遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄 作:桐山唯
ミスターTとの戦いの直後、十代は流れ星の如く帰還。
それから3週間が経った。
学園はすっかり元に戻り、周りにも変化は起きた。
ヨハン、ジム、オブライエンの三人はそれぞれの思いを胸に、それぞれの学校へ帰り、ナポレオン教頭とマルタンは、親子の絆を取り戻す為、別の土地で二人だけの生活を始めるみたい。
私と明日香とレイちゃんはブルー寮に戻り、万丈目君はレッド寮を出て、翔や吹雪さんがいるブルー寮に来ました。
剣山君はいまやイエロー寮のエースとなって、寮生達の期待を一身に背負っている。
十代ですが、1人、レッド寮に残って居るようです。
とは言え、私はまだ見た事は無いですが、あの寮には成仏出来ていない幽霊の大徳寺先生や猫のファラオも居るから大丈夫だと思うけど…
そして新たな事件を引き起こすであろう存在…藤原優介。
彼は行方不明の人の名簿にも載っておらず関係があったであろう人は当たりましたが翔や明日香は勿論、吹雪さんですらその人の事を知らなかった…
残された手掛かりは《アカシックレコード》…
効果は2枚ドローしデュエル中に既にプレイしたカードがあるならそのカードを墓地へ送ると言う物。
だけど、今回使ったのは別の用途。私のサイコデュエリストとしての能力で《アカシックレコード》の内容を確認した…
そこには吹雪さんとほぼ同時期にダークネスに飲まれた藤原と言う人物が挙がったのだ。恐らくこの人が…
「唯、考え事ですか?もう直ぐ時間ですよ。」
「明日香…。大丈夫。行こうか。」
私達に用事があると言う事でクロノス先生に呼び出されているのであった。
「今回集まってもらったノーは今ここアカデミアデーは一部のカードが読み取れない自体に陥っているノーね。君達にはそれに対処して欲しいノーね。」
「それなら先生方の方が…」
「こっちはこっちで異世界での後処理がまだ残っているノーね。」
成る程…後処理で大変だから信頼出来る私達に、と言う訳ね…
取り合えず呼ばれたのは明日香、万城目、私だけだけど。
「判りました。この学園のトラブルなら、 我々ブルー寮の生徒が率先して行うべきでしょう。」
「クロノス教頭、各寮に協力を仰ぎ、速やかに事態を収拾する様にします。」
そう言って私達は校長室を後にする。
「そうですね。三人とも頼もしくなったものです。だが……もうすぐあの子達も卒業してしまうのですね……。」
「巣立ちの日はいずれくるけーど、寂しくなるのーネ。」
翔と剣山、そしてブルー生の…あれ、この人誰?
「不具合の有るカードが出回っているのはウワサで聞いてるドン。」
「手分けして私達でリカバリーする事になったの。」
「ぼくは剣山君を手伝って、イエロー寮を回る事にするよ。」
「済まないドン、丸藤センパイ。」
翔と剣山はイエロー寮へ。
「ブルー寮は、天上院君と俺が行く。唯と藤原はコンピュータのシステムチェックを頼む。」
「了解。(藤原…この人が…それよりも…)」
side:翔&剣山
「剣山君、一緒にいた人、誰だっけ?」
「藤原センパイの事ザウルス?
「そっか。藤原君だっけ。」
「冗談はよすザウルス。藤原センパイは、入学したときからずっとアニキや丸藤センパイと一緒ザウルス。」
side:唯&藤原
私達はコンピュータ室に来たのだが…
「さて、貴方は一体何者かしら?」
「やだなぁ唯さん、ぼく達は三年間ずっと一緒だったじゃあないか。」
藤原の目が怪しく光る。
「このペンダントの力と私の能力のお陰でアカシックレコードの閲覧が可能。その副産物としてそんな小細工、私には効かない。」
「チッ。こうなったら…。」
藤原の体が突如光り出す。
「ぐっ。めくらまし…!」
視界が戻った時にはそこにはもう藤原の姿は無かった。
「藤原は確実に黒ね…。」
そんなやり取りをしていると明日香から連絡が。
「唯、そっちの具合はどう?」
「うん、問題ない。」
「そう。じゃあ会議室に来て。カードが集まったわ。」
「了解。」
side:???
とある一室、そこには藤原の姿をしたそれが居た。
「マスター……貴方は一体何処にいるんですか……貴方の手がかりが必ずどこかに…」
唯達の前に現れた藤原の正体…
記憶操作にめくらまし…
一体、何ストなんだ…