(旧)アリナレコード〜光と闇の小夜曲〜 作:選ばれざるオタクⅡ
まだ読んでない人は先にそちらを読んでもらえると、よりこの小説を楽しめると思います。
待たせたな!!今回はキリカ回です!
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《ほむらside》
おはようございます!(徹夜明け)
いやー第1の魔女は強敵でしたね。
まさか討伐に3日もかかるとは……この暁美ほむらの目を持ってしても見破れませんでした。
戦闘中に見滝原で別行動している私から連絡が入ってしまい、対応しているスキに沙々の体力が尽きて倒れてしまった時はもう…焦りましたね。
それもこれも全部試走の時*1よりもアダムが強くなっていた事が原因です。
織莉子、キリカ、沙々+ガギエルとその他の魔女、それに私のドリームチームでも三日かけて削った後に命がけの超火力戦法でなんとか瀕死に出来るとか普通の魔法少女だったらまず勝てないでしょ。(普通の魔法少女は南極の氷山を壊したりしない)
まぁ、それでもアダムはエヴァシリーズの魔女の中では動きが遅く攻撃が少ない防御型寄りなので、普通の魔法少女でも死にはしないでしょう。(逃走を第一に考えた場合)
兎にも角にも、これで『S2機関』こと固有魔法『永久機関』を手に入れることが出来ました。
これで様々な武器の超強化が可能になりますね。楽しみだなぁ!(クルキチ研究員)
あ、ちなみに他のエヴァシリーズの魔女にはS2機関は無いです。コアはありますが、ただ単に弱点になってるみたいですね。
なのでガギエルのコアでS2機関の研究を進めるとかは出来ません。だからアダムを仲間にする必要があったんですね。(まったく意味をなさない例の構文)
それとアダムを連れてくる事にはもう一つかーなーり重要な意味があるのですが……
おっと、そろそろ織莉子達が起きるころです。
起こすついでにちょっかいかけに行きましょうかね。適度な嫌がらせは友好度を深めるコツです。
ただ単に礼儀正しいだけじゃ他人行儀になってしまいそれ以上の発展は見込めません。急接近する為には多少常識はずれでも相手に強烈な印象を残す事が大切なのです。
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《キリカside》
コツン
コツン
コツン
コツン
廊下から誰かが歩く音が聞こえてくる
ふわぁ……今何時?むにゃ、うーんそろそろ起きるかな
コツン
コツン
コツン
コツーン
廊下の足音が止まった。でもまだ寝てたいから寝返りをうつ。
あ、織莉子だ。まだ寝てる。ふへへぇ……織莉子が寝てる姿はいつ見ても癒やされるなあ。
そんな事を寝起きのふわふわした頭で考えていたら、ドアが勢いよく蹴破られる。朝日が廊下の窓からドアを通して部屋に差し込んできて、ちょうど逆光のような状態となり来訪者のシルエットを黒く染め上げる。
「おーいねぼすけども〜!3秒以内に起きてこねぇとドタマぶち抜くぞぉ〜」
そのシルエットは特徴的な巻き舌気味にそんな事を言いながらコチラにバズーカを向けてくる
「はい、い~ち」
チュドーン ドッカーン
「いや、2と3は!?!?」
「知らねぇなぁ〜
コイツ……さり気なくアレンジを加えて原作以上に面倒なヤツになりやがった。
「それにしても、今のを防ぐのか…なるほど。ただのねぼすけじゃあ無いみたいだなぁ?」
コイツは1セット鉄板ネタが終わったのにまだ松平のマネして巻き舌で喋ってる。微妙に似ていないのが余計腹立たしい。
織莉子に当たっては不味いから咄嗟に変身して受け止めたけども、クッソ目が痛い。コレこの前の催涙スモークグレネード!?同じの使うなよ。
「ゴホッ…ゴホゴホッ……ちょっと!またなの暁美さん!?」
「あーあ、後ろまで煙がだだ漏れで織莉子が起きちゃったじゃない…かッ!!。」
取り敢えず
「当て身!」
