IS Brotherhood   作:magnumheat

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新たなる組織

一夏「行くぞネロ!!」

 

ネロ「来い、一夏!!」

 

一夏とネロは今日も元気に模擬戦をしていた。この2人は特に他の誰よりも回数を重ねており、上級生も感心するほどだ。

 

「あっ、今日も織斑君とグルーバー君模擬戦してる。」

 

「2人ともすご〜い。」

 

「かっこいいわー、どっちもがんばれー!!」

 

実力はともに互角、互いに一撃必殺のアビリティを持っているため、一撃一撃の駆け引きが見るものを引きつける。

 

アルゴス「そこまで!!今回は引き分けだ!!」

 

同時にシールドエネルギーがゼロになる。

 

シャルロット「2人ともよくそんなに頑張れるね。」

 

箒「剣技においては飛び抜けたものを感じるぞ。」

 

セシリア「射撃での対応も目が追いつきませんわ。」

 

一夏「そっか、ありがとな。」

 

ネロ「一夏とは何度戦っても飽きないものだ。」

 

ラウラ「むう、その関係は少し羨ましいぞ。」

 

ラウラがそう言うと、他の一夏の恋人候補も羨ましがる。

 

一夏「わかったわかった、後でみんなともたっぷり模擬戦するからな。」

 

一夏とネロはこの間まで敵対していたのが嘘のように仲が良く、もはや兄弟以上の付き合いだ。

 

弾「にしても、ライバル同士なのに仲良くできるってのはいいもんだな。」

 

簪「そうだよね、ほんとに凄いと思う。」

 

レオ「それは、あいつらを見ればわかる気がするな。」

 

レオは親指で鈴とレベッカの方を差す。ビリーをめぐる恋のライバル同士だが、一夏の恋人候補たちと違い、当人に思いを気付かれないせいでゴタゴタしがちだ。ちなみにビリーは今、2人に専用機で追いかけ回されている。

 

ビリー「いや、ちょっと待てっての!!」

 

レベッカ「ビリー、待ちなさいよ!!」

 

鈴「今すぐに殺してやるわ!!」

 

ビリー「くっそー、何でこんな目に!?」

 

ビリーはダッシュで2人からの攻撃から逃げている最中だ。

 

エクトル「あー、そういえばビリー、とんでもない事態を引き起こしたんだったね・・・・・・。」

 

それは3日前にさかのぼる。

 

 

 

Side3日前・・・・

 

ビリーはコンビニで手に入れた応募券で、ランダムに商品が当たるキャンペーンに応募した。その結果、何と、新しくできたばかりのアミューズメントパークでの一日ペアチケットが2枚も当たったのだ。

 

ビリー「ペアチケットかー、どうすっかなー。」

 

考えた末に取った行動は、

 

ビリー「そうだ、今度鈴とレベッカでも誘うか。」

 

ビリーはまず鈴の部屋へ向かう。

 

ビリー「おーい鈴、いるか?」

 

鈴「はーい、ってあれ、ビッ、ビリー!?」

 

鈴は不意に部屋に来たビリーに驚く。

 

ビリー「何ビビってんだよ。実はさ、こいつが当たったからさ、一緒に行かねえか?」

 

鈴「えっ、これって新しくできるアミューズメントパークのペアチケットじゃん!!」

 

鈴は思わぬ誘いに舞い上がる。

 

鈴「いいわ、じゃあ今度の日曜日に行きましょ!9時に集合ね!(やった、ビリーとデート♡これってもしかして・・・・。)」

 

ビリー「おう、じゃあな。」

 

ビリーは2枚目のチケットをレベッカにも渡した。ビリーは三人で遊ぶつもりだったのだが、この男、うっかりそのことを鈴レベッカに話すのを忘れていたのだ。

 

 

そして当日・・・

 

鈴「・・・・・何でアンタがいるわけ?」

 

レベッカ「それはこっちのセリフよ。」

 

鈴「レベッカ、まさかと思うけど。」ワナワナ

 

レベッカ「うん、ビリーと2人でデートする予定だったのよ。」ワナワナ

 

ビリーはまだ来ていない。その時、鈴の携帯が鳴った。

 

鈴「・・・ビリーからメールだわ。」

 

鈴はメールを開いた。

 

 

メール内容

 

悪い、急に姉貴に呼び出し食らっちまった。断ったら殺されちまうから今日は遊びに行けねえ、すまん!!

