俺がカイドウの息子…?   作:もちお(もす)

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前回、ご感想ありがとうございます!凄くやる気が出ました!

ぼちぼちやって行きますのでよろしくお願いいたします。








7歳になった俺と父さんと

あれから時は経ち……俺は7歳になった。

 

 

7歳になってからは人生が倍楽しく感じる!

トイレはひとりで出来るし、食事も自分で食べられる!

洋服の着替えもできるし、言葉も話せる!

自由時間も増えて覇気の練習だってはじめた!!

 

……おっと、オムツの取り替えやら介護される気持ちや、居たたまれなかった生活とおさらば出来たことで はしゃぎ過ぎてしまっていたようだ…

 

とにかく最近は本当に色々と楽しい。

 

キングかクイーンがいるのが絶対条件とはいえ外出も出来る。

 

島によって様々な生き物や景色を見れるのは何よりの楽しみになっていたし、父さんと食べるご飯は旨い!

……父さんの酒癖の悪さには度肝を抜かれたが…

 

と、まぁそんなワケで俺は今、船の中を散歩している。

さっき島に上陸したのだがキングもクイーンも忙しそうだったので邪魔しない様にするための散歩である。

 

 

そういえば、まだこの船にはジャックが居ない。

大看板と言えばクイーン、キング、ジャックの三人だったと思うのだが……

まだ父さんは若いしジャックの入団はまだまだ先なのだろうか…?

 

 

ヒュ~~~~  ドガァッン!!

 

 

「!? ぅわッ」

 

 どぷんっ!

 

 

そんなことを考えながら船の後方でぼけ~っとしていると

突然、大きな揺れと爆音が響いたと思ったら

その揺れで俺は海へと落ちてしまった。

 

 

「んぶっ! ハァッ…ハァ……あぶない…しぬかと おもった…」

 

死ぬ気で浜辺まで泳いだ、背泳ぎで。

はじめて泳いだけど…やっぱり死ぬ気になれば7歳でもちゃんと泳げるもんだな…

 

肩で息をしながら周りを見渡すとウチの海賊団が海軍らしき奴らと戦闘を開始していた。

 

 

「おぉ~ すごいなぁ……あ、あれ飛んでるしキングだ。」

 

 

 

『怯むな!賊を捕らえろー!!』

 

『ムハハハ!! 新作の実験にちょうどいいぜェ…!』

 

『ウワァ!? た、たすけてくれ! からだがァ……』

 

『!? 退避だ!』

 

『待て!ここで引いては民間人に被害が……!』

 

『遊んでんじゃねぇよクイーン。

 さっさと片付けろ。やること残ってんだぞ。』

 

 

大混乱状態の戦場を少し離れた所で見ていた俺は近くに来ている4人の人影に気付かなかった。

 

 

「おい……あれ、百獣海賊団にのってるガキだろ?」

 

「似てるな……」

 

「よし、撃つぞ。」

 

「!? 子どもだぞ?」

 

「バカ野郎! ガキでもあの船に乗ってんだヤベェやつに決まってんだろ!」

 

 パンッ パンッ…!

 

2発の銃声が響いた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

危なかったッ……!!!!

 

 

いや、まぁ一発当たったんだけども…

 

一発は何とか避けたのだが、二発目が左腕に当たった。

致命傷になるような場所に当たらなくて良かったと安堵したのも束の間、4人の海兵らしき男たちが驚いた顔をしながら近付いて来ていた。

 

 

「おい!ちゃんと狙えよ!!」

 

「いや、狙ったんだが……」

 

「避けたのか?」

 

「偶然動いたから急所外れただけだろ」

 

「まぁいいさ、当たってはいるんだ。捕縛しよう。」

 

「?殺さないのか?」 

 

「そうだ!ガキでも海賊なら殺しちまった方がいいだろ!」

 

「捕まえればあのカイドウを捕縛するのに使えるかもしれん!」

 

「あの化け物がガキで止まるとは思えねぇけどな……」

 

「とにかく捕まえてダメなら殺せばいいさ」

 

 

「よし、新兵いけ!

