『――次のニュースです。昨夜―』
最近僕の生活は一変した。
仕事に行き、帰って来てはゲームをし、そして眠る。
そんな生活がずっと続いていた。
だが今は、朝は見送りをし、仕事に行き、帰って来ては皆で遊び、夜が更けるまで騒ぎ通す。
次の日は買い物、その次の日は公園に出掛け、また次の日は勉強したり、飽きることのない日常。
だから思うのだ。
この『当たり前』が幸せだと。
だから思うのだ。
その裏に、必ず『不幸』はあるのだと。
『――地下に閉じ込められた少女が発見されました。』
―――――
「はっはっ…!」
(怖い怖い怖い怖い…!嫌だ嫌だ嫌だ!もうあんなところにいたくない…!)
吐いてでも走り続ける。
でなければ追いつかれてしまう。
逃げなければ、また苦しくなる。
痛くなる、苦しくなる、吐き気がする、痛い痛い痛い…
「うっ!」
足が縺れて転がる。
どうやら挫いたようだ。
それでも…
「…逃げ…る…!」
「………」
(だ……れ…?…助…け…)
私の意識はそこで途絶えた。
―――――
「……」
(倒れて気絶したからつい連れて来ちゃったけど…この子は誰だろう?)
道端で倒れた子を見つけて、家の近くということもあって連れ帰った。
茶髪を肩辺りで切り揃え、服装は白シャツ…体は傷だらけの高校生くらいの少女。
そこで悟った。
僕はまたこうゆう子を見つけたのかと。
「…最近治安悪いな…」
―――――
「うぅ……」
目が覚めると…家?にいた。
見覚えのない天井、人も誰もいない。
「逃げ…なきゃ…」
体を起こそうとしても動かない。
痛みが全身に走る。
場所は変わっているが、また
逃げなければ苦しい。
捕まったら痛い。
閉じ込められて日を浴びることもない。
そんな絶望感が、再び私を侵し始める。
涙を流しながら助けを求める。
そこには誰もいないというのに。
「助けて……」
「……」
―――――
(僕はどうすればいいの…?)
起きたのはよかったけど、怯えていて話せる状態じゃない。
こうゆう時に思い付く方法は…
「お兄さん?」
「あ」
「!」
瞳ちゃんに話して来てもらうことだったのだが…
「嫌!来ないで!」
叫び、蹲る。
そんな少女にどう接すればいいのだろうか。
「お、お兄さん…?」
「うーん…瞳ちゃん、少しお願いなんだけど…」
―――――
今瞳ちゃんには、彼女と話してみてもらっている。
僕だと警戒されてろくに話せないだろう。
しかし子供に対して警戒の強い人はそういない。
瞳ちゃんなら話しを聞いてくれるだろう。
「何してんの?」
「光希君…実は…」
「…またそうゆうの拾ってきたのか。」
「拾ってって…」
「…平気そうか?」
「?平気って?」
「何か手伝うことないかってことだよ。」
「……今は瞳ちゃんに任せるしかないよ…」
8/25追記:編集時間今もなくて今日中に更新出来ませんので来週に回します。ごめんなさい。暇が出来るの明日からなんです…来週のはちょっと長くします。