少し幼さを残した顔立ちのブロンドの青年は、午前の激しい戦闘員訓練を終えシャワーを浴びていた。
体を洗うと先ほど出来た傷が少し痛むが、期待の後輩が成長している証と思えば嬉しいものである。
青年はささっと手早く汚れを落とし、身支度を済ませる。
服も着て、いつも通りの姿に戻った青年は空腹を満たすために廊下を歩き始めた。
「ん~……今は肉の気分だな!」
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昼時になった基地では皆がわいわいと食事を始めている。
だが、そんな中1人の少年を囲むように輪が出来ていた。
「いやはや!
まさか料理まで出来るとは知らなかったぞ!」
「そうだよ!
こんなに上手いのになんで隠してたの?」
手放しに褒める白い髭の魚人と、不満げに頬を膨らませる若い女の言葉に少年は照れながら答える。
「あ、いや!そんな!
ぼ、ぼくなんてまだまだですよ!
その、隠していた訳ではなく…ここの料理人の方のご飯が美味しくて作ってなかっただけでして…」
あははは…と頭をかきながら謙遜する少年に周りは笑う。
「もう!
コビーくんがまだまだだったら私はどうなるのよ。
もっと自信持ちなよ、こんなに美味しいんだから!」
「うむうむ。
コアラの言う通り!
……ところで、おかわりを貰っても?」
「えへへ……ハックさん、コアラさんありがとうございます!
お代わりも沢山ありますのでどんどん食べて下さい!」
笑顔でハックの皿におかわりを入れていくコビーの後ろからブロンドの青年がヒョコっと顔を出す。
「お!旨そうだなコビー!
腹減っちまって……おれの分あるか?」
「うわっ!?
さ、サボさん!急に後ろから現れないで下さいよ~……びっくりしたぁ…
あ、もちろんサボさんの分もありますよ!」
「ははは、悪ぃ悪ぃ!
んじゃ、大盛りで頼むぜコビー!」
「はい、わかりました。
………どうぞ!」
「おう、ありがとう!」
ニカッと笑いながらおかずと白米の乗ったお盆を受け取り、サボはコアラとハックの側に腰掛け食事を始めた。
空腹と旨い食事が
次々平らげるサボの側で三人はのんびり会話をしつつ食事を進めていた。
「へぇ~!
じゃあ、この料理もあのレオヴァさんに教わったんだ。」
「はい!レオヴァさんには本当に色んな事を教えて貰いました!
料理の仕方や航海術……他にも食べられない物の見分け方や、よくある病気などの対処方法まで!」
懐かしむ様に話すコビーにコアラは優しく笑う。
そんな二人の話にサボも交ざっていく。
「お前が良く話す、そのレオヴァって奴は生き残る為の知識を中心にコビーに教えてくれたのか。」
「えぇ、レオヴァさんは僕によく言ってくれていたので。
“生き延びる事にこそ意味がある……おれは何より身内を失う事が怖い。
……だからコビー、修行で大変だと思うがこういう知識をおれと共に身に付けて欲しい”……と。
本当に、本当にレオヴァさんは…!」
いつもの様に発作を起こすコビーにハックとコアラは苦笑いし、サボは大きく口を開けて笑う。
「はははは!
本当にコビーはレオヴァって奴の事が好きなんだな。」
「もちろんです!!
レオヴァさんは、僕の憧れですから!
いつか僕もレオヴァさんみたいに人に手を差し伸べられる偉大な男に…!」
ぐっと拳を握り目をキラキラさせるコビーを三人は微笑ましげに見つつ、話を続ける。
「じゃあ、コビーくんに戦闘を教えたのもレオヴァさんって人なの?」
コアラの問いに一瞬きょとんとしたコビーだが慌てた様に否定する。
「そそそ、そんな!
レオヴァさんと“組手”なんてしないですよ!?
大怪我になっちゃったら大変ですし……
僕を鍛えてくれたのはドレークさんです!
……一応、うるティさんもですけど…あれって八つ当たりのような… 」
ぶつぶつと独り言を溢すコビーの側で、うんうんとコアラは相づちを打つ。
「そっか、確かに百獣のカイドウの息子であるレオヴァさんって人に怪我させちゃ大変だもんね…」
「ほほう、ドレークと言えば百獣で幹部を務める実力者!
