お人好しの不幸な子供育成日誌   作:ジシェ

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予約出来た\(^^)/(わーい)


着せ替え瞳ちゃん

東雲さんは息を切らして謝罪をしている。

別に平気と言っても頭を下げ続けてしまう。

これだけでも相当良い子だ。

世の中謝ることも出来ない大人もいる。

まあ逆に謝り続けられても困るが。

 

「大丈夫だから…ほら、人目も…」

「ご、ごめんなさ……!?」

 

謝りながらふとこちらを見た東雲さんは、目を見開いて驚いている。

瞳ちゃんがいることに困惑しているようだ。

僕には家族がいない。

親戚との交流がないことも、職場の人は知っている。

彼女からすれば、何の関係もない少女が、僕に引っ付いているようにしか見えないことだろう。

隠し子か、それともロリコンとでも勘違いしたのか、本当に混乱しているようだ。

 

「ああああの……そ、そそその子…は…?」

「ああえっと…とりあえず一から説明したいし…少し早いけどお昼にしようか?」

 

時刻は十一時。

昼食の時間としては、微妙なところだ。

彼女は承諾し、一階のフードコーナーで食事にする。

僕はうどん、そして二人は…まさかのうどん。

他にも色々あるというのに、三人全員一緒の食事だ。

まあ考えていることは何となく分かる。

 

(育さんと一緒に食事…!)

(……美味しそう…)

(本当に…分かりやすいなぁ…)

 

二人とも凄い笑顔だ。

話しかけるのを躊躇ってしまう。

しかしチラチラと瞳ちゃんを見る東雲さん。

そろそろ説明した方がいいだろう。

 

―――――

 

「成る程…」

「うん。納得いったかな…?」

「ふむ…育さんらしいですね!」

「へ…?」

「恋愛している人は相手の人のことをよく知ろうとするものですよ!でも…」

「?」

「優しいところは、育さんを知る人なら皆分かってます。ね?瞳ちゃん。」

「はい!」

 

優しいとか他人に言われると少し恥ずかしい。

瞳ちゃん凄い笑顔だし、東雲さんちょっとにやけてるし。

 

(でも、優しいって言われて、嫌な人はいないね。)

「ありがとう。」

 

―――――

 

食事を終えた僕達は、すぐに服屋へ向かった。

それからは僕は特に出来ることもない。

二人が選び終えるのを待つばかりだ。

 

「これとかどうでしょう?」

「うん可愛いね。まあ素材が良いから当然だね。」

 

薄青のワンピースに麦藁帽子。

よくアニメとかで見るスタイル。

何となく僕を意識して東雲さんが選んだのが分かる。

リアルで見てみたいっていったことあったな…そういえば…

でも季節的にちょっと早い。

そして次の服。

 

「やっぱり女の子だし、ピンクは似合うね!」

「うん。それもいいね。」

「あ、あの…」

「よし!次は…」

 

―――――

 

アニメとかで着せ替えされてぐったりする女の子とか、たまに見るよね。

リアルで見るのは初めてだよ。

ということで着せ替え終了。

最初の二つ、ワンピとピンク貴重の白線の入ったシャツ、そして麦藁帽子は購入。

他にもいくつか購入して、その日はお開き…とはいかない。

東雲さんがイオンのゲームコーナーに寄ると言った。

瞳ちゃんがゲームを気に入っていることも話したので、おそらく一緒に遊ぼうと思っているのだろう。

当然『一緒に遊ぶ』の中に僕もいる。

ゲームコーナーに着いた。

時刻は、およそ三時。

服選びに三時間近くかけていた恐ろしい現実。

女の子は凄い。

 

「何やろっか?」

「んー育さんはどれが好きですか?」

「まあ太鼓はいつもやるかな。」

「やっぱりそうですよね…」

「太鼓…?」

「あれのことだよ。」

 

そうして僕が指指す先には、太鼓とバチが設置されている。

太鼓の○人と呼ばれるリズムゲームだ。

せめてゲームでも少しは運動しないとね。

 

「子供がやるにも向いてるし、やってみる?」

「は、はい!」

 

―――――

 

「育さん流石に上手いですね…」

「あはは…結構やってるからね…」

「瞳ちゃんも上手だったよ!難しいをクリア出来たし、普通なんてフルコンだし!」

「うん。でもなぁ…」

「…あ…」

「?」

「う、ううん!何でもないよ!瞳ちゃん!」

 

インドア派への道のりは短い。

 

―――――

 

「今日はありがとう。」

「いえいえ~こちらこそ楽しかったです。」

「あ、ありがとう…ございます…お、お姉さん…」

「!お姉さん…ふふ…」

「じゃあまた仕事で…」

「はい!でも…またお休みには誘って下さいね!」

 

東雲さんは駅へ向かう。

僕達は徒歩なので、イオンで別れる。

 

「じゃあ行こっか。」

「はい。」

 

―――――

 

「…今日はありがとうございます。」

「うん?」

「私に気を遣ってくれたんですよね…?」

「ああ、うん。瞳ちゃんは女の子だし、お洒落は好きでしょ?」

「……」

「…楽しかった?」

「……はい!」

 

―――――

 

三日目

 

同僚の東雲さんに協力してもらい、瞳ちゃんの服を買った。

とても可愛い瞳ちゃんが見れて、僕も嬉しく思う。

ゲームコーナーでも楽しそうな瞳ちゃんが見れて、瞳ちゃんにとっても楽しい一日に出来たみたいだ。

ただ少しゲーム中毒の心配をする生活。

気を付けることにしよう。

育児は大変だなぁ。

 

 

 




前の話と分けた意味ない気がしました。作中の一日=作品の一話にしようと思ってます。当然何日かで一話とかもやらなきゃ一年間の話終わりまで365話とか長過ぎてまずいのでします。でも学校まではこのスタイルで。
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