しかし、時止めによる瞬間移動で後ろにまわられ背後から一撃。ふいうちは威力8倍!あっさり私は意識を手放してしまった。
「ふっ…やはり、我が『静』なるスタンドハイエロファントグリーンこそキサマを始末するのにふさわしかったな……」
うるせぇ、それはスタンドじゃなくてただの武術じゃねーか。あと、始末されるべきは織莉子の快眠を邪魔したお前だからな。
うっかり聞こえてきたセリフについツッコミを入れてしまったが、今度こそ私は意識を手放した。当て身を受けたら意識を手放さなくてはならない。古事記にもそう書いてある。
「んで、朝ごはんは?」
たっぷり10秒ほど意識を手放したのち、私は復活した。魔法少女だからこの程度の打撃はなんとも無い。ほむらも加減してくれてたしね。
それとコレとは話が別。朝ごはんは一日の元気の源なんだ。元気が無かったら織莉子を守れない。最重要案件
「はいはい、キリカには暁美スペシャル作っておいたからさっさと着替えて寝癖直してから食べなさいよ。」
「はーい。」
さっきのネタもあってどっかの副長の犬の餌を連想してしまうが、あんな油の塊なんかと違って暁美スペシャルは最強に美味いぱーふぇくとな料理だ。
スーパーとかコンビニとかで売ってる小さい5個入りのアンパン、アレをフォークでめった刺しにして穴まみれにしたら、
卵に牛乳と砂糖を溶かして混ぜたヤツに浸して、
バターを溶かして塗ったホットサンドメーカーに並べて、
残った溶き卵も入れちゃって、挟んで焼いたモノ。
簡単に出来てめちゃ甘でうまうまな最強の食料だ。魔法少女じゃなかったら糖尿病まっしぐらの超カロリーの塊でもある。
南極でもそのカロリーは大活躍した。アダムの攻撃からホットサンドメーカーを守りきって食べる暁美スペシャルは美味かったなぁ…
他にもほむらは南極で色んな料理をホットサンドメーカーで作ってくれたりした。
まぁ、それはともかくさっさと変身を解除してパジャマから着替える。
「暁美さんってアホな事してると思ったらいきなりお母さんみたいな事言い出すの本当ずるいと思う。」
「あら?織莉子も言うようになってきたじゃない。わたしゃ嬉しいよ」
「え?アホの部分にはノータッチ!?」
織莉子もほむらと話してる間に準備が終わったので朝ごはんを食べに行く。
「あぁ〜?もう!遅いですよ織莉子!キリカ!わざわざほむら様のお手を煩わせるなんて言語道断!ガギエルちゃんの餌にしてあげましょうか!?」
ダイニングテーブルにはそれぞれの朝ごはんが並べれており、既にさささささが座ってた。
口ではこんな事言っているが、ほむらと会った日の内にコイツは『仲間への攻撃禁止』命令がされているから実際は脅しにもなっていない。
というかコイツも本気で言ってない…と思う。ま、あんな激戦を一緒に潜ったんだから多少はコイツの中でも仲間意識が芽生えてると信じたい。
「ん?さささささ、そのクマどうしたの?」
「私は
「あぁ、沙々は私の作業を手伝ってもらったのよ。確かに沙々にはちょっとハードな徹夜だったかもしれないわね。」
「えぇ……私達が寝てる間になにしてるのよ……」
「ケアル」
ほむらがお得意の魔術とやらを使うと、みるみるうちにさささささのクマが消えていく。
「にゃひひひ……あ゛〜♡ほむら様の魔力がわた私の中にぃぃ〜〜ふひゃぁ♡」
「うっわ気持ち悪」
それと同時にさささささの顔も悦楽に歪んでいく。うるさいし本当に気持ち悪い。
「へぇ、魔術ってドラクエ呪文だけじゃ無いのね。」
「別にホイミでも良いのよ。そこに性能の差はほぼ無い……というかほとんど同じモノね。
なんとなく日常の一場面でほむらの謎が解明されていくのもこの共同生活の面白い所だったりする。もはやほむらって存在がエンターテイメントだからね。
ちなみにほむらとさささささはご飯に味噌汁、酒の塩焼きの和食スタイル。私と織莉子は洋食スタイルだ。(別に和食でも良いんだけどね。)
皆が席についたので食事のあいさつ「「「「いただきます」」」」
うん。おいしい!
