(旧)アリナレコード〜光と闇の小夜曲〜   作:選ばれざるオタクⅡ

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―――誰かが言った。「あの日以来、私達の日常は崩れてしまった。」

―――誰かが言った。「今までずっとうまくやってきたのに」

―――誰かが言った。「あぁ、大人しくコソコソ隠れてかつての同族の成れの果てを狩り続ける日々が懐かしい…」




―――ナニカが言った。
「ナイフで刺しても、火で炙っても、水に沈めても死なないなんて……気持ち悪い」

―――ナニカが発表した。
「”願い”によって変えられたモノは私達人間ではどうしようも出来ない」

―――ナニカが叫んだ。
「ふざけんじゃねぇ!!俺らの街から出ていけ!!この化けモン共がァッ!!」

―――ナニカの組織が発表した。
「魔法少女は社会を崩壊させかねない危険分子である」


新生アリナレコード  プロローグ
前奏曲(プレリュード)


 あの子が魔女になってもう6年が過ぎた。

 月日が経つのは速い。特に、こんなやることもほぼ無いような暮らしをしていれば。

 

「待って……話しを聞いて……」

「うるせぇ!!誰が待つかってんだ!!テメェらのそのちゃちな宝石を砕きゃあ俺らはたんまり金がもらえるってんだからよォ!」

 

 と、昔を懐かしんでいたら外から怒鳴り声が聞こえてきた。

 辟易としながらも、そういえばアレが最後だったな…と思い出した。

 仕方ない。少々億劫だが様子を見てみることにしよう。

 最後を見届ける責任が、私にはある。

 安楽椅子に座ったまま腕をおもむろに持ち上げると、そのまま横にスワイプする。

 空中にタブレットがあるイメージだ。

 すると、空中に魔力で出来たモニターが現れ、とある都市の大通りが映し出される。

 映像によると、どうやら筋骨隆々でガラの悪い大人達が集まっている。

 その中心には涙を浮かべながら許しを乞いている一人の少女の姿が、

 大通りのど真ん中なのだから通行人はいる。……が、誰一人として少女を助けようと動くモノは居ない。

 それどころか、男達を遠巻きに見つめ、少女の最期を今か今かと待ち望んでいる。

 

パリィン

 

 私が何をするまでもなく、男達は恐怖で動けなくなった少女の(ソウルジェム)を砕いた。

 その破片は、ドス黒く濁っており魔力も尽きていたであろう事がわかる。

 まあ、わかった所でどうにも出来ないのだが

 

 さて、これが、今のこの世界の日常だ。

 一体、何故私はこんな時間軸にまだいるのだろう…?

 

 決まっている。彼女と交わした約束を守るためだ。

 

 

 

『ゴメンね…?ほむらちゃん

 最期のワガママになっちゃうんだけどね…

 ほむらちゃんには、皆を信じてほしいんだ。』

 

 あの時の、私のなかで少しずつ冷たくなっていく彼女の身体

 

『…私はここでおしまい。それに未練は無い。

 でも、私が出会って変えていった魔法少女は、人間は、この世界は、

 私がいなくなっても続いていくんだよ。』

 

 弱々しく震える手で、最期に撫でられた頬の感触が蘇る。

 

『だからさ、ほむらちゃんには見ていてほしい。

 ほむらちゃんの事だもん。きっと、色々と皆の手助けしちゃうんでしょ?

 でも、それは駄目。

 私は人間が自分たちの力で前に歩いていく世界が見たい。

 その為の力は育てたから……

 だから、

 だから何もしないで、ただここから世界を見ていて欲しい。

 何が会っても、皆を信じて見守ってて欲しいな。』

 

『それが、まどかが望む事なら…』

 

 

 

 その結果が、コレだ。

 

 魔法少女達は魔女化を克服しインキュベーターのシステムから独立した後に、その存在を世間に主張し、自分たちのおかげで人類は発展してきた事を発表した。

 その結果待っていたのは、おぞましき「第三次世界大戦」

 

 世界各国が、自国の魔法少女を兵として使い、戦況は泥沼化

 かつてのフランス(たると☆マギカ)が現代に蘇ったかの如き惨劇が5年間続いた。

 最終的には、()()と私が育てた優秀な魔法少女が多かった日本が勝利し、

 世界は『日本政府』改め『地球政府』に統一された。

 

