グラスワンダー【アメリカンシスター編】 作:メンダコとスミス
「さあ、ついに夢の舞台が開かれます『URAファイナル決勝』優駿の栄光を勝ち取るのは誰なのか!?」
「まもなく第四コーナー最後の直線に入り、ああっとここで抜け出したのはグラスワンダーとスペシャルウィーク!! 後からエルコンドルパサーも追いかけてくる!! 最終直線っ、セイウンスカイも粘っているぞ!!」
「誰が来る!? 並んでいるぞ!! 残り200四者一線譲らない、譲れないぞ!!!」
「「「「はぁああああああああああああっ!!!!」」」」
「っっ……雪崩れるようにゴールイン!!! 歴史に残る激戦だぁああ──。もっとも早く栄光のラインを超えたウマ娘は……《グラスワンダー!!!!》最後の最後に一歩差しが伸びました!! 今ここに優駿たちの頂点が決まりました。おめでとう!!」
その後、類を見ないほどの熾烈な争いに会場は沸き立ち、人々は歓喜した。喜び、抱き合い、歌い。中には涙を浮かべ、悔しさをかみしめる者もいたが、それらを含めても皆どこか清々しさを感じていた。そんな、すべての人が感動を覚えるほどのレースで唯一の勝者となったグラスワンダーは……。
誰よりも……静かに震えていた。
「…………っ、……~~っ」
「グラス……」
「……! 、トレーナー……さん」
「あぁ、やったな」
「はぃ……っ、はい! これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。どこまでも」
最高の舞台、最高のレース、その中で最高の結果を手にしたグラスワンダー。その日は彼女はもちろん、トレーナーの俺にとっても忘れられない一日となった。
「……さん。トレーナーさん」
「……んん」
華やかな景色から一変、うつろいな意識の中で聞こえる声。
「うぅ……ん、……?」
「あら、やっとお目覚めに。ふふっ、こんなところで寝てしまっては風邪をひいてしまいますよ」
少し目が覚め、視界のぼやけが引くと、さっきまで自分一人だけだった空間にもう一人少女が加わっていた。
その姿は見るものに安心感を与える柔和な雰囲気をまといつつも、その蒼い瞳には比類なき強さを秘めている。担当ウマ娘であるグラスワンダーだった。
「グラス……か。悪い、今後のトレーニングメニューを考えてたら、うたた寝してた」
「そんなこと言って、また他の方にされた相談にも熱心に取り組んでいたのではありませんか?」
ギクッ……
「いや、まぁ、その……なんだ? 困ってる子に自分にも何かできることがあったらな……みたいな?」
実のところ、先のURAファイナルでグラスワンダーが勝利したことで、トレーナーである自分にも脚光があたり、最近はトレーニング方法や走り方についての悩み相談を受けることが多いのだ。
「はぁ……トレーナーさんが良くても、それで体調を崩されては意味がありませんよ? もう少し自分の体にも私に気遣っているのと同じくらいご自愛ください」
「えぇ……あぁ。でもなぁ、相談にくる子のほとんどは選抜レース前のまだ担当のついてない子たちが多くて、みんな光るものを持ってる優秀な子たちなんだよ。今後が本当に楽しみだなぁ、あっそういえば、昨日訪ねてきた子はな……
「はいはいこの話はもうおしまいです、まったくトレーナーさんのウマ娘への熱情は感服いたしますが、何と言いますか……その、
「それでその子の脚質がグラスに通ずるな~ってところがあって。その子のトレーニングを見てるうちにもっとグラスに合う鍛え方を思いついてしまい。で、それをこねくり回してたら、まぁ、ねてた」
どやぁ……自信満々に自分の成果を自慢すると、グラスワンダーは少しだけ目を細め頬をぷくっと膨らませた。
「トレーナーさん、そういうことをなんというか……ご存じですか?」
あれれっおかしいな。にこっと、あらかわいいな顔に凄みと背景に《ゴオォォォッ!!》って見えるのは自分だけかな?
「そっ、そうだった! 寒いよな今お茶でもいれるから……
緊急脱出を開始する!
