IS Brotherhood   作:magnumheat

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聖夜のIS学園〜動き出す12神座

TVニュース「続いては、クリスマスの特集です。今年は様々な商品が出回っています。」

 

12月20日、もうすぐクリスマスを迎えるとあって、どこもかしこもクリスマスムードに。

無論、IS学園でもそれは話題となっていた。

 

一夏「クリスマスか、子供の頃はプレゼントとか楽しみに待ってたのかもな。」

 

一夏もとい一夏に転生した主人公はクリスマスの過去を振り返っていた。

 

箒「クリスマス、話は聞くが、プレゼントをお願いしたことはないな。」

 

箒はこの学園に来るまで海外発祥のイベントには全く関心がなかったらしい。

 

エクトル「僕は地元のクリスマスでは教会でパイプオルガンを弾いたりしたね。」

 

セシリア「私も、クリスマスでは聖歌隊で歌を歌ったことがありますわ。」

 

アルゴス「そりゃ楽しそうだな。」

 

弾「クリスマスか、中学時代は一夏や鈴と過ごしたな。そん時の一夏は鈍感だったから鈴はプンプン怒ってたな。」

 

鈴「ちょっと弾!アンタ人の過去の変なとこ言うんじゃないわよ!」

 

一夏「・・・そりゃあなんか悪いことしたな。」

 

苦笑いしながら鈴に謝る一夏。

 

鈴「い、いいわよ別に。過去のことだし。(笑)」

 

レオ「クリスマスっていやあ、プレゼントは『可愛い女の子』をお願いしたな♪」

 

簪「幼い頃からそんな軟派だったの?」

 

簪は呆れる。

 

ラウラ「クリスマスとは何なのだ?」

 

シャルロット「12月24日にある冬の楽しい日だよ。家でパーティーを行ったりするし子供はサンタさんにプレゼントをお願いしたりするよね。」

 

ビリー「俺はクリスマスにエレキギターがもらえたのが嬉しかったな。」

 

レベッカ「アタシは靴とかお願いしてたわね。」

 

のほほん「ネロロンはサンタさんに何お願いするの〜?」

 

ネロ「・・・願いか。そうだな、強いて言えば『家族』が欲しいところだな。」

 

のほほん「かっ、家族!?」

 

本音はネロの意外な言葉に驚き顔を真っ赤にする。

 

のほほん「(ほえぇ〜、ネロロンと、けっ、結婚すれば、叶えてあげられるよね〜、でもまだ早いかな〜?)❤︎」

 

ネロ「おい本音、顔が赤いぞ、熱でもあるのか?」

 

のほほん「ほ、ひぇ!?」

 

ネロは本音の額に自分の額をくっつけた。

 

のほほん「だ、だだだいじょぶだよー!!」アタフタ

 

谷本「本音、アンタすごい妄想したでしょ。」

 

鷹月「大変ねー。」

 

ネロ「?」

 

もともと鈍感だった一夏の遺伝子をもとにできたクローンだからか、ネロは鈍感なそぶりを見せる。

 

ビリー、ネロ、本音以外「もう1人鈍感がいたか(いましたか)。」

 

 

そしてクリスマス当日・・・・・

 

 

一同「メリークリスマス!!」

 

食堂にはみんなで作ったクリスマスツリーが置かれ、沢山のケーキや料理(by一夏&エクトル)が並んでいる。

 

のほほん「どれもおいし〜。」モキュモキュ

 

鷹月「織物君とベレン君、女子顔負けの腕よね。」

 

箒「うむ、流石だ。(夏休みに叔母さんに料理を教わったが、まだまだだな。)」

 

セシリア「一夏さんもエクトルさんも素晴らしいですわ。」

 

谷本「山田先生将来絶対幸せ太りするわね。」

 

ラウラ「ガツガツ、これは美味いな!」

 

アルゴス「ガブガブ、やっぱクリスマスはこれだよなぁ!」

 

ラウラとアルゴスは凄い勢いでレッグチキンを何本も貪る。取り皿には骨があっという間に山積みに。

 

シャルロット「2人とも食べ過ぎないようにね。(笑)」

ビリー「このケーキも美味いぜ!!」

 

レオ「俺も料理はたまにするけど、あいつらには敵わねえな。」

 

