【ホロラバ】√:AlterNative最速クリア目指す   作:鈴北岳

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お気に入りが増えたので初登校(表)です。
感想もお気に入りも評価も好きですが、ここすきも好きです。

前回の解説部分の小説パートになります。






2.入学前~バトロワ(表)

 

 

 

 

 

 日が出てすぐに目を覚ます。いつもより遅めの五時起床。

 

 ……生活リズムを少し遅めにしないと。ホロライブ学園に入学する以上、もう少し遅めの生活リズムに合わせた方が良いのだろう。

 

 あやめちゃんはまだ寝ていた。可愛い寝顔だ。スマホで写真を撮る。肖像権の許可は起きてから取ろう。

 

 余ったお茶を淹れつつ、昨日のことを日記に記す。ついでに今日の予定も予想を立てておく。

 

 流行の傾向調査で本屋とCD店、ゲームショップも良い。昼食と夕食にうどんかファミレス、三時にカフェも良いだろう。和菓子店も探しておかないと。……洋服店も探しておいた方が良いかしら。

 

 ピックアップしたお店を地図アプリに記録する。ごちゃごちゃとしているが、あやめちゃんとのお出かけだ。忘れるよりはずっと良い。

 

 お茶を啜り、朝ご飯の準備をする。冷蔵庫にキムチ、冷凍うどん、冷凍ハンバーグ、冷凍ご飯はある。どのみち電子レンジにいれるとして、少しでも解凍しておくため、冷蔵庫の外に出しておく。

 

「んん……、ぉはよぅ」

 

「おはよう。座って。髪梳くよ」

 

 電子レンジで濡らしたタオル二枚を温める。寝ぼけ眼のあやめちゃんに温かいタオルを一枚渡し、寝癖をタオルで押さえてから髪を梳く。綺麗な白髪は絹のようだ。クシとブラシで寝起きの髪を整えていく。

 

「歯磨きしようか」

 

「ぅん……」

 

 新しいコップを用意し、新品の歯ブラシを開封して渡す。

 

 立ったまま寝てしまわないか不安だったが、きちんと歯磨きできた。

 

 その頃にはあやめちゃんの目も覚めたようで、しゃっきりと動けるようになっていた。

 

「朝ご飯何食べたい? キムチとうどんとご飯あるよ」

 

「じゃあうどんが良い」

 

 この後朝ごはん食べて、歯磨きして、おめかししてお出かけした。

 

 

 行先はウェスタ駅前のショッピングモールだ。下調べは既に済ませてある。ネットの情報に限るので、モール内の移動はバッチリだ。あやめちゃんは方向音痴だから、私がしっかりしないと。

 

「レイラは欲しいものあるか?」

 

「本が欲しいかな。あやめちゃんは?」

 

「レイラの着せ替えがしたいな」

 

「あ、それなら私もあやめちゃんの着せ替えしたい」

 

「じゃあ本屋さん行って、呉服屋?」

 

 そうなるね。

 

 反対方向へ行こうとするあやめちゃんの手を引っ張って、書店へ。

 

 モールにあるには大きな書店だった。端から端まで本のタイトルを眺め、気になった本を全て買い物かごへ入れていく。集め終えたら机の上に広げ、目次とあらすじを浚っていく。

 

「レイラー。どんな本が欲しいのだ?」

 

「付け焼刃でも役に立つ本かな」

 

「んー、それならなー、シオンちゃんー、タケクラー、ココちゃんー。この三人のは外れ無しかなぁ」

 

 ひょいひょいひょいとあやめちゃんが本の山から三冊抜き取っていく。

 

「同じメンバーの子?」

 

「そうだよ。タケクラは違うが、腕と口は確かだな。ま、戦えば余の勝ちだがな!」

 

「あやめちゃんにそこまで言わせるなんて、凄い方なんだね、そのタケクラ先輩は」

 

「……そうくるかー」

 

「男の人族の方?」

 

「元人間だな。鬼になったのは……えっと……三百年位前か」

 