暁美スペシャルはこのままでもドチャ甘で最ofの高なんだけど、私はコレにさらにメープルシロップをドバドバかけて甘みを加速させる。
身体をある程度自由にできる魔法少女にしか許されない禁断の甘味だ。
うーん……この背徳感がヤバい。朝からこんなモノ食べれるなんて魔法少女様様だね。
「うげぇ…またそんな悍ましい食べ物のようなナニカを錬成して……見てるだけで吐き気がしてくる…うぷっ」
さささささがなんか言ってくるけど気にしない気にしなーい。
甘味は
「今日は皆でエヴァを見るわよ。」
朝ごはんを食べた後、唐突にほむらが言い出した。
ほむらが言うには「これからエヴァシリーズの魔女達を仲間にしていくのだから最低限TV版は観ておきなさい」だってさ。
おもしろそうだけれども、盾の中からDVDが出てきたのはなんで?しかも全巻、旧劇と新劇も揃ってる。
なんか聞いたら他のアニメや映画とかもポンポン出てくるあたり、あの盾の中ってレンタルショップを開けるぐらいの種類の在庫があるのでは?キリカは訝しんだ
「で?ここは確か空き部屋だったはずなのだけれど……」
「勿論改造したのよ。やっぱり見るなら大画面で見たいじゃない?」
盾の中身なんてどうでもよくなるくらい頭がおかしい代物が出てきた。
昨日までは確実に何も無かったハズの部屋が何故か立派なシアタールームになっている。
いやまぁ、確かにこの家にあっても違和感無いけどね?地下室にワイン貯蔵庫があるぐらいだし。
「ここ私の家なのに……」
「あら、ちゃんと許可をとったじゃない。『空き部屋なら好きにしても良いって』」
「私は自室として使う事を想定してたのだけれど……」
しかも許可を出したのはさささささの部屋の話の時っていうね。
ほむらの想定外の行動に織莉子が早くも諦めムードだ。
うーん……いつもなら織莉子を困らせた判定で今すぐにでも飛びかかってる所だけれども
本音を言うと私も皆でわいわいエヴァを見てみたい。
「ま、一回使ってみようよ織莉子。もとに戻すかどうかはそれから決めるって事で。」
なんかさささささが信じられないようなモノを見る目でこっちを見てきてる。
いや、だってエヴァ見るのはこれからを考えると必要じゃん!私は常に織莉子の為になる事しかしないよ!?
とは言ったものの、流石に最初の衝撃を上回る物が出てくるなんて思ってもみなかった。
『ドアを開けるとそこには映画館が広がっていた』なんて、誰が想像出来るよ。
あ、織莉子の予知ならワンチャン……まぁ、今は魔力節約の為にoffにしてるんだけれどもさ。
ほむらの解説だと、どこかの映画館に繋がってるワケじゃなくてココに映画館を作ったらしい。ワケがわからん。サイズ的に明らかに織莉子の家突き抜けてるんだけど。
外に出て確認してみたけど外見は一切替わっていない。つまり、普通の部屋のサイズの空間にあの映画館が広がっている事になる。
「」
絶句。驚きで何も言葉が出てこない。一体いつからここはトリックアート美術館になったんだろう?
「時を操るという事は空間を操るという事。この部屋は私の盾の収納の技術から派生した空間拡張魔法で広げているの。」
……魔術って本当になんでもアリなんだね
※〜魔法少女視聴中〜※
ヤシマ作戦が終わったあたりで一旦休憩という事になった。初見の織莉子がいる以上、慣れないウチに一気に見ても頭痛くなるだけだしね。
いやぁやっぱりラミエルはシンプルに強い。このわかりやすさが知名度にも影響してくるんだなぁ……え?ゼルエルのビームの方が強い?
