慶達がガンプラの箱にて、伝説のガンプラファイターにしてガンプラビルダーたる、三代目メイジン・カワグチことユウキ・タツヤとの衝撃的邂逅を果たした、其の翌日。
慶と順太郎、そして慶がGBN内で保護し、慶が後見人となって共に暮らしているELダイバーのヒノワは、ガンプラ好きの聖地の1つ、ガンダムベース東京へとやって来ていた。
「わぁ~…すっごく大きい…!」
「おらど慶ば、何時も此処がらログインじでるんだぁよ。ガンプラの箱ば昔のキットがあるげんど、ガンダムベースでじが買えないガンプラもあるがら、見てるだけでも楽じいべ」
「順太郎の言う通り、ガンダムベースには特殊なカラーリングのガンプラが限定販売されてるんだ。特に鉄血系キットのアイアンブラックコーティングは、フレーム系の見映えを良くしたりするのに効果的だったりする。
…此れは、ガンプラの箱で仕事してる時に得た知識だけど」
実物大ユニコーンガンダムを見上げながら、目を輝かせているヒノワに、順太郎と慶はガンダムベースの魅力を説く。
「まぁ…取り敢えず入ろうか。ヒノワにも会わせたい人が居るし」
「…会わせたい人?」
「あぁ…あの人だべか」
「……?」
誰だろうと疑問を抱くヒノワを連れて、建物内へと入った一向は、ガンダムベース東京に入店するや、GBNを利用するために受付カウンターに向かう。
店内はやはりと言うか賑わっており、ガンプラのキットや道具の購入、パーツ射出機の利用者や製作コーナーで組立を行う人がちらほらと見受けられる。
ガンプラの箱で仕事をしている身である慶、順太郎にとってはこうした商品の並べ方や店の雰囲気等から、どうすれば顧客に商品を買って貰えるかと、
「お、慶君に順太郎君じゃないか!」
そんな彼等に快活な声を掛けたのは、ガンダムベースの店長を勤め、ガンプラマイスターとしても知られている男性。愛称として『ケン』と呼ばれ、ヘンケン艦長のファンでもある『マツムラ・ケン』其の人だ。
「おや、慶君!君の肩に乗っているのは、ELダイバーさんかい!?」
ヒノワを見るや、ケンは目を輝かせた。彼はガンプラマイスターであると同時に、ガンダムベースを訪れた有名人やELダイバーのサインを収集し、店に飾る事も生き甲斐の1つにしているのだ。
「はい。此の子はヒノワ、俺が後見人を務めています」
「ヒノワ、よろしく…です」
「よろしくね、ヒノワ君。早速で悪いけど…サイン、頂いても良いかな!?」
順太郎を彷彿とさせる、早業のサイン色紙取り出しでキラキラした目でお願いしてくるケンに、順太郎はシンパシーを感じた。
「ケイ、どうしよう…オレ、サインわかんない」
「そうだね…俺がやり方を教えるよ」
今後はヒノワに、文字と数字を教える事もしなければ。慶は後見人としての使命を果たす事を誓いつつ、ヒノワにサインの書き方を教え。
そうして出来上がったサインは、赤い文字でヒが右斜めのワが逆さまになった物であり、本人曰く『燃えてる火をイメージしたらこうなった』との事。
「ありがとうねぇ、ヒノワ君!」と歓喜しながら、ケンはサイン色紙で埋め尽くされた、店内の一角にある壁へとルンルンステップで向かって行った。
其の間に慶達は、GBNへのログインの為の準備を行い、ケンが帰って来た所で機材の使用手続を終え、ダイバーギアをセットして、電脳世界へ飛び込んだのである………━━━━━━━。
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GBN・セントラルディメンション、メインロビー……
「皆もう来てるかな?」
「どうだろがね?」
「わくわく、わくわく」
他のビルドライジングのメンバー達が到着してるかを確かめるべく、ログインするやコンソール画面でフレンド欄をチェックしようとしたケイ。すると━━━━
「ケイ様。カンタ様。ヒノワ様。御待ちしておりました」
