東方白宙道〜Hundreds of Millions Wax PTERA〜   作:プルプルマン

48 / 56
ポケットモンスターDPがリメイクされましたね。
今作はストーリーが中々のもので、四天王辺りからレート戦でもやってんのかコイツらは…って感じでした。
後、多分化石掘りはスムーズ化されすぎてやっていると時間が溶けます、お気をつけて。


くろまく〜

『いや、参った参った。私達の完敗だ。後戸の神が背後を取られちゃいい笑い話だわ。』

再びどこからともなく現れた椅子に腰掛けた隠岐奈が困ったように笑いながら首を振る。

『ぐぬぬ〜摩多羅神様と一緒でも勝てないとは…貴方達ホントに人間?』

『ああ、霊夢は知らんが私なら少なくとも今はまだ人間だぜ。』

『怪しい…』

桑子がジトーっとこちらを見る。

はぁ…魔理沙が妙に含みのある言い方をするものだから私までが変な疑いをかけられている、いい迷惑だ。

『私は人間よ。生まれも今も、多分死ぬ時も。…ところで、そろそろ教えてくれない?』

目に見えて桑子の体が震え、突然張り付けたような笑顔を浮かべ始める。

『や…やだなぁ。何のことやらわからないよ。うん、』

わからないのも当然であろう、何しろ私は何のことかなどまだ一切言っていないのだから。

しかし、そうにもかかわらず体を硬らせているということは何かしらの思い当たる節があり、尚且つそれについてあまり問われたくないということだ。

『もう1人、あんた達の他に裏から糸を引いてた奴がいるでしょ?そいつがどこにいるのかってことよ?』

『どこにいるかなんて知らないよ〜や…やっぱりそもそもそんな人居ないよ〜』

嘘を吐くのが下手過ぎる。

これでは一切世間を知らない生まれたての雛鳥でも騙さないだろう。

『そうだな〜そろそろ教えてもらわないとな、うん。』

そして魔理沙、あんたも見栄張ってさりげなく嘘を吐くんじゃない。

気づいてなかったでしょうに。

まぁなんにせよここで2人に聞いておかねばならないことは事実だ、隠し通すのならその時は…

霊夢が黙ったままお祓い棒を右手でヒュンヒュン振り回す。

『ぼ…暴力反対〜』

その場に、突如声を上げた者がいた。

『まぁ待て、博麗の巫女よ。お前たち2人の探し求める相手はこの空に伸びる道を進んでいった先で待っている。』

『摩多羅神様⁉︎そんなこと言っちゃって良いんですか⁉︎私に協力してくれた良い人なのに…』

『…お前は少し相手を疑うことを覚えるべきだな。平和ボケも悪くはないが…さて、今教えたことは敗者から勝者への贈り物といったところだ。信じるならそれでよし、信じないならそれもよし。好きにすると良い。それじゃあ私は帰るとするかな。』

そのまま隠岐奈は桑子の背中に消えていった。

たちまちその体から放たれる妖気が収まり、どこにでもいる妖怪クラスへと収まった。

『え、えーっと…せいぜい琴姫さんに殺されないように気をつけることね!』

三下じみた捨て台詞を吐いて桑子はどこかに飛んでいってしまった。

その場に残されたのは霊夢と魔理沙のみ。

春夜の空はさらに冷たさを増し、2人はおろか満天の星空さえも震え凍えるようであった。

 

桑子と隠岐奈が敗れた後の事…その後も霊夢と魔理沙は飛び続けていた。

程なくして一旦止んだ星弾の雨が再び降り始め、2人の行手を阻んでくる。

これもさっき桑子がその名を口にした琴姫とかいう奴の攻撃なのだろうか?

たしかに、ギラつきを増したようにも見える道を進んでいくうちにどんどん強い妖気を放つ存在が近づいてきているようではあるが…

『なぁ、霊夢。一応聞くがお前はなんでもう1人黒幕がいるって気づいたんだ?』

『そうねぇ…あの2人、もとい1人と1柱を倒しても今下に見えてる道に全く影響がなくて怪しかったのも1つあるけど、やっぱり勘ね、うん。』

なるほど、また勘でとか言うと思ったが、意外と真っ当な根拠はあるんだな。

それでも突き詰めれば勘ということになる様だが。

魔理沙が納得していると、右肩スレスレを1つの星弾が通り過ぎていく。

おっと、相手も見えないとはいえ、今私達は攻撃されてるんだったな。

集中集中。

しかし、相手が見えないというのは本当に調子が狂う。

どんなに手応えの無い妖精であろうと一匹もいなければ異変解決をしている気がしない。

やはり、枯れ木でも無いよりかマシなのだ。

飛び続ける2人が反撃しようにもできない星弾に辟易していたその時、ようやく弾幕の源が姿を現した。

『やっぱり、ただの使い魔なのか。じれったいわね。』

『だけど、さっきのパターンにのっとるともうすぐ琴姫の元へ辿り着けるってことにもなるぜ?』

『そんなに単純だったらいいけど…』

霊夢と魔理沙にとって元が見えてさえいればこの程度の弾幕がへでもないことは少し前に証明済みだ。

舞い踊る白い蛾をカラフルな弾幕が撃ち抜いていく。

数日前にも見たような光景ではあるが、なんとなく何かが違うと感じるのはやはり使役する主人が違うからなのだろうか?

答えは見つからないうちに立ちはだかる使い魔は数を減らし、やがて最後の一匹も魔理沙の攻撃が掠り、弱々しく漂って姿を消した。

攻撃はもう来ていない、夜空は静かであった…ほんの少しの間だけ。

 

『天蓋に横たう潔き地に、如何なる用でお参りか?』

突如、聞きなれない声が響いた。

どうやら最後の黒幕が姿を現したらしい。




最近、ようやく本棚を購入し、積んである本の整理ができそうです。
とりあえず並べてみないと全巻揃ってるかわからないマンガもありますので。ジョジョとか

登場人物

桑子
実行犯

隠岐奈
黒幕その1

琴姫
黒幕その2?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。