コビーの腕が立つのも頷ける。」
「え~…っと、確か恐竜になる奴だっけ?」
「もう~!サボくん、百獣の幹部には恐竜になる人いっぱいいるでしょ!
コビーくんが言ってるのは、“異竜”X・ドレークだよ!
そうでしょコビーくん?」
コアラの問い掛けに自分の世界に入り独り言を言っていたコビーがハッとしたように顔を上げる。
「は、はい?」
「だから、コビーくんの言ってる“ドレークさん”って、“異竜”って異名のあるあのドレークでしょ?」
「そうです!
ドレークさん本当に強くて!
組手でも一回も勝ったことないですし……あ!でも凄い優しくて頼りになる人でですね!」
嬉々として想い出を語るコビーの声をBGMに三人はまた食事を進めるのであった。
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革命軍での1日を終えたコビーは基地の外れに来ていた。
「(……よし!周りに気配なし!)」
鍛えた見聞色で周囲に自分だけな事を確認し、電伝虫へと手を伸ばしたが、ある事に気付き慌てて鞄を開く。
「あ、危ない!
ふぅ……ドレークさんに怒られちゃう所だった…」
レオヴァから貰った
プルルルルル……プルルルル…
『……おれだ。』
久しぶりに聞くドレークの声にコビーの頬が緩む。
「も、もしもし!コビーです!
ご無沙汰してますドレークさん。」
『フッ……相変わらず元気そうだな、コビー。』
目の前の電伝虫が小さく笑うのにつられて、コビーの笑みが深くなる。
「はい!ドレークさんもお元気そうで良かったです!
……その、レオヴァさんもお元気ですか?」
『あぁ、レオヴァさんも変わりない。
いつも通りおれ達や国の為に働き詰めだ……まったく、もっと自分を労って欲しいもんだ…』
困ったようなドレークの声にコビーも苦笑いを溢す。
「あはは……相変わらずですねレオヴァさん…
そこに居なくても休まず動き回るレオヴァさん想像出来ちゃいますもん。」
『おそらく、お前の想像通りだ。
……昨日も昼休憩を取って貰う為にどれだけ手段を尽くしたか…』
「……最終的にベポくん突撃ですか?」
『………あぁ、結局最後はベポだ。』
「本当にレオヴァさんいつも通りみたいですね…あ、あはははは…」
渇いた笑いを溢したコビーに、話題を変えるようにドレークが問う。
『…ところで、今日はどうした。
何か報告でもあるのか?』
「そ、そうでした!
ついドレークさんと話すのが楽しくて……すみません。」
『いや、構わない。
おれもお前と久しぶりに話せてつい関係ない話を……で、本題は?」』
ドレークの声にスッとコビーの雰囲気が真面目なものへ変わる。
「……3週間後、海軍へ諜報員として向かう事になりました。」
目の前の電伝虫が目を細める。
『海軍へ…
もうそんな危険な任務を任されるようになったか。
だが、それをおれに話して良いのか?」』
「問題ありません。
…何より伝えておかないと海で会ったらドレークさんと殺し合いになっちゃうじゃないですか!
……あ、レオヴァさんにも伝えておいて貰えたら嬉しいです!」
『わかった、レオヴァさんにも伝えておこう。』
「逆にレオヴァさん以外には内密にお願いします……特にうるティさんとか…」
『わかってる、この件はおれとレオヴァさんだけで共有するさ。』
「ありがとうございます!
潜入開始してからも何かあればお伝えします。」
『頼んだぞ、コビー。
……で、そっちでは友人は出来たのか?』
「は、はい!
そのコアラさんとかハックさん……あとサボさんにお世話になってます!」
『……なるほど。
普段はどんな話をするんだ?」』
「そうですね~…最近だと……」
久々の恩人との会話にテンションが上がり饒舌になったコビーに優しくドレークは相づちを打つ。
懐かしい暖かい空気にコビーは疲れが吹き飛ぶ気持ちであった。
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受話器を置き、ドレークは壁掛け時計を見遣る。
「…2時間も話していたのか。」
お喋りがすぎたな…と反省しながら机の上にある書類に手を伸ばす。
今日中にレオヴァへ提出しなければならない報告書を手に立ち上がり、軽く伸びをする。
「(遅くなってしまったが……きっとレオヴァさんの事だ、まだ仕事をしているだろうな…)」
働き過ぎてしまうという大切な人の性分に溜め息を吐きつつ、ドレークは部屋を出てレオヴァの下へと向かうのだった。
鬼ヶ島にある自室からレオヴァのいる執務室へと向かう途中にある部屋で、茶葉と急須を用意しドレークは顎に手をあて考える。
「……茶菓子も必要だな…」
ドレークの小さな呟きに仕事終わりに在庫確認に寄っていた、顔見知りの派手な服の部下が答える。
「うふふ!