この押収した宝も納品しなきゃならねぇんだ、急げよ!」

 

 

「あ、はい……そうですね。じゃあ捕まえてきます」

 

 

 

最近、俺は覇気を少しコントロール出来るようになってきていた、気を抜いていたせいで左腕を少し怪我してしまったが、人相手に練習ができないから困っていた所でのこの展開はツいているのでは…?

 

宝も持っているらしいし基地までついて行って他の押収した金品も回収する。

んで、それを持って帰ってこっそり倉庫に入れとけばウチの海賊団の資金にもなるし一石二鳥だ!

 

よし、こどもっぽくして捕獲されよう。

 

 

 

「キミ、動かないで。」

 

 

「……うん。」

 

 

「…ごめんね。大人しくしてくれれば痛い事はしないから」

 

 

「ん、わかった」

 

 

「じゃあ、ついて来てくれるかい?」

 

 

「うん、ついてく!」

 

 

そう言って子どもらしく頷けば、新兵と呼ばれていた男はほっとした様に笑った。

他の男たちも怪我した子ども相手に油断しきっているようだ。

俺は隙を見て殺る……そして金品を奪って逃げる為に男達について行った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「あぁ……やべぇ…! 船長に言わねぇと!!」

 

 

海賊団の男が、この島の海軍基地へと入って行くレオヴァを見て焦った様に叫ぶと走り出して行った。

 

 

 

「なんだとォ…!? レオヴァが連れてかれただァ!?」

 

「ヒィっ……!す、すみませ…ッ…」

 

鬼の形相で怒り狂っている大男とそれに怯えだす周りの者達。

 

 

「すぐにキングとクイーンを連れて来い…!!

 はやくしろォオ!!!

 

「は、はいッ…!」

 

「海軍……ふざけやがってェ!!!

 

 

カイドウが棍棒を振り下ろすと地面が割れ周りの岩、そして部下までもが宙を舞った。

 

 

 

 

「カイドウさんッ…!遅くなりました…!」

 

「悪ぃ カイドウさん!!遅れた……!」

 

「キング、クイーン!! 遅ェぞ!!!

今から海軍基地を潰しに行く!

レオヴァもそこに居る…!」

 

 

「急ぎましょう…!」

 

 

「わかったぜェ、カイドウさん!!」

 

 

周りの部下が気を失うのも構わず覇気を放つカイドウとキング、クイーンは海軍基地に向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

たった3人で海軍基地を落とすという常人では考えられないほどの破壊を尽くしたのだが、未だカイドウ、キング、クイーンの苛立ちは収まっていなかった。

 

全く見付からないレオヴァに何かあったのではと焦るキングとクイーン。

 

しかし、海軍基地の人間をほぼ全て殺すことで気配が減り、カイドウが見聞色でレオヴァらしき気配にアタリをつけた場所へ足早に向かった三人を待っていたのは……予想外の展開であった。

 

 

そこには4人の男が倒れており

2人はもう死んでいるようだったが、残りの二人は生きていた。

 

1人は左腕が切り落とされており、出血が多く動けなくなっている様であった。

もう1人は椅子に拘束され指を殆ど失いながらも、くぐもった呻き声を上げていた。

 

その場の中心に居る少年を見て三人は珍しくも目を丸くしたのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ーレオヴァsideー

 

 

うあぁ……やってしまった。

完全に見られた。それも父さんだけじゃなく、キングとクイーンにもだ。

絶対に引かれた……そりゃそうだ。7歳のこどもがこんな事してたら俺だって引く……

 

しかし、ここで弁解させて欲しい。

俺は別に趣味でこの男を椅子に拘束して拷問しているワケではない。

そこの腕を切り落とした奴だって落し前を付けるためにやった。そいつは俺の左腕を撃ったから俺は左腕を貰っただけだ。前世の世界じゃナメられたら終わり……だから、習慣みたいなものだった。

 

そして、この椅子に固定した男を拷問しているのは押収した宝を何処に置いてあるのかを聞き出す為にである。

ただ思ったよりも時間がかかってしまい、結果 父さん達に目撃されてしまったのだが……

 

 

「ァ…ひゅー……ひゅー………た"、す"…けて"…」

 

椅子をガタガタと揺らしながら父さん達に助けを求める“新兵“

 

俺は気まずさのあまり手を滑らせ指を切るつもりが腕を半分切ってしまう。

腕は落ちはしなかったが肉の間から骨が覗いていた。

 

 

「あ"があ"あ"ぁ"ーーーー!!!!

