俺がカイドウの息子…?   作:もちお(もす)

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始まり前夜

 

 

久々の連休を手に入れ獣人島(じゅうじんとう)で和やかな休日を過ごした狂死郎は、大名の仕事を再開すべく領地へと戻って来ていた。

 

文机の前に座ると筆を手に取り、窓から外を眺める。

大名城から見えるワノ国の景色は自然豊かで活気に溢れていた。

 

狂死郎は獣人島で久々に話したアシュラ童子やネコマムシの楽しげな顔、そして昔のようなおてんばさを取り戻した元気な日和を思い出しながら執務を進める。

 

 

「……このワノ国の平和を…日和様の幸せを守らなくてはな…」

 

そう自分に言い聞かせるように狂死郎は呟いた。

 

 

 

 

あの憎き黒炭オロチを討ってから数年の月日が流れていた。

少しずつではあるが日和や狂死郎達の心の傷は、この穏やかで平和なワノ国での生活で癒え始めている。

 

未だに光月おでんを悪く言う(たみ)はいるが、狂死郎達はそれを無視出来るほど心に余裕も出来ていた。

 

誰がなんと言おうとも、光月おでんの素晴らしさを自分達が忘れなければ良い……そう思えるようになったのだ。

 

 

外の(すさ)んだ世界とは違い、このワノ国は昔と比べ物にならぬほど美しく心地の良い国になった。

 

それは紛れもなく民を豊かにした鳳皇(ほうおう)と称されるレオヴァ、そしてワノ国の守り神である明王(みょうおう)と崇められているカイドウのおかげだろう。

 

 

しかし、そんな穏やかで平穏な日々を手に入れた狂死郎だったが、実は人知れず大きな焦りがあった。

 

あと数年……あと数年もすれば…この平和を失ってしまうかもしれない。

そんな強迫観念にも近しい不安が狂死郎を苦しめるのだ。

 

 

理由は1つ。

今此処にいない赤鞘と呼ばれる仲間達と、我らがおでん様の跡取り光月モモの助様が“過去”からやってくる……はずなのだ。

 

 

狂死郎は日和からこの話を聞いたとき、にわかに信じられなかった。

なにせ、未来に飛ぶ妖術があるなど聞いたこともなかったからだ。

 

だが、レオヴァから赤鞘の遺体はなかったと言う話を聞き、それは確信に変わった。

 

日和から聞いたトキの最後の言葉(・・・・・・・・)

百獣海賊団の捜索ですら見つからない赤鞘と光月モモの助。

 

狂死郎が未来に飛んだと言う話を信じるには十分な内容だったのだ。

 

 

 

狂死郎は今此処にいない仲間達、そして光月モモの助に会える事は心から嬉しく思っていた。

生きていてくれている、それだけで嬉しくてしょうがなかった。

 

だが、同時にそれは不安にも繋がる。

 

過去から来ると言うこと。

それは即ち、討ち入りまでの記憶しかない(・・・・・・・・・・・・・)と言うことだ。

 

あの時の昂る思いのままに、もし百獣海賊団への討ち入りを続行してしまったら…? 

 

そう考えると狂死郎は胃を握り潰される思いだった。

 

 

狂死郎はせっかく平和に幸せを見つけ始めた日和から、またこの日常を奪う結果になる事が恐ろしかったのだ。

 

あの時、日和を守れなかった事実は病的なまでに狂死郎を“日和贔屓”にさせていた。

 

今度こそ、何があっても日和様を……おでん様の忘れ形見を守る。

それが狂死郎の今の存在意義であった。

 

 

だから、狂死郎は考えた。

 

未来から仲間達と光月モモの助が来ることはレオヴァや百獣海賊団の者には話していない。

ならば、その事実が露見する前に共に外海へ逃げようと。

 

今までの全てを。

オロチを討った事、レオヴァが国の為にしてきた事、カイドウがどれだけ国を守っているかという事、全てを話し説得してみせる。

そう狂死郎は誓った。

 

そして、外海でまた皆でモモの助様と日和様をお守りするのだ…と。

 

もし仮にレオヴァならばバレても、きっと見逃してくれる。

外でならば生きることを許してくれる、そう信じて疑わなかった。

 

なぜなら今、自分もネコマムシもアシュラ童子も日和様も生きているのだ。

きっと、モモの助様達のことも分かってくれるだろう。

……そう、縋る事でしか今の狂死郎は安眠できないのだ。

 

 

狂死郎は心底不安だった。

 

もし、その時が来たら平和に話を付けられるのか?

みんなを説得できるだろうか?

モモの助様の御心は大丈夫なのだろうか?

ワノ国にいる以上に、日和様を幸せに出来るのだろうか?

