俺がカイドウの息子…?   作:もちお(もす)

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阻まれた悪意

 

燃え盛る署名箱から飛んできた火の粉を受けて手に大きな火傷を負ったオトヒメ王妃は元来の体の弱さもあり

大量の煙を吸ってよろめいてしまっていた。

 

広場にいる魚人や人魚は全員が突然の火災に目をとられオトヒメ王妃の異常に気づかない……火傷の痛みと煙で意識が朦朧とした彼女は石の演説台の端から下へ落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、彼女を一人の人間が抱き止める。

 

 

周りがオトヒメ王妃の落下と人間に気付くと同時に銃弾が王妃を襲った。

 

 

守備についていたジンベエが悲鳴に近い声をあげる。

 

 

「ッ!! オトヒメ様っ……!」

 

 

 

三発の冷たい銃声音が響く。

 

 

 

 

そして、そこにいた誰もが驚愕に目を開き固まった。

 

 

 

 

 

 

 

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広間で鎖に縛られ掴まっている五人の若い魚人を広場中の者たちが睨み付けている。

 

 

 

 

「よりにもよってネプチューン軍の兵士がオトヒメ王妃の命を狙うなど…!」

 

 

「許せねぇよ……オトヒメ様を撃ち殺そうなんてっ!」

 

 

「……しかもそれを人間のせいにしようとしてたって…」

 

 

「こんな奴ら……いなくなった方がみんなの為じゃないか?」

 

 

「オトヒメ様のお気持ちを踏みにじる行為じゃねぇか!!」

 

 

 

皆が口々に怒りを溢していく。

中には死刑と言う言葉まで出始める始末だ。

 

 

怒りに染まる民衆に凛とした声が響く。

 

 

「皆さん……!! 怒りにとらわれないで!

確かに彼らのやろうとしたことは大きな過ちです……

けれど、過ちを認め……やり直すチャンスは誰にでも必要です……!」

 

 

手から肩にかけて痛々しく包帯を巻いたオトヒメ王妃が呼び掛ける。

 

 

黙ってしまった民衆たちの上から今度は別の声が降ってくる。

 

 

 

「オトヒメ…

チャンスの前にまずは反省の期間と罰が必要じゃもん!

……兵士たちよ、こ奴らを牢屋へ…!」

 

 

「彼らと話を……!」

 

 

「もう、奴らと話すことはないんじゃもん!!

……体験も意思もない空っぽの憎しみにとらわれたナニカ……それが奴らじゃもん…」

 

 

 

険しい顔のネプチューン王にオトヒメ王妃も口をつぐみ、泣き腫らした顔の子どもたちを優しく抱き締めた。

 

 

 

 

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『何故こんな真似を……!

過去、貴様らの身に何があった…!?

人間に何をされたというのじゃもん…!!』

 

 

『下等生物共になんざ、なにもされてねぇさ……!

おれたちは人間に裁きを与えるべく天によって選ばれた……!!

……オトヒメの人間と共になんて言う考えは最低な消えるべき思想だ!!』

 

 

 

ジンベエとジャックと言う男に捕まったネプチューン軍の兵士

……ホーディはそう言い放ったのだ。

 

 

 

その言葉にジンベエもネプチューン王も王子たちも

そして居合わせた民衆も皆が言葉を失った。

 

妄想に取り憑かれた男とその取り巻き達の手によって

あともう少しで魚人島の光であるオトヒメ王妃が消されてしまう所だったのだ。

 

 

あの時、もしも居合わせた人間がオトヒメを身を挺して守っていなければどうなっていたのか……

 

それだけではない、ジャックと言う魚人がホーディを取り押さえなければ事実すら闇へ消されていただろう。

 

それに身体の弱いオトヒメ王妃の大火傷を手早く処置していた少年もいなければ……最悪オトヒメ王妃は腕を切り落とさなければならない可能性もあった。

 

 

 

 

 

 

 

それから、この最悪の事件を救ってくれた彼らはとても変わった一味だった。

 

 

人間が三人と魚人が一人、さらに熊までいるという見たこともない組み合わせだ。

 

さらには、その一味の人間と魚人は兄弟の様にお互いを想い合う強い絆で結ばれてすらいた。

 

 

 

ジャックという魚人はホーディが撃った弾が人間

……レオヴァに怪我を負わせたと、凄まじい形相で狙撃場所へと突撃し、一瞬で犯人を捕らえた。

 

 

 

 

『魚人が下等生物に使われやがって……!!