 はぁッ…はぁ…たのむ…たのむおねがいしますほんとにしらないんですほんとですころさないでくださいころさないでくださいたすけてたすけてくれぇ!!」

 

急に大声を出して発狂した男を見て俺は煩く感じたため、素早く喉を切り付け黙らせた。

 

ただでさえ父さんに見られて怒られるかもしれないのに…騒がれたら更に父さんの機嫌が悪くなるかもしれない……

 

 

「あ~……とうさん、 うるさくて ごめんなさい

しずかに してもらったから ゆるしてほしい……」

 

さっきから、うんともすんとも言わない父さん達に、意を決してまずは煩くしてしまった事を謝った。

 

 

「ウォロロロロロロロ…!!

レオヴァ!これはお前が殺ったのか」

 

「はい……やられたから やりかえした…あと、たから あるっていうから」

 

「そうか、そうか…! やるじゃねぇか!!

見ろ!クイーン、キング、この歳でレオヴァがこれをやったんだぞ! ウォロロロロロ……!!! それでこそ おれの子だァ!!」

 

 

「さすがカイドウさんの子だな。その拷問の仕方はなかなか効率が良い。

人数を絞るのもリスクが減るし良い判断だレオヴァ坊っちゃん」

 

「ムハハハ! 7歳でコレかよ…!先が楽しみになるぜ!

あと、宝の場所なら もう把握済みだぜぇレオヴァ~!」

 

 

思っていたのとは真逆の反応だったが、父さんに誉められるのは凄く嬉しい…!

それにキングとクイーンにも引かれていない様でひと安心だ。

 

その後、クイーンと保管庫に行って宝を奪い船へと帰ったのだった。

 

 

この一件以降、俺は少しずつ子どもらしく振る舞うのを止めた。同時に海戦に参加させて貰えるようになった。

父さん曰く  “死にかければ強くなる“ とのことで結構ギリギリな場面が多く、本当に死にかけたことも一度や二度ではなかった……

 

前世の俺はここまで生命力があった記憶はないから、きっとこれは父さんの遺伝子だろう……

 

無茶苦茶してくる父さんを思い出すと頭が少しばかり痛くなるが、それも全て息子である俺を強くするための愛情だと思えば嬉しいものだ。

 

 

──── そして遂に 俺は12歳になった。

 

誕生日に欲しいものは何かと聞かれた俺は、武器が欲しいと父さんに頼んだところ、クイーンが来てどんな武器がいいんだ?と聞かれたので戦斧を頼んだ

“ムハハハハハ~~!

 おれが とっておきの最高の戦斧を作ってやるぜェ!“

 

と飛び出して行ったクイーンに呆気にとられていたのだが、数日後の俺の誕生日に手渡された その戦斧は言葉通り “最高の戦斧“だった。

 

そんなワケで俺は武器を手に入れさらに父さんとウチの海賊団に貢献するべく海戦へと投じるのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでも読まなくても良い補足情報

男主 戦闘スタイル

武器
┗ 戦斧

戦闘スタイル
・斬りつけたり、突き崩すなど。
主に相手の攻撃を受け流して斧の鎌状になっている部分で相手の首や腕、足などを引っ掻けて少しずつ動きを鈍らせる、または受け流した拍子に隙があればそのまま一撃で落とすなどカウンターに寄ったスタイルである。

・先端に重さがある武器であるため、その重心を利用して素早く振り回したり、時には斧頭を蹴り軌道を変えたりなどトリッキーな動きをする。


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