「驚いた。鬼への生成りなんて伝説だと思ってた」

 

 ぱらぱらとめくってみて、その詳しさに驚いた。

 

 人族は全般的に技術に秀でている。彼らは種族的脆弱さを補うことがどの種族よりも強い。だからこそここまで詳しく書かれているものならば、人族が書いたものだと思った。

 

「聴いてみたいな、お話」

 

「どうだろう、彼、話すの苦手だからなぁ。まあまず、話すにしろ、チューブの動画を見た方が良いぞ」

 

 ふんふんと頷き、チャンネル登録をした。能面を被った鬼だ。僧衣を着ているのがまた雰囲気が出ている。

 

「意外。苦手なんだ。なんでアイドル、いや、彼に言わせるなら配信か。なんでしてるんだろう?」

 

「んー、んー……、んぅー? なーんでだろうなぁ? 余知らない余?」

 

 ホロライブ学園では、アイドル──配信活動が義務付けられている。

 

 より詳しくは、ウェスタ遺跡深奥部に存在するAgo・Yなる人工知能が提供する通信設備、Tube・Yを使ってのエンタメの提供だ。

 

 しかしともあれ、その反応は知っているものとみた。

 

「口ぶり的に親しそうだけど」

 

「そ、ソウカナー? どうだろうなー?」

 

「……もしかして、私には言えない関係?」

 

「それはない」

 

 真顔で断言された。すぅっと表情が抜け落ちている辺り、迫真だった。

 

「じゃあ言える?」

 

「えっとなー……、余、強いじゃんか」

 

「うん」

 

「挑まれて戦ったら余が勝ったのよ。そしたらめっちゃ突っかかられてる」

 

 あ、うん。

 

「そうかー」

 

「その反応酷くないか!? もうちょっとこう……、……ないのか!?」

 

「いやでも、その……」

 

 正直、災難だな、という感想しかない。

 

 まあ、うん。

 

「あ、私、この魔術本買うね?」

 

「レイラ、まだ話おわ──え? それ? よりにもよって余が全く力になれないそれ? TAKEKURAの方が良くないか?」

 

「今の私に必要なのはこれ」

 

 買わない本を買い物かごに放り込みつつ、勝気な女の子が表紙の魔術本片手にカウンターへ。店員さんに買い物かごの本の返却をお願いしつつ、魔術本を購入する。

 

 後ろであやめちゃんが拗ねているけど、こればかりは仕方が無い。お金と学ぶ時間には限りがあるのだ。

 

「TAKEKURAなら余が実演してあげるのに……」

 

「あやめちゃん、もしかして好きなの?」

 

「画面を通してならな。バトロワじゃ会いたくない。時間がかかる。あとむさ苦しい」

 

 慣れたため息だ。こんなことは散々言われたのだろう。

 

「レイラ」

 

「何?」

 

「余、ハンバーグ食べたい」

 

「じゃあファミレス行こうか」

 

 早めの昼食を取って、一休みしてから服を選んだ。

 

 

 お出かけが終わったのは夕食を食べてからだった。服を選んで、甘味を食べて、新作ゲームを覗いて、流行りの曲を調べた。

 

 あやめちゃんの家の前で別れる。

 

「じゃ、余、ここだから。いつ来ても良いぞ」

 

「うん。会いたくなったら行くね」

 

 腹ごなしに夜道を歩く。「飛行」の魔法を使って体を軽くする。さも歩いているかのように飛ぶ。普段は翼を使って飛ぶものだから、魔法で飛ぶのは違和感があった。けど、この違和感は慣れなくてはならない。

 

 ホロライブ学園で月一で行われるバトルロワイヤルは学校が舞台となる。その屋内で七メートルほどの翼を広げるのは不可能だ。あのココさんが簡単に一位を取れない以上、体積は敵だ。

 

 翼のない私は、平均未満の獣人だ。人族にも負けうる。唯一の長所は飛ぶことに慣れていることこの一点。

 

「うん。やっぱりだ。上げて、揺らして、叩き落とす」

 