 

……落ち込み、追い詰められていた自分を立て直してくれたササキ(親友)と、レオヴァ殿(頼れるあの方)の支えなくして、しっかりと務めを果たせるのだろうか?

 

 

 

嫌なことなど忘れてしまいそうになるほど穏やかな小鳥の歌声が部屋に届く。

 

狂死郎は数年後の再会が、この平和を壊さないよう今日も思案する……いや、せずにはいられない。

 

 

おそらく、錦さんなら話を聞いてくれる筈だ…

おでん様が健在だったあの日々、おれと共にレオヴァ殿と多くの言葉を交わしたのだ。

そんなレオヴァ殿の優しさを知っている錦さんなら……

 

狂死郎は、そう強く自分に言い聞かせる。

 

 

「……こんなにもみんなとの再会が苦しいものになるなんて思わなかった…

おでん様…必ず、日和様の幸せはおれが……たとえ、何を犠牲にしても。」

 

そう呟いた狂死郎の鬼気迫る雰囲気に、窓際で歌っていた綺麗な青い小鳥は逃げるように羽ばたいて行った。

 

 

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ワノ国の美しい木々に囲まれた九里にある、山の上の平地……そこは九里城跡地と呼ばれる場所である。

またの名を、“おでん城跡地”と言う。

 

ここは亡霊が現れると多くの噂が囁かれ、鳳皇直々に侵入不可令が出た土地だ。

 

 

しかし、実は侵入不可令が出た理由は噂だけではない。

そこに建てられた光月家の墓への民達のイタズラの多さが大きな原因だった。

だが、それを知るのはレオヴァを始め狂死郎やヒョウ五郎、そして九里に住む一部の人々ぐらいであろう。

 

 

そんな人の寄り付かぬ九里城跡地に、人影がひとつ。

 

その人影は手に持っていた魚にかぶり付くと、ペッと硬い頭を吐き出した。

 

九里の川で捕れた脂の乗った魚の身を(しょく)しながら、人影は忌々しげに呟く。

 

 

「……百獣に囚われる日和さまをお救い出来ないとは…なんたる不甲斐なさッ…!

傳ジローさえ…あやつがおでん様を裏切らなければ全て失わずに済んだと言うのに!!」

 

憎しみに染まった表情を(あらわ)にし、そう叫んだこの人影こそ

長らく死んだと思われていた人物、河松であった。

 

 

あの公開処刑の日、誰よりも尊敬していた主君の声に背を押され生き延びた河松は、今日(こんにち)まで川の魚や木の実を食べ命を繋いでいたのだ。

……この、想い出深いおでん城跡地で。

 

河松は焼け落ちたおでん城の瓦礫の間を根城にしながら、毎日仇討ちを心に誓っていた。

 

オロチが討たれた今、河松の憎悪は百獣海賊団とワノ国の民…そして傳ジローに向けられていた。

 

 

だが、最初から河松は傳ジロー……いや、狂死郎(・・・)に憎しみを抱いていた訳ではない。

大切な仲間であり、おでん様を想う同志…だったはずの狂死郎への裏切りの確信が河松の意識を変えたのだ。

 

 

あの日、あの討ち入りをレオヴァへ漏らしたのは狂死郎ではないのか……それが始まりだった。

 

狂死郎は赤鞘の誰よりもレオヴァと(した)しい、それは皆が思っていた。

 

レオヴァが食べ物を渡しに来た時、必ず錦えもんと共に歓迎しており、更には何やら二人で話し込んでいる姿も度々見受けられたのだ。

 

 

ネコマムシの

『傳ジロー!

いつもレオヴァと話しちゅうが、なんの話しちゅうが?』

と言う問い掛けに狂死郎は

(まつりごと)についての議論をな…

レオヴァ殿の発想は面白い!この九里でも使えるものばかりだ!』

と笑顔で答えていた。

…が、今思えばあの時から既に狂死郎は裏切っていたのだ…と河松は思っていた。

 

 

全てを失い悲しみと憎しみに溺れてしまっている河松の表情に昔の面影はない。

鋭くなってしまった目付きと(やつ)れた姿は、ワノ国の国民から亡霊と見間違われるほどだった……

 

 

今日も亡霊は怨みがましく美しいワノ国を睨み付けた。

 

 

 

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最近、百獣海賊団にて新たな武器が普及していた。

その名も、絡繰魂武装(カラクリアームズ)

 

なんとクイーンが真打ちやギフターズ達を中心に、部下を大幅強化出来る武器やアイテムを大量生産したのだ。

 

今までも絡繰魂(カラクリ)武器なるモノをつくり出し大看板や飛び六胞に渡してはいたのだが、強力であることの代償にそれは大量生産できる代物ではなかった。  

 

しかし、今回の絡繰魂武装(カラクリアームズ)は高性能な上に大量生産を可能にした、最新型の武装装備である。

 

