The Gate Wars (旧:銀河共和国軍、彼の地にて斯く戦えり)   作:ウエストモール

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書くのに時間を長く使った割に後半がグダグダな感じになってしまった・・・・
後、主人公の紹介をしていなかった件

オリキャラ紹介
◯ジークフリート・ヴァイス大尉
本作の主人公。ストーム兵団の第1機甲師団所属で、〈不死身のジーク〉の異名を持つ大尉。個人的に購入したDL-44重ブラスターピストルを愛用しており、高い射撃能力を持っている。本当は特殊部隊に所属しているという噂があるらしい。
髪の色は赤。

○ルイス軍曹
今のところ名前だけ出た人。重火器専門の予定

〇シノ・シュワルツ軍曹(衛生兵)
第1機甲師団所属の衛生兵。美人な上に高身長で巨乳、艶のある綺麗な黒髪を持っており、容姿に恵まれている。胸部アーマーは特注らしい。

オリジナル装備

○ストーム兵団トルーパーのアーマー
ストーム兵団に所属する佐官以下が装備するアーマー。白塗りのショアトルーパーのアーマーと白塗りのスワンプトルーパーのヘルメットを合わせた見た目。



第3話  逃避行

1

 

「まさか、紹介された集落が壊滅してしまうとはな。ハァ・・・・」

 

ジークはため息をつく。彼の周囲には、焼失した家々や黒焦げになった木材が散乱していた。

 

「隊長、27人の焼死体を発見しました。村の規模から考えても少なすぎですが、おそらく建物の下敷きになったか、例の巨大クリーチャーに補食されたためと思われます」

 

同行するジェダイを除けば唯一の女性兵士である衛生兵、シノ・シュワルツ軍曹が報告する。

 

「報告ありがとう、シュワルツ軍曹」

 

「しかし、何人かいた瀕死の者を1人も救えなかったのは、衛生兵として情けなく思います」

 

「落ち込んでいても何も変わらない、俺達は今できることをしよう。あちらのようにな」

 

ジークの目線が移動した先には、ジェダイのリサが配下のガンマ分隊と共に埋葬を始めていた。

 

「では、私も埋葬を手伝ってきます」

 

シノはガンマ分隊の方へと向かって行った。

 

「なあ、曹長。この村を襲撃していた巨大クリーチャーに俺達で勝てると思うか?」

 

ジークは唐突に後ろにいたアンティリーズ曹長に話を振る。

 

「どうでしょうね。どれくらいの防御力を持っているか分かりませんし」

 

「一応、コルサントに現れた敵の飛行型クリーチャーの鱗は、DC-15Aブラスターライフルで簡単に貫通できたらしいが・・・」

 

「ただ、あれ程の巨大なクリーチャーとなると、ブラスターも通用しにくいはず・・・それが空を飛んで火を吹くとなると、恐ろしいものです」

 

「戦うときは連射式ブラスターやロケットランチャーの攻撃とファイターの支援が必要になりそうだ」

 

曹長と会話した後、ジークは水質検査のために村跡の井戸へと向かう。そして、ロープに繋がれた桶を中に落とした。

 

突然、コン!という甲高い音が響く。

 

「曹長・・・今の音は?」

 

「おかしいですね、水が跳ねる音がする筈なのに・・・・大尉、確認しましょう」

 

2人は顔を見合わせた後、恐る恐る井戸に近づいて中を覗き込む。すると・・・

 

「人だ・・・・生きてるかもしれない、引き上げるぞ!」

 

水に浮かんでいたのは、長い金髪の少女であり、耳の先は尖っていた。

 

彼女の正体はエルフ、コルサント側の世界には存在しない種族である。

 

2

 

アルヌス要塞

 

 ゲートの目の前に、第501大隊のトレント中隊は整列していた。彼らの先頭には、コマンダーレックスがいる。

 

 彼らが集まっている理由、それは501大隊を指揮するジェダイ将軍である、アナキン・スカイウォーカーが任務から帰還するからだ。

 

やがて、ストーム兵団の兵士が重そうな扉を開けると、中の暗闇から暗い茶色のローブを着用したジェダイ、アナキンが姿を現した。その傍には、金ピカのプロトコルドロイドと、青い頭部のR2ユニットも付いてきている。

 

「スカイウォーカー将軍、お疲れ様です」

 

外したヘルメットを脇に抱えたレックスはアナキン達に歩み寄って言う。

 

「レックス、元気そうでなによりだ」

 