一声が眼前で聴こえ、目の前に立っていたのは身長180cm位の中世英国紳士の黒タキシードやズボン、赤いラインの入ったシルクハットに茶の革靴等の衣裳に身を包む、絵に描いたようなジェントルマンが居る。
ピシッとエレガントな雰囲気を纏い、紳士的な佇まいと姿勢で立っており、其の後ろにはミシェルとラルク、そしてアキトがラルクの左手中指に自身の右手で軽く握って立っていた。
「うわぁ!?」
「ぼびゃあ!?」
「わぁ…!」
いきなり目の前に現れた存在に、ケイとカンタは驚いた挙げ句に、ギャグマンガであるバナナの皮を踏み付けて、思いっきりすっ転んで尻餅を付いた。
「失礼致しました、ケイ様。カンタ様」
「……え、もしかして…ジョーさんですか」
「はい、其の通りで御座います」
ニコッと微笑み、ジョーは転んだ二人を両腕で立たせた後、一歩後ろに下がって軽い自己紹介を行う。
「ジョーと申します。これより、ビルドライジングの一員として、其の役目を全力で全うする所存。どうぞよろしくお願い致します」
「此方こそ、よろしくお願い致します!」
ケイもまたフォースリーダーとして、ジョーを受け入れ。そして硬い握手を交わしたのであった……。
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GBN、ビルドライジング・フォースネスト内。フォース結成時にシステムが用意される一室は、人数にもよるが二段ベッドと簡素的なテーブルにイス、そして小さな本棚、ミーティング用のボードと映像を見るための少し大きなテレビが一台ある、所謂スタンダードな部屋となっている。
其の部屋は現在、ラルクとアキト、そしてミシェルの三人によって、簡単では有るもののパーティーを催すには十分な飾り付けと、ソフトドリンクにスナック菓子が用意されており、準備万端。何時でも始められるようだ。
「これ、もしかしてラルク達がやったの?」
「まぁ、な。本音を言えばもっと準備したかったけど」
「それでも兄さんと僕、ミシェルさんの三人でやれるだけの事はしました!」
「私はドリンクとお菓子を買っただけ…内装は御兄弟の御力添え有ってこそ成せましたわ」
店内の装飾も手掛けてきた二人なら納得だと、ケイとカンタは心で呟く。そして紙コップに各々の好きなソフトドリンクを注ぎ、手に持ち。
「それでは、ヒノワとジョーさんのビルドライジング加入を祝して…乾杯!」
フォースリーダーのケイの音頭の後、皆『乾杯~!』とグラスを軽く当て、注がれたソフトドリンクを飲み干していく。
「…っはぁ!ぅぅまい!」
「GBNでは感覚さえも電子世界に落とし込んでいますから、此処での食事も味覚に影響を与えますの。一部ではダイエット中のスイーツ等の欲求を、
「あ…確か前にそんなダイエットチャレンジの特集が、前にテレビでやってました」
「一定の成果が出てたし、GBNの宣伝も出来たしで話題になったな。G-witterでもバズったらしい」
そんな事も出来るんだなと感心しながら、のり塩味のポテトチップを数枚取って口に運ぶケイ。咀嚼する度にバリポリと口の中で奏でる音を楽しみながら、ふとヒノワの方を見る。
其のヒノワはポテトチップを食べようとしているが、何処から口を付ければ良いのか分からずにいた。青年は「何処からでも大丈夫だよ」と言ってチップを取り、口に運んで見せる。
ヒノワも暫し戸惑ったが、恐る恐る口に運んでポテトチップを噛り。其れを切っ掛けにして、一枚…また一枚とスナック菓子を頬張っていった。
と……━━━━━
『こんにちわー!』の一声から、自動ドアが開くや元気と満面の笑みを浮かべたフォルテが入ってきた。
「あ、フォルテさん」
「なになに、皆でパーティーしてるの?」
「新しぐフォースに加わっだ、ジョーざんどヒノワ君の歓迎会だべよ」
「へー♪あ、ポテチいただきぃ~♪」
ほんわかムードで、テーブルのスナック菓子を持っていくフォルテ。そんな折り、ジョーがケイに声を掛ける。
