グラスワンダー【アメリカンシスター編】   作:メンダコとスミス

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Helloアメリカン!サヨナラ世界!

「Hello アメリカ!! 乗ること飛行機で7時間、なかなかに長い旅だったなぁ」

 

遠征の通知を受けてからというもの、俺たちは何故かすでに予約されていた飛行機のチケットの

予定に間に合わせるため大急ぎで荷物をまとめ日本を飛び立った。

 

去り際にチラッと顔を見せた理事長のにやにやを俺は見逃さない。あのちびっ子め、いつか泣かす。

 

……っと、それより今は。

 

「あの、トレーナーさん?」

 

「はい、何でございましょうか? グラスワンダー様」

 

「その話し方、いつまで続けられるおつもりですか?」

 

「いえいえ、私はいつも通り、ありのままのトレーナーですよ」

 

あ~あ、この作者、しばらく書かないから前回の人格忘れちゃったんだなぁ。。。ってなわけねぇだろ!!

 

 

 

一旦、垂れ幕は入りま~す。

 

 

 

前回のあらすじ!!

 

突如、究極の選択を突き付けられたトレーナー。彼が選ぶのは本当の自分か(ボイン)、それとも偽りのやさしさか(……)。

 

前者を唱えば、間違いなく死。ゲイ〇ルグ並みの因果的な死は避けられないだろう。

 

「おれ、は……」

 

おい……まさか、迷ってるのかっ!?

 

迷うまでもない、後者を唱えば助かるのだ。〇✖問題のごとく明快な答えが目の前に転がっているだろう?

 

「うっ……」

 

命あっての物種。死を避けることの何が悪い!?揺るがない言い分が俺にはあるじゃないか?安心しろ、彼女のためでもある。命も助かる、彼女も悲しまない。これが……これ以上の最善があるっていうのか!?

 

「…………っ」

 

……そうだよな、何こんなことでいっちょ前に悩んじまってんだ俺。考えるだけ無駄だ、正解はそこに転がってるじゃないか。早く言って楽に……。

 

「……あっ、ああ。そーだなー、おれはーーーーー

 

……おい。

 

「ーーーーーっぐ!?」

 

彼女のため……って言ったよな。……本当か?本当にそれが彼女のためになると、本気で思ってんのか!?

 

、っ!?

 

ウマ娘とトレーナーは二人で一人。俺たちがこの3年間で積み上げてきた信頼はその程度のことで揺らぐものだったのか!? 違うだろっ、この『絆』はそんなに柔なものなんかじゃない!!

 

……そうだ。俺たちはこれまで、どんな困難も二人で乗り越えてきた。片方が折れそうなときはもう片方が支えた。苦しくても彼女がいてくれたからここまでやってこれたんだ。俺の人生で彼女以上に信頼できる存在はいない!

 

そう思うなら、わかるだろ!! 本当の自分を偽ること、それこそが信頼する彼女を侮辱する……最大の過ちだってことが!!

 

ああ、そうだ!!

 

大丈夫、お前たちには『おれ(絆)』がついてる。それに、ここで真を言わなきゃーーーーー

 

男じゃっ、、ねぇ!!!!

 

「うぉおおおおおおおおおお!!!! グラスッ!! 俺が本当に好きなのはーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

垂れ幕、上がりまーす。

 

 

 

 

かくして、ありのままの自分をさらけ出したトレーナーは、無事担当ウマ娘の地雷を踏み倒し、生徒副会長専用のパワーlevel4トレーニング器具として出荷されたのは誰もあずかり知らぬことであった。

 

「いぃいいいいいいいいいやぁああああああああああああ!!!!!!!」

 

「オラオラオラオラオラオラオラァ」

 

おしまい。

 

 

 

 

……えっ?(絆)

 

 

 

 

 

チャンチャン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから、今編。

 

 

「はっ!?」

 

い、今のは……。実のところここ最近、特に生徒会長室を出たあとの記憶がおぼろげなんだが、それって……

 

「……い、聞いてるのか貴様!!」

 

聞き慣れたフレーズが不意に飛び込んでくる。

 

「おい、副会長さんよぉ!!報復の覚悟は出来てんだろぉなぁあ!!」

 

日頃の鬱憤はらさずにおくべきか。みせてくれるわ!【トレーナー柔術壱の型:閂(かんぬき)】

 

某アニメの影響を受けて壱の型だけとりあえず作った描写表現も考えられていない雑な一撃が対象者を襲う。

 

「ふぉおおおおおお!!うぐっ!?」

 

ドサッ。

 

「……あの、私達が悪いのでしょうか?」

 

「申し訳ありません、普段は穏やかな方なんです。私が介抱しますので気に病まないでください」

 

ココハドコ、ワタシは誰?

 

「そうですか…。失礼、少々ごたつきましたがお迎えに上がりました」

 

「では、貴方達が?」

 

「はい、詳しくは理事長からと仰せつかっています。お車を用意しておりますので、まずはそちらへ」

 

礼儀正しい丁重な扱いを受け、一行は指示に従う。

 

しかし、グラスは感じ取っていた。彼女たちから放たれる闘気と、どこかにじみ出る不気味さを。

 

この学園は何かある。そんな、言い現せぬ不安を匂わせながら、グラスワンダーとトレーナー(失神)は学園へ向けて出発しだした。

 




いつも、ご愛読ありがとうございます。

twitterもやっていますので、良ければ新話通知用にどうぞ。
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