落ちこぼれと言われ続けた僕は彼女達に何の夢を見るか。 作:べるぬい
レースの書き方分からなさすぎて下手くそです。
それでも良ければ…よろしくお願いします。
「うぉぉぉぉー!!ファイヤー!!バーニング!!エクスプロージョン!!!!!」
「…あはは…はぁ……」
とある競馬場に来た僕達。そう、今日はなんてったって彼女、ゴールドシップのデビュー戦だからだ。昨日初めて会って即レース。
普通なら有り得ない。けど彼女は普通とは形容し難い存在だから良いのかもしれない。うぅ…緊張してきた。
「えー、こちらレースコース。中継はお馴染み、ゴルシちゃんでお送りします。まずは、新人トレーナーさんに突撃インタビュー☆」
「えぇ…?」
「今日のレースに向けて意気込みをお聞かせください!」
「急すぎて何とも言えないです」
「おいおい設定ぶち壊しマンかテメーは?」
いや文句言われても実感が無さすぎて……。昨日の僕もどうかしていた。テンションがハイになってたのが良くなかった。
でもおかげで自分のチーム……チームなのか?まぁ持てたし……?
牧野先輩は変な顔しながら僕を見送ってくれたし。
ここでグダグダしててもしょうがないな。気分変えていこう。
「今日はお前が必要なんだぞ?しっかりしてくれよなー!ほら、トウィンクルシリーズに出るにはトレーナーが必要だろ?」
「チームメンバーも増やさなきゃじゃん」
「お?確か5人以上だっけ?あははー!何とかなるだろー!今スカウトしてこいよ!」
「いや無理だろ!!」
辺りを見渡してみれば多くのウマ娘達が気合いの入った顔で蹄鉄を確認したり、ストレッチしたりしている。
あ、牧野先輩んとこのエルグランドと……あれは…メジロマックイーン?
「お?なんだなんだ?気になる子でもいたか〜?」
「うん。あの子」
「おー!マックちゃんが気になるとはお前見る目あるなぁ!」
「どーも」
マックイーン。彼女の走り、少し気になるけど……。
「なぁゴールドシップ。なんで君は僕をトレーナーとして選んでくれたんだ?」
「あ?……まだ気付いてなかったのか?」
「え…うん」
「偶然お前があの時あそこにいたからだろ」
「ですよね〜」
ゴールドシップらしい…のかな。まだ出会って一日。彼女のことは分からないことばかりだ。これからもっとお互い知って行ければいいと思うけど。
「んじゃ!そろそろ行ってくるわー!」
「あ、うん。頑張れ!」
「まぁ、リアクションは悪くねぇしノリもそれなりにいい。アタシはお前のこと気に入ってるぜ?」
そう言って去っていくゴールドシップ。どんどん小さくなっていく彼女の背中を見て、どういう走りをしてくれるのかと思いを馳せていた。
「そうだよ。僕は彼女の走り方さえ知らないんだな」
そうして、ゴールドシップのスタートゲートが開いた。
◇◇◇
「ゴールドシップ!!ここで抜き出した!!そしてそのままゴール!!!!!ゴールドシップ!見事デビュー戦を勝利で飾りました!!」
第4コーナーまで後方を走ってたゴールドシップ。彼女は気付いたら全員をぶっちぎって1着でゴールしていた。
凄い。彼女の走り。あまりにも力強すぎる。何て気持ち良さそうな走りなんだ!
ん?ん??ゴールドシップがこっちに向かってくる。
「うっしゃぁー!!ビクトリィ〜!!!」
「ぐぇ!!」
「…へへ!どーよ?」
思いっ切りドロップキックをかまされた。…めっちゃ痛い…死ぬ…。
え?何で僕蹴られたん??ちょっと分かんない。
「どうだ?アタシの実力!誰よりも速く目立ってゴールしてやったぜ!これがゴルシちゃんの実力よ〜!」
「凄い良かったよ」
「ふっ。お前の顔を見る限り、今一番いい顔をしてるぜ?そんじゃこれからもよろしくな?」
「おう」
ゴールドシップの手を借りて立ち上がる。めちゃめちゃ痛いけど、それよりも嬉しさが上回っている。あぁ、トレーナーってのはこんな気持ちになれるんだ。
ずっと夢見ていたこの感じ。気持ちが昂るのが分かる。
「じゃあまずはチームのメンバー増やさないと」
「それもそうだわ!名前も決めようぜ!チーム、女神ゴルーシアでどうよ?」
「却下」
「えぇ〜?センス無いなトレピッピちゃんよぉ?」
今回はオープンのレースだから無い。何がって言うのは、勝ったウマ娘の独壇場、winning liveだ。彼女達ウマ娘には、歌声と踊りのセンスも必要なんだ。
「そうだな。ディーバ。チームディーバでどうだ?」
「あぁ〜ん?アタシャ興味無いからそれでいいぜ〜?」
「なんだ君」
こうしてデビュー戦は無事に終わり、正式にゴールドシップのトレーナーになった。
誰よりも豪快なウマ娘ゴールドシップ。これから苦労しそうだなぁ…。
読んでくださりありがとうございました!
次回もお楽しみに!