翌日、有給を使い更に休む。
東雲さんが職場に事情説明をしてくれたようで、かなりスムーズに許可を貰えた。
一応明日からは普通に出る。
学校が始まるまで、今日を含め四日。
流石に一週間の休みは同僚に悪い。
とはいえ瞳ちゃんが心配なのも事実。
家に一人にするのも、誰かに預けるのも不安。
どうすればいいかとても悩んだ。
しかし瞳ちゃんは大人びていた。
七歳でありながら、僕に迷惑をかけまいと、常に考えていたようだ。
『自分は大丈夫。』
『心配なんて平気。』
『一人でも…』
そう言う彼女の体は、怯えたように震えていた。
―――――
「……ごめんなさい…」
「大丈夫だよ。悪いことじゃない。大体低学年の子が一人で留守番なんて、不安だよね。」
「でも…」
「瞳ちゃんはただでさえ大変だったんだ。ごめんね。」
「お兄さんが謝ることじゃ…!」
しかし仕事はしなければならない。
生活のために必要な、当たり前のこと。
となれば選択肢は二つ。
:一人で家にいてもらう
:誰かに預ける
この二つくらいしか思いつかない。
いや、職場に連れて行くという選択肢もありはする。
まあ流石にそれは出来ない。
一人で留守番はこちらが不安だ。
預けると言っても誰に?
ゲームで言うなら詰みだ。
どの選択肢でもバッドエンドのようなものだ。
どうしたものやら…
―――――
以外にも選択肢はちゃんとしていた。
瞳ちゃんが度々厄介になっていた大家さん。
この人はとても頼りになる。
思い出して連絡をし、聞いてみたら二つ返事。
瞳ちゃんと過ごした時間も長いし、面倒を見てくれていた人。
今の瞳ちゃんも見たいということで、僕が仕事の時は預かってくれるとのことだ。
解決してよかった。
―――――
「瞳ちゃん、昨日はお買い物に行ったけど、今日はどうしようか?」
「…遊んでばかりだと……少し…」
「子供は遊ぶのが仕事だよ。」
「でも…私…」
「…やっぱり気が引けるよね…今までを考えれば当然ではあるけどさ…前も言った通り、遠慮とかはいらないんだよ。」
「…それでも遊ぶばかりはなんだか…人としてどうかと…」
これが七歳の言うことだろうか。
下手な中高生よりも真面目ではないか。
学級委員とか向いてそうだ。
まさか人として駄目と思うとは…
「うーん…じゃあ少し勉強でもしよっか?」
「はい…!」
―――――
二年生が習うこと…九九とかかな。
一年だと時間や足し算引き算、国語は朗読、理科などアルコールランプの使い方など。
簡単な英会話もあったか。
二年生とはいえ、あまり変わりはない。
簡単なことを教えるとしよう。
―――――
「今度は鳥…?ですか…?」
「多分…」
勉強は二時間程でやめた。
九九の計算、英語の簡単なもの。
英語は暗記も多いし、子供の集中力で二時間は長い。
そしてゲームに行き着くのだ。
最初に教えた娯楽のレベルが高過ぎた。
二面ボスとか来るの結構早いな。
うちの子ゲーム上手い。
結局その日、ほとんどゲームをして過ごしたのだ。
昔を思い出す光景だが、教育にはよろしくない。
でも自由にさせたい。
楽しむ姿が可愛いのだ。
結局適度に遊ぶのが、一番いいことなのだ。
―――――
「夕飯は
「チンジャオ…?」
「簡単に言うと、ピーマンと肉を炒めたもの?まあほぼインスタントだけどね。ピーマン切って炒めるだけ。」
「…料理…してみたい、です。」
「え…」
「あ、その…何か…役に立ちたいから…」
良い子過ぎて泣ける。
普通手伝いとか言ってもやらない子が多いだろうに。
「でも火とか包丁とか危ないから、もっと簡単なものを作る時に教えてあげる。」
「は、はい!」
料理を教えてあげる約束をした。
これからのことを考えるのは、凄く嬉しいことに思う。
「…幸せだな…」
「?」
「何でもないよ。」
―――――
四日目
学校の勉強を軽く行った。
考えるとかなりの予習になるのではないか。
テストとか見るのが楽しみだ。
勉強を終えた後は、結局ゲームをした。
インドアに染まるのが少し…いや凄く心配だ。
でも料理を覚えたいと瞳ちゃんは言うから、女子力的には平気かもしれない。
裁縫なども教えてみれば嵌まるかもしれない。
それも今度聞いてみよう。
間違えて投稿しちゃいました。書いて出すタイミングばれますねこれ。もっと早く書きます。そして予約します。