 

これにはカイドウも大幅な戦力の増強になったと大いに喜び、宴まで開いた。

そして、研究所にすし詰め状態だったクイーンを労る意味を込めて、大きな休みを取らせたのだった。

 

 

そんなこんなで、遊郭で遊びまくるぜ!と意気込むクイーンの横で、カイドウはもう一人の功労者を待っていた。

 

絡繰魂武装(カラクリアームズ)を造るにあたって、ある技術力を手に入れる必要があったのだが

それを危なげなく手に入れ、クイーンの補佐をした功労者こそレオヴァであった。

 

 

優秀な部下と良くできた息子の大手柄にカイドウの酒を進める手は止まる所を知らぬ、状態である。

 

10瓶目の酒を飲み干し、カイドウが次の瓶に手を伸ばすのと同時に部下によって正面の(ふすま)が開かれた。

 

 

「すまない父さん…!

寝ていたから身支度で遅くなった!」

 

よほど父を待たせまいと急いだのだろう。

珍しく着物が着崩れしてしまっているレオヴァを見て、上機嫌にカイドウは笑う。

 

 

ウオロロロロ…!!たいして待っちゃいねぇ!

ウィ~…だが、寝てたにしては早ぇじゃねぇか

そんな所に突っ立ってねぇで、早くこっちに来いレオヴァ!

 

手招きされるまま定位置であるカイドウの隣の座椅子に腰掛け、レオヴァは自然な動作で自分の服の乱れを直した。

 

 

「…で、父さん。

大事な用があると部下から聞いたんだが…」

 

見上げて問うレオヴァの言葉に答えずにカイドウは手を伸ばした。 

 

突然頭上(ずじょう)に大きな手が伸びて来たことに驚くこともなく、レオヴァはただ不思議そうにきょとんとしているとカイドウは優しいとは言い難い動作で髪を掴んだ。

 

 

「ヒック…なんだァ、レオヴァ。

今日は髪を編んでねぇのかァ?」

 

珍しいものを見るような顔で言われた言葉に、ハッとしたようにレオヴァはカイドウの手に収まっている自分の髪を見た。

 

 

「…父さんに会うことばかり考えて、結うのを忘れてたみたいだ……」

 

身なりを整えられていなかった事に気付き申し訳なさそうにするレオヴァを見て、また楽しげにカイドウは目を細めた。

 

 

「そんなことで落ち込むんじゃねぇレオヴァ!

お前はおれの息子だ、どんな見た目だろうがそれは揺るがねぇ!

そうだなァ……気になるってんなら、また昔みてぇにキングに編んでもらうか?ウオロロロ!」

 

「そうだな…ありがとう父さん!

だが、もうキングに頼むような歳じゃねぇ…」

 

からかう様な笑い声に少し気恥ずかしそうに身を縮めたレオヴァの頭をわしゃわしゃと手荒く撫でると、カイドウは新しい酒を呷った。

 

 

そうだ、レオヴァ!!

忘れてたぜ……お前また最弱の海にでも休暇に行ってこい!

 

「…休……暇?

ちょっと待ってくれ、父さん。

なんでおれが休暇を……」

 

眉を下げたレオヴァの言葉が終わるより先にカイドウの口が開く。

 

 

「クイーンから話は聞いたぞ。

新しい武器の開発で働き詰めだったってなァ。

それにハチノスと北の海(ノースブルー)の件でも休暇を取らなかったらしいじゃねぇか!!

今回はそれを含めた休暇だ、ローでも連れてけ!

あいつも“仕事の虫”だとジャックが言ってたからなァ…」

 

有無を言わせぬカイドウの雰囲気にレオヴァは少しの沈黙の後に答えた。

 

 

「……今回の休暇、父さんは一緒に来れないんだろ?」

 

「おれァ…ドレスローザに行く!

次の休暇にはおれも行くんだ、んな顔しねぇで今回はローを連れてってやれ。

ウオロロロロ!休暇明け、楽しみにしておけよ!!」

 

「わかったよ、父さん。

休暇明けを楽しみに、今回の休暇はローと楽しんでくる。」

 

笑顔が戻ったレオヴァの顔を見て、満足そうに頷くとカイドウはおしるこを啜るクイーンに声をかけた。

 

 

おい、クイーン!!

今晩は宴だ!さっさと準備させろォ…!!

 

えぇ~!?

カイドウさん、宴はこの前やったばっかじゃ…」

 

「だからなんだァ…?ヒック~

宴ってのはやりてぇときにやるモンだ!!

そうだよなァ!?レオヴァ!

 

「その通りだな。

やりたいときに、やりたいことをやる……それでこそ父さんだ!!」 

 

ウオロロロロロロ…!!

