【前回のあらすじ】
・チルノ・大妖精 敗北
・てゐ・鈴仙 敗北
・フェローチェVSマッシブーン 開始
放たれた蹴りを、俺は片腕で受け止めた。
(!)
以前より威力が増している。それでいて、硬い。俺の巨体は宙に浮いて吹っ飛び、背後の竹がかろうじて受け止めた。
前方には既に。
(いないぜ)
咄嗟に俺は後ろを振り返った。無色透明に輝く奴の姿を見つける。
竹藪は不規則にぞろぞろと生え、満足な移動を許さないはずだった。だが、連続する小さな隙間を、フェローチェは捉え所の無いスピードで俊敏に潜り抜ける。
しゅんしゅんしゅんと右に左に残像を残し、いつの間に奴に俺は蹴られていた。
「戻りなさい」
「速ぇな!」
速度だけなら、ひょっとすると今までに戦った奴の中で一番。
広い戦場の真ん中に蹴り飛ばされた俺は、再び迫る奴に拳を放った。
拳と拳がぶつかる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数十年前のこと。
真っ白な砂と巨大な宝石に溢れた砂漠、ウルトラデザートにやって来たマッシブーンをフェローチェが襲う。
「くっ!」
ぶつかった拳の威力に負けたフェローチェがよろめき、隙を突いてマッシブーンが彼女の薄い腹を殴った。
「ぐぉえええっ!!」
美しさとかけ離れた声を出して殴り飛ばされた後、フェローチェは息も絶え絶えに転がった。
「安心しろよ。一日も経てばここを去る。それまで観光させてくれって話だ。」
「……ころ……す……」
「もうちょっと防御力を上げてから言えよな」
赤い筋肉の鎧を纏ったポケモンは、真っ白な世界の何処かに向かってぶぶぶぶと飛び去った。
その背中を、地に這いつくばる女王が、恨めしげに睨み続けていた。
そして現在。
ぶつかった拳の威力は相殺されていた。一瞬止まったマッシブーンを、ダイヤモンド・フェローチェが長い足でバキッと蹴り飛ばす。
「チッ」
ずざざざざと後退りをしながら彼は自身の腹を押さえた。その様子を見たダイヤモンド・フェローチェが微笑みながら言った。
「──ウルトラデザートは退屈だったわ。だから、アンタを殺せるようになる為の時間は沢山あった。」
ダイヤモンド・フェローチェは足を交差させながら呟いた。
「それでも防御力だけは弱点だった。」
「で?」
不意に素早く接近したマッシブーンが、彼女のダイヤモンドの身体を強く殴った。
(………)
返って拳を痛めたマッシブーンは理解した。成程、ダメージが全く通っている気がしない。
「分かったかしら?アンタの攻撃はもう効かない。この世界で手に入れた力……『
「出血してんなら飲ませてくれよな。勿体無いだろ?」
「死んでも嫌。あとサービスは終わりよ。」
ふぁさっ、とダイヤモンド・フェローチェは透き通った髪を靡かせ、マッシブーンに告げた。
「ここからは一方的な戦い……アンタは指一本触れられない。」
「嘘を吐いたら泥棒だぜ?」
一言呟き、マッシブーンが『インファイト』を発動した。瞬間移動のように接近した筋肉蚊が無数の打撃を放とうとする。
「イン──」
[ PP 29 / 30 ]
瞬間、マッシブーンは疑問を抱いた。
(ん?PPが回復してるぜ……)
頭の中に浮かんだ『29』という数字。技を発動する為に必要なPPが何故か回復している。しかし今は戦いの真っ只中。気にせずにマッシブーンは技を発動した。
その刹那の隙を見逃さんと、フェローチェが技を発動した。
「ファイトオオオオオオオオ!」
防御と特防を捨てる。代わりに相手は死ぬ。ひたすらに拳を叩き込むこと5秒間。マッシブーンは止まり、粉々になった緑色のぬいぐるみを見つめた。
(コイツは……『みがわり』か。)
フェローチェが使った技とは、HPの4分の1を犠牲に文字通り身代わりを作る守りの選択であった。
そして次なる技が筋肉蚊を襲う。
「"エレキネット"。」
「ん!?」
遠くから、ビリビリとした黄色く大きな網がマッシブーンを覆い被さった。その瞬間、彼は自身の素早さが下がる感覚を覚える。
(こりゃ何だ?初めて喰らったが厄介そうだな)
考えるのも束の間、マッシブーンは両手で黄色い網をぶち破った。でんきタイプの技、『エレキネット』は素早さを確実に一段階下げる技である。フェローチェは念入りに互いの速度を格付けした。
「嘘なんて吐かないわ。アンタはもう指一本触れられない。」
彼女は技の一つである『こうそくいどう』を発動した。元々『ビーストブースト』により一段階上がっていた速度が更に二段階上がり、誰も追いつけないスピードに至る。
(……『みがわり』、『エレキネット』、『こうそくいどう』。残り一つの技は何だ)