人間の奴隷でいることで満足なのかァ…!?』

 

 

その後、捕まったホーディの悔しさの滲む醜い叫びに

 

 

 

『レオヴァさんが下等生物だァ…!!?』

 

『おれの弟同然のジャックが奴隷だとォ……?』

 

 

と同時に返し、その怒りを周りに(なだ)められていた。

 

 

 

 

なによりも皆を驚かせたのは駆けつけたネプチューン王と、身を挺してオトヒメ王妃を救ったレオヴァの会話だった。

 

 

 

『ありがとう人間の青年よ……!

なんと礼を言ったら良いか…

そうじゃもん!城に招待しよう……!

宝もある、酒や食べ物も…ぜひ礼をさせて欲しいんじゃもん!!』

 

 

『その申し出は身に余る光栄だが……

先にそちらの王妃のちゃんとした治療と燃えてしまった広場の復旧を優先させてはくれないだろうか?

他にも、あの火災で怪我をした者たちもいるようだ…おれはその治療を手伝わせてもらいたい。

 

……王からのせっかくの誘いを無下にしてしまい申し訳ない…』

 

 

 

そう言って頭を下げたレオヴァを見た皆が驚いた。

 

自分も怪我をし、疲れていると言うのに

人間の彼が魚人や人魚たちの為にまだ協力してくれると言うのだから。

 

 

 

『……お、おぬし…!!

感謝の言葉しかないんじゃもん…!!

ぜひ、手伝ってほしい!』

 

 

感激に涙汲むネプチューン王に微笑むと、レオヴァは少年を連れて多くの魚人や人魚を手当てし

瓦礫や燃えかすなどをジャックやクマ、他の二人の人間を連れて片付けまで手を貸してくれたのだ。

 

 

 

オトヒメ王妃を狙った恐ろしい犯罪者たちは捕まり、荒れていた広場も片付き

民衆は少しずつ日常を取り戻して行った。

 

 

 

 

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あの事件から4日が経ちネプチューン王とその家族たちは、やっと感謝の食事会を開けると大いに喜んだ。

 

 

そして、その食事会場に向かう途中の会話にてレオヴァの今の立場を聞き、驚きの声をあげた。

 

 

 

「なんと…!

海賊でありながら王まで務めていると言うのじゃもん!?」

 

 

「あぁ、今はワノ国の王をやらせてもらっている。」

 

 

「しかもワノ国……!?

さらにはあの百獣の息子で…海賊団のNo.2…?

お、驚きすぎて疲れたんじゃもん…」

 

「ち、父上様……!

母上様の命の恩人であるレオヴァにそんな失礼な態度を…!」

 

 

「いや構わない。

むしろ先に海賊だと言っておくべきだったな……

海賊と言えばあまり良い印象もないだろう…せっかくの招待だったが辞退させて……」

 

 

 

申し訳なさそうに眉を下げ、辞退すると言い出そうとしたレオヴァの声を遮るようにネプチューン王の慌てた声が降ってくる。

 

 

 

「ま、待ってほしいんじゃもん!

わしは海賊にも色々いると知っている……!