簪「私も。見習いたいわね。」

 

レベッカ「料理ねえ、今度一夏かエクトルにでも教わろうかしら?」

 

箒・セシリア・シャルロット・ラウラ・「!!!!」

 

レベッカ「冗談よ、友達の恋人候補を利用したりしないわよ。(笑)じゃあシャルロット、今度アタシに教えてくれないかしら?」

 

シャルロット「うん、いいよ。」

 

鈴「だったらあたしも教わりたいわね。」

 

のほほん「私も〜。(ネロロンの為に。)」

 

レベッカ「何で入ってくるのよ。」

 

鈴「アンタこそ何こっそり特技増やそうとしてんの?」

 

2人ともビリーに料理をしたいのだ。

 

シャルロット「ふ、2人とも、平等に教えるから、ね?」

 

のほほん「そうそう、仲良くだよ〜。」

 

シャルロットと本音は心配そうにする。

 

鈴・レベッカ「あっ、ごめん。」

 

 

料理を楽しんだ後はプレゼント交換をはじめ、有志で様々な出し物を披露。手品や妙技で盛り上げ、メインイベントは専用機持ち達によるアカペラ合唱。

パート構成としては、女声パートのうち、セシリア、シャルロットがソプラノ、ラウラ、鈴、簪がメゾソプラノ、箒、レベッカがアルトを歌う。

男声パートのうち、一夏、ネロ、エクトルがテノール、レオとビリーがバリトン、弾とアルゴスがバスを歌う。

 

山田先生「クリスマスキャロル、いい歌声ですね〜。」

 

千冬「今まで女子だけを相手にしていた分、新鮮だな。」

 

ジル「今年のクリスマスは楽しく過ごせたわね。」

 

教師陣はシャンパンを飲みながら鑑賞した。

 

今年のIS学園のイブは、彼らによってかつてない楽しさを感じるものだ。

 

 

Side12神座

 

クリーオス「ビルゴ、新兵器の開発の方はどうだ?」

 

ビルゴ「順調ですクリーオス様。」

 

ビルゴはプロサナトリスのIS企業の地下室で新兵器となる機体を開発していた。機体の名は「ベルゼビュート」。

カラーはヘドロの様だ。

 

リオン「ところでその機体、誰に装着させるんだ?」

 

サジ「この機体は完全なる兵器故、装着する人間も危険な状態にしてしまい、最悪の場合死ぬ。」

 

この機体は通常の機能に加え、科学的、生物的な効果を持ち合わせているが、操縦者自身の命を削らなければならない。

 

ジュゴーン「それを使うには『生贄』が必要という事ですか。」

 

クリーオス「ああ。それもただの人間ではなく、人知を超えた能力を持つものでなければダメだ。」

 

アクアン「具体的にはどのような者を生贄に?」

 

ビルゴ「織斑一夏やネロ、エクトル、アルゴスのような者といったところだな。」

 

キャンサー「しかし、彼らはIS学園にいますし、連れ出すのはほぼ不可能では?」

 

カプリ「なら拉致する為にこちらから出向けばいいのでは?」

 

スコルピオ「馬鹿な!それでは素性がバレて、かえってこちらが不利になる。」

 

デュモイ「だが、大天使様達はおろか、堕天使も消滅してしまってはあてになる物がこちらにはないぞ。」

 

しばし沈黙が続いた。しかし、ピスケがあることを思い出した。

 

ピスケ「・・・いや、1人いる。生贄にふさわしい可能性のある者が!」

 

クリーオス「誰だそれは?」

 

タウロ「そうか、カイムだ!奴は悪魔アスタロトに認められた者であり、ISの開発にも関わっていた!」

 

リオン「だけど奴は終身刑の身だぞ。どうやって連れ出すんだよ。」

 

そう、カイムは終身刑でアメリカの最高レベルの凶悪犯専用刑務所に収容されている。

 

カプリ「ここは自分が行きましょう。あの刑務所の所長とは知り合いですから交渉してみます。」

 

クリーオス「よし、カイムの件はカプリ、お前に任せる。ビルゴ、サジ、引き続き機体の開発を進めてくれ。ピスケは一夏達の様子を探れ。」

 

カプリ・ビルゴ・サジ・ピスケ「はっ。」

 

 

 

 

 

 

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