脳までムキムキのマッシブーンは超頭脳で思考した。基本的にポケモンは四つしか技を覚えられない。既にフェローチェは技を三つ開示している。故に、彼は最後の技に警戒した。
(何が来やがる……)
マッシブーンは拳を握り直す。彼女がどう近付こうが殴れるように構え続ける。見透かしたようにフェローチェが言った。
「知りたいかしら?四つ目の技。」
「おう。是非とも手の内を曝け出して欲しいもんだな。」
「いいわ。教えてあげる。その足りない脳に刻みなさい。」
不意に技は炸裂した。
「"なげつける"!」
彼女は近くに落ちていた石を片手に持ち、細い腕をしならせながらマッシブーンに投げつけた。
「マジ?」
彼は驚きながら石をパンチで粉砕した。もう一度前方を見ると、既にダイヤモンド・フェローチェはいない。
(……投げるアイテムにもよるが、そう火力の出る技じゃねぇ。なら警戒すんのは素の身体能力で攻められることだ)
一先ずマッシブーンは一安心した。致命的なダメージを喰らう必要は無い。かと言って、素早さが圧倒的に高い上、最高峰の防御力を手に入れた彼女は厄介。
(しかし防御力が高いフェローチェって反則じゃねぇか?今すぐ運営は奴を出禁にして俺の特防と素早さをもっと上げろよな……)
自身の
そして
人知れずダイヤモンド・フェローチェが『とびひざげり』を発動した。大きく助走をつけ、放たれた一本の矢のように真っ直ぐ、彼女は宙に浮かせた片膝を凄まじい勢いでマッシブーンに向かわせた。
羽のついた真っ赤な背中に、彼女の膝蹴りがぶち当たる。
「がっ!!」
マッシブーンは遥か遠くへと吹っ飛んだ。
「おぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
叫びながらマッシブーンは竹藪に突っ込んだ。あまりの衝撃に竹は耐えられず、一本また一本とバキバキ折れてゆく。
そして狭く長い一本道が完成した後、やっとマッシブーンの勢いは止まった。
(痛ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!)
マッシブーンはかつてない痛みに悶えた。格闘タイプの技である『とびひざげり』は、『インファイト』や『ばかぢから』、『アームハンマー』の威力をも凌駕する。下半身が貧弱な彼には覚えられない最強格の技であった。
弱点でもなければ急所でもない。たった一度の攻撃で、マッシブーンのHPは半分程度削られた。
(馬鹿な!五つ目だぞ!いや、物を投げるなんて技無しでも出来る!どっちだ!)
痛みと同時に当然の疑問が彼の身体を巡り回る。通常ポケモンは四つしか技を覚えることが出来ない。
ただし例外はいる。マッシブーン自身が例外である。PPを共有する必要があり、しかも30しかないというデメリットこそあったが、覚える可能性のある技を全て使用することが出来る特性。
(同じか……!)
遠くで佇んでいる彼女も、同じ特性を持つ者である。マッシブーンは悟った。
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「フェローチェー!あんまり竹林を荒らしたら駄目だからねー!」
「善処するわ」
蓬莱山輝夜の声に短く返事をし、ダイヤモンド・フェローチェは気高く美しく立っていた。視線の奥には赤い巨体の怪物が倒れている。
「戻りなさい。アンタの無様な姿、観客が見えないでしょ?」
無色透明に輝く彼女が言う。マッシブーンはむくりと起き上がって言った。
「天は俺たちに二物を与えたようだな」
「は?」
「敵を倒す度に能力が上がる特性、『ビーストブースト』。それから、技を五つ以上覚えることが出来る特性……」
そう呟いた後、マッシブーンとダイヤモンド・フェローチェは同時に答えた。
「『マッスルブレイン』。」
「『いでんしのちから』。」
すると食い違いが発生した。無色透明の彼女がやれやれ、と息を吐く。
「それだと脳筋ってことになるじゃない。馬鹿のセンスね、馬鹿。」
「お前こそ!お前……まぁ俺と同じぐらいのセンスだな。」
「最低ってことじゃない」
「黙れクソ野郎!」
貶されたマッシブーンはぷんぷんと怒った。
「もう怒ったぜ!お前を砕いて質屋に売ってやるよ!」
「やってみなさいよ羽虫。既にアンタへの怒りも恐れも消え去ったわ。」
片手で髪を靡かせ、彼女ははっきりと言う。
「だってアンタ、思ってたより弱いもの。何が私に勝ってるっていうの?」
「………」
マッシブーンは黙ってしまった。フッ、と小さく笑ったダイヤモンド・フェローチェが言葉を続ける。
