東方白宙道〜Hundreds of Millions Wax PTERA〜 作:プルプルマン
場所は「妖怪の山 秘密の廃駅」みたいなものをイメージしています
3面テーマ曲は、
【霊峰に鉄の轍を】
どんな曲かは皆様の思い思いで
とっとこ走るよ人の噂
自らを道祖神と称するよくわからないやつ、塞神ウズメとよくわからないまま勝負し、よくわからないまま勝利した霊夢と魔理沙。
果たして、2人の選んだ道は異変解決への直通路か?
はたまたは、まったくの反対方向へ向かってしまうのか?
『イタタ…逃げ惑う善良な魔法使いに、なにも亜空穴まで使って追いかけることないじゃないか…』
『どの口が言っているのやら…今度閻魔が休暇で来たときに聞いてみたら?自分がどれだけ善良な魔法使いか。』
『遠慮しとくぜ。その場で地獄に落とされるかもしれないからな。二千年間ぐらい。』
『あんたの場合、地獄に辿り着くだけでそのぐらいかかりそうね。』
『まだそんなに咎は背負ってないぜ。』
『いずれは背負うの?』
そんな希望も夢もあったものではない会話を交わしながら飛んでいると、目の前の木々に隠されている赤茶けた物体が視界に入った。
『あら?今のは…』
霊夢がよく確かめようと停止した瞬間、当たりの木の葉をざわざわと揺らしながら、季節はずれの向日葵を抱えた妖精が三匹飛び出してきた。
向日葵妖精たちは皆揃って早速スピードの速い米粒弾をワインダー状に繋げて放ってくる。
『あーあ もう!めんどくさいわね!』
『あの向日葵どっから持ってきてるんだろうな?まさか幽香のとこから持ってくるわけにもいかないしな〜』
霊夢はちょっと腹を立て、魔理沙は変わらず呑気に己の道を行っている。
2人はワインダーの進路を避けつつ、弾幕で対抗し始める。
しかし、えてしてこういう妖精は普通の個体よりも硬くて強いものである。
中には中ボス顔負けの手強さを持つものもいるという。(ていうかむしろ大妖精クラスなら中ボスやってる)
この三匹も例外ではなく、異変の影響を受けて活性化していることも相まって、意外なほど素早く動いて弾幕を放ってきている。
さらには、三匹の弾幕に刺激されたのか、他の妖精たちもいつものごとく、どこからともなく大量に集まってくる。
『おいおい、こりゃちょっと面倒だなぁ。』
などと言いながら既に魔理沙は妖精たちを撃ち落とし始めている。
『まったくね。今まで影も形もなかったのに、どっから湧いてくるのかしら?魔理沙、あんたが相手してあげたら?私はその間にチャチャっと守矢神社まで行ってくるから。』
『面倒だからって私に押し付けるのはいかがなものかと思うぜ。』
『しょうがないわね〜』
不満をぼやきつつ霊夢も妖精たちを撃ち落としてゆく。
辺りの木の葉を散らし、小枝を服の裾に引っ掛けながら次々に飛び出して来る妖精たちを蹴散らしながら、霊夢たちは気づけば何やら森が開けた、赤錆びた鉄や一定の大きさに切りそろえられた腐りかけの材木が転がっている場所に迷い込んでいた。
妖精たちをあらかた撃ち落とした後、改めて周りを見渡す。
『あら?どこに迷い込んだのかしら?』
『ゴタゴタしてるし、ゴミ捨て場じゃないか?』
『あんたの家もこんなもんじゃない。』
『なんだと〜 』
魔理沙が何やら怒っているが、気にしないことにしよう。
それが一番いい。
それよりも、さっき森の中で見た赤茶けた物体は恐らくここにあるものと同じ錆びた鉄だろう。
しかし…なんでこんな見たことのないガラクタばかり転がっているのだろう?
そして…あのでかい縁側のような建物はなんなのだろう?
その建物は、幻想郷の住民である彼女が知るはずもないであろう駅のホームであった。
霊夢が自分達のいる場所に疑問を持ったそのとき、秘密の廃駅の主の声(と、思われる)が響いた。
次回中ボス
登場人物
閻魔
かなりヤマザナドゥ
向日葵妖精
そこそこ強い
幽香
パーフェクトフラワーマスター