AM 5:00
大淀「提督、大本営からの報告書です。」
ヘビクラ「あぁ、すまねぇな。」
大淀「この間の演習にて突然海より姿を変える謎の怪獣が現れて以降、この海域では異変が起こり始めています。」
ヘビクラ「異変?」
大淀「はい、遠征部隊の旗艦 川内からの報告によると、以上に長い赤潮 そして海面気温が急に上昇を始めたかに思えば直ぐに低下 そして何より深海棲艦との戦闘中、深海棲艦艦隊が突然赤い霧に包まれ消滅などと様々です。」
ヘビクラ「うーん...とにかくあの怪獣達とその深海棲艦ってやつと海域の異変、赤い霧の正体について探る必要がある。艦娘達にはその他周辺を徹底的に警戒して活動させておいてくれ。」
大淀「分かりました。提督。」
AM 6:00 演習場
そこでは装甲空母 大鳳が発着艦訓練をしていた。
ヘビクラ「よぉ、早いな。」
大鳳「!?て、提督!?お、おはようございます!」
ヘビクラ「おう、おはよう。 しっかし毎朝聞こえてるぞ。お前が朝早くから訓練してんの。」
大鳳「あ... う、うるさかったですか...?うるさかったなら申し訳ございまs...」
ヘビクラは大鳳の肩に手を置いて言った。
ヘビクラ「頑張ってんな。だが あまり無理すんな。」
大鳳「ハ...ハイ...(赤面)」
そしてヘビクラは去った。
大鳳「て、提督が....やだ...私...」
同時刻 遠く離れた場所
テンペラー星人「そうか...ついに完成したか...」
バット星人「あぁ、見ろ。これが、この世界の海の破壊者達の力だ...!」
バット星人が指さした先には、黒いカプセルが複数個並べておいてあった。そこには、艦娘達が今現在も戦っている深海棲艦達の禍々しい姿、そして禍々しいオーラを放つ 深海カプセルだった。
テンペラー星人「この力を生かせば間違いなく我々のマガタノオロチはこの世界を破壊する悪魔の化身となるだろう...そして我々が破壊神を従える神として君臨するっ...!」
バット星人「まぁ待て、まずは実験だ。本日実験を開始する。まず最初は手慣らしだ。その実力を見せてくれよ...? 「知的生命体の破壊者」そして「海の破壊者」達よ...」
AM8:00 食堂
ねーねーてーとくさーん...
ヘビクラ提督!今日もかっこいいぴょん!なーんて うっそぴょーん!
ワイワイ...
ヘビクラ「あーそうね...あーうん...」
ヘビクラは、無数の艦娘達に群がられていた。
大淀「提督...随分と群がられてますね...」
ヘビクラ「あー...なんか懐かれてな... これじゃあ指示も出せやしねえ...」
満潮「はいはい夕立!イチャイチャタイムは終わり!今日はあんた遠征でしょ!」
弥生「卯月...行くよ...」
夕立「ぽい〜...」
卯月「ぴょーん...」
ヘビクラ「また今度な。」
明石「にしてもこないだと昨日現れた怪獣...そして巨人か... あー!解剖したい... 怪獣の仕組みが知りたい...」
ヘビクラ「ングッ!?!?」
明石「? 提督 どうなさいました?」
ヘビクラ「い、いいいいやぁ何でもねぇよ...」
平穏な鎮守府の日々が流れている。平穏過ぎるくらいに。
金剛「ヘーイ提督ゥ!」
ヘビクラ「お どした金剛」
金剛「ワタシ達午後からお茶会をするんデスが...テートクも是非、どうですカー?」
ヘビクラ「お、いいねぇ 任せとけ こっちもいいアッサムティー持って行ってやっから楽しみにしとけよ。」
金剛「WOW!It’svery nice!楽しみにしてマース!」
AM11:00
演習場 武道場
不知火「はっ!」
不知火「はぁっ!」
駆逐艦不知火が、1人で武術訓練をしていた。
ヘビクラ「よぉ、やってるな。」
不知火「司令官ですか。ちょうど良かったです。私の組手相手になってくれませんか。」
ヘビクラ「おいおい、いいのか?」
不知火「はい。仲間を守る為に...私が強くならなくては...」
ヘビクラ「よしわかった。全力で来ていいぞ。」
不知火「分かりました。」
こうして不知火とヘビクラは組手を始めたが、不知火の攻撃はなかなかヘビクラに当たらない。一方のヘビクラは不知火に何もしない。
不知火「どうして...どうして当たらないんですか...!こんなに鍛えたのに...」
不知火は倒れ込む。そしてヘビクラは不知火の顔を覗き、言った。
ヘビクラ「いいか不知火。見えるものだけ信じるな。 お前が充分鍛えてるのは分かってる。だからこそだ。」
不知火「は、はい...」
ヘビクラ「まぁ焦る必要はないさ。お前のペースでやっていけばいい。」
そしてヘビクラは武道場から出ていった。
不知火「見えるものだけ...信じるな...」
AM11:30 執務室
ジリリリリ!ジリリリリ!
