ネロがIS学園の一員となって早一週間が過ぎ、時期的にはもう12月に差し掛かるところ、今日は一年生が午前の授業の後、体育館にて、二年生進級における専科科目の選択について説明を受けている。
専科は大きく分けて、モンドグロッソ出場に向けて、専用機の入手や、さらなる実力向上のための『モンドグロッソ代表分野』、ISの専門技術や知識を数多く習得するための『IS整備・開発分野』の2つに分かれており、自分の目指す方向に合わせてその二つの分野から自由に科目を選択することができる。初めは一年生学年末テストの実力に応じてクラスが割り振りされるものの、努力次第で上級者のいるクラスに昇格も可能である。
千冬「諸君、説明は以上だ。後で質問のある生徒は私か山田先生、マイヤーズ先生に尋ねると良い。己を見極め、さらなる自己の向上を目指し、よく考えるように。専用機持ちは特にだ。」
一同「はい!!」
説明が終わり、昼食に入る。
鷹月「もうすぐ二年生かー、早いわね。」
谷本「専用機も欲しいけど、開発技術も興味あるし。」
昼食の話題は科目選択の事で持ちきりだ。特に専用気メンバーはこの話で盛り上がる。
ビリー「俺たちももうすぐ二年生になるんだよな。」
簪「科目選択、そういえばあんまり考えてなかったかも。」
レベッカ「そうよね、来年からは受ける授業によってみんなバラバラになるし。」
のほほん「うーん、それは寂しいよ〜。」
クラス数は1組から4組と変わらないものの、いつも同じ時間を過ごせるわけではないのだ。
一夏「友人との時間も大切だけど、一方で己の道を歩く事も大切だ。少なくとも俺は、迷わずモンドグロッソ重視で選択するぜ。」
ネロ「俺もそういうところだ。一夏とはモンドグロッソで決着をつけたいと思っているからな。」
一夏とネロはどうやら他のメンバーほど悩んでいないようだ。ちなみに彼らは模擬戦を含め、2人でしょっちゅう実戦をするほどの仲であり、お互いに勝ったり負けたりしている。人知を超えた力を持つ最強クラスのこの2人の決着は、学園のみんなが注目している。
鈴「あんたらは目標があっていいわよね。」
セシリア「お二人とも強い意志がおありですのね。」
ラウラ「モンドグロッソか、私も出てみたいものだ。」
ラウラは千冬が成し得なかったモンドグロッソの連覇を狙っている。
レオ「俺も出たいぜ。世界の名だたるパイロットに力を試してみたいし。(それに、世界中の女の子にもてたりするし♪)」
箒「うーむ、選択に悩むところだな。」
シャルロット「僕はバランスよく選びたいな。」
エクトル「僕もそう思う。力と知識を両方身につけられるのが一番だし。」
弾・アルゴス「・・・・。」
弾とアルゴスはどこか憂鬱そうだ。
レオ「お前ら、どうしたんだよ?」
一夏「来年は楯無先輩と虚先輩がいないからな。」
弾・アルゴス「・・・ああ、そうだよ。」
2人はがっくりとうなだれる。
レベッカ「でもまあ、仕方ないし。2人とも元気出しなさいよ。」
各々自分の進路、選択に悩みながらもお互いに励まし合う。