 しかし、この対戦で甚大な被害を受けたのは他でもない地球政府自身

 人類の総人口は1億人程度まで激減し、数多の文化が消え去ってしまった。

 そんな政府が疲弊しきった民衆からの支持を得るために牙を向けたのが、散々協力してきた魔法少女達

 

 政府は彼女達の肉親や親友等を人質に取り出頭を命じ、大勢の聴衆の前で公開処刑を初めた。

 あまりにも非人道的な行為だが、異を唱える者は誰も居ない。

『魔法少女がいなかったら、我々はこんなにも多くの血を流さなくてよかった』

 誰もが、政府のその言葉に納得した。

 魔法少女を悪だと決め、虐殺を繰り返していった。

 5年間の大戦争は人々の心を壊してしまっていた。

 

 それから約一年……政府に飼われている魔法少女以外はさっきの少女を除いて全滅した。

 つまり、先程の少女が最期の希望だったのだ。

 

 だからこそ祈っていた。

 少なからず応援していた。

 何か奇跡が起こるはずだと、信じていた。

 

 しかし、現実はあっけない幕切れ

 なんの特別性も持たない、ごく一般的な”人間”によって”魔法少女”は滅ぼされてしまった。

 

 

 

「はぁ…」

 私はため息を吐いて安楽椅子から立ち上がる。

 

「ねぇ、まどか。」

 

 目の前には大理石から削り出された等身大の女神像

 

「最期の希望が、潰えたわ。」

 

 その姿はいわゆる()()()()()()()()()()

 円環の理となってしまった別の世界のまどか

 しかし、全てのまどかという存在の象徴でもある。

 

「貴方が行った事を疑いたくは無い。

 でも、それなら、これからいったい……何を信じればいいの?」

 

 その右目には一つの黒い宝石がはまっている。

 それはこの世界の彼女の命、魂の成れの果て。

 グリーフシード(ソウルジェム)

 

「もう…終わりにしてもいいんじゃないかしら…?」

 

 だが、もうそこに彼女の魂は無い。

 この世のどこにも、そんなものは存在しない。

 

 この世界には冥界や天界といった場所は存在していなかったのだから。

 

 けれど、私は問いかける。

 自分自身に言い聞かせるように問いかける。

 

「結局、人類のくだらない内輪もめに巻き込まれて終わりだった。」

 

 こんなにも悲しいのに、こんなにも苦しいのに、

 

「政府の犬達も、もうすぐ自ら処刑されに行くのでしょうね。」

 

 なんで、なんで

 

「この世界の魔法少女は……全滅」

 

 涙が出ないのだろう

 

「貴方が守ろうとした人たちは、貴方を守ってくれていた人たちは、」

 

 表情が動かないのだろう

 

「全員、死んでしまったわ」

 

 私は女神像の前に跪き、両手を組み、祈る。

 

「やっぱり、人間は駄目ね…」

 

 なぜなら、これから私は全てを終わらせるのだから。

 

「ありがとう。貴方と出会えて、本当によかった。」

 

 彼女の残したこの世界を、終わらせる。

 

「私は忘れない。貴方という素敵な(鹿目まどか)がいた事を」

 

 それが、彼女へ対する最後の弔い

 

「さようなら」

 

 


 

 

 左手の指輪に、久方ぶりに魔力を通す。

 随分と長い間使っていなかったから、多少の倦怠感はあるが、全力を出すのにはなんら問題はない。

 ソウルジェムから溢れ出る魔力が身体全体を包み込み、私を中心に繭を形成する。

 黒のワンピースが光の粒子となって消え、その身体に纏わりつく魔力が変化して、いつものセーラー服(魔法少女衣装)を改造した漆黒のタキシードへと姿を変える。

 左腕にはこれまでずっと一緒だった相棒(小型ラウンドシールド)が現れ、七色の魔力が(ほとばし)り絶え間なく小さなスパークを発生させている。

 フフ……ゴメンね。

 アナタにも長い間待たせちゃったわね……

 少しだけ、ほんの少しだけ魔力を循環させる。たったそれだけで私を覆っていた繭は形を崩し、消える。

 そして、再び地に足をつけた時、私の背中には邪神の翼が生えていた。

 蝙蝠の腕のような骨格に、複数の艷やかな濡羽が垂れ下がり皮膜のような形状になっているソレは、見る人が見れば某破壊神の力を宿した吸血鬼(フランドール・スカーレット)を連想させるかもしれない。*1