 

 

鈴「はあぁぁぁっ!?」

 

レベッカ「なんて書いてあったの?」

 

鈴「ビリー、急用で来れなくなったって・・・(あの金髪ホルスタインやってくれたわね。)」

 

レベッカ「・・・ってことは何、今日は?」

 

鈴「アタシとアンタとでデートするしかなくなっちゃったのよ!!!!!」

 

レベッカ「何ですってー!!??」

 

雄叫びから数秒の間が空く。

 

鈴「・・・こうなったらもうヤケクソよ!レベッカ、付き合いなさい!」

 

レベッカ「ええ、そうさせてもらうわ。」

 

こうして、2人の乙女の夢をビリーはぶち壊しにしてしまったのだった。

 

 

 

Side現在

 

一夏「そりゃあまたとんでもねえ事をしでかしたな、ハハハッ。」

 

本音「おりむー、笑い事じゃないよ〜。ビリビリーはしょうがないね〜。」

 

アスタロトとの激闘からしばらく経ち、ネロをIS学園に迎え入れてから時はもう11月の下旬に差し掛かる。

2年生進級に向け、生徒たちは皆自分の道について真剣に考えている。

そんな平和がしばらくは続いていたが・・・

 

 

Side another people

 

 

ここはプロサナトリスに最近建てられた空中都市ビルの最上階の会議室。そこの円卓には十二人の人物が。

彼らは「12神座」という組織で、エクトルを神の代行者としたあの4天使を生み出した者たちである。表向きは現地の宗教法人であるが、その実態はまだ誰も知らない。

 

クリーオス「どう思う、ここのところのIS学園は?」

 

クリーオス、この組織のリーダーであり、一夏同様コアの研究を進めている。年齢は一夏たちと同じで専用機持ち。

 

タウロ「やはり一夏の存在が大きいですね。」

 

タウロ、この組織の参謀役。

 

デュモイ「奴の遺伝子のクローン体であるネロまで味方に付けたからな。」

 

デュモイ、表向きはプロサナトリスの宗教法人会長。

 

キャンサー「学園にはブリュンヒルデもいる事ですし、簡単には行かないでしょう。」

 

プロサナトリス宗教法人の指導者。

 

リオン「なら核ミサイルでも撃ち込めばいいだろ?」

 

リオン、プロサナトリス自衛軍の総監。

 

ビルゴ「それができれば苦労はしない。」

 

ビルゴ、表向きはISの機体製造企業の女社長。裏では組織のために違法に機体を生産している。

 

ジュゴーン「何と言っても神の代行者、冥王、果てはアスタロトでさえ倒されたのだからな。」

 

ジュゴーン、表向きはプロサナトリスの教会図書館の司書で、組織では最年長。

 

スコルピオ「しかし、他の勢力を消し去ってくれたおかげで、こちらはかえって好都合なものですよ。」

 

スコルピオ、表向きはプロサナトリス裁判所の裁判長。

 

サジ「我々が織斑一夏を消し去る日が来るのも時間の問題だ。」

 

サジ、表向きはプロサナトリスの病院院長。裏ではISに応用する科学技術を開発・実験している。

 

カプリ「そうとも、奴を倒す切り札を持っているのは今や我々だけだ。」

 

カプリ、表向きはプロサナトリス警備局の局長。

 

アクアン「我ら十二神座の何かけて、神々の領域に踏み込む彼らを始末すべきでしょう。」

 

アクアン、表向きはプロサナトリス協会の修道女の筆頭。

 

ピスケ「一つ気になるのはブリュンヒルデの存在ですね。彼女をどうするかが鍵となるでしょう。」

 

ピスケ、表向きはプロサナトリス報道局の局長。あらゆるルートで世界中の情報を得ている。

 

彼らの存在が、後に一夏達を史上最大の戦いに巻き込んでいくことになる。

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