裏路地の迷い道   作:ライドウ

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裏路地
マヨイ 1


裏路地。

それは、言ってしまえば人気のない道。

ゲームや漫画、アニメなどではよく不良やゴロツキが多く集まる場所。

喧嘩が絶えず、治安が悪く、危険な薬物や銃火器の売買も行われていると言われている場所。

 

 

そんな裏路地だが、とある裏路地は。

 

 

とてもとても変わっていた。

 

 

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「へぶっ!?」

「ぐあぁ!?」

 

スキンヘッドの男と茶髪のリーゼントヘアの男が鼻から血を流しながら倒れる。

彼らを殴りつけた、黒い服装の青年はすっと左手をポケットにツッコミ、右手で口にくわえていたタバコを持った。

 

「その程度かよ。前より強くなったって聞いたんだが?」

 

「あ、兄貴が強すぎるんでっせ…」

「いたたた・・・何も本気で殴るこたぁないじゃないですか・・・」

 

「バカ野郎、喧嘩は本気でやんねぇと意味がねぇだろ。特にこの裏路地じゃぁな。」

 

兄貴と呼ばれた青年は、倒れている二人に手を差し伸べる。

二人は手を取り立ち上がり身なりを正す。

 

「確かにそうでしたね。裏路地ルールその1!」

「喧嘩は全力!!だが、相手は殺すな!!」

 

「はっ、覚えてたら文句言うな。手解きしてやったろ。」

 

タバコを地面に落としシューズで踏みつけ鎮火させる青年。

彼らが、この物語の主人公たち・・・正確には、この裏路地の支配者たちである。

 

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ヘイボン町の裏路地。

 

そこは明治時代から存在し、今なお現存する魔境。

世界各地から物騒な物や、腕に覚えのあるゴロツキやチンピラたちが集まりやすく、さらに土地の性質故かまれに不思議な物や人間が迷い込むと言われている。

 

そんな中で、黒の服装に身を包む青年”ユウジ”はその裏路地を実質的に把握しているとある組織のトップとして君臨している。スキンヘッドの”イワモリ”と、リーゼントヘアの”イヌワシ”はかれの右腕と左腕である。

 

ユウジ「しっかし、ここ最近。増えてきてんじゃねぇのか?」

 

イワモリ「あぁ、マヨイですかい?」

 

”マヨイ”、このヘイボン町の裏路地にごく稀に紛れ込んでしまっている不思議な物や人間の事を指す裏路地の言葉。しかも困ったことに、一度や二度ではなく頻繁に起こることなのだ。

 

イヌワシ「バカ野郎、報告を聞いてなかったのかよ。今月だけで35件なんだぜ?どう見ても異常事態だろ。」

 

イワモリ「35件?!だって先週で月3で5件だったっすよね?!」

 

明らかな異常数値にイワモリは反応を示す。

だが、この裏路地は何が起きるか分からない土地だ。そういうこともあるだろうとユウジは考えている。

 

ユウジ「落ち着け、イワモリ。この裏路地だ、何があるか分からねぇ。そうだろ?」

 

イワモリ「あー・・・そういえばそうっしたね。このハキダメみたいな場所は、いつも気まぐれで。」

イヌワシ「いつも無責任。」

 

新たに裏路地の再確認をしたイワモリイヌワシコンビを置いて、やれやれと独り言を零しながら裏路地の奥へ進んでゆくユウジ

 

イワモリ「ちょっ、兄貴!おいてかないでくだせぇ!!」

 

ユウジ「変な漫才してる暇あったら、さっさと見回るぞ。たく、なんで不良組織が裏路地の巡回なんてしなけりゃぁならないんだ。」

 

イヌワシ「それこの前も言ってませんでした?巡回も何も、兄貴が町内会の会長に花札で負けたのが原因でしょうに」

 

ユウジ「悪かったな!!畜生、五光まであと鶴だけだったんだよ。」

 

お互いに軽口を言い合いながら裏路地の奥へと進んでゆく。

この裏路地は、彼らの住処。彼らの巣。迷いやすいこの裏路地は彼らにとってただの道であった。

 

 

 

 





裏路地のイメージ。

・車一台が通る程度の細道。
・ポリ製のごみ箱や謎の看板が多く設置されている。
・ビルから読めない文字で書かれた看板が所狭しと突き出ている。
・電線や電柱などが無作為に建てられていたり、ひかれたりしている。
・常に薄暗いが、看板のネオンで明るい。


主人公たちの不良組織【獅子神楽(ししかぐら)】

不良やチンピラで構成された謎の多い組織。
構成人数や活動自体も謎に包まれているが、リーダーにユウジ。参謀にイワモリとイヌワシの二人がいることだけは確定である。


裏路地のルール
その1 喧嘩は全力で、しかし相手を殺さぬこと
その2 喧嘩で負けた奴は、勝った奴に従う事。
その3 抗争を行う際は、必ず立会人を設けること。



読者参加型について。

活動報告にて、読者になり替わるキャラクターを募集しています。
基本的にキャラクターだけと言う事ならば設定、性格、容姿を書いてもらい。
所属は獅子神楽と言う事になります、そして、どういう任務に就いているかも書いていただけると幸いです。ちなみに、本当に出番が回ってくるかどうかは分かりません。
また、読者自身で裏路地にある店や組織を構成してもらっても構いません。
ただし、獅子神楽が裏路地の支配勢力であるということだけは念頭に置いてください。
(ヘイボン町の裏路地は不思議なことしかないので基本的に人外的な人種でも存在でも能力でもなんでもござれです。ただしやりすぎるとユウジさんが出張ってきます)
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