「ご心配なく、トレーナーさんが寝ている間に淹れておきましたから」
ジャンプパッド、✖封鎖✖!
「ええ……と、ああ、この後会長に用があるとかなんとか」
ポータルを設置したわ!
「ふふっ、ご一緒いたします」
ポータル、✖封鎖✖!
「ぐ、グラス……さん? あ、圧が、」
「あらあら、どうしました……トレーナーさん♪」
う、うわぁぁああぁあぁあぁあぁぁぁあ!!
「ふふっ、なんて……冗談ですよ。体を大切になさってくださいね、私からの甘言です」
あらあらまぁまぁ。
「甘言にしては少々辛口なような……」
「ふふっ」
「いや、ちょっと本気が入ってたよね!?」
「ふふっ」
「あの……
「ふふっ」
「……以後、気を付けます」
「よかった、言葉を交わさずとも《心を以て心に伝う》トレーナーさんに伝わっていただき嬉しい限りです」
「ははっ……、そうだな……」
本当に強くなったなぁ(汗)。でもこんな会話もこれまでの三年間、二人で積み上げてきたものの一つなのかもしれない……のかも。
その後、グラスワンダーとお茶をしながら嫌々溜めてた書類作業に邁進する(させられる)。
「またあの時の夢を見てたんですか?」
「あればっかりは何度見ても震えるんだよなぁ。会場の人間はみんな一人のウマ娘に魅了されていた。湧き上がる歓声、とどまることを知らない賛辞。でもその中で、お前は……いや、グラスは……震えていた、そこの空間だけはまるで聖堂のように静かに、燃え上がる炎を内包して……な。俺はその光景に心の底から感動って言葉が安く聞こえるくらい震えたんだよ」
「で、あらためて思った、お前の走りをもっと見たいなってな。そのためなら、この身も惜しくはないな……って思っただけだ」
「ウマ娘として、これ以上ないお言葉ですね。これからもそういってもらえるように精進してまいります」
……今!
「だから、ほかの子の相談に乗るのも新たな可能性を調べる一手として
「ご自愛ください」
「……はい」
トントンッ
「よし、ようやく片付いた」
トレーナー室を巣食っていたおびただしい書類の山はグラスワンダーの協力? により何とか終わらせることができた。
「お疲れ様です」
「こっちのセリフだ、ありがとな、グラスのおかげだ。相変わらずいつまでたっても書類ってのは苦手なんだよなぁ」
また提出が遅いとかでエアグルーヴに怒られるんだろうなぁ。やだなー。
「いえいえ、ウマ娘を支えてくださるのがトレーナーさんであるのは然り、そのまた逆も同義ですからお互い様です」
なんだただの女神か。まぶしくて直視できねぇぜ。
「そう言ってもらえると助かる。じゃあ、最後にこの書類を生徒会室に提出したらお終いだな」
「ご一緒します」
「よし、~エアグルーヴの説教【シンボリルドルフのため息を添えて】~イクゾー!」
「いよいよ次はドリームトロフィーリーグだな」
「そうですね、これまでも凡庸な道ではありませんでしたが、これからは最初の三年間を走り抜いた方々を相手にしなくてはなりません。どの方もその走りは力強く、また技術も研ぎ澄まされているとお聞きしています。より一層、帯を締めなければなりませんね」
ウマ娘の多くは最初の一、二年で心折れ去っていくものが大半であり、三年目も結果を思うように残せず引退していく。つまりその先にいるウマ娘たちはほぼすべてが輝かしい実績を積んできた古豪たちであり、各クラスのレースも今までとは一線を引く次元のレベルとなっている。
この学園にも幾人か先人たちが在籍しているが、生徒会長のシンボリルドルフ、エアグルーヴと引き続いて、⁽怪物⁾の名を冠する彼女も……。
「ああ、いよいよ……だ」
「はい、無論勝ちを譲る気など毛頭も」
改めて二人の目標を再確認し合い、闘志を高める。
「よし、じゃあ今から受けるお説教の覚悟もできたということで……。生徒会室に、突撃じゃあ!! うぉおおおおおおおおおお!!!!」
勢いよくドアを開け生徒会室に飛び込む、どこか書類を置ける空いたスペースはないか!?