そら(最強の拒絶なんて持ち出してきたら)そう(なる)よ。
そんな事を話しながら私達は散歩(とついでに
瞬間。
轟音
爆発
衝撃
赤い閃光が煌めき私達めがけて一直線に飛んでくる。咄嗟に織莉子の前に出たが、怪光線はちょうど家と道路の境界あたりに発生した青い光を放つバリアに阻まれて特有の十字の爆発を生じる。
その衝撃で道路は見るも無残な姿になり、対してバリアを挟んだ私達には音と強風が来たのみ。
このバリア何で出来ているんだ……というかこんな防御設備織莉子の家に無かったハズなんだけど
その数秒後、爆発による煙が晴れた後に私達が目撃したのは見滝原の中央街を二足歩行で闊歩する巨人だった。
のだが、巨人というにはパーツがおかしい。
頭部にあたる部分は無く、かわりに首の付根の部分に白い仮面が取り付けられている。
胴体も肋骨とそれに守られる大きな赤いコア以外は黒の筋肉で構成されており、その肋骨は鰓のように蠢く。
手足は細長く、肩は異常に隆起している。
その巨人の仮面の目はコチラを向いており、一歩でもバリアの外に出れば『また撃つぞ』という気迫を感じた。
しかし破壊されている街のようすは変だ。確かに街自体は見滝原なのに、人っ子一人いない。
さらに、空は毒々しい赤紫色の雲に覆われている。
「サッ……」
信じられない
「さ?」
ほむらがにやにやしながら顔を覗き込んでくる。うっわ、ほむらの煽り顔くっそ腹立つな。
「サッ……サササッッ…サッッ……ササササササササササササササササ」
思わず目の前のソレに身体が震えてくる。動悸が激しくなり身体がスマホのバイブレーションのようにガタガタ振動する。
「呼びました?」
「いやアンタじゃ無いよ!だってアレ……サキエル
私の絶叫が虚しく魔女結界へと変貌した住宅街に響き渡る。
いや、ちょっと待って。え!?いや薄々予想はしていたけど本当!?
推しの姿をした魔女に会えるなんて本当にどんな奇跡だよ!?
あ、いや!!サキエルパイセンに向ける感情は織莉子のとは別物だからね!?!?
というかそもそも二次元の存在に向ける感情と現実の存在に向ける感情が同じなワケが無いだろいい加減にしろ!!
「はっはわわわわっわわわわくぁwせdrftgyふじこlp」
やばい、ちょっとあまりにも脳内で感情が爆発してまともな言葉が喋れない。
「キリカが限界オタク化してる……あんな初号機の暴走であっさりやられちゃったヤツに対して?」
「キリカ……」
うべぁ、待って織莉子。誤解だよ!!そもそも本編サキエルは私にとってあんまり重要じゃなくって、真に好きなのは
「ん?ちょっと待って。もしかしてキリカが想像しているサキエルって……まさか二次創作の最初に逃げたアレ?」
YES!YES!YES!!よかった。ほむらは知っててくれた。
「そう。サマエルになったあの」
「細胞の…」
「そうそう、投げられるオーストラリア大陸」
「そう……アレは良かったわよね。私が知っているエヴァ二次創作の中で最高傑作の一つよ。」
やっぱりほむらは話が合うなぁ!!
そんなやりとりを続けてたら沙々の部屋の窓からガギエル(ミニサイズ)が飛び出してきた。
「縺昴≧縺?縺昴≧縺?」
「ガギエルも『そうだそうだ』と言っています!」
うーん…ラドンさん?
沙々がボケてくれたりしたことで、どうにか落ちつく事が出来た。
というかガギエルも知ってるのか……魔女ってなんだっけ?魔法少女時代の記憶って残るもんなの?
「まぁ、なんにせよアレと違ってこのサキエルは逃げたりしないから、問題なく倒せるハズよ。取り敢えず詳しい事を説明をするから着いてきなさい。」
とにもかくにもまずはほむらから色々聞かないといけない。
「で?キリカ。コレはどういう事なの?」
私は必死に織莉子に弁明しながらほむらの後をついて行った。途中でよくわかんないエレベータに乗って地下に行ったりしたけど、
☆★☆★☆★
〜♪
ドォンドォンドォンドォンパー↑パー↑
ドォンドォンドォンドォンパー↑パー↑
ンパパ ンパパ ンパパ ンパパ パーパー↑
ンパパ ンパパ ンパパ ンパパ パーパー↓
ンパパ ンパパ ンパパ ンパパ パーパー↑(ミーレドシラソファミー)
ンパパ ンパパ ンパパ ンパパ パーパー↓