ドレーク様、レオヴァ様でしたらこのお茶菓子とかどうかしら♡」
目の前に出された変わった煎餅にドレークは目を遣る。
「初めて見る
「もう、ドレーク様が楽しそうに茶葉を選ぶなんてレオヴァ様の時だけじゃないですか~!」
「そ、そんなに顔に出ていたか?」
「うふふふ~…それはもうスッゴくでてましたわ!
私もレオヴァ様にお茶をお出しする時はつい色々考えちゃうし、ドレーク様のお気持ちよく分かるわ~!」
どや顔で答える部下にドレークは眉を下げて笑う。
「フッ…そうか、皆同じだな。
……それで、何故その煎餅を?」
「実は最近、コック達が作った新しい煎餅なんですけど
確か、今日レオヴァ様あまり食事をお召し上がりにならなかったから……煎餅ならお腹にも溜まるし、これ甘いクリームも入っててお茶にも合うのでピッタリだと思って!」
どうかしら?と瞳を輝かせる部下の言葉にドレークは頷き、笑顔で煎餅の入った皿を受け取った。
「ありがとうトネグマ、助かる。」
「いえいえ~!
レオヴァ様が食べて下さったって聞けばコック達みんな喜ぶわ!
ドレーク様もぜひ、食べてゆっくりして下さいね。」
「いつも悪いな。
では、そろそろおれは行くが、在庫確認よろしく頼む。」
「えぇ、ドレーク様任せてちょうだい!」
部下の笑顔と元気な声に見送られながら、茶葉と茶菓子たちを持ってドレークは歩きだした。
カツカツカツ……と音を立てながら廊下を進み、執務室の前へ着く。
空いている左手で軽く扉を叩き声をかける。
「レオヴァさん、おれだ。」
「…ドレークか、開いてるから入ってくれ。」
失礼しますと声を出しながら部屋へ入る。
そこには予想通り卓上に沢山の書類や開発案を広げているレオヴァの姿があった。
静かにレオヴァの前にある客用の机に茶と菓子を置き、未だペンを走らせるレオヴァの側へ行く。
「レオヴァさん、今日の報告書だ。」
「……ん、ありがとう。」
書類を受け取り、素早く目を通すとレオヴァは確認印を押していき、終わるとまた何かの開発案とおぼしき書類にペンを滑らせる。
そんなレオヴァを横目にドレークは勝手知ったる執務室の湯沸かし器で茶の準備を始める。
さらさらと紙の上をペン先が忙しなく走る音を聴きながら、ドレークとレオヴァの間に親しんだ心地よい沈黙が流れる。
沸騰しきったお湯を湯冷ましで良い
こうすることで渋みの少ない甘くまろやかな茶を淹れられる為、ドレークはこのひと手間を欠かさない。
レオヴァには渋い茶ではなく、心休まる茶を出したいと言うドレークの
来客用の机に茶飲みを2つ用意し、ソファーへ腰掛ける。
頭の中できっかり40秒数え終えたドレークが、ゆっくりと急須を回す。
しっかりと味を出す為に必要な作業を終えて、2つある茶飲みに慣れた手つきで均等に注ぎ分けていく。
ほわほわと湯気を立てる茶飲みに満足げにドレークは頷き、レオヴァへ声をかけた。
「レオヴァさん、休憩にしないか?
茶も淹れたし、少し話したいこともある。」
「……そうだな、そろそろ休憩にしよう。」
その言葉で席を立ちレオヴァは軽く伸びをする。
先ほどの自分と同じ動きにドレークは笑みを溢す。
「…?なんだドレーク。
おれは何か変な動きをしたか?」
急に笑われきょとんと首を傾げるレオヴァに、ドレークは笑みを絶やさぬまま違うと首を振る。
「フフッ……いや、違うんだレオヴァさん。
ただ、さっきのおれと同じ動きだったからつい…」
「成る程……ふふふ!