 

「あぁ…そう。これこれ」

 

 これは、彼女と対をなす姿。

 彼女の為に、全ての魔法少女の為に、汚れ仕事を請負い、その身体を血に染め、憎まれ役を引き受ける姿。

 右手を握りしめ感覚を確かめる。うん。懐かしい感触だ。

 ふわりと浮き上がって、女神像と同じ高さまで飛翔する。

 この顔も、もう少し仕事をすれば、また見れるようになる。

 女神像の額に口づけをして、相棒(小型ラウンドシールド)に収納する。

 

 さぁ、これでこの世界にはもう守る価値の有るモノが一切無くなった。

 何も、心残りは無い。

 

 ノーアクションで周囲の景色が一瞬で切り替わる。

 そこは、旧国会議事堂

 今は地球政府の本部が置かれている場所……その上空である。

 内部からは慌ただしく動く数百人の気配が感じられるが、こちらに気づくモノはいない。

 

 愚かな人間の象徴とも言えるソレを冷ややかに見下ろしながら

 

 私は、

 

 なんのためらいもなく

 

 

    パンッ

 

 

手を叩いた(終わりを告げた)

 

 

 

 


 

 

《暁美ほむら……キミっていうやつは一体何てことをしてくれたんだい!?!?》

 

 インキュベーターも6年ぶりに見る。

 相変わらず、憎たらしい顔をしているのね。

 

《まさか、まさか()()()()()()()()()()()()()なんて!!

 キミたち地球人のような感情を持った生命体ががどれだけ貴重なのか……

 暁美ほむら、キミ程の存在が知らない訳がないだろう!?!?》

 

 ギャアぎゃあと隣で犬畜生が喚いてはいるが、構わずに私は相棒の中から媒体となるモノを取り出し、魔術式の演算を開始する。

 今現在私がいるのはかつて地球があった場所。

 太陽系ごと地球を消し去った私は、当然宇宙空間に放り出される事になる。

 一般人ならば気圧によって膨張してハジケ飛んでいる頃だが、私は魔法少女なので何の問題もない。

 いや、もう魔法少女というのも怪しいような存在だが……

 そういえば、かの超有名戦闘民族(サイヤ人)は宇宙空間では生きられないんだっけ?

 つまり魔法少女は例の53万(フリーザ)一族と同じような特徴を持っている訳だ。

 

 さて、何故宇宙空間にいるのかと言えば、それなりの理由が存在する。

 そもそも宇宙には重力が無いのは勿論だが、他にも空気の対流やら、地中の魔力の流れ……俗に言う龍脈といったモノの影響が全く無い。

 こういった特徴は、魔法を展開する上で非常に都合が良いのだ。

 故に、私は一度人類を掃除してから宇宙空間にて本格的に世界の終わらせる魔法をじっくりと練るというのが黄金パターンとなりつつある。

 今回も、その定石通りに進行中だ。

 

 

『死に晒せ邪神めぇぇぇぇ!!!!!!!!!!』

 

 

 が、何事もいつも通りという事は起きない。

 毎回、何かしらのイレギュラーは存在する。

 コチラに向かって光速(約30万km/s)で近づいてくる魔力と、それに乗って伝わってくる想い(呪い)を感知した時、私は少しばかりながら関心した。

 そちらを向けば、案の定、膨大なエネルギーの光線(極太レーザー)殺傷能力(明確な殺意)を持って迫ってきていた。

 魔術式の詠唱展開を中断して右手を突き出し魔力障壁を発生させる。

 ふむ、なるほど。咄嗟に作った急ごしらえ、それも片手だけの魔力障壁位ならヒビを入れる程度の威力か……

 しかし善戦はしたものの、そのレーザーはたった一枚の魔力障壁にヒビを入れるだけで消えてしまう。持続力に難有り。

『めんどくさいことになったな……』という目でレーザーが飛んできた方向を確認すると、案の定、政府が飼っていた魔法少女が()()()()()宇宙空間に立っていた。

 その足には魔力障壁が展開されており、簡易的な重力魔法も併用しているようで、彼女の髪も広がったりはしない。

 また、呼吸しているその様子から彼女の周りには酸素ガスも発生しているのだろう。

 一人の魔法少女としてみれば、複数の魔法を併用して宇宙空間に対応しつつ、攻撃を放つその練度は化け物並なのだろう。

 だが、私の前に立つ以上、そんな一般人基準の力量ではお話しにならない。

 

