お人好しの不幸な子供育成日誌   作:ジシェ

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基本文字数1000~1500だから短く感じるでしょう。作者に丁度いいのです…


傷だらけの行き倒れ

『――次のニュースです。昨夜―』

 

最近僕の生活は一変した。

仕事に行き、帰って来てはゲームをし、そして眠る。

そんな生活がずっと続いていた。

だが今は、朝は見送りをし、仕事に行き、帰って来ては皆で遊び、夜が更けるまで騒ぎ通す。

次の日は買い物、その次の日は公園に出掛け、また次の日は勉強したり、飽きることのない日常。

だから思うのだ。

この『当たり前』が幸せだと。

だから思うのだ。

その裏に、必ず『不幸』はあるのだと。

 

『――地下に閉じ込められた少女が発見されました。』

 

―――――

 

「はっはっ…!」

(怖い怖い怖い怖い…!嫌だ嫌だ嫌だ!もうあんなところにいたくない…!)

 

吐いてでも走り続ける。

でなければ追いつかれてしまう。

逃げなければ、また苦しくなる。

痛くなる、苦しくなる、吐き気がする、痛い痛い痛い…

 

「うっ!」

 

足が縺れて転がる。

どうやら挫いたようだ。

それでも…

 

「…逃げ…る…!」

「………」

(だ……れ…?…助…け…)

 

私の意識はそこで途絶えた。

 

―――――

 

「……」

(倒れて気絶したからつい連れて来ちゃったけど…この子は誰だろう?)

 

道端で倒れた子を見つけて、家の近くということもあって連れ帰った。

茶髪を肩辺りで切り揃え、服装は白シャツ…体は傷だらけの高校生くらいの少女。

そこで悟った。

僕はまたこうゆう子を見つけたのかと。

 

「…最近治安悪いな…」

 

―――――

 

「うぅ……」

 

目が覚めると…家?にいた。

見覚えのない天井、人も誰もいない。

 

「逃げ…なきゃ…」

 

体を起こそうとしても動かない。

痛みが全身に走る。

場所は変わっているが、またあの男(・・・)に捕まったと思った。

逃げなければ苦しい。

捕まったら痛い。

閉じ込められて日を浴びることもない。

そんな絶望感が、再び私を侵し始める。

涙を流しながら助けを求める。

そこには誰もいないというのに。

 

「助けて……」

「……」

 

―――――

 

(僕はどうすればいいの…?)

 

起きたのはよかったけど、怯えていて話せる状態じゃない。

こうゆう時に思い付く方法は…

 

「お兄さん?」

「あ」

「!」

 

瞳ちゃんに話して来てもらうことだったのだが…

 

「嫌!来ないで!」

 

叫び、蹲る。

そんな少女にどう接すればいいのだろうか。

 

「お、お兄さん…?」

「うーん…瞳ちゃん、少しお願いなんだけど…」

 

―――――

 

今瞳ちゃんには、彼女と話してみてもらっている。

僕だと警戒されてろくに話せないだろう。

しかし子供に対して警戒の強い人はそういない。

瞳ちゃんなら話しを聞いてくれるだろう。

 

「何してんの?」

「光希君…実は…」

 

「…またそうゆうの拾ってきたのか。」

「拾ってって…」

「…平気そうか?」

「?平気って?」

「何か手伝うことないかってことだよ。」

「……今は瞳ちゃんに任せるしかないよ…」

 




8/25追記:編集時間今もなくて今日中に更新出来ませんので来週に回します。ごめんなさい。暇が出来るの明日からなんです…来週のはちょっと長くします。
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