ドリィ、少しばかり事務のやり過ぎじゃないのか?」
「その言葉、そっくりそのままレオヴァさんに返すよ。」
「おれは良いんだ。」
間髪入れずに答え、ニッコリと笑顔で誤魔化すレオヴァにまた笑いつつ、ドレークは本題へ入る。
「……で、話したいことなんだが。
先ほどコビーから連絡があって、3週間後海軍に潜入を開始するらしい。」
ドレークの言葉にレオヴァは口角を上げる。
「ほう?
成る程、革命軍はそう動くのか。」
「他にもコアラと言う女や、サボと言う革命軍において地位のある者の話もコビーから聞いたが、役に立ちそうな情報はあまりなかった。」
「……コビーはその2名と親交を深めてるのか?」
「なんでも、レオヴァさんの紹介で会ったハックと言う男とこの2名は関係性が強かったらしい」
「そうか……確かにハック経由ならばそうなるか…
どんな事でも構わない、コビーから聞いた話をおれにも教えてくれ。」
「勿論だ、レオヴァさん。
……まずはサボと言う男の話だが…」
ドレークはコビーから聞いた話を寸分違わずレオヴァへ伝えてゆく。
ひとつひとつの話に興味深げに相づちを打ちながら、レオヴァは茶を啜る。
全てを伝え終わり、ひと息つくドレークにレオヴァは笑いかける。
「ふふふ、コビーとも上手くやれてる様でなによりだ。
ドリィには“色々”と任せてしまっている事が多いが……大丈夫か?」
「何の問題もないさ、レオヴァさん。
それにコビーは真面目で素直だからな……あのお転婆娘よりいくぶんか親しみやすい。」
「確かに、コビーは良い子だからなァ…
“人造悪魔の実の件”もある、大切にしたい……ドリィなら分かるだろう?」
「あぁ、レオヴァさんの言いたい事は分かる。
……優秀な弟子の面倒はしっかりみるさ。」
目を細めて不敵に笑うドレークにレオヴァは満足そうに頷き、煎餅を口へ運ぶ。
「…美味いな、初めて食べる味だ。」
「最近、コックが作った新しい煎餅だとトネグマが」
「流石だ、トネグマの交友関係の広さには頭が下がる……
ほんのりとした甘さの煎餅とクリームの相性が実に素晴らしい。
煎餅が硬すぎないのも良い点だな……クリームも淡い甘さで調整がとれている…」
「クッ…フフフ……レオヴァさん、まるで評論家だな。」
吹き出したドレークにレオヴァが眉を下げる。
「評論家のつもりはなかったんだが……誰かさんのが移ったか…
兎に角、ドリィも食べてみれば美味さが分かるだろ……ほら。」
「んぐっ……これは…確かに美味いな!」
突然レオヴァに口へ煎餅を放り込まれたドレークは一瞬驚くが煎餅の美味さに感心し、2枚目に手を伸ばす。
美味い茶と菓子を片手に二人はのんびりとした一時を過ごすのだった。
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革命軍総司令官であるドラゴンへの報告を終え、サボは自室へと戻っていた。
薄暗い廊下を進みながらサボは新しい仲間の事とある方針について考える。
少し前にサボも世話になったハックの紹介でコビーと言う少年が入って来た。
彼は一見すると気弱なただの一般人のような雰囲気であったが一度戦闘が始まるとまるで別人のように冷静に敵を倒し、サボ達を驚かせた。
実力も申し分なく、更には素直で努力家な性格もありすっかり革命軍のメンバーとも馴染んでいるコビーだが、何故かドラゴンは彼をよく観察するようにサボに命じた。
サボはドラゴンが何故コビーを見張るような真似をさせるのか首を傾げたが、他でもないドラゴンの
そして、数週間後にサボは何故ドラゴンがあのような指示を出したのかを理解した。
……コビーはあの百獣海賊団にいた経歴があったのだ。
百獣海賊団と言えば破壊を尽くす姿と様々な島をナワバリにしては個性を残しつつ豊かにさせ、差別意識もないという二面性を持った変わった海賊団であり、ドラゴンが注目しているレオヴァと言う男が所属する海賊団だ。
革命軍とは世界政府を……延いては天竜人打倒を掲げ日々活動する組織である。
政府に奴隷労働をさせられている者を助けたり海賊に襲われているところを救ったりなど、人助けも