「ケイ様。歓迎会が終わりましたら、ソード・ブリンカー・レヴとのリベンジに向けて修行を致しましょう」
「…!はい、お願いします!」
ガンプラバトルの経験者であるジョーの視線が、本気である事を伝えてくる。
「ケイ様自身の事はミシェル様より聞いております。貴方様のガンプラは、現状様々な武装に対応出来るようにオーソドックスなカスタマイズが施されているようで」
「はい、其の通りです」
「…なれば先ず、己の手に馴染む『武器』から探してみては如何でしょうか?」
「武器…ですか?」
「えぇ。自分の得意とする武具、其れを一つ見付けるだけでも、今後其れを己の『軸』として戦う事が出来ます。戦闘において、其の軸の有無は勝敗に大きく関わりますので」
思い返せば、アズキのバルバトスは太刀を。トラムのサバーニャはレイピアを。タイガーウルフは格闘と、皆各々に主軸としている『武器』があった。
そう考えれば、今の自分には『武器』が無い。
「確かに…色々な武器やカスタマイズが出来るように、ビヨンドガンダムはしたけれど、自分がこれだ!って思う武器は未だに見付かってないんだよな…」
「ですので、本日は其れを探しましょう。ログイン時に様々武器が入ったコンテナも一緒にスキャンしました。幾度も試し、見付けましょう」
「じゃ~あ~、私も一肌脱ごっかな♪」
そんな二人の会話を聞いていたフォルテが、間に顔を出してこう言った。
「虎武龍のフォースネストに『
龍虎祭……虎武龍が主催となり、年に一度行われる交流戦の事である。フォースに所属するダイバーや、ソロプレイダイバー、中にはタイガーウルフ自らが出向き、祭りへ招待。其処で一対一のタイマン勝負を行い、どちらが強いか雌雄を決する……という名目の一大イベントだ。
「フォルテさん、よろしくお願いします」
何時か龍虎祭に出場した時に、フィールドの範囲を知っておけば色々と役立つかも知れない。ケイの答えはほぼ即答だった。
「OK、任せて♪えっと……ハロハロししょー♪今から虎武龍に行くんだけど~……。
うんうん…それでね、虎武龍の訓練所のフィールド在ったじゃない?其処ケイさん達が訓練するから使わせて欲しいんだ。大丈夫?」
コンソール画面を開き、通話越しにフォルテが『ししょー』と呼んでいるのは、GBN内でも屈指の近接格闘技術を持ち、世界ランキング5位のフォース・虎武龍を率いるタイガーウルフ其の人。そんな彼を、友達感覚の様な軽いノリで話すフォルテに、ジョー以外のメンバー達は恐れ知らずだなと、そう思わずにはいられない。
「ほんと?ありがと、ししょー!じゃじゃ、直ぐに行くから!ばいばーい!………っと、ししょーから許可貰ったから、ケイさん達の修行出来るよ♪」
こうしてビルドライジングはフォルテを通じて、虎武龍での修練が可能となり。善は急げとばかりにラルクのガウ・スクランダーに、ジョーが用意した訓練に使う機材入りのコンテナを搬入し、最大出力でエストニア・エリアへと飛んだのである………━━━━━━━
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GBN・アジアンサーバー、エストニア・エリアの巨大空港…
再び此の地にガウ・スクランダーでやって来たビルドライジング一向とフォルテは、険しい霊峰の山々の間を抜けて、目的地であるフォース・虎武龍を目指して機体を飛ばしていく。
「そう言えば、ジョーさんのガンプラって何でしょうか?」
ジョーが用意したコンテナをダイドラゴンと、2体のワイバーンであるマグナバーンとブリザバーンで運輸していたアキトが、ミシェルのアルケインに乗り込んでいるジョーに向けて、質問を投げ掛けた。
「オラも気になっでるべ。ジョーざんのガンプラばなんだべさ?」
「フフ…今はまだ秘密にございます故、其れに━━━私のガンプラは少々クセが強く、何よりも『狂暴』ですから」