ミー↓シー↑ラシレー↑ド↓シッ↓ラー→シー
ミー↑レー→ミソー↑ファミッ↓レーシ→
例の曲が流れる室内、目の前には何度も映像越しに見てきたNERV作戦本部が広がっていた。
オペレーターはホログラムで再現され行き交う報告の声も劇中そのまま再現されており、まるで本当にエヴァの世界に入ったかのようだ。
私は今何故かその作戦本部、MAGIの上に位置する総司令席に座っている。
勿論、サングラスをかけて白い手袋をつけ例のゲンドウポーズをしてポーカーフェイスをしているが、内心感動しすぎてトンデモナイ事になってる。
「目標を映像で確認。
オペレーターのシゲルさん(ホログラム)の操作でメインモニターにデカデカと黒い怪物が映し出された。本当、芸が細かいなぁ…。
「15時間ぶりね。」
後ろにたっている織莉子がそう呟く。手元にある台本どおり。
私はニヤリと笑って答える
「あぁ、間違いない。『魔女』だ。」
「ハイ、カット!!」
ほむら(映画監督コス)の声とよくあるカチカチならすやつの音が響き渡ると、さささささが操作した端末によってオペレーター達のホログラムが消されていく。アレさささささが操作してたのか(困惑)
織莉子はふぅ…と息をつき、私もサングラスを外して肩をぐりぐりほぐして伸びをしながら総司令席から階段を降りる。
地上では第3の魔女「SACHIEL」が暴れており時々衝撃が伝わってくるというのに、あろうことか私達は呑気にごっこ遊びに興じていた。
まぁ普通に考えて正気の沙汰では無い。
じゃあ何故わざわざ付き合っているのか。それは沙々に軽い洗脳をかけられて物理的な行動が縛られていたからである。
つまり、私達はほむらに無理やりごっこ遊びをさせられていたのだった!!許すまじ暁美ほむらァッ!!(責任転嫁)
まぁ実際はこの作戦本部につれてこられてあまりの改造に吹っ切れた織莉子が言い出したんだけどね
というか浅い洗脳だったとはいえ、無理やり身体を動かされるって結構疲れるね。
でも織莉子の顔を見る限り楽しそうなのでヨシ!(現場ネコ)
「さて、じゃあやることやったし作戦会議の時間よ」
そんなこんなでいつのまにかほむらがミサトさんコスになってる。さっきまで映画監督コスだったのに着替えが早すぎない?
まぁコレも調整の応用だろうけど……なんだろう。絶対使い方間違ってる気がする。コスプレするための技術じゃないってソレ。
なかなか締まらないゆるふわな空気でなんとな〜く作戦会議(という名の説明会)が始まってしまった。
「取り敢えず現状の説明から。昨日第1の魔女ADAMを仲間にしたでしょ?」
「今アダムちゃんは第一ケージに格納されてますねー」
さささささが持ってる端末を操作して外のサキエルが映ってる
えぇ…確かに2号機以降はアダムのコピーだけどもさぁ……
「え゛?第一ケージって……まさかこんな空間がもっと広がってるの!?」
織莉子が頭を抱える。
ここに来るまでにも結構地下通路通ってきたしね…多分明日になったらもっと広がってるんじゃない?(空港のアレみたいに床が動くから疲れてないけども)
ところでコレも空間拡張魔法使ってるのかな?
織莉子の家の土地範囲外にまで広がってたらいくら地下でも違法建築なんだけど……
まぁ認識阻害魔法かけてたらわからないし、ほむらの事だからうまい具合にやってるんでしょ(適当)
「そうそう。エヴァシリーズの魔女達は特別な魔女でね、
アダムが南極から移動、ないしは消滅すると世界中に散らばっているハズのエヴァシリーズの魔女達が共鳴して、
魔女としての行動に一切縛られずにアダムの元を目指す特殊行動をとるようになるの。
それも
この特殊行動時のエヴァシリーズの魔女達は一般的な魔女の常識にとらわれずにエヴァごっこをするために全力を注ぐ。
わざわざアダムがいる、もしくは消滅させた魔法少女がいる街全体を忠実に再現した魔女結界を作り出して、
アダムに関わった魔法少女のみを狙って結界に取り込んでNERVの役をさせるの。
今の私達の状態がソレね。」
