遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄   作:桐山唯

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原作の終章ダークネス編開幕です。


第8章 ダークネス編
第98話 動き出す闇


校長室に私は呼び出されていた。

 

「全員が…無事に帰ってくる事を祈っていましたが…。大切な生徒が戻らぬ人となってしまった事は悔やまれません…。」

「十代…」

 

十代はユベルと自身を超融合させる直前、大人になり旅に出ると言っていた…皆への謝罪と併せて。

ユベルとの戦いから一週間…

他の皆は帰って来たのに十代と残留を決意した三沢は帰って来ていない。

 

「彼らの犠牲があったからこーそ、私を始め多くの生徒が救われたのーね…」

「分かっています。デュエルモンスターズにまつわる大きな謎。その一端がこの事件を切っ掛けに紐解かれる事でしょう。このファイルを旧ブルー寮の行方不明になった生徒達と同じ場所に。」

「イエッサーなのーね。」

 

そう言えばアカシックレコードは過去や現在が記されている…なら。

私は購買部へ急いだ。

 

「トメさん、アカシックレコードって確か新しいパックに入ってたよね。」

「そうだね。丁度1パックだけ残ってるよ。」

「トメさん、ありがとう。そのパック買っていくよ。」

 

パックを剥いて5枚のカードを確認する。

 

「トメさん、本当にありがとう。」

 

そう言って購買部を後にするのだ。

目的のカード…アカシックレコードの入手。

これが鍵になる。

三、四年前姿を消した彼を探す手がかりに。

 

「それ以上の詮索はよしていただきたい。」

 

トゲトゲ頭にグラサンの黒服男が現れる。

十代も居ないのに…

 

「私を止めたいならデュエルよ。貴方の名前は?」

「私は真実を語る者。さしずめミスターTと呼んでもらおうか。」

 

真実…T…トゥルーマンって事かしら…

 

「「デュエル」」

 

First TURN:ミスターT

 

「私のターン、ドロー。フィールド魔法、暗黒界の門を発動する。」

 

ミスターTの後ろに巨大な扉が現れる。

 

「モンスターをセット。ターン、エンド。」

 

ミスターT 手札4 ライフ8000

モンスター:伏せ1

魔法罠:《暗黒界の門》

 

「私のターン、ドロー。」

 

《暗黒界の門》…悪魔族の攻守を300上昇させ、墓地の悪魔族を除外する事で、手札入れ替えを行える物…

 

「《シビル》を召喚。」

 

シビルカウンター:0→1

 

「《シビル》でセットモンスターを攻撃。」

 

《シビル》ATK1700VS《レンジ》DEF2400

唯ライフ8000→7300

 

「壁となる下級でそこまで固い奴は居ないと思って居たけどそいつが居たわね…カードを1枚伏せる。ターン、エンド。」

 

《ズール》と並ぶ通常モンスターの暗黒界で元の守備力は2100。

下級で守備力が1400以上なのが《ズール》とこのカードのみだから油断してた…

 

ミスターT 手札4 ライフ8000

モンスター:《レンジ》DEF2400

魔法罠:《暗黒界の門》

 

唯 手札4 ライフ7300

モンスター:《シビル》ATK1700

魔法罠:伏せ1

 

「私のターン、ドロー。《レンジ》をリリース。現れよ、《ゴルド》。」

「ぐっ。」

「これで要件は満たした。《レンジ》を除外。《セルリ》を捨て、1枚ドロー。」

 

《セルリ》…捨てられるとこちらの場に特殊召還され、暗黒界の効果で呼び出されると相手は自分の手札を自らで選び捨てる強制効果を持つ。

この場合は私の場に出たから捨てるのはミスターT…

 

「《セルリ》の効果で君の場に現れ、その効果で私は《シルバ》を捨てる。」

「相手の効果で《シルバ》が捨てられた時は…」

「捨てられた事で、《シルバ》は復活。相手によって捨てられた事で相手の手札を2枚、相手の選択でデッキに戻す。」

「この2枚をデッキに。」

 

ハンデス…それに相手の場には攻撃力2600が2体…

 

「《シルバ》で《シビル》を攻撃。」

 

《シルバ》ATK2600VS《シビル》ATK1700

唯ライフ7300→6400

 

「《シビル》の効果。新たな《シビル》を特殊。」

「《ゴルド》で《シビル》を攻撃。」

 

《ゴルド》ATK2600VS《シビル》DEF1000

 

「ターン、エンド。」

 

ミスターT 手札3 ライフ8000

モンスター:《シルバ》ATK2600、《ゴルド》ATK2600

魔法罠:《暗黒界の門》

 

唯 手札2 ライフ6400

モンスター:《セルリ》DEF300

魔法罠:伏せ1

 

「私のターン、ドロー。《セルリ》をリリース。現れよ、《アグロヴァル》。」

「しかし、その攻撃力では…」

「カードを1枚伏せる。そして伏せカード、オープン。《解放の狼煙》を発動。自分の場にモンスターが一体しか存在せず、相手の場にモンスターが2体以上居る場合、墓地の宝石騎士と名の付くモンスター2枚を除外し、そのレベルの合計から自分の場のモンスターのレベルを引いた数のレベルを持つ解放者と名の付くチューナーモンスター1枚を特殊召還する。」

「墓地には《シビル》が2体…レベル3か…」

「レベルの差は3。来て、《運命の解放者》。《狼煙》の更なる効果。発動時、手札が0枚なら、1枚ドロー。」

 

これで…

 

「レベル5《アグロヴァル》にレベル3《運命の解放者》をチューニング。再び戦場に舞い降りし孤高の戦士よ。その気高き翼で、新たな先導者を導け!シンクロ召喚、 《孤高の解放者 ガンスロッド》!」

