お人好しの不幸な子供育成日誌   作:ジシェ

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午後の部

さあさあお昼休みを挟んで始まった午後の部。

最初は上級生の応援団。

鉢巻をきつく絞めた一組の団長は、よく響く声で叫ぶ。

負けじと全クラスの団長が叫ぶ。

皆大きな声で迫力満点だった。

とは言え子供だからそんなにはいかないけど。

 

「凄いね~あんな声出ないよ。」

「僕も無理かな…歳的に…」

「まだ若いだろ。」

「いや…デスクでの作業が増えるとね、動くことがほぼない分、運動量も相当減ってね…勿論肺活量とかも退化するんだよ…」

 

多分若い人でもよくあることだと思う。

特にオタクの人は気を付けなきゃ腰や首を真っ先に痛める。

だからこれ以上光希君と瞳ちゃんがゲームで動かなくなることはないよう願う。

 

―――――

 

途中大玉転がしを挟み、下級生による玉入れが始まった。

僕の身長から見れば高くなく見えるが、子供からすれば大人一人分大きいのだろう。

頑張って玉を投げる姿は、言ったら悪いかもしれないけど猫がじゃれてるように見える。

つまり小動物のようで可愛い。

瞳ちゃんのクラスの番になり、一組の子が走り込んで来た。

相手は四組の子達。

 

「頑張ってー!」

「あれ考えて投げる方が入るし、瞳は得意なんじゃね?」

「そうだね。でも…こうゆうのは、考えないから楽しいんだよ。」

「―――――!!!(止まらないシャッター音)」

 

現に瞳ちゃんも、取っては投げるを繰り返している。

考えるより、楽しむことを選んでいる。

横には恵ちゃんもいる。

笑い合って投げている。

 

(楽しそうだね。)

 

楽しんだもん勝ちとは言ったもの、一組は見事一位になった。

 

『わー!』

 

「瞳が勝った!」

「そんなクラ○みたいに…」

「ポイント一組高いな。」

 

競技の順位毎に入るポイントで最終順位が決まる。

そのポイントは赤、青、黄、緑の四つで全学年共通のポイントとなる。

今は中でも赤が高い。

そこから上級生のダンスを挟み、更に大縄飛びも挟み綱引きへ。

 

「これで勝てばほぼ勝ち確だね!」

「瞳ちゃんあんまり力はないんだけど…」

「(ああ、恵も弱いんだよなぁ…)」

「……元々男子の競技だろ…」

 

ただクラスの男子達もあまり腕力に自信はなかったようで、結果としては三位。

以外にも赤と青の一騎討ち状態となった。

クラス対抗で勝った方の勝ち。

緑と黄色は…残念ながら逆転は不可能だ。

 

「瞳ちゃん頑張れー!ここで勝ったらヒーローだよ!」

「女の子にヒーローって…」

「…頑張れー」

 

「(応援してくれてる…!最初で離す!)」

 

本当に瞳ちゃんは早く、トップで二番の人に渡すことが出来た。

 

「が、頑張れー!」

 

チームメンバーを応援する瞳ちゃん。

その甲斐あってアンカーがギリギリ一位でゴール、結果は対抗、全体共に優勝。

 

「やったー!写真も百枚越えてるし…ふくく…」

「キモっ!」

「終業式終わったらすぐ行こっか。」

 

こうして瞳ちゃんの運動会は幕を閉じた。

 

―――――

 

「おめでとう。瞳ちゃん。」

「さっすが私の妹!」

「…おめでと。」

「ううん。皆で勝ったんです。お兄さん達の応援のおかげで頑張れたし…」

「でも瞳が一番頑張ってたよ!」

「恵もだよ~?」

「わっ!お姉ちゃん!」

 

よく楽しめた運動会でした。

 

―――――

 

――日

 

前半から後半にかけて、運動会は順調に勝ち越し。

瞳ちゃんも恵ちゃんも凄い頑張っていて、正直とても可愛かった。

この写真は、大事にパソコンにバックアップも入れて本体にも残しておくことにしよう。

仕事で来れなかった東雲さんにも、何枚か送るとしよう。

 




描写無理…てか――日の久しぶりだなぁ。
追記:時間ありませんので次回更新無し。申し訳ありません。書こうとすると水曜過ぎます…
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