落ちこぼれと言われ続けた僕は彼女達に何の夢を見るか。 作:べるぬい
誤字報告がよく来ます。誤字脱字などありまして申し訳ないです。それを報告してくれる読者の方々に感謝します。
このシリーズとは全く関係ないウマ娘の小説をちょいちょい投稿しようかなって思ってます。もし機会がありましたらぜひ。
今日は神戸新聞杯。チームディーバとして初めてスズカが出走する重賞レース。警戒するべき相手は同じく逃げを得意とするミホノブルボン。そしてチームスピカからスペシャルウィーク、リギルからはグラスワンダー…か。相手はかなり手強い。スズカ、頼むぞ…!
「何心配そうな顔をしてますの。スズカさんなら大丈夫ですわ」
「そうだよね…!スズカさん速いから大丈夫だよ!お兄さまも応援しよ!」
「…あ、あぁうん。そうだね」
お兄さま。慣れないなぁ。ある日突然ライスが「お兄さまと呼んでもいいですか…?」と言ってくるし、ライスの頼み事を断れない僕は一瞬で了承しちゃった…。まぁいいんだけどさ。兄貴として頼られることは悪い気分じゃない。
「なぁお花さん。ミホノブルボンとサイレンススズカ、どう思う?」
「そうね…差し同士であるグラスワンダーとスペシャルウィークでは終盤追い付けるのかは…正直不安なところね」
「だよねぇー。あの二人めっちゃ速いもん!あ〜ちくしょー!怖くなってきちまったじゃねぇーか!」
スピカの沖野トレーナーとリギルの東条トレーナーだ。近くには…シンボリルドルフもいるじゃないか。気付かれたくないから見るのやめとこ。
「さぁそろそろ始まりますわ!ゴールドシップやテイオーも来れば良かったのに」
「まぁまぁ。あの二人もそろそろレースが近いからね。仕方ないさ」
スズカの後はゴールドシップとテイオーだ。気張らないと!
◇◇◇
『今全てのウマ娘たちが綺麗なスタートを切りました!!おぉ!?これは!!ミホノブルボンとサイレンススズカ!!並走しながら後方を離していく!!初っ端からフルスロットルか!?』
スズカの作戦は大逃げだ。彼女の体力とスピード。この2つがあれば最初からフルスロットルでも負けることは無い。むしろ大差で勝つ、それぐらいの自身はあった。
決して楽観視していた訳では無かったけど…まさかブルボンがここまで実力を付けていたとは!
「ブルボンさん…速い…」
「まさかあのスズカさんに追いついて行ける方がいるなんて…!」
「…ぐっ…!負けるなスズカ…!」
自然と拳を握りしめてしまう。スズカ、絶対に負けるな!!
『サイレンススズカ!!ミホノブルボン!!ペースは相変わらず落ちない!!後方との差はどんどん離れていく!!第3コーナーも終盤だ!!これは2人の一騎打ちとなるか!?』
アナウンサーの実況が耳を突きぬけていく。僕は今目の前の情景に目を奪われていた。スズカのフォーム、表情全てが綺麗だった。
彼女は、彼女たちはいつだって僕に夢を見せてくれる。
なぁ、僕は彼女たちに夢を見させてやれているのかい?
「トレーナーさん!?ボーッとしないでくださいまし!!最終コーナーですわよ!!」
「えっ…あ、ごめん!」
『さぁ第4コーナーも終盤だ!!最後の直線に入る!!先頭は相変わらずサイレンススズカもミホノブルボン!!決して二人とも先頭を譲らない!!これは凄いぞ!!そして10バ身程離れてスペシャルウィークとグラスワンダーが構えてる!!ここから巻き返せるか!?』
あれ程の差が最終直線で開いてる。スズカ。お前はミホノブルボンに集中するんだ!スズカ!スズカ!!
「スズカー!!!行けー!!!!」
柄にも無く大声を出してしまった。その時、スズカは確かにこちらに向いて微笑んだ気がする。
『おおっと!!?サイレンススズカここで抜け出したー!!!サイレンススズカサイレンススズカだー!!サイレンススズカ!ミホノブルボンとここに来て差をつけ始めるー!!そのままゴール!!!1着はサイレンススズカだー!!!!』
「やりましたわー!!!」
「スズカさんが勝ったー!わーい!わーい!」
「よっしゃー!!!」
スズカが勝った。直前までどうなるか分からなかったけど、やはりスズカは強い。あの速度で逃げ切れるスズカ。尋常じゃない。さしずめ異次元の逃亡者ってとこかな。
良かった。次は菊花賞だ。このまま連勝して、僕たちのチームは強いということを証明してやろう!!
ダメだ…レースの場面の書き方が下手くそすぎる…
読んでくださりありがとうございます…
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