執務室の電話が鳴る。
ヘビクラ「おっとやべ、元帥かな。」
ヘビクラは急いで受話器を取る。
ヘビクラ「はい、こちらヘビクラ。」
???「おぉ、君が新しい提督か。前任から話は聞いている筈だ。今日は午後から存分に楽しませてもらうよ。」
ヘビクラ「失礼ですが、本日午後から演習の予定は入っておりませんが。」
???「なんだ、聞きやしなかったのか。まぁいい、私は〇〇企業の社長だ。ちょっと事情があってな、ここの鎮守府のなんというか、援助をしているものだ。ちょっとした条件付きでね。」
ヘビクラ「はぁ、ですが我々は既に本部の方より援助の方はさせていただきますが。」
社長「はっはっは まぁそう硬いことを言わんでくれよ。それにな、君のとこのあの装甲空母には一目惚れだったんだ。だからな、あの装甲空母を取引してくれるだけでいいんだ。なに 金は高く払うさ。ハハハハハッ」
ヘビクラ「(装甲空母...大鳳のことか...)彼女を...取引に...?」
社長「そうだ。そうだなぁ 500万...いや、800万位で取引してやろう。」
ヘビクラ「(取引...?まさか...!) 失礼ですが社長。このお話は破談とさせていただきましょう。」
社長「な、何!?君は一体...何を言うか!」
ヘビクラ「ハッキリと申し上げておきます。いくらあなた方が前任と艦娘のカラダと金銭的な取引をしていたとしても、今のここの提督は私です。そして私は彼女らの体をあなた方に売り渡す事など決して認めません。例えあなたが社長であろうと。」
社長「くそ...きさま...!」
ヘビクラ「まだ何か反論が?」
社長「私は大企業〇〇企業の社長だぞ!私の権力を使えば...きさまの鎮守府だか何だか知らんがそんなものは差し押さえられる!待っていろ...!必ず今日私の私兵を向かわせ...貴様の鎮守府の全てを奪ってやる...その暁には貴様の艦娘も全て裏で売り捌く...!覚えておくがいい!」ガチャン!
ヘビクラ「ふー、やれやれ しっかしまぁ、私兵を動かすなんざ言われちゃあこっちの身もねぇ」
その時 コンコン
ヘビクラ「はいー」
大鳳「あの...失礼します...」
ヘビクラ「大鳳...どうした?」
大鳳「いえ... 先程の電話、聞かせていただきました。その...電話の相手 〇〇企業の社長...と名乗りませんでしたか?」
ヘビクラは表情をこわばらせて言った。
ヘビクラ「何でそれを知ってる?」
大鳳「ヘビクラ提督が...あなたが来る前に...何度かあの社長が鎮守府を訪れて前任と会話をしていたのを何度か目撃していたんです。その時に...何度か写真を撮られたり...ずっと私の方をジロジロと眺めてきたりで疑ってはいました。そして極めつけの出来事が起きたんです。私が執務室を通り過ぎようとしていると、前任とあの社長の話し声が聞こえてきたので盗み聞きしていたんです。」
回想
社長「いやぁ、楽しみにしておるよ。これまで私は金にものを言わせて何人もの艦娘を〇して来たが、あの装甲空母ほどに期待が持てる艦娘は初めてだよ。だが今回は時間もないんだ。次回にさせてもらおう。さて、どんな声で鳴かせてやろうかなぁ」
前任「いやぁ、装甲空母というのもまた珍しく性能のいい艦は勿体ないですがねぇ ハハハハハッ」
現在
大鳳「という事がありまして...」
ヘビクラ「ちっ...まさしくクズ野郎の集まりって訳か。」
ヘビクラ「だが最悪だ。あのクズ社長は俺にキレてこの鎮守府を私兵使って乗っ取りに来るらしい。」
大鳳「!? あの社長が...鎮守府を...!?」
ヘビクラ「あぁ、そういう事らしい。相手はクズでも権力者だからな。 だが安心しろ。俺はお前を売り渡すような真似はしねぇ。必ずあのクズ社長とケジメをつける。」
大鳳「そんな...!」
その時
バタン!バタン!