 受け身を取らさず、胴体を叩きつけよう。体というものは案外丈夫だが、それは平時の話だ。ケガをした体では難しい。倒す必要はない。動きにくくするだけで良いのだ。魔法使い以外。仮にシオンさんと敵対した時は逃げよう。多分勝てない。

 

「だから必要な武器はロープ……壊れにくくて、縛れるもの」

 

 そして、自在に操れるもの。家の鍵を雷魔法で浮かせてみせる。金属製の縛れるものとなればワイヤーロープ……はちょっと高いからチェーンにする。

 

 予定表にチェーンを買いに行くと記す。必要なものはこれで揃った。

 

 後はひたすら繰り返すだけだ。

 

 

 

 

 初登校の日、獅白ぼたんは小さな獣人に出会った。

 

 不思議な獣人だった。金髪の幼い獣人。背丈も言動も幼い。

 だというのに雰囲気だけが老成していた。

 

「確か、獅白ぼたんさん? 私はレイラ・ポーンズ。よろしくね」

 

「よろしく。レイラさん」

 

「銃火器が好きなの?」

 

 アイサツ直後に、レイラは唐突にそんなことを尋ねた。

 ぼたんは驚きつつも、そういう性格なのだろうと思った。

 

「どうしてそう思ったのさ」

 

「雰囲気かな。あと、ちょっと火薬の匂いがする。けど、獅子の獣人なのね。もしかして素手の方が好き?」

 

「いや、違わないよ。FPSとかよくするし。そういうレイラは何が好きなの?」

 

「えふぴーえす。銃を使ったゲームね。趣味はお散歩かな。空を飛ぶことも好きだよ」

 

 他愛の無い話をした。

 

 アウトローな話の好きなぼたんに、運び屋をしていたというレイラの話は刺激的だった。

 多彩な土地の話は興味深い。

 

「行ったことが無いのは天界だね。ここには天音さんがいるから、いつかお話を聴いてみたいと思ってる」

 

「生徒会書記の天使か。確かに天使は珍しいからね。面白そうだ」

 

 淡々と会話を重ねる。ふとレイラが時計を見た。

 

「そろそろだね。どうする?」

 

 端的な問いだった。バトロワで協力するか否か。

 

「お互い消極的に行こう。タイマンを楽しみにしてる」

 

「私、先に負けているかもしれないよ」

 

「まさか。レイラちゃんは生き残るよ。見た目に反してタフだろ、君」

 

「うん。自信はあるよ」

 

 じゃあまた。

 

 何となくで発した言葉が重なると同時、「転送」が始まった。

 

 

 

 

 

 

 レイラの転送場所は校舎一階だった。

 廊下の先に人影が見える。

 

「身体強化(雷)」「鉄操作」「飛行」

 

 ふわりと体が浮く。

 長い髪が波打ち、むき出しの背中を撫でた。

 

「突風」

 

 廊下を飛び突進する。

 生徒は驚き迎撃の姿勢を取る。

 その時点で飛び道具が無いことは見て取れた。

 天井すれすれを飛び、近くで急降下。

 迎撃の蹴りが軌道上に置かれていたが、更に低くへ移動し回避する。

 

 下へ向く生徒の視線。

 重心の移動でそれを見て取ったレイラは、「鉄操作」によるチェーンで死角から生徒の首筋を強かに打った。

 気絶し崩れ落ちる生徒を見て。

 

「うん。これなら大丈夫」

 

 ──「突風」が吹き荒れる。

 

 チェーンを纏い突貫する。

 そのほとんどが見慣れない新入生だ。

 時折、しぶとい新入生がいたが、チェーンで巻き取って、飛び回りながら建物に打ち付けていればすぐに静かになった。

 

 我ながら酷い作戦だと思うが、これが一番早い。

 三半規管へのダメージが気持ち悪いことを、悪天候でも運び屋をしていたレイラは良く知っている。

 そしてその耐性もある。

 自分の有利な戦法を押し付けるのは、勝負事の基本だ。

 

