クワのセリフなどを変更しました。後々伏線になるので完全なる後付けです。申し訳ございません!
「ババァルクウ!!!!」
俺は勢い良く吹っ飛んだ。何回転したかも分からず、視界がぐるぐるしながら壁に激突する。しかし、変化する前の胸筋を除けば、痛みも怪我も酷くない。どうやら俺は
(……クックックックック……)
一つは『胸を殴られること』。二つ目は『身体能力の変化により怪我を軽症で抑えられること』。その全てを成功させた俺は自身を縛る縄を引きちぎり、清々しい気分で即座に飛び起きて『弐』に近付く。
「は?」
「……!」
「え?」
「ハァ!?」
壱から順に、奴らは多彩な反応をする。一瞬の間に近付かれた赤髪の女、『弐』の顔には明らかに焦りがあった。先程まで縛られていただけの男が、自身のクソつよパンチに耐えたのだ。驚愕も仕方あるまい。
「もっと、よこせよ……。お前の拳……。」
「よこすぞっ!」
「ん?待て待て。」
俺は赤髪の女を思いっきり殴る。
「がぁっ!!」
「いやいや!貰いたがりもよくねえよな。お互いに与え、お互いに受け取る。その精神こそが大事だと思うんだ俺は……。」
女はかなり遠くまで吹っ飛び、信者連中がざわざわと騒ぎ出した。
「お前ら!そいつを殺せ!」
『壱』の一言で黒装束の信者たちが一斉に俺へと向かう。
「死ねっ!」
(かかってこいよ!雑魚共が!)
威勢のいい野郎が正面から走ってくる。それを俺は適当に殴った。
「ぎゃっ」
「眠れっ!」
俺は触ろうとしてきた奴の顔を華麗に殴った。
「ごあっ」
「ひっ!」
俺は怯えて止まってしまった奴の顔を殴る。
「うわっ!ああ!」
「──まさか、俺を勘違いしていたのか?無抵抗のヤツは殴らない、そういう清い奴だと思っていたのか!?」
「ぎゃあっ」
「ぎゃひっ」
「ぐあっ!」
「やめっ!」
「全然違うね!!おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
俺は向かってくる奴のほとんどを、死んでしまうぐらいの力でぶん殴り、とにかくどいつもこいつも吹っ飛ばしまくった。
「安心してくれよ!多分死なねぇからさぁ!でもてめぇら全員、死んでしまえって思ってるぜ俺はァ!」
「死ぬのはアンタよ!マッシブーン!」
「おっ」
突然、金髪ロングの漢気溢れる声で景色が360度変わり、俺は縄で縛られながら落下していった。
下には大量のトゲが見える。この落下速度でアレに刺されば、並の人間ならひとたまりもないだろう。
「じゃあね……。」
上から微かに声が聞こえて、俺は宙に浮いた。
「は?」
ぴたりと止まった俺はまたもや縄を引きちぎり、そのまま上へと昇ってゆく。風も心地良いスピードで上へ上へと昇り続けて、その勢いのまま金髪ロングの腹を殴った。
「ガハッ……。」
「知らないのか?人間は空を自由に飛べる。」
『肆』が壁にばごんと音を立ててぶつかり、血を吐いた。
「……何よ……爪を隠してたってワケ?素敵じゃない……。」
「照れる」
俺は倒れている瀕死の金髪ロングを無視して、再び広い空間に戻った。
「……おいおいおい。クワから離れやがれ、この野郎!」
「お前こそ分かってんのか!これ以上荒らすな!」
開けた洞窟の広間には、人のようなものが大量に転がっている。奥にいる少年の首に腕をまわしている『壱』と、その横で突っ立っている『弐』はどうやら俺に喧嘩を売っているようだった。
「どうしてくれるんだお前……お前!何なんだ!?何でそんなに強い……!!正常愛を潰す気か!?」
「どうもこうも、先に少年を攫ったのはお前らだぜ。しかも、なぁ、それは人質のつもりか。てめぇは本気で死にたいようだな?」
「言葉に気を付けろ!」
「うぅっ……!」
少年が首を絞められて苦しそうにうめく。俺は近付いた。
「それ以上近付くな!子供が死ぬぞ!」
「……クワ。安心してくれよ。」
俺はなおいっそう少年の元へと近付き、すると『壱』の顔は面白いくらいに凍りつく。
「マッシブーンはお前の神様だ。全知全能、怪力乱神、悪鬼羅刹……。お前を救うことぐらい容易いぜ。」
「近付くな!!近付くなと言ってるんだ!!でないと!!」
「──もういい。宗一郎。」
「なっ!?」
「おっ?」
不意に、『弐』──赤髪の女が、クソ教祖の頭を両手で掴んだ。そしてどうやらかなりの力を込めているらしく、クソ教祖が苦しそうにうめきながら少年を解放する。加えて、彼女がクソ教祖をぶん殴った。
「ぶげらっ!!」