〇サーチ、生徒会長の机が空いてます。
よし、ここに書類を全部ここに放置してっとok
よし、あとはとんずらだ! ラッキィーたまたま留守でついてるぜ(キリッ)
「よしグラス、俺は逃げるからあとはその書類を……ぶふっ
ポヨンッ
「はいゲットー、お姉さん逃がさないわよぉ!」
「なっ、マル、ゼ……」
柔ら、苦し、柔ら、ポヨンポヨン苦ポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨン天……
「あら、マルゼンスキーさん。こんにちはご無沙汰しております」
え、助けてくれないの? そこはスルーなの!?
「ハーイ、グラスちゃんこんにちマッスル。元気そうでお姉さんも安心したわ。これからのレース、楽しみにしているわ」
ひょうひょうとしているがその目は獲物を見定めるハンターの目だ。
「もちろん、ご期待を越して見せますのでどうぞご期待ください」
モゴモゴッ
二頭の猛獣でしたか焔と蒼炎って感じだなぁ。ってか助けてくださいマジで!!
「あらっ、いいわねぇ。早速熱くなってきちゃったかも、何なら今でも……」
「あらあら」
モゴモ……チーン
「あっ、いっけなーい。大丈夫~?」
「あっ、あっ」
これだけは……言わせてくれ……。
「「あ?」」
「あ、ありがとう……ございました」
ガクッ
「あら~、かわいい」
「……むぅ」
「……ろ、……きろ」
あれ、冒頭と同じ流れだ。
「……うぅ」
なんか苦しい?
「さっさと起きんかこのたわけ!」
ドカッ
「ウボァッ!? なにこれ痛いっ!?」
えっ、どういう状況!? なんか、がんじがらめで吊るされてるんですけど!?
「貴様というやつは、いっつもいっつも会長の手を煩わせおって、この書類の納期なんて二か月前だぞ!? 社会人としての自覚はどうした!? 生まれて持ってこなかったのか? ならば今ここで文字通り叩き込んでやろう!!」
ボカッ、ドスッ、ベキッ!!
「ハゲッ、ドボァッ、プギッ」
お、おいt、今度こそ助けてくれ!! 死ぬ、これ死んじゃうやつだから!!
「おぉっ、どんどんパワーが伸びていくぞ。貴様っ、パワーlevel4の練習器具としての適性があるようだ。よかったな新しい就職先だぞ!」
「いやぁあああああああああああああああああ!!!!」
「あら~、ウマ娘って普通の人間と比べると圧倒的に強い腕力を持ってるはずなのに、それをあんなに受けてもピンピンしてるわぁ。あの子って意外とそういう才能があるのかしら」
「グ、グラスぅううううううう!!」
「トレーナーとして、ウマ娘を成長させるために『この身も惜しまない』とはこういう意味でしたか、私、少々言葉の意味を間違えていたようです」
「合ってるからぁあああああ」
えっ、なんで急におバカな子になっちゃったの!? お父さんそんな子に育てた覚えはなくってよ!!
「オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」
ごめんみんな……さよ……な……
「エアグルーヴ、その辺にしておけ」
「はっ」
号令を機に無情なオラオラは即座に終了し、はかない命はギリギリのところで散らずに済んだ。
「少しやりすぎだ、すまないな。だが、君も少しは肝を冷やしてくれると助かる。いつも君の書類は彼女が率先して当たってくれているんだ」
「……そうか」
「ふふ、あまりいじけないでくれ、彼女も悪気ばかりでもないということを知っておいてほいいだけさ。悪気がないとは言えないけどね」
「申し訳ありません」
「……ん」
普通に気に食わないがこう諫められてはぐうの音も出ない。相変わらず、口が上手いやつだ。酷い目にあった、さっさと帰って寝よう。
「よし、じゃあこの話はおしまいだ。本題に入ろう」
「「本題?」」
えっなんのこと?