「はい、ここにはブリキ野郎はいませんが、充実しています。ところで将軍、ここへ来る前にアミダラ議員にはお会いしましたか?」

 

「勿論だ。ここで1つ朗報があるんだが、パドメが子どもを身籠った。それも双子だ!」

 

後に兄の方はジェダイとして、妹の方は艦長として活躍していくことになるのだが、それはまた別のお話である。

 

「おめでとうございます、将軍!お子さんが生まれたら、大隊の皆で見に行きたいものです」

 

「さすがに皆で行ったら、同じ顔ばっかりで子ども達が混乱しそうだな」

 

少し間をおいてアナキンとレックスは大笑いし、その笑いは整列していた他のトルーパー達にも伝播した。

 

「俺はR2と一緒に今からある物を受け取りに行く。レックス、C-3POのことを頼む」

 

「ラジャー」

 

アナキンとR2が離れ、トルーパー達が解散した後、その場にはレックスとC-3POが残された。

 

「キャプテンレックス、お久しぶりです」

 

「今はコマンダーレックスだ、金ピカドロイド君。回路にジオノーシスの砂でも入ったか?」

 

「ジオノーシスには悪い記憶しかございません。それに、あたくしにはC-3POという立派な名前が・・・」

 

「それで、金ピカ君は異世界の言語を覚えたのかい?」

 

「勿論ですとも!あたくし、600万以上の言語に精通しておりますので、その程度楽勝です」

 

「そうか・・・頼もしいな。C-3PO、これから忙しくなるかもな」

 

レックスはそう言ってC-3POの肩を軽く叩くと、その場を立ち去っていった。

 

3

 

 

「シュワルツ軍曹、彼女の容態は?」

 

「安定はしていますが、何せエルフとかいう未知の種族です。容態の良し悪しは正確に判断できません」

 

「たしかにな」

 

「ただ、衛生兵として様々な種族を診てきた経験から言えば、バイタルは安定しているので命に別状はないと考えられます」

 

「問題は、彼女の身柄をどうするかだ」

 

ジークは顎に手を当てる。

 

「流石にここに置いていくのは不味いです」

 

「だったら、我々で保護しよう。この後3件程村を回る予定だったが、彼女を連れ回して負荷をかける訳にはいかない。それに、今はあのクリーチャーのこともある、真っ直ぐコダ村に戻るとしようか」

 

「それが1番でしょうね」

 

 やがて、調査を終了した第3偵察隊の姿はコダ村にあり、村人達は再び訪れた白いアーマーの兵士達を出迎えた。ジークは、村長に森の集落が壊滅したこと、それが巨大な火を吐くクリーチャーによるものであることを片言の異世界言語で説明する。

 

「間違いない、それは炎龍じゃ!壊滅してしまったとは、まことに残念なこと・・・」

 

村長の顔は青ざめていた。

 

「炎・・・・龍・・・・?」

 

炎龍、それは知らない名称だった。ジークは、メモにその名前を記録する。

 

「炎龍の名をを知らないのか?炎龍は危険な怪物じゃ、討伐された例が1度も無い程にな。それはともかく、あなた方が無事で良かった。この報せが無ければ、この村は全滅していただろう」

 

「それと、エルフの少女・・・助けた・・・この村で・・・保護・・・」

 

保護を求めようとするものの、村長は首を横に振る。

 

「残念だがそれは難しい、人とエルフでは文化が違いすぎる。それに、今から我々は村を捨てる」

 

「え?」

 

「エルフや人の味を覚えた炎龍は周辺の村や町を襲う。だから、村を捨てて移動する」

 

 

村長はそう説明すると、村人達を集めて事態を説明し、その30分後には村の前に馬車の列ができていた。

 

 

 コダ村の中心から離れた場所にある1軒の家、そこには魔導士であるカトー老師とその弟子であるレレイ・ラ・レレーナが暮らしている。炎龍の出現の報を受けた彼らは、他の村人達と同様に馬車に荷物を積み込んでいた。

 

「これ以上乗らない・・・」

 

貫頭衣を纏ったプラチナブロンドの少女、レレイの目の前に鎮座するのは、荷物が山のように載せられた1台の馬車。

 

「レレイ、何とかならんのか?」

 

窓から頭を出したカトー老師は言う。

 

「師匠、それは無理。無理矢理荷物を載せてしまったら、馬で引けなくなる。諦めることも肝心」

 

「仕方ない、載せるのは本などを優先して、植物の種などは地下室にでも放り込んでおくしかなさそうじゃ」

 

