俺がカイドウの息子…?   作:もちお(もす)

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逆鱗と娯楽

 

 

 

 

ページワンはここ最近の怒涛の出来事に頭を抱えていた。

 

 

 

 

 

そう……姉であるうるティが突如島に現れた屈強な大男、カイドウに喧嘩を売ったのが事の発端であった。

 

 

一撃で沈められた姉を見てページワンは敵わないと分かってはいたが、この世でたった一人の大切な姉弟(きょうだい)を独りで死なせるわけにはいかないと果敢に挑み……これまた一撃で伸された。

 

 

 

 

 

 

そして気付けば知らない天井を見上げていたのだ。

 

 

体の全てがズキズキと痛む中、最初に聞こえたのは

『離せよ~~!!ぶっ殺す!

そのヘンテコサングラス割ってやるぅ~!!』

と言う、姉の大絶叫である。

 

 

ページワンはまた頭を抱えたい衝動にかられながらも、姉を止めるべく体を引きずりながらベッドから起き上がったのだった。

 

 

 

 

その後1週間ほど鬼ヶ島と言う場所にあるらしい城にて軟禁状態だった二人がトランプやブロックで遊んでいるとカイドウが現れ、そのまま荷物の様に持ち運ばれた。

 

そして、そこで出会ったのがカイドウの息子だというレオヴァであったのだ。

 

 

青年はカイドウや周りの者たちとは違い物腰が柔らかく、常ににこやかだ。

 

ページワンは少しほっとした。

 

 

その後の姉の噛みつきにもヒヤヒヤしたが笑って受け流すレオヴァを見て、またほっと息を吐いたのだった。

 

 

 

 

 

 

カイドウの号令により正式にレオヴァの指揮下に入ったページワンとうるティだったが

当初、信じられないほどうるティはレオヴァに喧嘩を売り続けた。

 

そして、そのうるティの態度を目撃した過激派ジャックとスレイマンに殺されかけたのもページワンの記憶に新しい。

 

あの時、焦ったように駆け付けたレオヴァが止めに入らなければスレイマンの黄金で身動きの出来なかった姉弟はマンモスの姿で荒れ狂うジャックに踏み潰されていただろう。

 

 

 

それでも懲りずに毎日のように多方面に喧嘩を売っていく姉にページワンは胃の痛みとハラハラで参ってしまっていたほどだ。

 

 

しかし、一度あの何をしても怒らなかったレオヴァを激怒させて以降はうるティはレオヴァに噛みつくことはなくなった。

 

ページワンも元々、優しくしてくれるレオヴァにわざわざ歯向かう気など微塵もなかったが、あのレオヴァを見て以降さらに歯向かう気など消え失せた。

 

 

 

 

 

そんな穏和な彼を怒らせたのは、うるティが報告に来ていたハデな服の船員に放った一言が原因であった。

 

 

『なァ…ぺーたん、アイツの話し方きもい!』

 

 

 

この一言を聞き、一瞬眉を困ったように下げたハデな服の船員が話し方を少し“直した”時だった。

 

レオヴァから今まで一度も聞いたことのない様な低い声が出たのだ。

 

 

 

『……うるティ…お前、わざわざ報告に出向いてくれてるおれの大切な部下を侮辱したのか?』

 

 

 

ページワンはこの瞬間、生きた心地がしなかった。

まるで部屋が氷に覆われたのではないかと言うほど寒く、体が無意識に震えた。

 

…きっとうるティも同じだったのだろう。

信じられないものを見るような目でレオヴァの方を向いたまま固まっていた。

 

 

 

『おれはお前に聞いてるんだ、うるティ……その口は飾りかァ…?』

 

 

『…………だ、だって…男なのに……へ、へんな話し方だったからっ…』

 

 

 

どもりながらも渇いた口から必死に言葉を紡いだうるティだったが、それがまたレオヴァの怒りに油を注いだ。

 

 

 

 

『男だからなんだ?

男が女が好む傾向にある言葉遣いや物を身に付けちゃならねぇのかァ?

…いや、そんな決まりウチにはねぇよなァ?