「……許されようとは思っていない。だが、色々と悪かったな。マッシブーン。」
「裏切りってやつか?」
「いや、違う。」
赤髪の女が俺に三歩近寄る。何をするのかと思えば、彼女はその場で両手を上げた。
「降参だ。あの男を見逃してくれないか?ここまで壊滅したんだ、もう私たちもこんなことはやめる。」
「嫌だね」
俺はすぐに却下した。すると、彼女は降参のポーズをさっさとやめてしまい、戦闘の構えをする。
「ならば、戦うしかないな。」
「白旗からの切り替えが早すぎるぜ?さては戦いたいだけだろ。」
「……いや、本当にすまなかったと思っている。私たちが悪いのは百も承知だ。しかし、一方で、初心に戻った……。私の夢はお前だ、マッシブーン。……ずっとお前のような奴を待っていた。」
目つきが鋭さを増す。
「私と対等な力を持つ人間だ。」
「対等?馬鹿言うなよ。」
俺もそれっぽい構えをとる。与えられた時間は残り2分程度といったところだろうか。さっさと戦闘不能にしてやりたいという気持ちを込めて、俺は彼女に指差しながら言った。
「やるまでもなく!てめぇが下だろうが!」
「言ってろ!」
笑う赤髪の女が飛びかかる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
………
「あーあ。人間の身体って辛ぇな。動きづらいし、技は打てないし、血を吸って回復もしないし……」
とある地下の、小さな扉を開けた先の洞窟には、屍のようなものが沢山転がっていた。蠢くものもあれば、血を吐いて動かなくなっているものも、様々である。
「……よぉ。元気か?」
「普通だよ。」
壁に一人、座って傍観していた水色のおかっぱ少女にマッシブーンは話しかけた。マッシブーンは所々から血を流し、左足の骨が折れたために歩けず、若干浮いている。
「いやぁ、凄い戦いだったね!思わず手に汗を握っちゃった。なんちゃって。」
「もう満身創痍ってヤツだ。でもな、お前のために、お前を殴る力は残しといたぜ。」
「嫌なものを残すねぇ」
水色──キリコという名の少女は、やっと出番かとでも言いたげに立ち、マッシブーンの目の前に五体満足でいた。
「君には感謝しなきゃね。どうも、ウチをぶっ壊してくれてありがとう。」
「は?」
やっぱり君は良い反応するね、と心の中でキリコは独りごつ。人差し指を天に向けて立て、笑顔のまま彼女は言った。
「"正常愛"はね、元々は良い集まりだったんだ。悩みを持った人、俗世から逃げたい人、孤独死しそうな人……みーんな私の霧でそれまでの関係とかを全部断ち切っちゃって、楽しくやってた。」
「クワは?」
「彼を攫ったのはただの私欲!腐った後の話だよ。」
「他人事みたいに言うなよ?クソ女」
「ごめんごめん。ちゃんとキリコって呼んでよ。」
キリコに罪悪感はちっとも無い。全く感情のこもっていない謝罪を聞かされたマッシブーンは、結界の効果の残り時間を少し気にしながらキリコに言った。
「感謝するのはいいが、お礼の品はいらないぜ。まだ完全に壊したわけじゃねぇ、お前が最後だ。」
「そうだね。ふふっ、どうする?拷問でもする?私が
「……そうだな。デコピンって知ってるか?キリコ。」
「?」
マッシブーンは右の中指の先を右の親指で押さえながら、もう片方の手で彼女の髪をかき上げる。そして露わになった白いおでこに、渾身の一発を喰らわせた。
「お前が白旗上げるまでやめねぇぞ!おらっ!」
「わお!」
その瞬間、キリコは吹っ飛ぶ。マッシブーンの『時間』はまだ切れておらず、ただのデコピンとはいえ威力は凄まじい。本来なら気絶さえするであろうその一撃を、喰らったキリコは爆笑した。
「あははっ!この怪力、苦労しない?」
「……苦労?特するだけだろ。」
「分かっちゃいないなぁ、君。」
キリコは笑いながらおでこを押さえた。その姿には何か意図があるように、マッシブーンには思えてならない。まるで何か変な事実を隠しているような──勘では無いが──マッシブーンはそんな気がしていた。
(気のせいだよな。さっき、アイツのおでこが割れた気が……)
先程のマッシブーンの指の先には、確かにガラス細工を壊したような感触があった。が、彼の目にはキリコの様子に特に異常は無いように見えていた。
彼女は一息吐いて、押さえていた手を上にすすすと動かし、穏やかな笑みを見せる。
「人は皆、苦労するんだよ。周りと何か違うってだけでね。思考も特徴も、たった少し違うだけで……。」
(……!)