「縺セ縺√い繝?繝?蜷帙r蛟偵@縺溘▲縺ヲ險?縺」縺ヲ繧ゅ◆縺セ縺溘∪蛟偵○縺溘□縺代〒螳溷鴨縺ョ莨エ縺」縺ヲ縺?↑縺?ュ疲ウ募ー大・ウ縺ェ繧薙°縺ォ遘?#縺ョ驕句多縺ェ繧薙※縺九¢繧峨l縺ェ縺?@縲√お繝エ繧。繧堤衍繧雁ース縺上@縺ヲ繧倶ココ縺倥c縺ェ縺?→縺セ縺」縺エ繧峨#繧√s縺?縺九i縺ュ
縺昴l縺ォ遘?#繧ゅお繝エ繧。縺斐▲縺薙@縺溘>縺」
「ふんふん……どうやらこのエヴァごっこはアダムちゃんを倒した魔法少女への試練みたいな感じらしいですね〜。『まぐれで勝っただけの奴には私達の運命を任せられない』らしいです。」
「なんかアダムを起こしてからガギエルがよく喋るようになったわよね……最初からエヴァシリーズの魔女達を仲間にした事は無かったからわからないけれど、これも特殊行動のうちなのかしら?ガギエル、その話詳しく。」
私達を置いてガギエル(ミニサイズ)、ほむら、沙々の3人で盛り上がっている。話を聞く限りほむらも知らなかった情報があるらしい。まぁ、魔女の言葉を理解出来る人なんてそうそういないだろうしね……
「つまり一般人の被害は全く気にしなくて良い…と。そういうことかしら?暁美さん」
だんだんと関係ない方向にシフトしてきたほむら達の会話に痺れをきらした織莉子が割り込む。
「ふーん…織莉子が被害とか気にするなんて意外ですね〜〜?今まで邪魔する者は容赦なく殺すイメージしか無かったですしぃ…」
「いや、確かに私は邪魔するのは全員殺すけども、いたずらに死者を増やしたいワケじゃないわよ」
ぐはぁッ!!流れ弾が飛んできた。
まぁ、私も一般人殺しちゃったのはついこの前だったしね(あんなになったのは織莉子のクラスメイトだったってのもあるけど)
でももうそこら辺は大丈夫。
「んんっ……そろそろいいかしら?」
今度は私、織莉子、沙々でわちゃわちゃしてたので、ほむらが咳払いをして話を元に戻す。
「つまり、これから毎日エヴァシリーズの魔女との連戦になるわ。それすなわち魔女が減っているこの見滝原でも短期間で沢山の実戦経験を積めるという事。
今後、他の街に殴り込みに行ったりする以上全員ある程度の戦力は持っていないと厳しい……
よって、このグランドクエスト『使徒、襲来』とも言えるイベントでは―――
☆★☆★☆★
諸々の作戦を立てた後、私は射出場に一人来ていた。
『サキエルの固有魔法は「先駆け」。一番最初に行動するとその行動にブースト補正がかかるアタッカータイプよ。ただ、私達が最初に戦ったのはアダムだから、この「先駆け」補正は無効化されるの。つまり、全員で出ていくと瞬殺しちゃうわけ。なので…………キリカ!!今日は貴方一人でサキエルを倒してもらいます!!』
ついさっきのほむらの発言を頭で反芻してみる。
うん。やっぱり納得出来ないわぁ。別に瞬殺なら瞬殺でいいじゃん。
まぁ、織莉子から頼まれたらやるしか無い。織莉子には極上の勝利を捧げるのが私の喜びだからね。
それにしても作戦本部の他にもこんな場所まで再現してるなんて……
アダムと戦っている間にほむらが呼び出した別次元のほむらが工事してたらしいけど、一体どうなってるんだ?三日でこんな施設が出来るわけ無いだろ。
まぁそれはそれとして、私は指定されたN-15-34射出口に入ると、魔法少女に変身し、装備の最終チェックをこなす。
うん。多分大丈夫。
「キリカ?準備は良いわね?」
備え付けられたスピーカーから織莉子の声が聞こえてくる。
「あぁ。いつでもバッチリだよ!」
「発進!!」
ほむら(ミサトコス)の号令と同時に、足場と上半身が固定されてるカタパルトが物凄い勢いで上昇して私を地上へと押し上げる。
何か叫びながら出撃したかったが、そんな事をしたら舌を噛みそうだ……というのはとあるエヴァ二次創作のシンジ君の談。
それに加えて私は今エヴァでは無く
いや、並の魔法少女でも厳しいなコレ。私がディフェンスタイプの魔法少女で本当によかった。
おかげで脳内で♪テーテッテテーテッテテーテテテテーって発進時の曲を流していられる。
それにしてもつくづくこの地下基地は魔法少女が使う事を前提に作られているなぁ。無駄に広いし。
「地上まで残り300…………200………150………100……75……50メートル!固定ロック外します!!」
あのさささささが真面目にオペレーターとしての職務を真っ当している!?
