ライスシャワーに魔の手が掛かる   作:耳と尻尾に釣られたドクター

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なんで続いたんですか。

最後のウマ娘の口調わからんけど勘弁してね

ウマ娘引くまで書かないです(鋼の意志


マックイーンにも魔の手が掛かる

 マックイーンは施術用のベットの上にうつ伏せになったまま打ちひしがれていた。

 脚腰から伝わってくる痛みはまるで自身の慢心を諌めるかのように叩きつけられ、しかし逃げ場のないこの体勢では拷問のように受け止めるしかない。

 

 

「(なんと…なんと情けない事ですか…!)」

 

 

 少し離れた所にいるであろう同行者は確実にマックイーンの悲鳴を聞いているはずだ。決して自分は出すまい、と息巻いていた数刻前の自分を盛大に恨んだ。

 ハァハァと乱れた呼吸を痛みが来ない僅かな間で整える。しかし、それを見計らったかのように此度の拷問官はマックイーンの脚へと再び魔の手を差し向ける。

 

 

「さて、お嬢。息と覚悟はお決まりですかね?」

「くっ、うぅ…!」

「だい、大丈夫ですよマックイーンさん。多分、あと痛いことは無いと思います…痛いことは、ですけど」

 

 

 少しだけ聞こえて来たライスシャワーの言葉に思わずゾッとする。これ以上、一体自分は何をされるのか皆目検討も付かない。

 抵抗などできず、マックイーンは尾を引く僅かな痛みを感じながら刑務執行を待つ。

 

 

「それでは、ちょっと失礼します」

 

 

 

 マックイーンの記憶はここから曖昧になっている。

 

 

▼▼▼

 

「…と、言うことがありまして」

「ライス、マックイーンと来て今度はアタシか…」

 

 

 珍しく落ち込んでいるマックイーンを見つけたゴルシことゴールドシップは壁にめり込みながら話を聞いていた。マックイーンに悪戯を仕掛けようとして反撃を食らった結果である。

 壁にめり込んだままゴルシはマックイーンの全身を舐め回すかのように眺める。その視線がどことなく自分の変態トレーナーに似て来たような気もするが、今はそれを気にするほどの精神的余裕が無かった。

 

 

「噂には聞いてたけど、それでここまで威力が上がるとかヤク決めてるんじゃねーか、ってくらいだな。でも調子はいいんだろ?」

「そう、そうなのです…だからこそ記憶が曖昧になっている事が不安で不安で…」

「なあマックイーン、知ってるか?この前商店街に警察が行った事件があるんだけどよ」

「…?」

 

 

 めり込んだまま脱出ができないゴルシはそのまま会話を続ける。時折通りすがるウマ娘が4度見くらいしてくるが当の本人たちはそれを気にする事などないと言わんばかりに平常運転である。

 

 

「…なんでも、女子高生くらいの女の子の艶声がするって通報があったらしくてな?でも警察はその場所に行くと慣れた様子でその店の店長と2、3声話して帰っていったらしいんだ」

「へ?」

「そんでもって、その事件があった当日にライスとマックイーンが行ってるんだよ」

 

 

 壁からの脱出を諦めたらしいゴルシは抵抗を諦めて両腕をぷらーんとさせ始めた。

 そしてマックイーンの間の抜けた声が変に響いた気がした。

 

 

▼▼▼

 

 

「それでは、ちょっと失礼します」

 

 

 その一声は処刑執行人による刑務執行の開始合図。ライスシャワーは既に何回も受けたため慣れて来た。

 だがしかし、今回連れて来たマックイーンは初めてだ。何より、ライスシャワーが初めて受けた時よりも体の具合は悪いらしく、先程までは凝り固まった筋肉をほぐす「だけ」の施術をしていたらしい。

 ほぐすだけの施術は普通に痛い。だから普段は何回にも分けて極力痛く無いように戻していくらしい。

 しかし、マックイーンの場合今すぐにほぐして戻さないと大怪我、最悪走れなくなる位の酷さらしく、店長の顔がいつもより怖くなっていた。元々がスキンヘッドの仏頂面なので、うつ伏せになって顔が見えてなかったマックイーンはある意味精神的に命拾いしていたかもしれない。

 

 開始直後こそ痛みで悲鳴を上げていたマックイーンではあるが、途中からはある程度解れたおかげで最初ほどの痛みが無くなったために余裕ができたらしい。メジロ家としてのプライドが出て来たのか、息を殺すようにして悲鳴を出すまいとしていた。

 

 しかし今までのはただの前準備である。店長の「ちょっと失礼します」がそれを証明している。

 マックイーンはここから更に拷問の如く施術を続行するのか、と言う絶望的な顔をしていた。流石に可哀想だったので、ライスシャワーは小さくアドバイスのようでそうでも無い事をつぶやいた。

 結果としてマックイーンに追撃みたいな事になってしまったが、まあどうせ慣れるし、とライスシャワーは貰った水をチビチビと飲みながら見ることにした。

 

 

 

 

 

 

 先程までとは打って変わり、無理矢理な押し方ではなくなった。それどころか、痛みを発していた脚から伝わってきたのは真逆の感触。心地よさを感じるほどに優しいものだった。

 

「んっ…」

「あぁ、やはり無理にとは言えほぐして正解だったようで。怪我の原因になり得る固さからは解放されましたね」

 

 ふわふわ、ぽかぽかとした感触と心地よさに全身から力が抜けていく。痛いことから解放され、無駄に力んでいた事がバカらしく思えてくる。

 右脚、左脚、そのまま上がって臀部や腰、それら全てが今までにないくらいの気持ちよさを与えてくる。

 

 

「あぅ…んっ、んぅっ…ふぁ…」

「そのまま力を抜いて、ゆっくり息を吸って…ええ、そうです。そのまま両腕も力を抜いて…」

「ふあぁぁ……」

 

 背中、腕、そして肩までゆっくり、ゆっくりと蕩けるような温かさに包まれる。自然と漏れ出る声を抑えようなど考えることもせず、只々与えられる心地よさに全てを預けていた。

 

 ライスシャワーは完全に蕩け切ったマックイーンを見て、自分もああなっていたのか、と半ば戦慄する。今目の前でうつ伏せになっているマックイーンは普段見る凛々しい姿などどこに行ったのか、全身から力を抜いて気持ち良さそうにしている姿は本能的に危険を感じた。

 

 

「お嬢、起きてください。終わりましたよ」

「んんっ…ふぁぁ…」

「ダメみたいですね」

「そうですね…なんか、最初来た時のライスみたいですね」

「ええ。仕方ありません、トレーナーさんにもう少ししてから返すとお伝え下さい」

「わ、わかりました」

 

 

 ライスシャワーは決心した。こんな姿をしたマックイーンを他のウマ娘に見せてはならないと。

 

 

 

 だがしかし、この後他でもないマックイーンの手によって更に犠牲者が増えることとなったのである。

 

 

 

 

 

「あら?ブルボンさん、こんにちは」

「こんにちは、マックイーン。ライスシャワーを見ていませんか?」

「ああ、ライスシャワーさんでしたら…今は行きつけのマッサージ店にいると思いますわ。もしお時間があれば、一緒に迎えに行きますか?」

「…肯定。案内をお願いします」




おほぉ…
なお作者はブルボン持ってないです。ついでに言うとマックイーンは弟が持ってるのでそっちで見ました

追記:NORMALマックイーンは来ました。ブルボン狙ってライス4人来ました…というかライスしか来ない。ブルボン、君が来ないと書けないんだが
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