 老師は、レレイから種などが入っているいくつかの袋を受けとると、家の中に戻ってベッド下の隠し扉を開けた。

 

「もしも生きていたら、取りに帰るとしよう」

 

植物の種達に別れを告げた老師は、弟子の待つ馬車へと戻り、馬に鞭打った。が・・・

 

「動かんぞ・・・」

 

馬車は動かない。1部の荷物を下ろしてもなお、重量はオーバーしていたようだ。

 

「わ、ワシらは魔導士じゃ、普通の人間のように荷物を運ぶ必要はない。魔法があるのだから」

 

 老師は額から汗を流しながらそう言うと、魔法を使って重さを軽減する。すると、やっと馬車は動き出した。

 

4

 

 やがて、2人の乗る馬車は村の中心部に到達するのだが、馬車の渋滞に巻き込まれて停止する。

 

「どうなっているのかね?」

 

 なかなか馬車の列が進まないことに苛立ったカトー老師は、近くにいた村人を捕まえて話を聞いた。

 

「すいません、カトー老師。この先で車輪の折れた馬車が道を塞いでいるんです、どうやら荷物を積みすぎたようで・・・」

 

 ジーク達による速やかな通報によって避難に余裕のある村人達は、出来るだけ多くの物を持ち出したいと考えており、それが裏目に出たのだ。

 

 村人とカトーが話している間、レレイの興味は後ろからやってきた白いアーマーのヒト種に対して向けられていた。彼らはいずれも謎の言語を話しており、話し声から男だけではなく女が1人いるようだ。

 

「この先で動物に引かせるタイプの乗り物が事故を起こし、道が塞がれている状況だ。ルイスは後続に事故を伝え、シュワルツは現場で怪我人の応急処置を頼む」

 

 兜と鎧を纏っており、当初は帝国の騎士団かと考えたが、剣とは異なる黒い杖を持っていること、言語が分からないことから、帝国の騎士団ではない。少なくとも、指揮系統があることから戦うための集団であることだけは分かった。

 

やがて、1人の女性兵士が事故を起こした馬車の方へ走って行く。

 

「師匠、ちょっと様子を見てくる」

 

 師匠にそう伝えると、馬車を降りる。しばらく進むと事故を起こした馬車があり、地面に倒れる男性と母子、泡を吹きながらもがいている馬の姿があった。そして、村人達は馬のせいで近づけないでいる。

 

「君・・・危ない・・・下がって」

 

 近くにいた女性兵士が片言で危険だから近づくなとレレイに伝えてくるが、レレイは母子が怪我をしていることに気付くと、制止を振り切って駆け寄る。馬が近くでもがいていて危ないが、人命が大事だ。

 

「これはまずい・・・」

 

 母親と父親は普通に気絶しているだけだが、子供は血の気が失せてぐったりし、多くの汗が出ている上に身体が冷えていこうとしている。

 

「レレイ!何があった?!」

 

 声に振り替えると、事故の報せを受けたのか村長と白い鎧の人が一緒に駆けつけてきていた。

 

「村長、子供の容体が危険。たぶん馬は助からないと思う」

 

「カトー老師はどこに?」

 

「師匠は後ろの馬車にいる。私は様子を見に来ただけ」

 

 ふと傍らを見ると、先程の女性兵士が子供の容体を診ており、手際が良いことから医学を学んだ者であると分かる。

 

「危ない!」

 

 突然の叫び声。同時に聞こえてきた謎の高音に驚いて振り返ると、頭部から煙を出して倒れる馬の姿がすぐ近くにあった。突如として暴れだした馬が自分の方へ向かってきていたのだ。

 

 一方、村長がいる方向には黒く小さい杖を馬に向けている白い鎧の人がいた。被っている兜から少し見えている赤髪が特徴的だ。レレイに推測できたのは、彼が自分を守るためにその杖を使って何かしたということだけであった。

 

 

ふぅ、危なかった・・・

 

ジークは胸を撫で下ろす。

 

 少しでも判断が遅れていれば、あの少女はぐったりして倒れている子供の仲間入りどころか、それ以上の重体になっていただろう。

 

 あの時、ジークは愛用しているDL-44重ブラスター・ピストルを咄嗟に引き抜き、確実に殺すために動物の頭部を狙った。DL-44の威力はアーマーを一撃で貫通する程であり、動物を絶命させるのには十分な威力だ。

 

 たまたま威力の高いDL-44を愛用しており、たまたま反応して引き抜くことが出来た。そして、命中率が低そうな頭部を撃ち抜くことに成功した。まさに奇跡であったのだ。

 