現に大海賊時代以降この島が平和になったのも“白ひげ”と言う海賊の助けあってこそ……

……不躾な言い方をしたのはすまなかったんじゃもん…」

 

 

大きな身体を曲げて謝るネプチューン王にレオヴァは困った顔をしながら答えた。

 

 

「止してくれ、ネプチューン王

貴方に頭を下げられては困ってしまう…」

 

 

 

 

なんとも言えない空気の二人を見たしらほしは目を潤ませながら、おずおずと声を出す。

 

 

「お父様…わたくし……皆さまと一緒にご飯食べるのを楽しみに…ぐすっ……レオヴァ様は帰ってしまわれるのですか…?」

 

 

 

「し、しらほし!

泣かなくても大丈夫じゃもん!」

 

「おれも今日の食事会を楽しみにしてたんだ。

……帰ったりしないから泣かないでくれ」

 

 

 

ネプチューンとレオヴァの前でぽろぽろと泣き出した。

しらほしを二人は一緒に泣き止ませようと声をかけた。

 

 

 

そんな光景をネプチューン軍のジンベエや兵士たち、オトヒメ王妃も王子たちも微笑ましく見守っていた。

 

 

 

 

 

その日の食事会でレオヴァとその部下たちと、ネプチューン王とその家族や兵士たちは

まるで昔からの友のように和やかに楽しい時間を過ごすのだった。

 

 

 

 

 

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レオヴァたちが宿へと帰った後、ネプチューン王とオトヒメ王妃、ジンベエの三人で話をしていた。

 

 

 

「財宝を少しも受けとらんとは……

しかも、代わりに求められたのがバブリーサンゴと加工用のサンゴの貿易…

………礼をしたいと言うのにこれでは、わし達に利益が出てしまっているんじゃもん!!」

 

 

 

「財宝を受けとるどころか魚人街の改革の提案書までくれとる……この案が上手く行けば…あの無法地帯を変えられる…!

ネプチューン王……!わしはレオヴァ殿との貿易に賛成したい!

今後も彼なら信頼できる……それに国同士の関わりを作るのも大切だとわしは思う!」

 

 

 

「無論、わしもレオヴァとの貿易には賛成じゃもん!

……ただ礼をさせて欲しいだけだというのに…」

 

 

 

レオヴァから手渡された改革案を大切そうに抱えたジンベエと、礼を受け取って貰えずに落ち込むネプチューン王にオトヒメ王妃が微笑む。

 

 

 

「彼のお陰もあり、島のみんなが人間への前向きな気持ちを持てるようになりました。

彼との縁は大切にするべきですわ!

 

…彼は本心から魚人であるジャックさんを大切にしているようですし、とても良い人に見えます!」

 

 

 

「本心から……と言うと、オトヒメ王妃のあのお力で?」

 

 

「はい、一度だけですけど!」

 

 

「いや、逆に聞こえたのはいつじゃもん……?」

 

 

「…ホーディと言う若者がジャックさんを悪く言ったときですわ。

彼は本当にジャックさんを大切に思ってるみたいで、とても怒っていらしたの…

ジャックさんも本当に怒ってましたわ。

 

…皆が彼らのように種族など関係なくお互いを想い合える……そんな世界になれば!

きっとわたしと貴方の可愛い天使たちの未来も明るいわ!」

 

 

 

力強く理想を語るオトヒメ王妃を優しい瞳でネプチューン王は見つめた。

 

 

 

 

その横でジンベエはレオヴァの態度や言葉を思い出し、ただひたすら心打たれている。

 

 

 

 

 

『王と言う立場は大変なんじゃもん……

レオヴァはその歳で王になって大変なことはないのか?

わしが相談に乗るんじゃもん……!』

 

 

そう言って胸を張るネプチューン王に笑いながらレオヴァは返す。

 

 

『ふふふ…ありがとう、ネプチューン王。

だが、特に苦労はないんだ。』

 

 

『そうか……

国の頂点に立つことは大変だが、それを苦に感じないのは凄いことなんじゃもん…!