レオヴァと言う男は魚人島を危機から救い、更には魚人島の闇であった魚人街に革命をもたらしただけでなく、そこに暮らす人々を豊かにし、オトヒメ王妃には
他にも対話のみで島同士の争いを終わらせた話や、貿易を通じて敵対ではなく協力の素晴らしさを説いたという話まである。
暴力ではなく、対話を重視するその姿勢にドラゴンは興味を示した。
今現在、革命軍は政府に対し実力行使に出ている。
しかし、世界政府を倒した後、混乱する人々を導かねばならぬのだ。
導くにあたり、様々な反感や戸惑いなどを実力行使で説き伏せるなど言語道断である。
……そこでドラゴンはレオヴァと言う男の“対話力”に目を付けた。
ドラゴンの集めた情報や新人コビーの証言の限りでは、レオヴァと言う男は他人の意見を受け止められる人間であり、人々の生活を豊かにするための努力を惜しまぬ性格らしかった。
今後の事を考えるのならば、是非とも勧誘したい人材だとドラゴンは考え色々と探りを入れていたのだ。
そして、それを聞いていたサボは何か情報を得られないかと言う理由でドラゴンがコビーをよく観察するように指示を出したのだと瞬時に理解した。
だが、情報を探れば探るほどレオヴァと言う男を勧誘することは不可能だとドラゴンもサボも考え始めていた。
まず、レオヴァと言う男は百獣海賊団を大切に思っているらしい事。
次にワノ国を治めている可能性が高い事。
そして最後にして最大の理由は、百獣のカイドウがレオヴァを軟禁するほど気に入っているらしい事であった。
もし仮に勧誘が成功したとして、無理矢理にでも取り返そうとあのカイドウに進撃してこられた日には、どれだけの損害がでるかわかったものではない。
だからこそ、ドラゴンとサボは思考を切り替える事にした。
レオヴァと言う男が情報通りの人間だろうが、全く違う人間だろうが、敵対せず干渉しない又は協力的な関係に持っていく…という方針へ変更したのだ。
ドラゴンは協力的な関係を築く事に乗り気であったが、信頼を置くサボが干渉しない方針を推していた為、現在は情報だけ集め干渉しない方針へ傾いている。
サボは百獣のカイドウを見たことがあり、あの破壊を尽くす獣の姿を、地獄のような光景を嫌というほど覚えていた。
…だからこそ、藪をつつくような真似を避けたかったのだ。
サボの意見は
現状、レオヴァと言う男の実力も人格もわからぬ状態であるのに、深く関わってしまうのは負うリスクが高すぎる…というものである。
これにドラゴンも同意し、サボの情報収集はコビーから得られた情報を伝えるのみとなったのだ。
長い廊下を進み終わり、自室の扉を開けたサボは思考の海から浮かび上がった。
「……百獣海賊団かぁ。
…関わったらなんか
思わず溢れた溜め息混じりの言葉は深夜の静けさに溶けていった。
ー補足などー
今回ドレークの異名が赤旗から異竜に。
理由→この話のドレークは赤旗(革命思想)を掲げていないので変更しました!……格好いい異名思い付かなかった…すまないドレーク…
↓感想欄にて頂いたもの
Q. ローや他のメンバーは原作と同じ服装ですか?
というご質問を頂きましたのでこちらで答えます!
【原作通り組】
カイドウ、キング、クイーン、ブラックマリア、ササキ、フーズ・フー、シーザー
・カイドウ
基本的には原作通りだが、たまにレオヴァの選んだ着物を着たりする。
・フーズフー
休日に自室で過ごす時は着物が多いが、基本的には原作の服装。
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【原作と違う組】
ロー、ドレーク、スレイマン、うるティ、ページワン
ドレ、スレ、うる&ペーは軍服の様なものをそれぞれアレンジして着ている。
が、ワノ国内にいる時とレオヴァの護衛の時以外は原作通りの服も着る。
ローは幼少期からずっと着物で、ベポも変わった着物を着ている。
ただ、原作(新世界編)のような服も持っており、たまに着る。
うるティは色んな服を沢山もってるので、気分で色々着飾る。
ページワンも姉セレクションの服を沢山持たされている。
※原作の服がいい!と言う方は全然スルーしていただいて大丈夫です!
服装のみのイメージ図↓
【挿絵表示】