「ギザマァァァアア!!!!よくも……よくも地球を、ッ!!」

 

 その顔は怒りと涙でぐっちゃぐちゃになっており、叫んでいる言葉もただひたすら恨みをぶつけるのみ。

 まぁ自分たちが住んでいた星を壊されたのだから普通はそんなものか

 

「はぁ……言いたいことがあるならハッキリ言いなさいな。」

 

「黙れぇぇえ!!!私はッ……!!!誇りある地球政府軍直属の魔法少女なりィッ!!!我が最大の使命はァァッ!!その身を賭して反逆者を滅する事ォォッ!!故に……ゼェ…ハァ……ッ!!あの伝説の邪神、暁美ほむらよ!!キサマを殺して、私も死ぬ!!!!」

 

 こんなにも聞いていてうんざりする『お前を殺して私も死ぬ』は無い…

 予想はしていたけれど、自分で考える脳も無い傀儡、正直、見るのも耐えないけれども

 

「ま、あの一撃を受けて無事だった事は褒めてあげるわ。6年間も暇だった事だしちょっと遊んであげるようかしらね……さぁ、貴方の持てる全力でかかってきなさい!」

 

 

 


 

 

 

 一瞬でカタはついた。

 この私と戦うんだから、即死耐性くらいはつけておかないと、話にもならない。

 むき出しのソウルジェムをちょちょいと空間湾曲させて粉砕して終了。

 政府の犬としていつでも死ねるように、あえてむき出しだったんでしょうけれど……ソウルジェムの保護は常識でしょうに……

 かつては星だった残骸が散乱している中、私は横槍を入れられた魔法を再び組み直していた。

 ちなみに場所は変わって、ここはインキュベーターの母星があった場所。

 ちょっと不完全燃焼気味だったので腹いせに直接破壊した。

 どうせ最後には消えることにはなるのだけれども、せっかくだからストレス発散に付き合ってもらったわ。

 インキュベーターほどストレス発散に丁度いい存在はいない。

 何時の時代も変わらない、この世の真理ね。

 

 そんなこんなで、この世界での最後の魔法が完成した。

 

 私を中心に形成されている幾重にも絡み合った複数の魔法陣。それらは要求する魔力を与えてやると水に墨汁を垂らしたかの勢いでその規模を拡大させていく。

 その内側はまさに《闇》そのもの

 ブラックホールはその重力故に光を捉えて逃さない事で真っ黒に見えるというが、コレはそんなチャチなモノでは無い。

 惑星だろうが恒星だろうが、

 無機物だろうが有機物だろうが知的生命体だろうが、

 重力だろうが熱だろうが光だろうが、

 この宇宙を形作る『モノ』『力』『法則』全てが無へと帰していく。

 数多の恒星系、星団を飲み込んで銀河全体へとその力を及ぼしていく魔法陣は、数分後には宇宙全体を全て吸い付くしたにも関わらず、その外側にある()()()()までもを飲み込まんと更に更に更にその規模を増していく。

 

 

 強制終焉魔法『Anti heat death of the universe』

 

 それは、この世界の全宇宙からありとあらゆるエネルギーを吸い出し、全てを感情エネルギーに逆変換、一つのグリーフシードに変える事で、エントロピーが増大しきって宇宙が熱的な死を迎えるのを待たずして終わらせるという……割と力ずくで強引な魔法

 


 

 私の時間遡行は『別の平行世界へと移動する』という性質上、どうしても遡行する前の世界の事は投げ出さなくてはならなかった。

 かつての私は、時間遡行によってまどかを見捨てていた事に悩み、苦しんだ。

 

 そして辿り着いた答えが『自らの手で世界を壊すこと』

 

 結局、私が時間遡行でたどり着かなかったら、その時間軸のまどかはただの女子中学生のままなのだ。

 私が訪れた事で因果が集中してしまい、結果的に世界に被害が出てしまうのならば、その後始末までキッチリ片付ければ良いだけの事。

 

 勿論思いついた当初はまだ若く、実現なんて到底不可能だった。

 せいぜいが魔女化したまどかと一緒に世界中で暴れまわるくらいが関の山……

 けれど、それは何の後始末にもならない。

 たとえ今生きている地球人を全滅させたとしても、地球が残っているならばいずれ新たな知的生命体が誕生し、インキュベーターのシステムに組み込まれる事でしょう。

 ならば、地球も破壊すればどうか?