 

ウチではちゃんと仕事さえできりゃ、好きなように自分らしく生きて良いんだ。

それをお前は勝手な価値観で否定したんだぞ、わかってンのかァ…!?』

 

 

 

怒らないと思っていた人物が突然怒った驚きと、肌に刺さるビリビリとした覇気にうるティは涙目のまま一切動けなかった。

 

しかし、そんな雰囲気を何とかしようと報告に来ていた部下がレオヴァに声をかける。

 

 

 

『ちょ、ちょっとレオヴァさま顔怖いわよ!?

わたし全っ然気にしてないわ~!

確かにレオヴァさまに対して軽すぎる口調ですし?…今後は少~し気を付けないと……なぁ~んて思ったりしてましてぇ!

 

…うるティちゃん教えてくれてありがとうって感じよ!

ほら、そんな顔しないで~?ね?』

 

 

 

笑顔でうるティを励ましながら必死にカバーする部下にレオヴァの怒気が少し緩む。

 

 

 

『…ふぅ……お前に気を使わせるとは…すまなかった。

だが、その話し方もお洒落も辞める必要は一切ない。

軽い口調でも固い口調でも おれは構わねぇんだ。

大切なのは互いへの敬意だ、それさえありゃあ他の細かいことは気にしねぇよ……今まで通り話しかけてくれ。

 

おれは皆が自分らしく自由にやっているのが好きだし、何よりそういう場所がここだと思ってもらえるように努力している。

……おれたちは“百獣海賊団”だ、自由に生きられねぇなんざ父さんの掲げるモンと違ってきちまう。

 

……うるティ、お前の価値観や個性もおれは大切に思っている。

けどなァ…それが周りを否定することになンなら話は別だ。

 

皆、一人ひとりに素晴らしい個性がある。

全員と無理に仲良くしろとは言わねぇが、個性は互いに尊重し合え。

喧嘩や軽い揉め事は構わねぇが、身内の根本を否定するのは駄目だ。

 

……おれは可愛い部下を傷つけられる事だけは我慢ならねぇ…わかったな?』

 

 

 

いつもよりも口調は荒いがレオヴァらしい言葉に部下は嬉しげにはにかみ、うるティはこくりと頷いた。

 

 

 

そろそろ持ち場へ戻ると手を振る部下にレオヴァは皆と食べるようにと袋詰めにした菓子を手渡した。

 

最後に二人に手を振って出ていこうとした部下に小さく呟くように、うるティが声をかける。

 

 

 

『……もう絶対にあんなこと言わない…ごめん……』

 

 

 

うるうると濡れた瞳で真っ直ぐに見つめて謝った少女に嬉しそうに部下は笑うと、快く答えた。

 

 

 

『うふふ!もう、別に怒ってないわよ~!

本当にうるティちゃんったら素直で可愛~いんだからぁ!』

 

 

 

じゃあね~!と元気よく投げキッスをする部下を見てやっと、うるティは笑う。

そして、しっかりと謝れたうるティを見てレオヴァとページワンも笑った。

 

 

 

『……謝れて偉いぞ、うるティ。

もう、二度と身内を傷つける真似はするなよ?』

 

 

『うん、ごめんなさい…』

 

 

 

レオヴァは優しくうるティの頭を撫でると、そのまま二人のおやつを用意をする為に立ち上がったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの事件以来うるティは口は悪いが身内の個性を否定する発言は一切なくなった。

 

……その代わりに語尾に何かを付けると言う変なブームが来たことに、再度ページワンが頭を抱えることになったのだが。

 

 

 

しかし、その後のレオヴァとの生活の末、今では昔の面影を一切感じないほどに懐いていた。

 

 

その姉の変わりように何とも言えない気持ちになったページワンだったが、あの島で生きるのに精一杯だった頃と違い、毎日楽しそうに笑う姉を見て

『ほんと、しょうがねぇな』と嬉しげに呟きながら今日も後ろを付いていくのだ。

 

 

 

 

「あ…! レオヴァさまだ♪

いくぞぉ、ぺーたん!!白くまを蹴散らせぇ~!……ナリ!」

 

 

「あ、ちょ!!あねき何すんだよ!?!」

 

 

「うわぁー! うるティがぺーたん君投げてるよ!?」

 

 

 

掛け声と共に弟をクマに向かって投げたうるティ。

ページワンとベポはお互いに悲鳴を上げた。

 

 

二人が衝突する一歩前でレオヴァは危なげなくページワンを抱き止めると呆れた様にうるティを見る。

 

 

 

「うるティ、おれは昨日も“ぺーたん”を大切にしろと言わなかったか?」

 

 

「アァ!? ぺーたんだけずるいぞ!!

