要注意団体:放送委員会に関する未確認オブジェクトの報告書 作:來夢檸檬
あぁそうだ、人の答えを盗み見ることだ。
だが、盗み見た相手の答えがそもそも間違えていたら本末転倒だろう?
だったらどうしたらいいと思う?
用紙に答えを書かせればいいのさ。
SCP-○○○○○-JP
怪盗用紙
object class:keter
特別収容プロトコル
当SCPの周囲10m範囲には、いかなる文書も持ち込んではいけません。当SCPの異常性の発動が確認された場合は、担当職員が消しゴムを持ち込み、文章を消した上で、影響を受けた文書を書き直してください。
説明
当SCPは、A4サイズの紙です。
当SCPは、文章が書かれた文書が当SCPを中心とした、周囲10m以内に侵入した場合に異常性が発動します。
当SCPは、周囲10m以内の文書に書かれている文章を奪い取る性質を持ちます。また、当SCPに答えを空欄のまま問題を書き、その答えが書かれた文書を範囲内に持ち込んだ場合、その答えのみを的確に奪い取りし ます。またこの際、誤答の書かれた文書を持ち込んでも、文章は奪い取られません。
また、この際当SCPに書かれる文章は鉛筆やシャープペンで書かれたものであるため、消しゴムを使って消すことが可能です。
以下は実験ログです。
実験ログ:1
当SCPに「1+1=」と記入し、範囲内に「2」「3」「4」「5」と書かれた用紙を同時に持ち込んだ。
結果、当SCPは「2」と書かれた文書から「2」という答えを奪い取りました。「2」と書かれていた用紙は白紙になりました。
実験ログ:2
当SCPには何も記述せず、範囲内に50音を全て書いた文書を1枚持ち込んだ。
結果、当SCPは50音全てを文書から奪い取りました。元の文書は白紙になりました。
実験ログ:3
当SCPに「SCP-682の終了方法」と記入し、範囲内に過去にSCP-682に行われた終了実験の計画書を持ち込んだ。
結果、当SCPはどの文書からも文章を奪い取らず、全ての計画書は元のままでした。
実験ログ:4
当SCPに「SCP-001-JPの正体」と記入し、範囲内にSCP-001-JPの候補文書を全て持ち込んだ。
結果、【データ削除済】。
補遺1
当SCPは、○県○市の学校で、「書いた答えが消える」という噂が流れたことで財団が認知し、その用紙を使用していた「s君」から用紙を回収することで収容されました。また、この「s君」は要注意団体:放送委員会のメンバーの1人の息子であることが判明しています。
「s君」は、親にこの用紙を貰い、「この用紙に知りたいことを書けば、用紙がいつか教えてくれる」と言われていたようです。
「s君」含めた学校全体にはcクラス記憶処理を行いました。
補遺2
現在収容されている用紙の他にも、当SCPと同じ性質を持った用紙が存在すると考えられています。
補遺3
20××年○月、当SCPの影響範囲内に別のSCPの文書が持ち込まれた際、その文書の内容が全て奪い取られました。当SCPを確認すると、1枚の用紙に全ての内容が文字を小さくした状態で記入されていました。これを元に、無記入の当SCPの影響範囲内に広辞苑を持ち込む実験が行われました。結果、「編集済」という結果に終わりました。この実験を最後に、当SCPに対する実験は凍結されています。
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当小説は非公式のSCP記事です。