わかってんじゃねぇかレオヴァ!

それでこそ、おれの息子だぜェ!!!

 

楽しげに笑い合う親子を前に、クイーンは諦めたように部下に指示を出す。

 

 

「あ~…ありゃダメだわ、レオヴァもカイドウさんいるとテンション高ぇからな…

おい!てめぇら!!聞いてただろ!?

今夜は宴だ!食いモンと酒……そしておれ様の最高にFUNKな公演(ライブ)の準備を始めやがれ~!!!

 

「「「イエッサー!お任せをQUEEN様ァ…!!」」」

 

 

ドタドタと慌ただしくなり始めた部下達と共にクイーンも準備をするべく部屋をあとにする。

 

笑い合っていた親子はそれを見送ると、また楽しげに会話の続きを始めるのだった。

 

 

 

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カイドウとレオヴァが会話を弾ませていた頃。

鬼ヶ島にある医務室でローは薬を調合していた。

 

 

この鬼ヶ島には通常の医務室の他に幾つか専用の医務室があるのだが。

この医務室にはカイドウと大看板を除くと、レオヴァとローだけしか入室出来ぬ様になっていた。

 

中には珍しい薬品や貴重な薬草、精密な機械など様々な物が保管されている。

 

 

そんないつでも仕事に没頭出来る条件が揃った医務室はローの居着く場所と化していた。

 

結果、ロー自身の医療技術や医学の知識は百獣海賊団でも屈指の実力になったのだが

…言わずもがな、オーバーワークである。

 

 

誰にも邪魔をされないのを良いことに医務室に籠り、延々と医学の勉強や新しい薬品の開発、そして解剖まで行うローの姿は周りを心配させるほどであった。

 

そんな中、ベポはもちろんドレークやページワンを中心に部下たちも心配で胃を痛めていたのだが、今回やっと長期休みを取らせる事になったと聞き胸を撫で下ろした。

 

 

一方、ローはそんな周りの者達の心配など気付くこともなく、休暇までに終わらせておきたい調合を進めていた。

 

しかし、いつもとは違い薬品を手に作業を進めるローの表情は明るい。

 

その理由は、数時間前に休暇を取れと呼び出された時にカイドウから言われた言葉だった。

 

 

『ロー、お前休みを全く取ってねぇらしいじゃねぇか!!

っとに……仕事にたいして頑固すぎる所はレオヴァに似ちまったなァ…

いいか、今度レオヴァにデカい休みを取らせる。

それにお前も同行してこい!暫くは医学書に触るんじゃねぇぞ…!!』

 

ローが全然休んでいないとジャック達から報告を受けたカイドウは口をへの字にしながらローに言い放ったのだ。

 

 

“仕事にたいして頑固すぎる所はレオヴァに似てしまった”

という言葉は、カイドウからすれば苦言のつもりであった。

 

レオヴァはもとよりカイドウのタフさを色濃く受け継いでおり、尚且つ動物(ゾオン)系の能力者だ。

普段のあのオーバーワーク気味な生活でも健康的でいられるのは、そのおかげとも言えるだろう。

 

しかし、ローは一般的に見ればタフなのは間違いないのだが、レオヴァほどではないのだ。

そんなローがレオヴァまでとは行かずとも、それに近いほど働き詰めれば健康を害しても可笑しくはない。

 

現に、常日頃(つねひごろ)ローの目の下には濃い隈がある。

きっとあのままでは成長に悪く、デカくなれないだろう。

そうカイドウは考え、苦言を呈したのだ。

 

 

だが、そんなカイドウの心の内など知らずにローは“レオヴァに似た”と言う言葉に喜んでいた。

 

他の誰でもない、この世の誰よりもレオヴァを理解しているカイドウから似ていると言われたことは

ローにとって、何よりも嬉しい言葉だった。

 

それもそうだろう。

何せ、本人には言わないがローにとってレオヴァは命の恩人であると同時に、尊敬している憧れの人物だ。

そんな人に似ていると言われ、嬉しくないはずがなかった。

 

 

そんな内心が噛み合わない2人はお互いのすれ違いに気付かずにいるのだが、それを知っているのはその場にいたクイーンのみである。

…が、クイーンもめんどくさがり口を挟むことをしなかった為、この勘違いが正されることはないだろう。

 

 

 

ローは上機嫌に棚から次の薬草を手に取り、手順通り機械に入れていく。

 

誰よりも強く頼りになるカイドウから貰った言葉を頭で繰り返すと、自然と口角が上がってしまうが誰も入って来ない医務室では気にする必要もなかった。

 

 

「レオヴァさんとベポと休暇遠征か……フッ、久しぶりだな…」

 

嬉しげに呟かれた言葉は作動している機械の雑音に紛れていった。

 

 

 

 




ー後書きー
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