わたしも~ レオヴァさま~抱っこ!!」

 

 

「おい、あねき!獣化して飛んでくんなよ!

ず、頭突き当たったらおれ死ぬぞ!?」

 

 

「あわわわ…!」

 

 

 

直属の上司の話を右から左に流しながら獣化したうるティは猛突進していく。

 

レオヴァは苦笑いしつつも、抱えていたページワンを左手に抱き直すと、そのまま突っ込んできたお転婆娘の強烈な勢いをすっと()なし右腕で抱き上げた。

 

 

 

「えへへへ……ぺーたんぺーたん!

レオヴァさまに抱っこしてもらうと景色が高いナリ!」

 

 

「あ~ハイハイ……そうだな…」

 

 

「ぺーたんなんだ、その雑な感じ~!!

わたしお姉ちゃんだぞ!」

 

 

「知るか……疲れた…」

 

 

「知・る・か……だとォ!?

ちゃんとお姉ちゃんをかまえ!!」

 

 

「コラ、うるティ。

人の腕の中で喧嘩は止せ……暴れるなら降ろすぞ?」

 

 

 

喧嘩を始めそうな二人にやれやれとレオヴァが眉を下げる。

 

うるティはせっかくの機会を逃すまいとページワンの胸ぐらを掴んでいた手を離した。

 

 

 

「レオヴァさま、わたし今日もいっぱい仕事手伝って良い子にしてたナリ!

だから一緒にあまいお菓子たべるナリ~!」

 

 

「ふふふ…そうか、仕事を沢山手伝って偉いなァ…うるティ。

なら今日はケーキにしようか?」

 

 

「やった~!

ぺーたんケーキだって!めっちゃ楽しみ~!……ナリっ!」

 

 

「……あねき…忘れるくらいなら、その語尾やめりゃあいいのに…」

 

 

 

キャッキャと騒ぐうるティとそれに引っ張り回されるページワンにレオヴァは優しく笑いかける。

その後ろでベポは今日のおやつのケーキに心を馳せた。

 

 

 

そんな微笑ましい三人と一匹を見る部下たちの視線は今日も優しい。

 

 

 

「今日もうるぺー姉弟元気だなぁ……」

 

「ははは!にぎやかでいいぜ!」

 

「レオヴァ様達みるとマジ癒される……」

 

「おれ今日、キング様担当だから今のうちに癒されとこ…」

 

「おれもそうしよ!」

 

 

 

「「「「「いやぁ、ほんと今日も平和だなぁ」」」」」

 

 

 

ほのぼのと呟かれる言葉は三人と一匹に届くことなくふわっと晴れ渡る青空へと消えていった。

 

 

 

 

 

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「では、第一回模擬札(もぎふだ)の入賞者への賞品授与をはじめる!

 

優勝…トラファルガー・ロー

ローは記念コインを集めるのが好きだと聞いたからな…今はない国の記念コインを賞品とした。」

 

 

 

舞台上にて、ローは恥ずかしさと嬉しさから、すっと帽子で顔を隠す。

 

そして、黒に綺麗な金の装飾の施された箱に並べられた三枚の細かい作りの硬貨をしっかりとローは受け取り軽くお辞儀をした。

 

 

 

「ありがとう、レオヴァさん……気に入った。」

 

 

「ふふふ…気に入ってくれたなら、おれも嬉しい。

大会での優勝、おめでとう。

特に決勝戦の盛り上がりは素晴らしかった…

次の大会も出ると聞いてる……期待しているぞ?」

 

 

「あぁ、見ていてくれレオヴァさん……次もおれが優勝する」

 

 

 

そう不敵に笑うローにレオヴァも楽しげに笑った。

 

下からは今回の参加者から次に勝つのは自分だとヤジが飛ぶがローはどこ吹く風である。

 

 

 

わいわいと騒がしくなった参加者たちをレオヴァが一声で静かにさせ、次の者を呼ぶ。

 

 

 

「次は、準優勝…ページワン。

前にこう言う服が欲しいと絵を見せてくれたのを覚えているか?