「来なさい、完膚なきまでに叩きのめされにね。私の屈辱を晴らす為に、アンタは死んで。」
指差す美の女王に、筋肉蚊は──
──愉快そうに笑っていた。
「ククク。何勝ち誇ってんだお前?」
「……は?」
彼女から笑みが消えた。筋肉蚊はゆっくりと歩きながら言葉を述べる。
「俺がまだ本気を出してないとも知らずによ。滑稽だなオイ。」
「じゃあ出しなさいよ」
「いいのか?本気出しても。」
「さっさと出しなさい。それともでまかせなのかしら。」
「……いいんだな?出しても……本気出しても……いいんだな……?」
「出せって」
ひゅうっと風が吹いた。しかし風は沈黙を取り除いてはくれない。何故かお互いに一歩も動かず、観客も話さないという奇妙な空間が生まれた。
その間にダイヤモンド・フェローチェは怒りを溜めていた。嘘ならばそれは幼稚で醜い嘘。本当ならばそれは勝ってもないのにべらべらと喋っていた自身への羞恥。
マッシブーンの確認するような声に、イライラしている彼女は怒声で返した。
「本当にいいんだな?」
「さっさと出せよ!」
間隔を空けずにマッシブーンが言う。
「俺が本気出したら、またゴキブリみたいに這いつくばることになるが?」
「口だけの不細工が……首を刎ねてやるわよッ!」
ダイヤモンド・フェローチェが動いた。全力疾走の素早さは雷より速く、音速に限りなく近い。瞬間移動を疑うそのスピードは、幻想郷においてもトップクラスの速度。
彼女の蹴りがマッシブーンの首輪に到達する寸前、真っ赤な筋肉蚊は高く飛んだ。
攻撃を外したダイヤモンド・フェローチェが怒りの形相で上空を見上げた時、
既に彼の技は発動していた。
[ PP 28 / 30 ]
「"のしかかり"!」
「ぎっ!!」
上から降ってきたマッシブーンが、ダイヤモンドの身体を全体重で思いっきり踏んづけた。這いつくばる彼女は目を大きく開かせ、大声で怒鳴り散らす。
「私を!穢らわしい足で踏むな!!」
彼女が暴れようとした瞬間、マッシブーンは羽根を動かして離れた。即座に立ち上がったダイヤモンド・フェローチェが大きな違和感に気付く。
(何!?身体が痺れてる!動きづらい!)
疲労や気怠さとは違う、明らかなステータスの変化。彼女の素早さの値が大きく下がっている。
「効いたか?」
マッシブーンは言った。
「お前をまひ状態にしてやった。
ダイヤモンド・フェローチェは無機質に話し続ける赤い怪物を凝視した。
「んで、知ってるだろ?まひ状態の時は
彼はやってのけたという風にサムズアップをした。ダイヤモンド・フェローチェはしばらく驚きの混じった目で見ていたが、そのうち強く睨み出した。
(コイツ……!ただの運ゲーじゃないの……!)
運ゲー。それは全てを破壊する戦法である。どんなに強い相手にも連続で怯ませられれば勝てるし、一撃必殺を喰らわせれば防御なんて関係無い。
今の『のしかかり』という技は相手を20%の確率で麻痺にする技であった。決して大きな確率とは言えない。が、マッシブーンは一発で引いてみせた。これぞ運ゲー。
「アンタ!こんなつまんないこと仕掛けて恥ずかしくないの!?」
「やってる側は楽しいんだよなぁ……。お前が楽しくないだけだぜ。で、どうする?多分今のお前、俺と同じぐらいの速さだよな。」
小さな歯軋りの音が鳴る。マッシブーンの問いかけに彼女は答えない。無色透明の輝きは色褪せない。彼女は真っ直ぐに美しく立ち、口を開いた。
「どうするかって……簡単じゃない。」
ダイヤモンド・フェローチェが目を大きくして言った。
「更に速度を上げるのよっ!」
「させねぇよ!」
彼女が『こうそくいどう』を使おうとした瞬間、マッシブーンが前足に力を込めて動いた。あっという間に近付いた彼が全力の拳を放つ。
(さっきより速い!本当に本気じゃなかったってワケ!?)
思ったよりも速いマッシブーンに驚いた彼女だったが、難なく技を使用する。
透き通った青色のバリアがダイヤモンド・フェローチェを丸く覆った。障壁はマッシブーンの攻撃で粉々に砕け散る。
『まもる』という技である。どんな攻撃も防ぐことが出来る上、どんなポケモンも覚えることが可能である。
「そうか……そんなのあったな。」
マッシブーンが独り言を呟きながらもう一度拳を振りかぶる。当たる寸前、ダイヤモンド・フェローチェが素早く後ろへと下がった。
下がった彼女が竹藪の中に姿を消した。広い戦場にはマッシブーンと、それから息を呑んで戦いの行末を見つめている観客たちのみが残される。
「おい!逃げんじゃねーぞー!」
(誰が逃げてるですって、あの卑怯者……!)
