・キャラ崩壊 文章力0 意味不明クロスオーバー マッシブーン 独自設定 独自解釈
これらの要素に目をつぶれずガン見してしまう人は見ないことをおすすめします
※序盤の文章をかなり追加しました。設定を一部変更しました。
一、 何故受け入れたんだ幻想郷
八雲紫は眠る。
冬の間、彼女は責任の一切を式である八雲藍に押し付けてから冬眠をする。ざっと数ヶ月、幻想郷は彼女抜きで朝を迎え、夜を迎え、今日も日本列島の何処かに存在している。
今から起こる出来事の全ては、そんな肌寒い冬の幻想郷で行われる。当たり前とは掛け離れた、七転八起の物語を、そして真っ赤なポケモンの楽しい観光録を。
(──どうか。)
貴方の目で確かめて欲しい。
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「ふぅ〜〜…………」
長い息を、満足そうに吐き出す化け物がいた。銀色の口を尖らせ、黒く酷く乾いた瞳を二つも持ち、鮮やかな赤色をした身体には限界まで膨張した筋肉が宿っている。
ウルトラスペースの一つである、ウルトラジャングルという名の密林。そこでは大きな大木がマッスルポーズをしていたり、凍り付いたまま少しも溶けない怪物に塞がれた火山がある。まさに、異次元と呼ぶべき異質さと不思議さである。そんな場所に住んでいる悪魔を、とある人間は『マッシブーン』と名付けた。何故そのような文字を与えたのか、由来の一切は不明だが、とにかくその悪魔ことマッシブーンはたった今血を吸い終わり、文字通り『頂点』に腰を下ろしていた。
(ここで吸う血がこんなにも美味いなんてな。おい、聞こえるか?──)
その名を呟く化け物の声に、『山』は返事をしない。
マッシブーンの下に積み重なった、死骸の、屍の『山』。以前彼がありとあらゆる生物を殺害し、せっせと積み上げたものである。もはや血の一滴さえ乾ききってしまったそれは、彼という怪物の強さを十二分に主張し、その残虐性を垣間見せている。
朝が過ぎ、昼になり、夜が訪れ、いつまで経とうが変わらず無表情のまま、感慨深いと言わんばかりに止まっている彼を、やがてまた昇ってきた朝日がきらきらと照らした。
(やり残したことは無い。何百年も前だがアローラにも行けた。だから、今の俺の渇きを潤すのは……血と観光。)
独り言を呟きながら首輪を撫でる化け物。化け物は、観光欲に飢えている。
(今日もそこら辺を適当に飛ぶか……。)
そう思い、飛び立つマッシブーン。ジャングルを象徴する大きな火山から氷漬けの巨大な怪物が、彼を見送るように静かに親指を立てていた。
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一方。
「あーあ……」
嘆くように、ため息を漏らすように、楽園の素敵な巫女は呟く。
今日も今日とて夢が詰まっているはずの賽銭箱は空っぽのままで、そろそろ盗みを働いてもいいぐらいには切羽詰まっていた。
時刻はすでに真夜中。暗闇に包まれた人里は昼間と違って嘘のように静かで、人の気配などまるでない。
「何よ……一人くらいお賽銭くれたっていいじゃない……」
ここ最近妖怪が活発になってきており、人里以外の場所に出掛ける者は少なくなってしまった。その影響がこの博麗神社にも出ており、来てくれる物好きなバカ共は大体金髪の魔女ぐらいしかいない。そんなバカ魔女が素敵な賽銭をしてくれるわけでもなく、今日も素晴らしい一日が終わろうとしていた。
「まぁ。面倒ごとが無いってのはいい事ね。平和が一番だわ。」
彼女にとっての面倒ごととは「異変」である。
これまでに彼女は幾度となく平和を脅かす異変を解決しており、その腕前は見事なものであった。そして、その強さに比例するように、彼女は沢山の妖怪や人々に好かれるほどに厚い人望を持っていた。
が、しかし。その腕前や人望に比例することはなく、彼女は常にギリギリの生活をしている。神社に鬼が住み着いているとか、スキマ妖怪が常に見張っているとかで人間の参拝客はほぼ来ない。挙げ句の果てには「博麗神社は厄災」と人々から噂されているという、救いようの無い状態になっていたのであった。
「はー辛いわー。むしゃくしゃするわー。誰かに八つ当たりしたいわー……」
彼女の名前は博麗霊夢。妖怪退治と異変解決が主な仕事。漆黒のまっすぐな髪、茶色の眼、赤い服を身にまとっていて、紅白がイメージカラーの金欠ガール。目につけた妖怪をとりあえず倒してるせいで、被害にあった妖怪からすればまさしく「悪魔」のような存在であった。