……一流のデザイナー達を集めてつくらせた一張羅(いっちょうら)だ。

耐久性も高いから任務でも着ていける。」

 

 

「え!? すげぇ!

本当におれがイメージしてたまんまだ……かっけぇ…

ありがとうレオヴァさま!」

 

 

ページワンは満面の笑みを浮かべながらレオヴァから手渡された洋服一式を抱き抱えた。

大喜びで受け取ったページワンの頭を軽く撫でると、レオヴァは続ける。

 

 

 

「決勝戦での型破りな戦術……見ていて面白かったぞ。

参加者数十人を倒し決勝戦まで駒を進めた実力も見事だ。

……次も得意の速攻で存分に皆を驚かせてくれ」

 

 

「へへへ…もちろんだぜ、レオヴァさま!」

 

 

ぐっと拳を握って意気込みを表すページワンに、レオヴァも答える様に頷く。

 

そして、後ろからはページワンと同じくらい嬉しそうな姉の声が響く。

 

 

 

「きゃ~ ペーたんスゴイ!!……なり!

 

ロー次勝つのはぺーたんだかんなァ!? 首洗って待っとけ!!

おい、ちゃんと見てるかドレーク!

わたしのぺーたんがレオヴァさまから褒められたぞ!?

さ~すがぺーたんナリ~~♪」

 

 

 

舞台上からでも分かるほどピョンピョンと跳ねるうるティにページワンは顔を赤くしながら叫ぶ。

 

 

「あねき、少しは静かにしろって!!」

 

 

「ア"ァ"……静かに“しろ”だとォ!?」

 

 

 

いつもの様に始まった姉弟喧嘩に周りの者たちは笑う。

 

にぎやかな皆にレオヴァは微笑むと、騒がしいうるティを気にせずに締めの言葉を始めた。

 

 

第一回、模擬札(もぎふだ)大会の賞品授与式は楽しげな声が溢れる中、終わりを告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

賞品授与式を遠目で眺め、部屋に戻ったジャックは溜め息をつく。

 

ドスッと椅子に座り、机の上にある特殊なカードを手に取り眉間に皺をつくる。

 

 

そう、今回の模擬札(もぎふだ)大会での戦績が悪かったことにジャックは悩んでいたのだ。

 

 

 

 

この“模擬札(もぎふだ)”とはレオヴァの考案兼監修の下、クイーン開発により作られた俗に言うカードバトルゲームである。

 

武人札・守備札・罠札・補給札…などを用いて相手の陣地を落とす戦略型のゲームなのだ。

 

しかも派手好きなクイーンの嗜好も取り入れられており、レオヴァの作ったスクリーンにて様々な演出や戦況をリアルタイムで観戦できるという娯楽性まで兼ね備えていた。

 

 

 

その為、この模擬札は百獣海賊団の船員たちの中で

とてつもない一大(いちだい)ブームを巻き起こしていたのだった。

 

更に最近ではワノ国の民衆にも簡易化した模擬札が発売され始め、そちらでもブームを巻き起こしている。

 

 

 

結果、人気の娯楽である模擬札はついに大会までも開催されたのだ。

 

 

 

しかし、本来ジャックはあまり娯楽に興味などなかった。

 

ならば何故、模擬札(もぎふだ)とにらめっこしているのか……

 

 

 

その理由はカイドウとレオヴァである。

…何を隠そうジャックは二人から褒められたかったのだ。

 

 

 

 

壮大なグラフィックで繰り広げられる戦略戦。

派手なパフォーマンスや船員たちの盛り上がりや熱狂具合。

そして最大の決め手は“レオヴァ発案”という事実。

 

これらの要素からカイドウは、宴で酒を飲みながら楽しめる娯楽として大会を開くことをレオヴァに進めたのだ。

 

 

勿論レオヴァがカイドウからの提案を断る筈もなく、二つ返事で頷き、あっという間に大会が開催される事が決定した。

 

 

 

 

……そう、カイドウとレオヴァが楽しみにしていた大会でジャックは良いところを見せようと、ブームに乗り遅れながらも模擬札(もぎふだ)を集めルールを短時間で頭に詰め込み、大会に向け出来る限りを尽くしたのだ。

 

 

 

だが、結果は二回戦目での敗退……

 

現実の戦闘であれば力でゴリ押しすれば良いが、戦略ゲームではそうはいかない。

 

 

それに何より、あのローの勝ち誇った顔と言葉にジャックは腹が立ってしょうがないのだ。

 

 

 

『…ジャックにはこういうのは向いてねぇよ

別にお前は遠征で結果出してんだし良いだろ…?