そんな事に驚いている内に身体をカタパルトに固定していた金具が外れ、地上が見えてきた。
私は事前の作戦通りに射出台の上で脚に力を貯め……地上に到達すると同時に全力で空へと飛び出した。
地上60メートル程の空中に身を躍らせた私がなんとか姿勢を立て直すと目の前には
幸いサキエルよりも高所まで飛ぶ事は出来たが、文字通り目と鼻の先の私に向けて怪光線のチャージを始めている。
空中に飛び出してしまってからは空気を蹴ったりすることが出来ない以上、回避の手段が無い。絶体絶命のピンチ!
――なーんてマヌケな事はない。
「計画通りッ!」
私はサキエルに向けて固有武器の4つのツメを飛ばす。
調整によって強化されたツメは前よりも遥かに速いスピードで飛び出していき、サキエルの胸のコアに突き刺さる。
しかし、いくら調整で威力を増したからといっても流石にこの一撃でコアは破れない。このままではサキエルの怪光線に焼かれてお陀仏だ。
が、それはあくまでも「ステッピングファング」の場合。
私が使ったのは新技の『ステッピングフック』
飛ばしたツメには魔力で編み上げた強靭なワイヤーが繋がっており、そのワイヤーのもう片方は私に繋がっている。
着弾する事でツメに仕込んだギミックが発動し、高速でワイヤーを巻き上げ私を私の身体を着弾地点まで運んでくれるという
アダム戦の前にVTOL機の中で織莉子のムジュラの仮面のプレイを見ていた時に思いついた技だ。
サキエルの近くで空高く飛ぶ事でチャージが必要な怪光線を誘発。ステッピングフックでコアへと移動するのが今回の作戦。
「そして!まだ私のバトルフェイズは、まだ終了していないぜ!!」
現在、右手のツメをステッピングフックで射出しているこの状況で巻き上げが始まれば私は頭からコアへと飛んでいくことになる。
そこで左手のツメに魔力を集中させツメを巨大化させ前に突き出す。
右手からワイヤー越しのツメに魔力を伝わらせてもう一つのギミックを発動。
ワイヤーが回転しながら巻き上げられ、私はワイヤーが繋がっている腕を軸に地球儀のように高速回転を始める。
当然、上空からの落下になるのでワイヤーの巻き上げに重力加速度も加算され更に加速する。
その姿はまさに漆黒の竜巻。
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
工事現場が可愛く思えるような轟音を響かせ、数多の火花を飛び散らせるその光景は、まるでシャムシエル戦でコアにプログナイフを突き立てた時のよう。
どんどんと魔女のコアを削り取っていき、ドリルも深く深く潜り込んでいく。
コアの表面を砕いた事でステッピングフックの巻き上げによる回転を失ってしまったが、ここまで来て無策という事は無い。
腰につけたとある装置のスイッチを入れると、その装置から大量の空気が指向性を持って噴射され、巻き上げ時よりも更に回転の力を強くする。
右手のツメも元に戻し、全力で魔力を注ぎ込み巨大化、強靭化させてさらに威力を増加させる。
「「「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!」」」
耳に付けた通信端末から地下基地で待っている面々の立ててくれた勝利フラグが聞こえてくる。体中に力が漲るような気分だ。
「これで…終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!」
叫びと共にコアを突き抜け地上にスーパーヒーロー着地をする。
見事にコアに大穴を開けられたサキエルは苦しげにその巨体の膝をつくと、自爆を敢行する。
当然、そんな事は百も承知だ。速度低下魔法を発動し、サキエルの自爆を止める。
さて、後は祈りの時間だ。
サキエルはほぼ瀕死。速度低下状態は実質
人智は尽くした。後は天命を待つのみ!
「喰らえッ!!
「
掛け声と共に私はくす玉並の大きさのボールをサキエルに投げつける。(ちなみに私はハイパーボールを信じていない。)
ボールはサキエルに当たるとひとりでに口を開き、中にサキエルを吸い込んでドスンという音と共に地面に落ちる。
1…………
固唾を飲んでボールを見守る
2…………
地下基地の方の音も静かだ。
3…………
お願いします神様仏様無名の神々様ァッ!!ここまでの努力を水の泡にしないで下さい!!
カチッ………
やったー! サキエル を つかまえた!
サキエルの情報が図鑑に登録されます
「「「いよっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」
地下基地からの歓声で耳が痛い。
そんな事言ってるけど、私も飛び上がりたい程に嬉しいんだけれどもね?