……もとからレオヴァは素質があるのかも知れん。』

 

 

『いや、おれが目立った苦労なく王としての責務をこなせるのは支えてくれる者たちが居るからだ。

皆がおれを助けてくれるからこそ、おれは民の為に成すべき事を成せる。

……それに何かあれば相談できる頼れる父もいる』

 

 

 

 

このやり取りがジンベエの中に特に印象深く残った。

 

 

どれだけの者が権力を手に入れて尚、感謝を忘れずに謙虚な姿勢を保てるのだろうか…

 

少なくともジンベエは、ネプチューン王と白ひげ以外に権力…または膨大な力を手に入れても変わらず思いやりを持てている者を知らなかった。

 

 

海賊だということが信じられない程に柔らかい物腰と王としての威厳のある立ち振舞いの切り替えの上手さ。

そして、周りへの気配りや人情厚さに親しみやすさまで、ありとあらゆる面がジンベエには眩しく映ったのだ。

 

 

 

「……レオヴァ殿か…」

 

 

 

そう呟いたジンベエの顔には笑みが浮かんでいる。

 

 

 

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あの食事会から1ヶ月半が経ち、魚人街の改革をある程度手伝ったレオヴァたちはこの後の新たになる魚人街の為にスレイマンを残し

ワノ国を見たいと言うジンベエとフカボシを連れて一度ワノ国へ帰る手筈となった。

 

 

 

 

 

しかし、コーティングされた船の前でネプチューン王たちは困り果てていた。

 

 

何故なら、しらほし姫がワノ国へ帰ろうとするレオヴァにしがみつき離れないのだ。

 

 

 

「ひっく……ぅう…わたくしもっ……連れていってくださいませ!

うっ…ぐす……居なくなっちゃいやですっ…」

 

 

 

そう言ってレオヴァの上着を掴んで離さないしらほし姫にレオヴァは助けを求めるようにネプチューン王を見たが、当の本人は眉を下げて首を横に振るだけである。

 

 

微笑ましげに笑うジンベエの横で慌てたようにフカボシが説得を始めた。

 

 

「し、しらほし……!

これは異文化を勉強するために行くのであって、決して二度と会えなくなるわけではないんだぞ?」

 

 

「ぐすっ……なら…わたくしも行きます…!

……もうレオヴァ様と遊べないなんて悲しいですっ!」

 

 

「いや、だからな?

4ヶ月ほど待てばレオヴァはまた戻ってくるんだ…!」

 

 

「よ、4ヶ月もお会いできないなんてっ……お兄様もレオヴァ様も一緒にいてくださらないとイヤです…!」

 

 

「うぉお!?…しらほし!」

 

 

 

側まで説得に来たフカボシは突然引っ張られ体勢を崩した。

そしてそのままレオヴァと共にしらほし姫に抱き抱えられる形で捕まってしまった。

 

 

「うぅ…お兄様もレオヴァ様もずっとここに居てくださいませ~!うぇ~ん!!ひぐっ……ぐす…」

 

 

「しらほし……レオヴァも困っているだろ…?」

 

 

「だって……だってぇ…うぅ~……」

 

 

 

その後も30分ほどしらほし姫は泣き続け

皆が困り果てていたが、オトヒメ王妃の説得によりなんとかレオヴァと一行は魚人島を出発することが出来たのだった。

 

 

 

 

「レオヴァ……妹がすまなかった…」

 

「いや、気にしないでくれ。

…兄想いの良い妹じゃないか」

 

「…! そうなんだ!

しらほしは母上様に似て優しくて、本当に良い子で!

レオヴァの父上殿に会うのも楽しみだ!」

 

「ふふ…おれもフカボシに会わせるのが楽しみだ。」

 

 

 

二人はそのまま紅茶を飲みながら自分の家族自慢を続けるのであった。

 

 

 

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夜のレオヴァの船室内にドレークは音を立てずに入って行く。

 

 

部屋の中には昼間の様に紅茶を注ぐレオヴァの姿があった。

 

 

「……レオヴァさん」

 

 

ドレークが声をかけるとゆっくりとレオヴァは振り向き微笑んだ。

 

 

「ドレークか…

そろそろ来るだろうと思って紅茶を入れておいたんだが…飲むか?」

 