思わず息を呑むマッシブーン。キリコの額は、鏡が割れたようにひび割れていた。
「私の場合はね、感情とかが無いんだ!痛みの感覚も無い。まぁまぁ、私も君と同じ、ひとでなしなんだけどね。人間でも妖怪でも神様でもない。そうでしょ?」
「……失礼だな。俺は心優しいポケモンだ。」
「ふふふ」
「それよりおい、大丈夫か?死ぬなよ。」
「安心しなよ。私が死んだ時に『霧隠』は全て解除される。君たちが忘れられていたことは、無かったことになるよ。」
「………」
マッシブーンは押し黙ってしまう。それにより彼女の死を肯定したのでは無い。ただ喉が詰まったのだ。キリコの額のひびは更に亀裂を広げてゆき、透明な内部が見え始める。
「まぁ、どうでもいいんだ。もう何もかも」
「生きる意志を見せろよ。」
「お人好しなんだね。私たち、君を殺そうとしてたのに。」
「なんかイライラするんだよ!死のうとすんな!」
「まぁ、どうでもいいよ。どうでもいい。」
「おい!」
「ふふっ」
キリコの顔面がゆっくりと壊れてゆく。ぱきぱき、と小気味良い音が響き渡って、彼女の頭はもはや口を残して完全に崩壊していた。透明な鏡の破片が散らばって、全てがマッシブーンを反射する。
「やっと、お母さんにあえる……」
最後に一言呟いて、キリコは動かなくなった。
同時にマッシブーンの『概念結界』の効果も切れる。身体能力が人間並みになってしまった今、彼が誰かに襲われればひとたまりもない。しかし、マッシブーンの周りで動くモノは、もう何もない。
(……よく理解しようともせずに、俺はここを滅ぼしてしまった。)
マッシブーンは浮きながら、うずくまっている少年の元へと移動した。移動しながら、マッシブーンは考える。
(どんな事情があろうと、ただ俺はクワを助けていただけだ。だけだが、それでも……俺はもっと、お前らのことを知るべきだったのか?)
赤髪女の『弐』は、マッシブーンに謝罪をした。水色おかっぱの『参』は、自殺願望を抱いていた。無知の知を知ったマッシブーンは、結果を疑わずにはいられなかったのだ。
何も知らぬまま、マッシブーンは正常愛を殴った。辺りに動く者は誰もいない。
ただ、二人の人間を除いて──
「うおっ……」
いきなり、マッシブーンの見る景色は360度変わった。彼の両腕はいつの間にか縄で縛られており、人の力ではびくともしない。
(金髪ロング!まだ生きていたのか!)
マッシブーンはそう思いながら、縄を解こうと抵抗した。足元には正常愛のリーダーである『壱』がいるが、彼は気付かない。『壱』はマッシブーンの脚を左手で掴み、そしてぼそぼそと呟く。
「初めから……最初から……こうしておけば良かったんだな……。霧子……。」
「……あ?」
唯一、永遠に分かり合えないであろう男が自身の足を掴んでいることに、マッシブーンは危機感を覚えた。彼の嫌な予感はヤなことに的中しており、『壱』はマッシブーンに対して、最大の悪意を剥き出しにする。
しがみつく手を蹴り払おうとした途端、『壱』がマッシブーンに『能力』を使った。彼の五本指がマッシブーンの足にゆっくりと沈み込み、身体の中で芽を伸ばす。
(やったぞ……!)
痛みはまるで無いものの、その芽は確かに、
(こ……これで……コイツには……『能力』と『服従の心』が同時に芽生える……。終わりだ、お前は……)
『壱』の視界には、真っ赤な世界の中で芽が背を伸ばす光景が映っていた。一本の芽はやがてツタのように太くなり、裂けて複数に分かれ、また太くなり、まとまって螺旋状にぐるぐると伸びてゆく。
(よくもキリコを殺したな……?お前など俺にはいらない……。命令はただ一つだ……お前が最も苦しい方法で自殺することだ!お前は、惨たらしく死ね……!)
男は怒りの形相を崩さない。能力の効果も最終局面に入った。花が咲いた時、
やがて、伸びていったツタの群れが身体の真ん中にて静止した。それはぐにゃりと曲がり、やがて先端に大きな花が……
花が、咲かなかった。
「……は」
男の視界は元の洞窟に戻る。この異例を、『壱』はまともに受け入れることが出来なかった。つまるところ、そこで彼は思考停止を始めた。何か大きなきっかけがあるまで、思考停止は終わらない。きっかけは無論、マッシブーンが作った。
「おらぁ!!」
「があっ!!」
マッシブーンは折れていない方の足で、『壱』の顔面を思いっきり踏んでいた。人の力とはいえ、その威力は惨たらしい結果を引き寄せる。『壱』の歯はほとんど折れてしまい、後になって血がだらだらと流れ出した。
(な……なんで、花が咲かない……??)
