落ちこぼれと言われ続けた僕は彼女達に何の夢を見るか。   作:べるぬい

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一気にここでチームメンバーが揃います!
ここからは日常を挟んでほのぼのと書いていきたいですね〜


7.メンバーが揃いました

「なートレピッピ〜!さっきから後ろ着いてきてるフードの被ったあのチビ、誰?」

「知らない。ゴールドシップの知り合いじゃないの?」

「アタシも知らねーよ!サングラスも掛けてるしよ〜」

「それは君もじゃないか」

 

 メンバー集めの為に学園内を散歩していた僕とゴールドシップ。何故かゴールドシップは焼きそばを売りながら歩いている。

 焼きそばを買えば【ディーバ】に入れる特典付きだ。今んとこ全員に断られてるけど。

 

「ていうかよぉ。マックちゃんと来た方が良かったんじゃねぇーの?」

「ゴールドシップの方がいいよ」

「はーん?そりゃなんで」

「目立つからかな。それにゴールドシップは綺麗だし……あーでも問題児って言うイメージがついてるのか」

「ん?あぁわりー、今『バウンティーハンター曽我部』のこと考えてた」

「そういうとこだよ。っとりゃ!!!捕まえた!!」

 

 ずーっと後ろから着いてきていた謎の小さい少女をずた袋で捕獲することに成功。これもゴールドシップのおかげで身に付いたスキルだ。

 これで誘拐も楽々に出来ちゃうね!いい子のみんなは真似しちゃダメだぞ☆

 

「よーしよくやった!それでこそアタシのトレーナーだぜ!」

「部室に戻るぞ!」

「おっしゃ任せんしゃーい!!」

 

 全力疾走でここから退散。見られてたら不味いからね。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 見られてました。何と生徒会長に呼び出されました。何で生徒会長?

 

「初めまして、ですね。私はこの学園の生徒会長、シンボリルドルフです」

「あ、ども初めまして〜…ッス〜あのなんで僕呼び出されたんですかねぇ」

「チームメンバーが欠員しているのに、天皇賞へ出たことを咎める為、かな」

「なんだそっちかぁ……そっちもダメじゃん!すみません!別に悪気はなかったんです!!」

「冗談です。実はですね、貴方の実力をこの学園の理事長が買っているんです」

「え!?」

 

 秋川やよい。このトレセン学園の理事長を務めている人だ。そんな人が僕の実力を…?

 

「問題児と呼ばれていたゴールドシップを従え、期待外れと蔑まされていたメジロマックイーンを天皇賞で優勝させる。これ程のことがあろうか。貴方は素晴らしい実力を持ったトレーナーだ」

「えっ…あ、え?…ありがとうございます?」

「なぜ疑問形なのです。もっと自信を持ってください」

 

 落ちこぼれと言われていた僕はただ自分が正しいと思ってたやり方でやってきた。そした優勝を勝ち取ったのは僕じゃない。ウマ娘達自身だ。

 

「別に僕じゃなくても、彼女たちはいずれこうなってたと思いますよ」

「ははっ。謙遜なさるな。それで本題です。この子を貴方のチームに入れて貰えないでしょうか?」

「いぇーい!僕だよ!!」

「うわっ!」

 

 1人のウマ娘が会長の座っているソファの後ろから出てきた。ずっと待機してたのか…?

 

「彼女の名はトウカイテイオー。ほら挨拶しろ」

「七戦七勝!無敗のウマ娘、トウカイテイオーだよ!よろしくね!」

「彼女は走りも素晴らしいが、ダンスと歌が上手い。そちらのウマ娘達の良き指導役となるでしょう」

「あっ…それは有難いです…」

 

 ゴールドシップはダンスは凄いが歌がダメで、メジロマックイーンは歌が上手いけどダンスがダメだった。トレーナーと言えどそこは僕も専門外で困ってたところなのだ。

 

「んじゃ今日からよろしくね!トレーナー!」

「う、うん」

 

 トウカイテイオー。元気なウマ娘だ。これでチームメンバーが1人増えた!あとは二人だ!よーし頑張るぞー!

 

 

 ◇◇◇

 

 

「トレーナーさん!なんですのこれは!?」

「ちょっと僕も分からない」

「チームメンバーが揃ってますわよ!?…え?何があったんです?」

「ちょっと分からないな…」

 

 トウカイテイオーを連れて【ディーバ】の部室に戻ってきたら、ゴールドシップとメジロマックイーンの他にウマ娘が二人いた。

 てか一人はサイレンススズカさんじゃん!!

 

「え!?サイレンススズカさん!?」

「お久しぶりです。トレーナーさん。チームを結成したと聞いたので、こちらに移籍しました。よろしくお願いしますね?」

「えっ」

「トレピッピ!捕獲したのはコイツだったぜ!」

「ひぃ…すみませんすみません…!」

「あっ君は…」

 

 生徒会長室に呼び出される前にずた袋で捕獲したストーカーはどうやらウマ娘だったようだ。しかも僕はこの子を知っている。

 この子はライスシャワー。よく、夜遅く最後まで練習を頑張ってた子だ。

 

「えっと、君はライスシャワーだよね?何でストーカーなんて?」

「えっ…あの…私、ずっとレースに勝てなくて、でもメジロマックイーンさんのレースを見て、勝ちたいって気持ちが強くなって……そのチームに入れば私も強くなれるのかなって思って…それで…」

「なるほど?もしかしてうちに加入したいって感じかな?」

「は、はい!!」

 

 ゴールドシップとメジロマックイーンと顔を合わせる。そして頷く。

 

「よっしゃぁぁぁ!!やったな!トレピッピ!」

「やりましたわ!!これでチームを正式に結成できますわ!」

「やったー!僕の初めてのチームだー!!」

 

 これで5人、チームメンバーが揃った。今度こそチーム【ディーバ】の結成だ。ようやく僕の夢へと一歩近づけた。

 

「そんなら自己紹介が必要だな!アタシがつうと言えばコイツはかぁ。アタシが風神ならコイツも風神。そんな関係をトレピッピちゃんと結んでるアタシはゴールドシップってんだ!よろしくな!」

「そうだな。ゴールドシップとの関係は一言じゃ表せないな!」

 

「メジロマックイーンですわ。トレーナーさんとは一心同体の関係ですわ。これからよろしくお願いしますわね!」

「それ誤解招くと思うんだ」

 

「サイレンススズカです。トレーナーさんとは前のチームに所属していた時から知り合いでした。よろしくお願いしますね」

「うん。本当にうちに来ちゃったんだね」

 

「トウカイテイオーだよ!無敗のウマ娘だよ!歌とダンスが得意だからwinning liveの指導なら任せてね!」

「めちゃめちゃ頼りにさせてもらいます」

 

「あ、あのライスシャワーです…。勝ちたいという気持ちは誰にも負けません…!これからよろしくお願いします!」

 

「僕は鴛鴦 悠!このチームのトレーナーです!みんなこれからよろしくお願いします!!」

 

 僕達はこれからだ。これから有名になって強くなって、夢を叶えるんだ!




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