 

「ぜひ、頂きたい」

 

 

 

促されて目の前の椅子へと腰掛けたドレークは一口、紅茶を飲むとレオヴァに向き直り報告を始めた。

 

 

 

「…デッケンという男はレオヴァさんの言う通り姫を狙っているようだった……が、もうそれは解決してある。

あと、指示のあった男もあの火事で亡くなったようだ。

……これで全部知ってるのはおれとレオヴァさんだけになった。」

 

 

「流石だなドレーク。

まさかもう、デッケンの問題を解決しているとは思わなかった。

……事実を知るのがおれとドレークだけになる事がなにより大切だ…

今回も完璧な仕事振りだ、よくやってくれた。」

 

 

「レオヴァさんの指示があってこそだ。

……しかし、ホーディとか言う魚人はあのままで良いのだろうか…

何かあってはレオヴァさんの考えに支障が……」

 

 

「ホーディ?……あぁ、あの狙撃手か。

それは心配しなくていい……その為にスレイマンを置いてきたんだからな」

 

 

首を傾げるドレークにレオヴァはニッコリと笑いかけた。

 

 

 

「まぁ、次に魚人島に行くときにはわかるさ」

 

 

 

 

 




応援のお言葉が嬉しすぎて頑張ってしまいました!(*´-`)
感想や誤字報告もありがとうございます!


補足など
 ↓
[レオヴァへの印象]

ネプチューン
優しく強い人間。王としての素質もあるとレオヴァの能力も人格も大きく買っている。
幼いしらほしや兄弟たちの相手をしてくれるレオヴァを信用している。
[レオヴァとは王と言う対等な関係性]
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オトヒメ
レオヴァとジャックの関係性を心から喜んでいる。
いつか現れる正しい心を持ち人魚姫を導く存在とはレオヴァの事なのではないかと考え、ネプチューンと共に話し合いレオヴァがそうだという結論へ至った。
子どもを笑顔にしてくれるレオヴァにますます希望を抱いている。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

フカボシ
母を救ってくれた事を心から感謝している。
人柄や強さを知ってからは尊敬の念が強まった。
レオヴァに稽古をつけて貰うことが最近の喜び。
将来、レオヴァや皆に認められる戦士になることを夢見て努力を続けている。
[レオヴァとは友人というポジション]
ーーーーーーーーーーーーーーーー

リュウボシ
博識なレオヴァに憧れがある。
もの作りが得意なレオヴァから様々な事を教わった。
自分も稽古をつけて貰うのが夢。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

マンボシ
レオヴァの作る料理が大好きになった。
王として威厳も強さもあるレオヴァに憧れる。
ベポと特に仲良くなった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

しらほし
人見知りだったが恩人であり優しいレオヴァに懐いた。
本を読み聞かせてくれたり、外の世界の話をしてもらうのが好き。
レオヴァが滞在中はフカボシと共に寝るまで読み聞かせをしてもらうのが日課だった。
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ジンベエ
レオヴァや王子たちのやり取りを見て、彼らこそがタイガーの望んだ未来だと影で涙を流した。
オトヒメを守り、さらに魚人街を良くしようと尽くしてくれるレオヴァにこれ以上ないほどの恩義を感じている。
真面目だがなんだかんだ冗談の通じるレオヴァを更に気に入る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

【ホーディ一味】
今回の暗躍は全てバレており、レオヴァによって利用された。
ドレークの追跡もあり細かい所まで把握されていたが、本人たちは気づいてすらいない。

【デッケン】
レオヴァの命によりドレークにマークされる。
その後、幼女を付け狙う汚さと今後の作戦に邪魔であるというドレークの独断により消された。

【魚人街】
レオヴァによってテコ入れされた。
初めは暴力で対抗していたが、レオヴァとジャックの圧倒的な力と、二人の信頼関係を目の当たりにして反抗するものは減った。
その後のレオヴァとの対話によって大半の者が改革に協力的になった。

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