・簪・レベッカ「(凄い・・・・。)」
係員「うーむ、彼のもとにいる鹿は何故か全部雌ですね。」
この光景には専門家も首を傾げる。
山田先生「一夏君、動物の女の子にも人気ですね。」
千冬「うーむ、不思議なものだ。(一夏、無垢な笑顔だな、可愛い・・・。)」
谷本「織斑君すごい笑顔。」
鷹月「いいなー羨ましい。」
奈良公園も大盛り上がりし、いい思い出となった。