クビになった(と思い込んでいる)ウマ娘   作:珈琲派の紅茶派(最大の矛盾)

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色々忙し過ぎて執筆出来なくて気が付いたらすごい時間経っててそれでも少し書こうとしたら睡眠時間持ってかれたけど書いた
絶対あとから読み返して修正の嵐になるから展開すら変わるとも、プロト版読めたら誇っていいですよ、はい


URAファイナルズ決勝

『上空には灰色の空が広がる東京レース場、全てのウマ娘に夢の舞台を与えるURAファイナルズ決勝

何とか天気は持ち堪え良バ場の発表です』

『天気は持ってくれるといいんですが…このレースにはあのウマ娘も居ますからね』

『皇帝、シンボリルドルフ1枠1番での出走』

『確かな実力があるウマ娘ですね、十分に1着を狙えると思います』

『確かな実力と人気を兼ね備えたアグネスタキオン、3番人気です』

『彼女の驚異的な末脚が炸裂するのか、期待ですね』

『この評価はやや不満か、2番人気はマンハッタンカフェ』

『有馬記念覇者、確かな実力を感じます』

『そして、あの有馬での敗北から姿を消した雨天の獣!1番人気レーゲンドメイン、驚異の17連勝を成し遂げたウマ娘』

『私一押しのウマ娘、実力を示してほしいですね』

『やはり17連勝は脅威ですからね、惜しくも敗れた有馬記念の覇者も居ますからリベンジなるか注目です』

『3枠5番アイネスフウジン』

『彼女の逃げ足が何処まで通用するか見ものですね』

『3枠6番セイウンスカイ』

『ハイペースな逃げで後続を翻弄出来れば十分に狙えますよ』

(中略、いや、書くのが面倒とかじゃないよ?誓ってまじで)

『ゲートイン完了、出走の準備が整いました』

 

『さぁ、スタートです

各ウマいいスタートですね』

『レーゲンドメイン、後ろへ下がった!?』

『脚を溜めるつもりでしょうか?彼女の脚質では従来の走り方の方があっていると思うのですが…』

『先行争いはセイウンスカイ!シンボリルドルフ!この2人が競り合っている』

『シンボリルドルフは恐らく先行策なのでセイウンスカイか、または今は少し後ろにいますがアイネスフウジンがレースを引っ張って行きそうですね』

『それを見るように話題に上がったアイネスフウジン、ここにいた』

『その後ろアグネスタキオン、その内並ぶようにトウカイテイオー』

『その後ろ黒い髪を靡かせマンハッタンカフェ』

『1番人気何故か後方にポツンとレーゲンドメイン、これは失策か?』

『焦っている様子はありませんね、何か策でもあるのでしょうか?』

『あ、雨だ…雨が降り始めました、ここから辛い勝負になるかもしれません』

『重くなりますからね、スタミナ勝負になるかもしれません』

『!やはり!やはり動いたレーゲンドメイン!まさかのこのまだ第3コーナーにも差しかかってない時点で猛スパート!一気に距離を詰めていきます!』

『アイネスフウジン、セイウンスカイ両名掛かり気味か!?』

『全体的に冷静さを失いつつありますね、それだけ彼女のプレッシャーが強い事が分かります』

『レーゲンドメイン、涼しい顔で今後方から猛追!』

 

「………昏い空、重い場、それでも私は走破する、好敵手に勝つため、何より私自身に負けないように!これが!私の決意!」

 

『はやい、はやすぎる!もう既に先頭集団に追い付きつつあるレーゲンドメイン、更にギアをあげる!一体このウマの底はどこなのか』

 

「君やカフェだけだと思わないで貰おうか!」

 

「貴方にもタキオンさんにも勝利は譲りません!」

 

『4コーナー、雨天を引き裂き白と黒が駆ける。積雲から漏れた光が道を示す!マンハッタンカフェ、タキオン両名抜け出した!少し遅れてレーゲンドメイン、雨天は通り過ぎようとこのウマは健在だ!』

 

「……ここで負ければ私は誰にも勝てない、だから…リミッターは無しよ」

 

『更に加速!?既に捉えたか!?』

『流石に危険な速さですね、あの速度相当な脚への負担がかかりますよ』

 

「それがレーゲンさんの覚悟……でも、私にも勝ちたい理由がある!」

 

『呼応するようにマンハッタンカフェ!』

 

「柄にも無く…ここで負けたくないと思ってしまったよ…全く非論理的だがまだはやくなれる」

 

『更にアグネスタキオンも加速!』

『三つ巴の1着争い!残り200!3名依然として並んだまま!』

『150!』

 

「「「絶対に勝つ!」」」

 

『意地の張り合い!誰も引かず抜け出せず三つ巴のまま残り100!』

 

「獣と呼ばれようと怪物と呼ばれようと私ははやい、誰よりも、何よりも!それを証明する!」

「いつも貴方を追い掛けていた、先行策なのに大逃げのような差で4コーナーに初めて入られた時は絶望すら覚えた、でも!今は私が勝つ!」

「君達2人とは気の知れた仲だとは思っているが同時に絶対に負けたくないと思える相手なんだ、柄にもなく限界を超えようじゃないか!」

 

『3名ともに譲らぬまま加速!いつの間にか雨は上がり雲の隙間から光がさしている!』

『勝つのは超高速のプリンセスか摩天楼の幻影か雨天の獣か!?』

 

「ごめんなさい、脚、潰す気で、行きます!」

 