「《孤高の解放者》…」

「《ガンスロッド》で《シルバ》を攻撃。」

 

《ガンスロット》ATK2700VS《シルバ》ATK2600

ミスターTライフ8000→7900

 

「《ガンスロット》が戦闘で相手モンスターを破壊した時、そのモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える。」

 

ミスターTライフ7900→6750

 

「ターン、エンド。」

 

ミスターT 手札3 ライフ6750

モンスター:《シルバ》ATK2600

魔法罠:《暗黒界の門》

 

唯 手札1 ライフ6400

モンスター:《ガンスロット》ATK2700

魔法罠:なし

 

「私のターン、ドロー。希望とは儚い物だ。《暗黒界の門》の効果。《セルリ》を除外、《グラファ》を捨て、1枚ドロー。《グラファ》効果。《ガンスロット》を破壊。」

「手札の《光輪の解放者マルク》の効果。自分の場の解放者が効果の対象になった時、手札から捨てて発動する。そのカードはこのターン中破壊されない。」

「成る程…この効果をかわすか…」

 

《光輪の盾マルク》、《イゾルデ》と同様耐久型の効果を持つ。

 

「しかし、これで手札は0枚。《ゴルド》を戻し、《グラファ》復活。」

「やはりか…」

「《グラファ》で《ガンスロット》を攻撃。」

 

《グラファ》ATK3000VS《ガンスロット》ATK2700

唯ライフ6400→6100

 

「ターン、エンド。」

 

 

ミスターT 手札4(《ゴルド》) ライフ6750

モンスター:《グラファ》ATK3000

魔法罠:《暗黒界の門》

 

唯 手札0 ライフ6100

モンスター:《ガンスロット》ATK2700

魔法罠:なし

 

「私のターン、ドロー。《ガンスロット》で《グラファ》を攻撃。」

「攻撃力が低いモンスターで攻撃?」

「《禁じられた聖槍》を発動。《グラファ》の攻撃力を800下げ、他の魔法罠の効果をこのターン中受けなくする。」

 

これで門の効果も無くなり一気に攻撃力は下がる。

 

《グラファ》ATK3000→1900

《ガンスロット》ATK3000VS《グラファ》ATK1900

ミスターTライフ6750→5650→4300

 

「ターン、エンド。」

 

ミスターT 手札4(《ゴルド》) ライフ4300

モンスター:なし

魔法罠:《暗黒界の門》

 

唯 手札0 ライフ4450

モンスター:《ガンスロット》ATK2700

魔法罠:なし

 

「私のターン、ドロー。《シルバ》を除外し、《ゴルド》を捨て、1枚ドロー。《ゴルド》は復活する。そして《ゴルド》を戻し、《グラファ》を蘇生。」

「ぐっ。」

「《グラファ》で《ガンスロット》を攻撃。」

「墓地の《マルク》の効果。相手の攻撃宣言時、墓地から除外して自分の場のモンスター1体の攻撃力を半分にする。その戦闘ではそのモンスターは戦闘破壊されない。」

 

《グラファ》ATK3000VS《ガンスロット》ATK1350

唯ライフ6100→4450

 

「ターン、エンド。」

 

ミスターT 手札4(《ゴルド》) ライフ4300

モンスター:《グラファ》ATK3000

魔法罠:《暗黒界の門》

 

唯 手札0 ライフ6100

モンスター:《ガンスロット》ATK1350

魔法罠:なし

 

「私のターン、ドロー。《導きの賢者ゼノン》を召喚。デッキトップを捲り、そのカードがこのカードと同じレベルなら特殊召還する。ドロー。」

「何が来る…」

「私が引いたのは《シュヴィ》。《ゼノン》と同じくレベル2。特殊召還する。」

 

これで準備は整った。

 

「レベル2《ゼノン》にレベル2《シュヴィ》をチューニング。未知なる脅威を退けるため、新たな騎士が立ち上がる。その力の目覚めさせよ、シンクロ召喚。現れよ、シンクロチューナー《月桂の騎士 シシルス》!」

「ほう…」

「《シシルス》は自身のレベルを1~3の好きな数値に変更する事が出来る。レベルは2。」

 

合計10…これで…

 

「レベル8シンクロモンスター《ガンスロット》にレベル2シンクロチューナー《月経の騎士 シシルス》をチューニング。気高き力降り注ぎ、天地の絆となれ。アクセルシンクロ!悪しき力を切り裂け、 《絆の解放者 ガンスロッド・ゼニス》!」

「これが…」

「更に、《ガンスロット》の効果。このカードがシンクロ素材になった場合、自分の場のモンスターを3体まで選び、攻撃力を500上げる。」

 

《ガンスロットゼニス》ATK3000→3500

 

「《ガンスロットゼニス》で《グラファ》を攻撃。この攻撃宣言時、《ガンスロットゼニス》の効果。デッキの一番上を捲り、そのカードがレベル4以下の解放者なら攻撃力を1000ポイント上昇させ、特殊召還する。」

「ランダムの特殊効果…」

「デッキトップは《マロン》。特殊召還する。また、《ガンスロットゼニス》にも《ガンスロット》と同じ能力が備わっている。」

 

《ガンスロットゼニス》ATK3500VS《グラファ》ATK3000

ミスターTライフ4300→3800→2450

 

「これで終わりだ。《マロン》でダイレクト。」

 

ミスターTライフ2450→0

 

「面白い…ここは引くとしよう。だが忘れるなよ。まだ始まったばかりだと言う事を…。」

 

そう言ってミスターTは姿を消した。

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