サキエルを捕まえたから魔女結界が閉じちゃうのよ。
一応速度低下は使ってるんだけど何分範囲が広いからね……
私が急いで出てきた射出口の出口(マンホール)に入り、魔法を解いた。
―――その後、晩ごはんは私と織莉子とほむらと沙々の他に、ミニサイズになったガギエルとアダムとサキエルも一緒に食べるようになった。
魔女と一緒に食卓を囲むあまりのシュールさに織莉子は考えるのを止めていたけども、魔女達との話は楽しかった。
(いちいち沙々を通さないと何言ってるのかわからない所は不便だけど……)
ちょっと季節外れの鍋が温かい団らんを演出しているようで、ここまで心がポカポカしたのは生まれて初めてだろう。
こんな日常を護るためにも、私達は強くならなくてはいけない。
取り敢えず、明日はシャムシエル戦か。
明日は織莉子と戦えるかな?
★☆★☆★☆
「病院内の隠されたおやつ……おいしかったのです。
あの人達は『何かあったら相談してくれ』って言われたけど、
お母さんの事を言っても何も解決しないのはなぎさが一番わかってるのです……」
☆★☆★☆★
暁美ほむら
・実はアダム戦の時に大量の別次元の自分達が美国家の改造及び地下秘密基地を建設していた。魔法が必要な部分は予めほむらが用意していた魔法の電池的な物で代用している。
・実はアダム戦の時に別次元の自分がマミと一緒に
・ほむら式お友達術はほむらだから成り立っています。
決して実際に試してみようなんて思わないで下さい。
貴方の周りから人が去っていってしまいます。
・暁美スペシャル
かつてとある時間軸にてTwitterを見ていたほむらがとある人の動画に影響された結果、出来上がったカロリーの化け物
その動画→https://twitter.com/ly_rone/status/1198200184624148480
ほむらは暁美スペシャルだと言い張っているが、実はこのリロ氏がいない時間軸の時のみ、そう呼称してます。
・え?調整ってコスプレの為の技術でしょ?
(マギレコの衣装キャラ達を眺めながら)
美国織莉子
・やっぱり最大の被害者
・もはや様式美
・今回出番無かった。
呉キリカ
・主人公回だったよ!やったね!!
・サキエルパイセン→https://syosetu.org/novel/241062/
・うーん……思っていた以上にエヴァオタ化させてしまった。
コレが後に響かなければいいが……
優木沙々
・オペレーターとしてほむらの補佐をする事で空気化回避に成功!やったね!!
・ほむらと一緒に徹夜で
・デカイ相手には剣盾のダイマックスのボールになる機能を作るのが一番時間がかかったらしい。
・使役している魔女と会話が可能(←有能)
第6の魔女GAGHIEL
・前にも書いたと思うが、エヴァシリーズの魔女の中で最も二次創作が好きだった少女の成れの果て
・よってサキエルパイセンの事も知ってるし、というか実際にサキエルパイセンって言ってたりする。
・アダムが目覚めた事で普通の魔女からエヴァシリーズの魔女として覚醒したので自我を持っている。他の魔女たちもそう。
・身体はそのままにサイズをミニにする事が出来る事が判明
第1の魔女ADAM
・防御特化故に戦闘に出すのは難しい。
・第1ケージにておねんねしてる
・鍋の時はガギエルと同じように身体を変えずにミニサイズになった。
第3の魔女SACHIEL
・偉大すぎる先駆者様のせいで二人から崇め奉られていて困っている。
・固有魔法は「先駆け」
何か一番最初に行動した時に超絶ブーストがかかるが、それ意外では効果は消えてしまう
・勿論考え方によっては何処から数えて最初なのか、定義が異なる曖昧な魔法なので
使い方次第で割と簡単に発動出来たりする
・生前の姿は、黒を基調とした着物にサキエルの仮面を斜めにつけた白髪幼女
・身長もみゃーこ先輩と同じぐらい
・みゃーこ先輩と同じで高校3年生だった
・無口ロリ
・固有武器は光のパイルだが、腕から突き出すよりも分離させて打撃武器として使った方が強かった。
・チームの旅行で浅間山に行った時、道中飛び出してきたイノシシをしばき倒して煮込んで喰った事がある。おいしかったらしい。
・頼れる特攻隊長
・かなえの姐さんと張り合える程の姉御肌
だいたいのことは背中で語る。
・でもかわいい
反則かよ