 そうしてぼこすかやっていると、不意に教室の扉が開いた。

 黄色の何かが突進してくる。

 「突風」でその何かを横に逸らし、「鉄操作」で巻き取る。

 

「な、なんでえぇ──ぇぇぇえぇぇ──えぇぇぇぇ!?」

 

 振り回す。

 ドップラーの利いた優し気な声に聞き覚えがあるが容赦なく壁に叩きつける。

 

「わためえ!? ──え、なにそぐふ」

 

 その直後に紫色の誰かが視界を掠めた。

 条件反射で黄色の鈍器を叩きつけた。

 独特の雰囲気から魔族だと当たりを付けた。

 

 魔族は魔法に長けた種族──状況はこちらが有利。

 この二つだけでレイラは追撃を決めた。

 

「ごめんね」

 

 「突風」で自分を飛ばす。

 ドロップキックをお腹に叩きこむ。

 地面に手をついて、足で紫色の魔族を天井へと調整。

 「突風」で加速。魔族を弾頭に天井をぶち抜いた。

 

 「転送」の魔法が始まったことを確認し先へと進む。

 空へと飛びあがるべく屋上へ向かう。

 

 

 

 

 ふう、と屋上で獅白ぼたんが息を吐く。

 ライフルを肩に置き、屋上の扉の傍で休んでいた。

 

 屋上は人が集まる。

 特に銃火器を武装とする者ほど。

 高所は有利な場所だ。

 序盤に確保することは定石だ。

 

 我先にと屋上へと多くが向かった。

 その中には手強い上級生もいた。

 徒党を組んだ新入生もいた。

 

 その全員をぼたんは撃ち抜いた。

 屋上へ足を踏み入れた者は例外なく「転送」された。

 

「派手な音がするな」

 

 音は徐々に近づいてきている。

 風の唸り。風切り音。

 ──過る金髪の幼い少女。

 予知めいた予想は恐らく正しい。

 来るのはタカ、コンドルの獣人だと語る彼女だ。

 

 レイラ、レイラ・ポーンズ。

 どこかの言葉で夜を示す名、先兵を示す姓。

 

 魔力が動く気配がした。

 その直後に扉が開く。

 

 少し前に見た背中だ。

 幼い風体に比して露出の過ぎる衣装。

 本人曰く子供じゃないから大丈夫とのことだが、多少苦言は呈したくなる。

 確かに体のラインは女性のものだ。文句はない。

 小柄で華奢で、幼い少女というイメージさえ無ければ文句は無かった。

 

「ちょい倒錯が過ぎるんだよなぁ」

 

 長い金髪が翻る。

 露になった背中から、大きな翼が飛び出した。

 

 タカ、コンドル──大型鳥類。

 空の覇者が空へ飛ぶ。

 翼が陽を遮り、地に影落とす。

 

 夜の先駆け──。

 

「イイネ。偶然にしちゃシャレが利いてる」

 

 もう少し休んでいこう。

 懐から大葉を取り出し口に含む。

 晴れた青空に鳥影が一つ。

 

 日向ぼっこにはいい日だ。

 

 

 

 

 銃撃を風で逸らし、射手を視界に捉える。

 旋回しつつより上空へ。

 

 鋭角に襲撃をかける。

 

 そのままチェーンを射手に巻き付け、鈍器を片手にグラウンドへと殴り込んだ。

 

「ひい!? 鎖の悪魔!!」

 

「なに校舎の──いやなんですアレ──なんで翼──!?」

 

「悪魔だ! 悪魔が来たぞ! 逃げるんだよォ!!」

 

「は! 臆病者め、隙有rぎゃっ」

 

好敵手(マイフレンド)ぉぉ! 逃げろと言ったのに愚かなだが仇はぐぺ」

 

 レイラの心は深く、深く傷ついた。

 とても傷は深かった。

 がっかりした。

 

 なので怒りを込めて鈍器を補充しつつグラウンドを蹂躙した。

 

「魔法だ、魔法を撃て!」

 

「ダメだ、当たらねえ……! はやすぐぎゃ」

 