「……そろそろ寝ようかしら。身体が冷えてきたわ。」
冷たく、乾いた風が吹いていた。
「ん?」
時刻はすでに真夜中。
静けさに包まれた暗闇を切り裂くように、空に一つ、大きな穴がぽっかりと開いた。
それが、この小さな騒動の始まりだった。
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やあ!俺、マッシブーン。
真っ赤な身体、鍛え抜かれた筋肉美につぶらな瞳。尖った口先で盛んな血をごくごくと飲んじゃう自他ともに認める化け物だ。
さっきまで故郷である広大なジャングルを蝿のように飛び回っていたはずだったんだが……そこで見つけたウルトラホールに入っちゃったんだ。うっかりうっかり。
「さぁて、どこに繋がってるんだか」
こんな感じで、たまに変な所へ行っちゃうんだが、大抵ろくな目に合わない。それでも、俺はいつも好奇心に身を任せていろんな災難を繰り広げてしまうのだ。
「やれやれだぜ。とりあえず会話が出来る相手が居るならいいんだがな。」
意思疎通が出来るか出来ないかというのはかなり重要である。
これまで俺は道端にいたおじいちゃんに会話を試みようとしただけで黄色い守り神にぶちのめされたり、なんかボール投げられて捕獲されそうになったりとコミュニケーションの取れないバカ共のせいで苦労をしてきた。可哀想に!
そもそもの話、人間も何も無い世界に行くことだってあり得なくは無い。そうなると帰りの謎の穴を見つけるまでは虚無を抱いたまま静かに体操座りをする羽目になる。でもそんなの寂しいだろう?なので、楽しく会話をすることのできる相手ってのはかなり重要だ。
そうして、そんなことを考えているうちにいよいよ出口が見えてきた。なかなか視界が悪い。目を凝らしてみると、だんだんと赤い鳥居が見えてきた。
「ふむ……薄暗いな。夜なのか?」
流れてくる空気は少し冷えており、自慢の筋肉が微振動を起こす。心臓の拍動も心なしか速い。ドキドキしてるぜ、俺。
ちょっと深めに深呼吸をした。多分大丈夫だろう。
俺の勘がそう言っている。楽しい観光になるはずだ。戦いなんて起きるはずがない。きっと原住民に歓迎されて、なんかずっとここにいて下さいって言われて、悪いけどそうはいかないんだって、感動のフィナーレを迎えるかもしれない。多分。
ちなみに俺の勘が当たった試しは無い。
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颯爽と登場マッシブーン!ウルトラホールから解き放たれようとした矢先。
「突っかかって抜け出せねぇ。」
なんと自慢の肉体が引っかかって抜け出せない。こんな所見られたら恥ずかしい!まぁ人いないからいいけどな。
……いや、いた。
こっちの方を見て、目を丸くして絶句している。あー恥ずかしい。こんな醜態を晒しちゃって、第一印象は最悪だろう。だが、とりあえず会話の出来そうな生物はいたようで少しほっとした。
そこで絶句している少女?は頭に大きなリボンをつけていて、凄く露出度の高い格好をしていた。暑がりなのか?とりあえずファーストコンタクトだぜ。
「おーい。ちょっと引っ張ってくんない?身体がつっかえちゃってさぁ。」
(やばい。化け物に話しかけられた。)
一方、博麗霊夢はというと、突然現れた穴から出てこようとして勝手に自滅している化け物を見るという未知の体験を通して思考が停止していた。とにかく情報量が多いので、頭の中で整理をしてみる。
(なんだコイツ。妖怪か?……突然空いた穴は…コイツの能力か。)
既視感を抱く。紫という胡散臭い妖怪が頭の中にチラついた。この能力が "移動すること" だと仮定して「空間を繋ぐ穴を作る程度の能力」って所か。ならば、私が苦戦を強いられるということはありえないだろう。
そして、ここにその能力を使って来たということは、私に何か用事があるというわけだ。それも、私が寝静まるような深夜の時間帯に?
例えそれが魔理沙だとしても迷惑すぎてぶっ飛ばすレベルだ。
ならば理由は一つ。コイツは私を狙って来たわけだ。
コイツはおそらく最近生まれた妖怪だ。今私がコイツを初めて見たこと自体がその証拠だ。こんな目立ちやすい見た目をしておいて。
そして、だからこそこいつは理解していない。
「博麗の巫女」に歯向かうことが、何を意味しているのかを。
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一方マッシブーン。無視されてショックを受けていた。
次回
マッシブーンと博麗の巫女が戦闘。デュエルスタンバイ!