『息を着く間もないデッドヒート!今三つ巴のままゴール!ややレーゲンドメイン体勢有利か!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………っ…流石に痛いですね…これ程迄に…失策だったでしょうか、あれは…」

「レーゲンさん…」

「…………あらカフェ……?どうしました?」

「今日の走り、いつもと走り方違いましたよね」

「…………はい?」

「スタートの時、わざと後方につけましたよね」

「あー、えぇ…別に深い理由などは無いのですが……貴女が見ている景色を見たくて、でも……私には酷く不快だった、誰も私を認識してないんじゃないかとすら思って腹立たしかった」

「……」

「ですが、カフェ……逆の状況から逆の結果を出しましたよ?……まぁ、もうこんなになっちゃってますけど…」

「………まだ結果は出てませんよ?」

「いや、でもこれで負けたらほんと泣きますよ?」

「…………もう、泣いているように見えますが?」

「あ、あれ?なんでだろ…」

「やぁ、カフェ、レーゲン、いいレースだったよ」

「余裕ありそうなのがイラつきますね」

「いや、正直気を抜けば倒れそうだ…柄にも無く勝ちたいと思ってしまってね…

それに君も取り繕う余裕があるじゃないか」

「そりゃカフェの前だもの、死ぬ間際だろうと取り繕うとも…ほんと、辛いわ…」

 

『結果が出ました、1着レーゲンドメイン!2着にはアグネスタキオン!3着マンハッタンカフェ!』

『雨天が摩天楼と超光速を捉え刺しきった、光漏れる地へと誰も辿り着けない!』

 

「勝ったぞ」

「ドヤ顔やめたまえ」

「……怒りますよ?」

「ごm…ッ!?」

「「レーゲン!(さん!)」」

「た、助かったよ…」

「……心配させないでください」

「本当にレーゲンは…」

「いや、気が抜けてしまってね…いや、立つのすら厳しいとは我ながら……あ、そうだ…2人とも次の休みの日空いてる?3人だけで…過ごしたいんだ」

「空けておくとも」

「……空けます、何があろうと」

「ははっ、流石に何があろうとはやめておきなよ、カフェ……でもありがとう…

タキオン、ちょっと向こうで話そう」

「おや?………なるほど、良いとも」

 

 

「それで、話とは?」

「気が付いているでしょ?カフェを1人にしてあげたの、多分泣いてるよ、気が強い子だから」

「まぁ、想像は出来るよ……慰めに行かないのかい?」

「私も……きっと泣いちゃうから」

「(もう泣いてるのに?)はぁ……それで?何か別に頼み事があるようだが?」

「鎮痛剤下さい」

 

この目を第三者が目撃し比喩するなら口を揃えてみなこう言うだろう『まるでゴミを見るような目だった』と

 

「…………念の為に作っておいて良かったよ、全くウイニングライブは大丈夫なんだろうね?」

「勿論大丈夫な訳無いじゃん?でも取り繕うのは馴れてるから」

「全く、難儀なものだね、君も」

「タキオンには負けるよ、案外タキオンは泥臭い」

「はは、アッハハハ!泥臭い、泥臭いかぁ……でも君が言うなら間違えないだろうね」

「ずっと影で頑張ってたのも知ってるよ、何かあったら言ってね」

「ふぅん………では早速だが…胸を貸して貰おうかな」

「………?」

「君が壊れる気がしたんだ」

「壊れる……あぁ、確かに負荷はかかる走り方だ」

「違う、そうじゃなくて」

「な、なんで泣くんだい!?か、カフェ……は泣いてるだろうし…え?どうするのこれ…」

 

泣き崩れるタキオンに困惑しながら何とか思考を巡らせる、脚の痛みが良くも悪くも意識を覚醒させる

そして、その結果、今ひとつだけ言える事がある、それは…

 

「首つった、痛い」

 

しょうもないがほんとに痛い

 

「……人が泣いているのに結局レーゲンはレーゲンだなぁ」

「いいデータ取れたでしょ、はい……タキオンはもう少し甘え上手になろうね……いや、なし、やっぱりそのままでいて」

「おや?」

「こら、ニンマリとしない!あーもう!めちゃくちゃじゃん!」

「レース中の顔とは違い過ぎる、もう詐欺の領域じゃないかい?」

「おーまーえーがーいーうーなー!」

「はて?なんのことやら?……そろそろ戻った方がいいんじゃないかい?君のトレーナーにも報告したまえよ」

「………はいはい、モルモットさんとの逢い引きは邪魔しませんよーっと」

「なっ!?待ちたまえ!ちょっ……えぇー!?ほんとに行くのかい!?」

 

タキオンを残しその場を去るレーゲン、その表情は酷く辛そうであった。足の激痛に呻きを漏らさないように何とか取り繕ってたがその必要も無くなれば聞くに耐えない呻き声をあげ苦痛に悶える事になる、更に疲労も相まって実はもう殆ど目が見えていない、12時になれば魔法が解けるようにレースの高揚とプライドで押し殺していた痛みが襲いかかる。自分の控え室へ歩を進めつつバ鹿をしたつけを払う

 

「痛いわ、ほんとに…」

 

飲み込んだ鎮痛剤は仄かに紅茶の風味がした

血に染まった足が止まった




この後は……いったいどうなったんでしょうかね?
なんで足を止める必要があるんですか?(当然の疑問)

追記
幻の5話が見えてしまった人は忘れて下さい、実は変なテンションで徹夜したので夢現みたいな感じなんでミスしました
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