5

 

「ヴァイス大尉、少しいいだろうか?」

 

 あの事故から少し経ち、村人達の避難の手伝いを指揮していたジークの所に、ガンマ分隊のキャプテンリーパーがやって来た。

 

「リーパー大尉、どんなご用件で?」

 

「単刀直入に言おう、これより我々ガンマ分隊は一時的に単独行動を取る」

 

「何故です?」

 

ジークは首を傾げる。

 

「盗賊対策だ。こんなに大人数が移動すれば、必ず目をつけられる。だから、我々が避難民の進行ルートを先行し、脅威を排除することにした」

 

「それは助かりますけど、大丈夫ですか?」

 

リサを含め、たった4人で未知の世界へ赴くのだから、心配するのは当然である。

 

「まぁ、こっちには姉御がいる。心配の必要はないさ」

 

リーパーは戻っていき、分隊の仲間と共にスピーダーバイクに飛び乗って何処かへと走り去った。

 

 

 

その夜

 

「お頭、コダ村だそうですぜ」

 

 数十名の盗賊達は火を囲んで小規模な宴会を開き、享楽を味わっていた。皆、ドラゴンから逃げるために単独で行動していた馬車を襲って得た食料を食らうのだが、特に盗賊団を率いる役目にある者達は同時に生け捕りにしていた母娘で早めに欲を満たし、いい気分で酒を飲んでいた。

 

 入ってきた情報は、コダ村の住人達が炎龍から逃げるためにキャラバンを組んで出発したという情報だ。

 

「恐らく村の連中は足が遅い。襲わない訳にはいかないな。だが、人手が足りんぞ?」

 

「そこはお頭が、周りの盗賊に声を掛ければ大仕事が出来るだけの人員が集まりますぜ」

 

 お頭と呼ばれる盗賊は妄想した。キャラバンを襲った後、戦利品を配ってさらに人員を集め、それらを率いて何処かの町を襲い、領主を追い出して自らが支配者になっている光景を。しかし、それも妄想だけで終わる。

 

「残念だけど、それは無理な話だよ」

 

 突然聞こえてくる若い女の声。聞こえてきた方向を見ると、袖の無い服を着た人間が立っていた。やがて、焚き火や松明でその顔が浮かび上がる。

 

「誰だ?」

 

 その女は明らかに美人だった。身長も高く腰も括れており、スタイルが良い。

 

「よかったら遊んでいかないかい?」

 

 その言葉を聞いたとき、盗賊達はその女が村から差し出された生け贄だと思っていた。

 

「お前ら、あの女をこっちに連れてこい」

 

 お頭から命じられた盗賊2人が、女の方へと向かっていく。だが・・・・

 

「何を勘違いしてんだい?あんた達と遊ぶのはアタシじゃないよ?アイアン!暴れな!」

 

 女が叫んだ瞬間、近くの草むらから銀のアーマーに身を包んだ大男が飛び出して来て、手にした2本のトマホークで自分の周りを固めていた配下達を切り刻み、遂には俺の首を切断した。俺が最期に見た光景は、切断面から血を噴き出す自身の胴体、そして蜘蛛の子を散らすように逃げ出していく配下達であった。

 

 

「姉御に近づくな!」

 

「狙い撃つぜ!」

 

 キャプテンリーパーは、リサに近づいて来ていた盗賊2名の頭部を2丁のDC-17ハンドブラスターで撃ち抜いた。一方、樹上ではロックオンが狙撃用にカスタマイズしたDC-15を構えており、逃げ出した盗賊達を次々と屠っていった。

 

 数分後、集まっていた盗賊は壊滅した。なお、声を掛けようとしていた盗賊団は既に殲滅されており、この盗賊団も遅かれ早かれ殲滅される運命であったのだ。

 

「姉御、後片付けはどうします?」

 

 現れたのは返り血をたっぷり浴びたアイアンだ。その姿は、まるで鎧を着た悪魔のようだ。

 

「一応、全部埋葬しよう。ただ、盗賊による犠牲者の遺体は盗賊の遺体から離した所に埋葬だ。それとアイアン、あんたは自分を綺麗にしな」

 

「分かったぜ姉御」

 

 そして、各々が動き出す。しかし、その姿を遠くから見ている者がいた。

 

「クスクスクス、あの人達面白そうねぇ」

 

 黒服の少女は自身の体と不釣り合いな大きさのハルバードを肩に担ぐと、リサ達の方へと歩き始めた。




ようやく3人の原作キャラを出せました
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