東方白宙道〜Hundreds of Millions Wax PTERA〜   作:プルプルマン

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一面ボス現る


一面ボスのテーマ曲は
【妖怪楽市妖怪楽座】です
どんな曲かは皆様の思い思いで


商売繁盛招きペルシャ猫

博麗異変解決御一行様たちの前に現れた少女は、古めかしいペルシャの行商人のような服装に、草履という出立ちで、栗色の髪を後ろで結んで、所謂ポニーテールにしている。

彼女の座る絨毯を撃ち落とした張本人、魔理沙は悪びれもせず、

『おいおい、なんだか見覚えのある絨毯だな。まあ、どこで見たかは忘れたけどな。』

などとのたまっている。

それぐらい図太くなければ、幻想郷では苦労するだろう。

それに対しても絨毯少女は商売用であろう笑顔を崩さず、話を続ける。

『いかにも!その通りでございます。確かに、この絨毯は私のものですね。つきましては、大事な絨毯を傷つけた謝意といたしまして、何か買ってはいただけませんか?』

自分から謝意を要求するあたり、相手も大概図々しいやつだ。

どうやら絨毯を操って攻撃させ、反撃で絨毯が傷つくとそれをダシに商談を有利に進めているようである。

阿漕な商売数あれど、割とタチの悪い部類だ。

『よく言うわ、攻撃してきたから撃ち落としたまでよ。』

『まあまあ、そう仰らずに、ほら!このマントなんて突然の冷えによく効きますよ?』

『よく言うぜ、寒いのは亡霊のお前がいるせいなのにな。』

マッチポンプにも手を染めていた絨毯少女は白々しく顎に手を当てて悩んでいるようにも見える仕草をとる。

『むむむ、中々手強いですねぇ お客さん。』

『だいたい、あんた誰なのよ?』

絨毯少女はペコリと会釈をして言った、

『おっと、大変申し遅れました。私はしがない商売人の

越後屋 瑠璃橋《えちごや るりはし》

と申します。

騙された方が馬鹿というモットーで商売をさせていただいておりますので、以後 お見知り置きを。』

どうやら見てくれ通りかなり悪どい商売をやっているやつらしい。

まともな人間には歓迎されるような訪問者ではないことは確かだが、それでも霊夢にとってはかなり嬉しい出会いだった。

何しろ、取り逃がしたおまんまのタネが自らやって来たのだ。

歓迎しないわけがない。

あの絨毯はおそらく、亡霊としての瑠璃橋の構成要素の一つで、傷ついても瑠璃橋の意思ですぐに治るのだろう。

そのことも踏まえて霊夢は口を開いた。

『やっぱりあんた 悪徳商人ね!あんたの商品なんて別に要らないけど…

その上等な絨毯だけそこに置いていきなさい‼️』

どさくさに紛れて絨毯をせしめようとしているあたり、霊夢も瑠璃橋と変わらない悪徳っぷりである。

『あらー やっぱり買ってもらえませんか…ならば仕方がありません。せめて、この絨毯の損害だけでも払っていただきましょう、

お前らの命でな‼️』

対する瑠璃橋も、妖魔としての本性が見え隠れしている。

魔理沙はひっそりと溜息をついて呟いた。

『やれやれ、血の気の多い奴らにも困ったもんだな。』

究極の おまいう である。




次から弾幕ごっこ

登場人物

越後屋 瑠璃橋
(えちごや るりはし)
波斯かぶれの商人(あきんど)
能力 商談を有利に進める程度の能力
種族 亡霊
スペルカード
魔樹「イランイランの木」


テーマ曲 妖怪楽市妖怪楽座

この、いかにも怪しい商売人の正体は、遠い昔東の果てで未練を残して死んだ異国の商人の魂が近代まで栄えていた呉服屋の念と混ざってしまった者である。
自分の構成要素である舶来品の亡霊をふっかけて売りつけてくるが、仮に買って家に置いておこうものなら瑠璃橋に家ごと取り憑かれることになるという、厄介極まりないヤツである。
なお霊夢の予想通り、絨毯はその気になればすぐに治せるらしい。
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