「アイボー!! くそ、この校舎のあくまぎゅんっ!?」

 

「コマンダーが死んだ! この悪魔めぐふぅ……」

 

 魔法は当たらず、銃弾や矢は「矢避け」で避けた。

 しかし言葉の刃はざっくりとレイラの心に命中していた。

 

 こうかはばつぐんだ。

 

「私は悪魔じゃないです」

 

 死屍累々のグラウンドを見て宣言する。

 一部「転送」の始まっている生徒がいるが、こういう誤解は早く解かなくてはならない。

 経験則でレイラは良く知っていた。

 

「私はこれが一番倒すのに効率的だからこの手段を取りました。悪魔のように、貴方たちを痛めつけることを目的にこの手段を取っているわけじゃありません。なので私は悪魔じゃないです」

 

「当たったら死ぬほど痛いから悪魔って言ってるんだよ……あと絵面が最悪だ……」

 

 レイラは何も言い返せなかった。

 経験則による危険の予測は正確だった。

 だが何も対処できなかった。

 というよりこの手段を取った時点でダメだったかもしれない。

 

 言い返せなかったのでまだ元気そうな彼を鈍器にして先を急ぐ。

 

「だから! この! 絵面が! 悪魔的なんだよォ──!」

 

「ごめんね。ちょっとじゃなく怒ってる」

 

「いやそれ八つ当たりぃぃぃぃぃぃ!?」

 

 ちょうど前方に人影が見えたのでドップラー武器(同学年生)を叩きつけた。

 

 鈍い音が響き、鈍器がチェーンから外れた。

 「突風」で上空へ。

 鋭角に。太陽を背に強襲する。

 

「あっ眩しっ」

 

 チェーンが人影に当たる。

 眼を閉じられたまま、チェーンを掴まれた。

 

 好機。

 レイラはこの状況をそう捉えた。

 「突風」で彼女のバランスを崩し上空へ。

 白銀の重装備の彼女。記憶が彼女の名前を掘り起こす。

 「突風」を自身へ。

 掘り起こした記憶が告げる。

 

 急げ。唯一の好機を逃すな。

 

「うぉっととと……。危なかったー」

 

 重装備の女騎士は咄嗟に校舎の壁に指を突き立て、体を固定していた。

 チェーンが悲鳴を上げる。鎖につながれた。

 レイラがそう錯覚するほどの重圧。

 

「鎖、翼、なるほど……貴女が」

 

 女騎士は喜色も露に笑顔になった。

 心なしかチェーンが強く引かれ、彼女のレイラへの関心の強さが伺える。

 

「大暴れ中の新入生は貴女ですねっ!!

 ──私は白銀ノエル。さあ、やりましょう!」

 

 その名を聴いてレイラが真っ先にとった行動は逃走だ。

 「鉄操作」でチェーンを解き回収する。

 「突風」──ではなく、「矢避け」を優先して唱えた。

 

 先ほどまでの同学年生とは明白に異なる強者の気配。

 レイラはとにもかくにもこの場からの安全な撤退を行う。

 

「逃げちゃダメですよ」

 

 チェーンの余りが殺人的な威力で投擲された。

 風切り音と同時に翼をはためかせ僅かに体を逸らす。

 「矢避け」が機能する。数ミリ狙いから逸らし、それは左腕のあった場所を通過した。

 回避行動と「矢避け」、この二つでようやく回避できた。

 

 しゃにむに「突風」を唱え、その場から離れた。

 

 そんなレイラの真っ白な背に、女騎士ノエルの声がかかる。

 

「あ──待て、待って──逃げないで逃げちゃダメ──これじゃ団長──後輩を怖がらせた先輩になっちゃううぅ!!!」

 

 悲痛な叫びだった。

 

 

 

 

【バトルロワイアル残り50名となりましたー。……いや、今回本当に早いですね!?】

 

 

 








ちょっとメモ書きが過ぎると感じたので前回の後書き部分を一部削除しました。

次回は前回と似た形式になります。




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