フロスト兄弟の兄者、シャギア・フロストが本編の第3話の台詞でジョーはそう返す。
「…と、どうやら見えてきましたね」
霊峰を抜けた先、虎武龍のフォースネストへと続く登竜門と、其処を守る2体の棒持ちのネモ。そして其の前にタイガーウルフが立っていた。
『タイガさん!』
『ししょー!』
「よう、ビルドライジング。待ってたぜ」
ゆっくりと機体を降下させ、ケイはコックピットから出て腕を伝い歩き、地面に降り立つ。
「すいません、突然の来訪とフォースネストの訓練所を借りたいって、無茶な要望してしまって」
「気にすんな。其れに俺はお前等ビルドライジングをピカピカに磨き上げるって、宣言しちまったからな。約束を破るのは、俺のポリシーに反する」
そう言いつつ、タイガは改修を施したケイのガンプラを見上げる。脚部をテルティウムからEz-SRへ、更にサイドアーマーも変更した事で、腰回りの可動域の改善が成された其れは、小さくとも確かな成長を感じさせた。
「御初に御目に掛かります」
ビヨンドガンダムを見上げるタイガーウルフに、ジョーが声を掛ける
「おう、ケイ。新しいメンバーか?」
「はい。ジョーさんって言います」
「御紹介頂きました、ジョーと申します。以後、御見知り置きを」
エレガントにお辞儀をし、微笑むジョー。其の時である、タイガがジョーにこう言ったのだ。
「ジョーさん、アンタ━━━『強ぇな』?」
其の一言に、ビルドライジングのメンバーの中で最も反応したのは、ジョーの主人であるミシェル。彼女はジョーが隠している『肩書』を知っているが故に、タイガの強者が特有に持つ直感に等しい一言に驚いたのである。
「おやおや…私はこう見えて、GBNはまだ始めたばかり。ダイバーランクも此処最近、Dになったばかりの初心者に御座います」
「……本当に強い奴ってのは、例え気を抑えてたとしても、其の身体からは滲み出て来るもんさ。俺には分かる。アンタの身体からは『幾万の修羅場を潜り抜けてきた、本物の古兵のオーラ』ってヤツがな」
「いえいえ…」
「いやいや…」
「ジョーさんとタイガさん、仲良く出来てるな」
にこやかに笑い合い、和やかな雰囲気のように見える光景に、ケイはホッと一安心している。が、其の実、双方共にバチバチと火花を散らし合っているのが、フォルテには解ってしまった。
こうなったタイガーウルフは元来の負けず嫌いも相俟って、相手に絶対に勝つまで挑む事を止めはしない。其れも年がら年中、其の者がログインすれば真っ先に挑みに行くのだから、相手からしたら溜まったものではない。
「ししょー、ケイさん達は修行に来たんだから!そーゆーのは後回しにしてくれない?」
「む……はぁ、しゃーねぇ。家の一番デカイ訓練所を使わせてやる、持ち込んだ荷物も使うだろう。思う存分修行していけ」
ぷく~と膨れっ面で静止を謀ったフォルテに、少し不満気になりながら、何とか矛を納めたタイガーウルフ。
「ありがとうございます、フォルテ様」
「いーのいーの。ししょー負けず嫌いで有名だし、一回マギーさんに鼻っ柱減し折られた事もあるんだけど、全然変わってないんだってさ」
自分を貫く信念は最上位ダイバーだもん、そう自慢気に豊かな胸を張る彼女。信念や執念は時として、拮抗した戦いの中で勝敗を決する材料にも成り得る要素の一つ。
俺もそんな、誰にも負けぬ『信念』を見付けられるようになりたい。そう思うケイだった。
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虎武龍、フォースネスト内訓練所…。
日々研鑽を積み重ね、己を磨くフォースメンバー達が、其の成果を魅せる場所として、使われているフィールドの1つでもある。其処は今、ジョーによるケイの修行が始まろうとしていた。
『ジョーさん、よろしくお願い致します』