走り続けるはウルトラデザートの女王。かつて自身の世界に現れた異形の怪物にプライドを砕かれた女王。あの日からずっと、彼女の心は空虚だった。
(アンタに負けてから私、ずっと満足に寝れなかったのよ!皆は変わらず私を女王でいさせてくれた!けれど、私だけは……アンタに負けた自分が気持ち悪かった!)
身体は加速し続け、思考も加速する。最高速度に辿り着いたフェローチェが、必死な顔をしてマッシブーンを見た。
(この世で最も美しく!最も強い私が!アンタに負ける訳が無いと証明させろ!)
そして、二度目の『とびひざげり』が発動される。どの方角からどのタイミングで来るか分からないマッシブーンにとって、この技は避けようの無い即死の技。もしこれが当たれば、マッシブーンは瀕死の状態となる。
まひ状態は速度を縛ると同時に、四分の一の確率で技を打てなくする。しかし勝利の女神は微笑んだ。確率の壁を、彼女は飛び越えた。
刹那のうちにダイヤモンド・フェローチェが迫る。
ぱりぃん!
[ PP 27 / 30 ]
マッシブーンの『まもる』によって、フェローチェの『とびひざげり』は防がれた。
「あぎゃあああああああああああああああああああ!!」
その瞬間、地面に倒れたダイヤモンド・フェローチェが頓狂な声で叫びながらのたうち回り始めた。勝利の女神は微笑んだのではなく、ほくそ笑んでいた。
彼女が愛する技、『とびひざげり』には弱点がある。それは、技を外すか、相手にノーダメージで防がれた場合、最大HPの半分のダメージを喰らってしまうというもの。今の彼女は一瞬にして半殺しにされたも同然だった。ただの自爆ではあるが。
「おいおい!お前が見せてくれたんだぜ!?お前がそれを見せなきゃ俺はこんな技思い出さなかった!
調子に乗ったマッシブーンが気持ち良さそうに叫んだ。『まもる』は全てのポケモンが覚えられる技。当然、マッシブーンにも使えるはずなのだが、先程まで彼はこの技の存在をすっかり忘れていた。
「王手ってヤツだ。」
「が……!?」
痛々しく地面を転がり回っていたダイヤモンド・フェローチェを、マッシブーンは片手で押さえつけた。ダイヤモンドの鎧は未だ健在。鉄壁の防御は、拳で破壊するのは不可能。
ならどうする。
自問するまでもなく既に答えは出ている。
「知ってるか!フェローチェ!」
彼は自身の頭を上げた。彼には黒くつぶらな瞳が、触覚が、銀色の尖ったくちばしがある。そして元気良く叫んだ。
「マッシブーン豆知識
超高速で顔を近付け、凶刃を振り下ろす。それはキスにしては余りにも速すぎる速度。
「俺の口吻は!」
ガキィン!
耳障りな甲高い音が響いた。
「ダイヤモンドより硬いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!(公式設定)」
がんがんがんがんがんがんがんがん。
「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
まるでキツツキのように首を上下に動かし、自身の尖った口先を強くぶつけてくる怪物に、ダイヤモンド・フェローチェは顔を歪ませながら悲鳴を上げた。
「うおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「イイイイイイイヤアアアアアアア!!!!」
段々と削れて窪みが出来た彼女の身体を、更にマッシブーンは突いて突いて突きまくった。凄まじい力で押さえつけられ、狂気的に頭をヘッドバンギングさせる怪物に叫ぶことしか出来ない美のウルトラビースト。
やがて無敵の鎧に穴を開け、体液を吸い尽くさんとした膨張のウルトラビースト。互いが互いにぶつかり合い、勝利したのはジャングルの王者。
「……あ……あぁ……」
ダイヤモンド・フェローチェは元の真っ白な姿に戻り、真っ白に燃え尽き、両目をぐるぐると渦巻かせて気を失った。
「──スイーツも良いけどよ、やっぱりムカつく奴の血が一番美味いよな?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
チーム輝夜 チーム妹紅
2 ー 3
チーム妹紅は優勝した。
バケモンバトル、これにて閉幕。
おまけ
フェローチェ……ダイヤモンドに近付く程度の能力
(完全にダイヤモンドになる訳では無い。性質の一部を抽出したようなものになる。もし完全になっていたなら、彼女は石像のように一歩も動けなかった。)