ヘビクラは外を見る。
ヘビクラ「おーおー、早くもお出ましって訳か。」
そこには、10名弱の兵士達と、小太りで白髪の人物が立っていた。おそらくあれが社長だろう。社長はメガホンを取り言う。
社長「いいかね!これが最後のチャンスだ!貴様の装甲空母をこちらに引き渡してもらうだけでいいんだ!そうすれば君は大金を得られるしここの提督として永遠に居座る事も出来るんだぞ!」
ヘビクラ「ちっ...面倒だな。」
騒ぎを聞きつけた他の艦娘達が執務室へ入ってくる。
鈴谷「ヘビちゃん!これは...」
木曾「あのデブ...どこかで...!」
扶桑「あれは...〇〇企業の...」
暁「見てるだけで目がやられるわ...」
赤城「あの男...大鳳さんを狙ってたのね...!」
金剛「テートク?何処へ...?」
ヘビクラ「ここで騒がれちゃ面倒だ。俺が話をつけてくる。」
大鳳「待ってください!私も...」
そういう大鳳を蒼龍が止める。
蒼龍「今出ていったら余計あのデブにチャンスを与えるだけだわ。今は信じましょう。提督を。」
社長「おぉ提督!君を待っていたのだよ!こんな形でお顔を拝むとは少々快くないがね。」
ヘビクラ「失礼。社長。」
こうして社長とヘビクラは顔を合わせた。だがヘビクラが顔を合わせた瞬間、社長の顔はこわばり、動揺のようなものを見せた。
社長「し、私兵。下がれ。て、提督。とりあえず散歩でもしてゆっくりとお話をしようではありませんか!なっ!」
ヘビクラ「ええ、散歩をした方が脳は活性化すると聞きます。良い話合いにできるとよろしいですね。」
社長は私兵を下がらせた後に、ヘビクラと2人で海岸へ歩き始めた。
鎮守府から少し離れた場所
社長「さて...と」そう言った瞬間、社長はヘビクラに銃を向けた。
社長「まさか...まさか貴様が...ジャグラスジャグラー...!」
ヘビクラ「おっと、おやおや困りますな。銃をいきなり向けられては...」ヘビクラも蛇心剣を抜刀し、言った。
ヘビクラ「誰だお前。」
その瞬間社長の体が青く包まれていき、その正体を現した。
凶悪宇宙人(キョウアクウチュウジン) ザラブ星人
ザラブ星人「予想外だったよ。まさか君がここの提督だったとは...完全に計算ミスだった。」
ジャグラーも魔人態へと姿を変える。
ジャグラー「貴様が宇宙人なら、あの前任とやったら親しそうにしてたのも納得だなァ。あのナックル星人とよォ。」
ザラブ星人「そこまで嗅ぎつけられていたとはねぇ...だが、そんな秘密を知ったところで君はいずれ消える。」
ジャグラー「ほぉ...どういう事だ?」
ザラブ星人「それはな...こういう事だ!」そう言い放ち、ザラブ星人は銃を乱射する。だがジャグラーは慣れた手つきで躱す。そしてザラブ星人を蛇心剣で突き飛ばす。
ジャグラー「俺を消すって...?俺に消されるの間違いじゃなかったのかァ?」
ザラブ星人「ぐぁぁぁぁぁっ!クソっ!」ジャグラーはトドメを刺そうとする。
その瞬間 グオオオオオオオオオオオオオオ!
という地響きが聞こえてきた。
ジャグラー「何だ...こりゃ...」
ザラブ星人「ハッハッハッハッハッハッ!遂に実験は成功した!我等が宇宙の王になる第1歩が幕を開けたのだ!」
同時刻 ???
テンペラー星人「さぁ、始めようか。」
バット星人「この2つのカプセルが、我々を覇道へ導く...!」
バット星人はジードライザーにも似た機械に、黒いカプセルを2つ置いた。
フュージョンライズ! ギャラクトロン! 戦艦ル級!
ディープフュージョン!
深海融合獣(シンカイユウゴウジュウ)ディープギャラクトロン
ジャグラー「おやおや、新たな怪獣のお出ましか。」
ジャグラーは人間に戻る。そして手元の小型通信機を手に取る。
ヘビクラ「みんな!聞こえるか!怪獣出現!駆逐、軽巡は周辺住民の避難を!そして戦艦や空母は来れる奴から順に攻撃開始!俺も後から行く!」
金剛「了解デース! 全員出動準備デース!」
全員「了解!」
ヘビクラ「おいおいおいおい、沖縄のアイツが更に禍々しくなってやがる。」
赤城「攻撃隊!全機発艦!」
金剛「全砲門!fire!」
摩耶「どうだ!参ったか!」
地上からは金剛らが、空からは赤城達の艦載機が攻撃を始めている。だが、ディープギャラクトロンは何一つ受け付けなかった。
榛名「嘘...効かない!」
ディープギャラクトロンは、今度はこちらの番だと言わんばかりに、戦艦ロ級譲りの主砲を地上に撃ち放った。
扶桑「きゃぁぁぁぁぁ!」
鳥海「扶桑さん!大丈夫!?」
霧島「アイツ...分析しきれない...!」
蒼龍「ダメよ!こっちの隊も全滅!」
大鳳「くっ!」
ヘビクラ「仕方ねぇ、ちょっと出てやるか。」
ヘビクラ「ゼットンさん!パンドンさん!マガオロチ!」
ジャグラー「闇の力 お借りします!」
ゼッパンドン!