「気安く触ってんじゃねーよゴミ屑!痛いんだよ。俺は何も知らねぇけどよ、お前だけは何があっても嫌いだぜ!」
「ゔゔ……!」
「とにかく、お前の
とどめを刺すべく、マッシブーンは足に力を入れる。が、踏まれた『壱』も抵抗をしているのか下駄が浮き出す。
「……ひゅうきょう、ごっこらと……!!」
血走った眼球、歯抜けの声、必死な表情が一時彼の足を止める。マッシブーンの一言が『壱』の逆鱗をなぞっていた。
男は言った。
「
「うるせぇ!」
「が」
とうとう、マッシブーンはもう一度彼の顔を地面に叩きつける。男は脳震盪を起こしたのかぴくぴくと痙攣する。
やがて、男は動きを止めた。
(花が咲かなかった理由……服従しなかった理由……たった一つしか無い……。何故、俺は気付かなかったのだろう……?)
暗闇の中で、男は思考する。
(持っていたのか……お前は、既に『
そして、
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全身を巻き付けている縄の力が弱まっていることを確認した俺は、自力でそれを引きちぎった。
「クワ。おーい、クワ。」
ふわふわと浮きながら、俺は少年の元へと駆けつける。そのスピードはカメの甲羅に負けじとも劣らず。無論、敵の車両を無慈悲に破壊する某緑の甲羅を指しているのではない。
「どうだ、クワ。俺を覚えているか?」
「か、神さま……!本当にごめんなさい!!」
「謝ることはねぇ、クワ!それと、言われて嬉しいのは、ごめんなさいよりもありがとうだぜ。」
「はい!」
俺は元気良くサムズアップ(親指を立てる行為)をする。しかし、さほど元気は無い。身体は傷だらけ、骨は折れて、疲労感でへとへとの俺は流石に倒れそうであった。なけなしの元気で、俺は少年と話す。
「よく耐えたなクワ。今日はお前が世界で一番偉かった!」
「いえ……いえ!本当に良かったです……!助けてくれて……ありがとうございました……!」
「よしよし、泣け泣け。辛かったもん全部出せ!お前の目はウォーターサーバーだ!」
「わっ」
俺は手に付いていた血を着物で拭いて、わしゃわしゃと少年の頭を撫でる。少年の頭はぽかぽかと暖かく、頑張った証であろう汗が毛根に染みついている。
「おら!おら!おら!」
「………」
「おら!髪がごわごわだな!おら!」
瞬間、凍りつく少年の表情。しまった、これは悪口に該当すると俺は反省。手を離すと、少年がわなわなと震えた。
「う、うしろれす!」
「!」
どうやら俺の言葉が原因ではなかったようで、彼の言う通り後ろを見ると、黒装束の一人が尖ったもので俺たちを威嚇していた。だが威嚇で済むならまだ可愛いものだ。
よりにもよって、黒装束は俺たちの方へと突進してきたのだ。
「チッ」
俺は舌打ちをして少年に背を向ける。
(もう一頑張り、やってやろうぜ……俺!)
息を吸うと、遠くだった黒装束がもう近い。俺は急いで拳に力を込めて、自分の胸を強く殴った。
「うっ」
しかし『概念結界』は何も反応しない。ただ自身の胸を虐めただけになってしまった。あれやこれやと考える暇もなく、黒装束は奇妙な叫び声を上げて俺を刺しに来る。
(やべ……俺、死んだか……?)
時の流れがスローモーションに移り変わる。世界が止まったかのようだ。少年や鎌鼬を置いて、萃香、藍、咲夜、フラン、レミリア、そして博麗霊夢や彼女とも再会できぬまま、俺は数万年の命を終わらせるのか。
その時、風が吹いた。
「ぱぅっ」
横に物凄い勢いで吹っ飛ぶ黒装束。俺は警戒を緩めない。
「マッシブーン!」
突然、何も無い空間に裂け目が出来て、八雲藍の声が聞こえた。だが、次に視界を遮ったのは彼女ではない。
白い髪に着物姿。風の妖怪、鎌鼬であった。
「………」
「良かったぜ……。やっと、眠れそうだ……」
全身の力がどっと抜け落ちる。今更ではあるが、痛みが身体中に廻ってきた俺は限界という二文字を頭に思い浮かべた。
ふらっと倒れる俺を、鎌鼬が正面から支える。そのまま脱力した俺を、彼女が抱きしめ、そう言った気がした。
「頑張ったな。偉い、偉いよ。」
意識の行方は言うまでも無い。
おまけ
『壱』……他人の能力を開花させる程度の能力
『弐』……なし
『参』……忘れられる程度の能力
『肆』……自由な場所で捕縛する程度の能力
マッシブーン……●●●●●●●●●●