「グラス何か聞いたか?」
「いいえ、私も今言いましたのでとくには……」
全く大人を呼ぶなら前もってアポなり連絡を取るのが一般常識だろうに、お嬢様にはそこら辺のところが抜けてるのかね。
「いや、普通ならしっかりとした手順で呼ぶのだが、君、絶対に来ないじゃないか」
「…………」
やめろ、こっちを見るな。
「トレーナーさん……」
おい、やめなさい!
「まぁ、そういうわけで私が捕獲役ってことで呼ばれたのよねぇ」
なんで来るのが分かったんだよ。あっ、そういえばルドルフって『大局観』のスキル持ってたっけ? あぁ~、それで視野が広がってなるほど~ってアホーっそんなわけかーい!!
パンッ!
「さて、ここからは至極真面目な話なので真剣に聞いてもらおう」
緩んでいた空気が一瞬でピりつく、ルドルフから発せられる覇気のようなオーラによってその場の全員が引き締められる。
「君たちをわざわざ呼んだのはもちろん君たちに特別な用事があるからだ。要件は二つ。まず一つ目。これを見てくれ」
そういって、手渡されたのはかなり立派に仕立てられた手紙? サイズの便箋だった。
「なんだこりゃ?」
「拝見しますね。……えっ!? そんな!?」
グラスワンダーは取り出した中身を読むと驚きのあまり絶句してしまった。いったい何が書いてあったのだろう。もしかして俺クビになっちゃうの!?
「ちょっと見せてくれ、えー、なになに。『本紙はグラスワンダー様宛』なんだ、グラス宛か。ビビったぁ。そろそろやばいカモとは思ったけどセーフ、よかったー」
「うつけ! 重要なのはその先だ。宛名で読むのをやめる馬鹿がいるか」
「はいはい、分かってますよ。それで? 『この度のURAファイナル優勝誠におめでとうございます。つきましては、8月に本国にて行われるダイアナステークスへの…………招待状!?」
「ということだ」
「ということだ、じゃねーよ。ダイアナステークスって、これアメリカのレースだぞ! しかもG1の」
「承知している」
「確かにこれはすげーことだがこっちにもこっちの都合ってもんがな。こちとらこれから始まるドリームトロフィーリーグへの調整で予定を埋めてるんだよ。さすがにあっちのレースともなればそれなりの準備は必要だし他のレースも考えるとなると……無理だ。今すぐ丁重にお断りし……
「お受けいたします!」
「えっ??」
今なんて。
「グラス? お前……」
「トレーナーさん急なお話なうえ、無理なお願いとは存じますがお願いします。私をダイアナステークスに出走させてください!」
おいおい、これからの予定全部ひっくり返していきなり海外に出走ってなかなかやばいことだぞ。トレーナーとしては百止めるべきだ。……が、なんて強い目してやがる。まあ、そういうことなら、うんまぁ……そういうことなんだろうな。
「急な話ですまない。しかし、三日以内に返答をしてほしい。もちろん強制はしないが本校としては……
「了解だ。その話承った」
「トレーナーさん……」
「いい……のか? 相当無理な招待だと私自身も感じている、勧めはしないぞ?」
「おおっと、珍しく女帝さんも心配してくれるのかい?」
「……っ、バカいえ。私はグラスワンダーのことを心配しているだけだ」
「とはいえ、本当に受けてくれるのかい? 学園としては好ましい限りだが……」
「お前らから振ってきた話でお前らがウジウジすんじゃねぇ。グラスが走るっていたんだ、なら俺はそれを最高のコンディションで走れるのをサポートするだけだ」
「なるほど、その覚悟見せてもらったよ。なら、これ以上は蛇足だな。よし、話もまとまったところでスムーズに二つ目の要件に行けるよ」
ああ、そういえば要件は二つあるって最初に言ってたっけ。忘れてた。
「それで、二つ目は?」
「ああ、学園理事長の依頼だ。アメリカ合衆国ニューヨーク州にある当校と並ぶ歴史と実績を誇るウマ娘名門校マスタービーツ学園との交換留学だ。ここトレセン学園ではアメリカ出身で目覚ましい成長をしたウマ娘は少なくない。ここにいるグラスワンダーが一番の例だな。よって本校との交換留学で有望な学生を成長させつつグラスワンダーの実力を皆の参考にと招致したいらしい」