比叡「あれは...」
熊野「この間の...怪獣!?」
鈴谷「一体どうなってるんだか...」
ジャグラー「これでも喰らえ!」
ゼッパンドンは、ディープギャラクトロンに対して、ゼットンの火球を浴びせたが、ディープギャラクトロンは特殊な魔法陣でガードした。その後に、パンドンの鋭利な爪で魔法陣をこじ開けようとするも、叶わなかった。そんな中、ディープギャラクトロンは赤い目を光らせたと思えば、その瞬間に自分のクローンを五体作ってしまった。
ジャグラー「クソッ!いよいよ万事休すってやつかァ...」
その時だった。
ジード「大丈夫ですか!ジャグラーさん! ハアッ!」
空の向こうから、ウルトラマンジード プリミティブが現れ、ディープギャラクトロンに膝蹴りをかました。だがディープギャラクトロンの体は硬い。
ジャグラー「ハァ...ハァ...すまねぇリク、助かったぜ!」
リク「アイツ...これまでのギャラクトロンじゃない...!いつもより禍々しい...!ジャグラーさん!一緒に戦いましょう!」
ジャグラー「あぁ、ハナからそのつもりだ!」
ジードとジャグラーは、ディープギャラクトロン軍団に飛び込んで行くものの、ロ級の一斉射撃に苦戦した。
リク「アイツらが力なら...こっちは神秘だ!」
融合!(デュッ!)
アイゴー!(ジェアッ!)
ヒアウィーゴー!
挑むぜ!神秘!
フュージョンライズ!
ジード!
ウルトラマンティガ!ルナミラクルゼロ!
ウルトラマンジード!ムゲンクロッサー!
リク「ヒアウィーゴー!」そう言うと、ウルトラマンジード ムゲンクロッサーは、5人に分離し、ディープギャラクトロンに攻撃を始めた。
吹雪「早く逃げてください!こっちです!」
白雪「あれは...」
深雪「巨人が...分身した...?」
ジャグラー「こっちも見惚れてる場合じゃねぇか!」
ゴルザさん!メルバさん!超コッヴさん!ガンQさん!レイキュバスさん!
闇の力、お借りします!
ファイブキング!
ジャグラー「これでどうだ!」
ジャグラーは、ガンQの力でディープギャラクトロン達の動きを停止させた。
ジャグラー「今だ!リク!」
リク「はい! ハァァァァァ...」
ジード「マジカルトライデントスラッシュ!!」
その隙に必殺技 マジカルトライデントスラッシュをジードが放った。
ジャグラー「やったか!?」
ジード「だといいんですけど...」
その瞬間、ディープギャラクトロン達が爆散した跡地から、急激にディープギャラクトロン達が体の再生を始めたのだった。
ジャグラー「おいおい...マジかよ...」
足柄「何度倒しても...再生するっての...?」
その瞬間、再生したディープギャラクトロン達が口と腕の主砲をジャグラーとジードに向けた。
ジード ジャグラー「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ジード「ぐあっ!」ピコン...ピコン...ピコン...
ジャグラー「ぐっ...!」
それに畳み掛けるかのように、ディープギャラクトロン達は、口を開き腕の主砲を向け、第二時攻撃を放とうとしてきた。
リク「ここまで...かっ...」
そしてディープギャラクトロンの口から、白い破壊光線 腕からは大砲撃がジードとジャグラー目掛けて放たれた。
川内「ぐっ...」
神通「嘘っ....」
那珂「巨人と...怪獣が...」
だがその時、突如空から降り立った1つの光が、ディープギャラクトロンの破壊光線を切り裂き、砲撃を跳ね返して、ジード達を救った。
ジード「あなたは...まさか!」
ジャグラー「お前は...」
次回
深海融合獣 ディープギャラクトロン達の大攻撃に苦戦するジードとジャグラー。だが、突然現れた1つの光。それに続くように現れた2つの光。果たしてこの時空の運命は。そして艦娘達は。
次回「世界中が俺達を待っている」