 

……まぁ、おれはレオヴァさんに“期待されてる”から次の大会も出るがな。

それに“カイドウさんからも”次の大会も宴で(さかな)にするから気合いを入れろと言われてんだ。

 

あぁ…悪いが“レオヴァさんから貰った”記念コインをコレクションに追加しなきゃならねぇから、そろそろ戻る。

…じゃあな、ジャック。』

そう言いニヤリと笑って颯爽と賞品を抱えながら消えて行ったローの顔を思い出し、ジャックは思わず机の上のジョッキを握りつぶした。

 

 

 

 

「……次は絶対に勝ち進んで、おれがカイドウさんとレオヴァさんに…!!」

 

 

 

 

鬼気迫る顔でカードと睨み合いながら次の大会への調整や作戦を練ったジャックだったが、次の大会も三回戦目で宿敵ローに敗れたのだった。

 

 

これでもかと遠回しに煽ってくるローとそれを止めるドレークに背を向けながらジャックは悔しさを圧し殺した。

 

 

 

 

大会後にガックリと肩を落とし、とぼとぼと歩いているジャックを見つけたレオヴァは、そのあまりにも哀愁漂う背中に思わず笑ってしまう。

 

 

 

「ふふ……まったく、真面目すぎるなァ…ジャックは。

大看板として十分すぎるほど働いてんのに、まだ頑張ってんのか」

 

 

 

カイドウとレオヴァに自分を見て欲しい一心で慣れないことを頑張っているジャックに、人知れずレオヴァは何か褒美をやろうと考えるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




前回も誤字報告と感想ありがとうございます!
うるティの圧倒的人気にニッコリしております!笑

後半は日常回的なオマケ話でした。

ー後書きなどー

・模擬札
仕事がシフト制でしっかり休みがあるばかりに暇をもて余してしまった部下達の娯楽及び知力向上の為にレオヴァが考案したゲーム。
専用の機械に札(カード)を読み込ませてスクリーンで大迫力の戦闘シュミレーションバトルを行う。
(予算はレオヴァのポケットマネーから出ていたが、現在は札の購入代や専用機械から利益が出ているので切り替わった)

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・うるティ
すっかりカイドウとレオヴァ大好きっ子に。
カイドウは世界一強いと思っている(自分を一撃で伸した為)
かなり生意気だったが、カイドウを慕っていた事と直々の手土産だった事からレオヴァには大切に扱われていた。

事件以降は実力もあり、カイドウとレオヴァの前ではとてもイイ子なのでレオヴァに部下として気に入られた。
ジャックとスレイマンとは未だに仲良くない。
レオヴァに可愛がられるベポをライバル視している。
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・ページワン
姉想いの苦労人、とても真面目。
酷い環境で育ったので、今の三食美味しい食事とふかふかの布団、無理のない仕事に大満足。
多すぎる報酬の使い道がなくて困っていたが、最近は模擬札や城下町での食べ歩きにハマっている。


姉以外ではレオヴァを一番信用しており、そのレオヴァの尊敬するカイドウの事を尊敬している。
その為未だにカイドウの前に出ると何時もの何倍も姿勢が良くなる。
(百獣に入れてくれた事にも感謝している)
ドレークと特に仲が良く、自分のせいで姉に絡まれてるのを見ては申し訳ない気持ちになっている。
スレイマンのポジションを狙っている。
ローとは馬が合うと思っていても互いに警戒心が強い為なかなか距離が縮まなかったが、模擬札関連で仲良くなれそうで少しそわそわしている。
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アンケート回答して下さった皆様ありがとうございました!
色んな方がいらっしゃる事がわかって嬉しみです~!

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