 忘却の魔女の例がある以上、この宇宙には地球以外にも感情エネルギーを生産出来る生命体がいる事は明らかだ。

 それに、いずれ地球と似たような環境の星が出来上がってしまうかもしれない。

 だから私は、後始末をするために一片たりとも可能性を残すわけにはいかなかった。

 故に宇宙を、世界を、時間軸そのものを壊す必要があったのだ。

 

 それを可能にするのが、この終焉魔法()()()()

 

 まぁ、昔と違ってだいぶ魔術研究が進んだ今となっては、()()()()()()()()エネルギーを全てグリーフシードに変換して次の世界に持っていけるこの『Anti heat death of the universe』しか使っていない。

 この時間軸に生きていた人たちには悪いけれど、最終的にその生命は私の為になってくれているから勘弁してくれるとありがたい。

 

 

 数時間後、ようやくこの時間軸の全てのエネルギーを回収した。

 これでこの時間軸には何も存在していない事になる。

 全てが『無』だ。

 ここからまた新しくビッグバンが起こるとしたら、それはもはや新たな時間軸と言って良いだろう。

 さて、後始末もすんだ事だし、次の時間軸(戦場)へといきましょうか

 

ガチャリ

 

 私は砂時計(相棒)を一回転させた。

 残った『無』は、観測者がいなくなった事で、真の意味で『無』になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
誤解されている事だが、彼女の翼は宝石では無い。原作絵をよく観察すると、なにやら薄い被膜のようなモノなのだ。ボロ絵を見てみると亀裂が破れたような亀裂が入っているのがわかりやすい。




ハイ
と、言うわけで書き直し一発目はゴリッゴリのシリアスな新ストーリーから入りました。
次回、ちょっとしたオマケを挟んで、ほむら編その1に入る予定ですね。


 暁美ほむら
アナザーストーリー(ほむら編)の主人公であり、我らがチーほむ様
・Twitterなり活動報告で言ってた通り、まどTASを通して原作の『暁美ほむら』というキャラとウチの『チーほむ様』というキャラのすり合わせをした所……なんと世界の破壊者とかいう新たな属性が追加されてしまった!おのれディケイドッ!!
・まぁ……でも実際たった一人でウン万回も時間遡行という名の世界線移動していたら、こういう考え方になるよね?それを実行出来る力を持ってるならなおさら
・一回、ちゃんとかっこいいチーほむ様書いておかないと威厳が伝わらないのでこんな感じで……
・やっぱりな〜暁美ほむらという人種には辛い過去を歩んでいて欲しいんだよな……
 その上で、それら全てを精算する素晴らしい未来を掴み取って欲しい。


 一つ前の時間軸
・割とオーソドックスなタイプの時間軸
・マギレコ時空では無いが、色々紆余曲折を経て魔法少女の存在の発表へと繋がった。
・チーほむ様はまどかと一緒に魔法少女達を育てたり、ワルプル軍団に立ち向かったり……割と本編と似たような事をしていたが……
 最終的には人間とかいうクソッタレ種族の悪意に押しつぶされて滅亡
 ま、まぁ?
 魔女消したら今度は魔獣なんてものになる程『人間の悪意』ってモンはクソなので……


 政府の犬
・間違いなく魔法少女の中ではトップクラスの実力
 並程度のワルプルなら一人で討伐可能なレベル
 ………でも、相手が悪かったね。
 流石にチーほむ様相手じゃ一撃でした。
・ちなみに酸素を作り出して呼吸していた事からも分かる通り、まだ『人間』という枠組みを捨てされてません。
 どこか別の作品なら主人公になれたかもしれないスペックなんだけれど……ゴメンね。この作品、アリナレコードなんだよ。
 キミみたいな人間大好き正義大好きガールが活躍できる世界じゃあ無いんだ。
・なお、アリナレコード本編では、この《遊んでる》状態のチーほむ様とまともに戦えるレベルにまで成長するキャラがゴロゴロと出てくる予定
 アリナ先輩に至っては最終的に本気のチーほむ様と同格レベルにまで成長する可能性がある。
 うーん……インフレの仕方がドラゴンボール(少年漫画)なんだよなぁ………

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