「それって、こっちになんかメリットが特にないように感じるんだが。あっちだけ得してないか?」
「と、私も一見は思う。が、あの敏腕な理事長のことだきっとその先を考えているに違いない」
「ちなみに、なんて言ってたんだ」
「『なんか面白そうだし、承認』だそうだ」
ぜってー何も考えてないだろそれ。
「まぁ、とにかくだ。学園としては他行と交流を積極的に持てるのに悪いことはない。それにだ、君たちにとってはむしろ都合がいいまである。ダイアナステークスは8月、期間としてはかなり余裕がある。その間の滞在場所にもなるし、それに加えてあちらで籍をおけばアメリカでのレースへの出走権もある程度は融通が利くというものだ。それらは本命のレースに出るにあたって非常に有意義になると思うのだが」
「うむむ……確かに」
すべて聞くといいことしかないように……感じる。そうだグラスはどうなんだ? すべての環境が一新されるのは精神的なストレスが激しい。調子を著しく落とす可能性もある。これは、さっきよりも慎重に考えるべきだ。
「なあ、グラスはどう……
「…………」
返事がない、その様子はどこか上の空といったようで。
「グラス?」
「……っ! はっ、はい。なんでしょうか?」
「大丈夫か?」
「はい、もちろんです」
「よし、で、留学についてだが」
「はい、謹んでお受けします」
「そうだよなぁ、やっぱすぐには……って早!? 判断早くない? ちょっとは不安を感じようよ? 知らないところだよ? ストレスもあるかもしれんし」
「あら、それで心配を。ふふっ、トレーナーさん。私の出身がどこか、まさか忘れちゃったんですか? 確かに不安がゼロ……というわけではありませんが、それでも私は向こうで走りたいと思います。それに」
「それに?」
「私、お姉ちゃん……ですから」
「えっ、お姉ちゃ……あ……あー、あ~なるほど。そういうことか……わかっ……た。了解だ、それで行こう」
「察していただき恐縮です」
「よし、これですべての話はまとまったな。では、グラスワンダーおよびトレーナーの二名をトレセン学園代表の留学生として生徒会長シンボリルドルフが承認する。わが学園の実力を遺憾なく異国の地でも示してきてくれ、健闘を祈る!」
生徒会室を後にした帰路にて。
「はぁ、しっかしずいぶん大ごとになったな」
まさか書類を提出しに行っただけなのに海外に提出されることになろうとは。
「合縁奇縁といいますが、何が起きるかわからないものですね。しかし、そんな中でも私のわがままを通してくれるトレーナーさんには感謝の言葉しかありません。ありがとうございます」
「そゆのはなしだっていったろ、巡り巡って最後は自分のためさ。気にすんな」
少しばかりのこそばゆい気持ちをごまかすようにグラスワンダーの頭を少し柔らかくなでる。
「……もぅ、ずるい人」
「ん、なんだって?」
さて、帰ってから大仕事だな準備することが山積みだ。どうやら気を引き締めないといけないことは変わらないらしい。
「なんでもありませんよ~、ところでお聞きしたいことがあるのですが」
「なんだ?」
よし、帯を締めなをさねきゃな。こいつの前でくらいドンと構えてやらねぇと。
「その……胸筋、いえ、ええと……お胸はやっぱり殿方としては大きいほうが……」
Oh……マジか、あーあの時の、……
[……え、えーっと……だ、な。その……、あの。……」
to be continue
こんな感じでゆったり書いていく予定です。
これ見てグラスワンダー好きが一人でも増えたらうれしいです。グラスワンダー好きになったわとか、よかったらコメントしてください(笑)
煽りコメとかはなしでお願いします。お豆腐メンタルなので。
いつも、ご愛読ありがとうございます。
twitterもやっていますので、良ければ新話通知用にどうぞ。
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