ビヨンドガンダムに載りつつ、一礼をするケイ。彼と機体の回りには、七支刀や丸盾等の渋い武器や、銃剣付きライフルに槍を初め、様々な武器がフィールドの至る所に置かれたり、ドローンを用いて空中に宙吊りにされていた。
「ケイ様とケイ様の機体の適正武装を模索するため、御力添えになれれば幸いでございます」
一礼し、ジョーはビヨンドガンダムを見上げながらに言う。
「それと…私も少し
「…?其れってどういう」
ケイやビルドライジングのメンバー、そしてタイガーウルフと虎武龍のダイバー達が同じ疑問を持つ中で、ジョーの出自の一端を知るミシェルだけは其の意味を理解している。
ジョーが、もし『万が一』にも本気を出そうものなら。
『此のフィールドの耐久では、彼の攻撃に持ち堪えられない』事を知っているからだ。
「では━━━━━━参ります」
そう言ってジョーは、アイテムボックスから年代物とおぼしき、鴉の頭部を象った一本の金の杖を取り出し、其れを片手でクルクルと回し出す。
『ジョーさん、其れは…』
「ケイ様、気を引き締めなさい」
彼の口調が穏やかから一転、背筋が凍り付く程の覇気を含み、其の刹那━━━━杖の先端が地面に軽く触れる。
すると、フィールドの地面がベキリ!と皹が走り、バキバキッ!と砕け出し、其処かしこから朱く煮え滾ったマグマが溢れ出したのだ。
「うおぁ!?」
「あちゃちゃちゃちゃ!?」
「い、いきなり何が起ぎだんべ!?」
マグマの高熱と熱気にケイとビヨンドガンダム以外が下がる中で、上空には黒い漆黒の雲が湧き、強風が吹き荒れ出し、同時に何かが一同の耳に木霊した。
ジョーの後方━━━━マグマが溜まった場所から。
『ソレ』は、姿を顕す。
姿を顕した其のガンプラは、Wガンダム内における量産機体の『リーオー』をベースにしながらも、様々なキットを用いて装甲や間接等に、大規模な改修が施され。
黒と金の重厚感の在る塗装に加え、鉄血キット特有の砂埃や灰を被った様なウェザリングが施され、何よりも特徴的な頭部は『リーオーNPD』のような形状に変わり、メインカメラは黒を含んだ深紅で、胴体には腰部にまで伸びる腕時計の留め具の様なアクセサリーが付いていた。
其のアクセサリーらしきものは左肩からぐるりと、襷掛けのように在り、両腕には銀の丸い装飾が複数。そして背中には、時計の針を彷彿とさせる赤い玉が埋め込まれた二本の銀のマントが在り。
其の右手に握られた一振の、リーオーの━━━否『オーマ・リ・オー』の全長に迫らんとする大剣にはリーオーの顔が有り、刻まれた『リ・オーサイキョー!』の文字と巨大な刀身が、落雷の光に照らされ、ギラリと妖しく輝く。
「なんちゅうガンプラだありゃあ…!」
「な、何あれ…」
「お、おおお、オーマ・リ・オー!!!!????なげにごごごご、ごごにいるだげざ!???!」
「マジかよ…!」
「嘘…でしょ…」
ある者は其の存在に言葉を失い。
ある者は驚愕と共に声を挙げる。
反応は十人十色、しかし唯一つ、揺るがない事実が在るとするならば。
GPDの伝説を作り上げたオーマ・リ・オーが、GBNの世界で蘇ったという、絶対的な真実だけだった。
それは
それは
ガンプラ紹介
オーマ・リ・オー:ビルドライジングへ新規加入したダイバー、ジョーことジョージ・ダルクスが『新機動戦記Wガンダム』に登場する量産機体の『リーオー』をベースに、ジャンクパーツ等を用いて改修したガンプラ。
黒と金を主体とする渋いカラーリングでありながら、ジョーを元GPDヨーロッパチャンピオンへ登り詰めるまでに至らしめた其の機体性能はリーオーの、量産機の範疇を逸脱したワンオフ機に等しい存在である。
武装はリーオーの前面の顔パーツを埋め込み、他全てをフルスクラッチで作り上げた大剣型武装『サイキョウ・リ・オーブレード』のみであるが、GPD最後の世界選手権において対戦相手のガンプラと機材媒体を、唯一太刀の元に再起不能に陥れた程の威力を持つ武装で、オーマ・リ・オー以外では刃を振るう処か、扱うことさえ困難を極める。