遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄   作:桐山唯

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第101話 ダークネスの真相

「吹雪さんが…」

 

場所はは夜のアカデミアの医務室。

私、十代、そしてペガサス会長からの任務でアカデミアに戻って来ていたオブライエンがその場に居る。

そんな時、医務室に入って来たのは明日香さんだった。

 

「十代、兄さんは無事なの?!」

「ああ、危ないところだったが、あいつが助けてくれた。」

 

十代はオブライエンを指す。

 

「オブライエン、貴方が何故ここに?」

「I2社のペガサス会長からの新たな任務でな。エラーカードの原因を探している。あの現象の発信源は、このデュエルアカデミアである可能性が高い事が判明した。どうやら、藤原優介なる男が深く関与しているらしい。その男を追っているうちに、君の兄さんと出くわした。」

 

となると疑問は1つ。

何故藤原を名乗る人物は吹雪さんを襲ったのか…

 

「だが…何故吹雪さんが……。」

「その事に付いては調査済みだ。かつて影丸会長は、今は廃寮となっているもとい、特待生を達を使って三幻魔を復活させ、不老不死の力を手に入れようとした。だが唯、その悪企みは君達に阻止された。事件後、影丸会長はそれまで行っていた全ての研究を中止し、被験者としていた特待生寮の生徒達を全員解放した。しかし、戻ってきていない生徒が独りだけいた。」

「それが藤原か…」

「その通り。藤原優介は当時、丸藤亮、天上院吹雪と共に天才と呼ばれた生徒だった。未確認情報だが、奴は独自にあるプロジェクトに取り組んでいた。」

 

独自のプロジェクト…それがダークネス…!

 

「もしかしてダークネスか!!?」

 

十代のダークネスと言う単語に明日香が反応する。

 

「しかし……ダークネスの力を使っていたのは……吹雪さんだけだ……。」

「吹雪さん!!一体あそこで何が有ったんだ!!?頼む、話してくれ!!」

「十代、吹雪さんは未だ喋れる状態じゃ…」

「真実は吹雪さんしか知らないんだ!!答えてくれ吹雪さん!!」

 

あまりの十代の行動にカッとなったのか明日香さんが十代に平手打ちをする。

 

「十代……貴方、剣山君の言う様に変わった……。以前はこんなに強引じゃなかったわ。」

「戻りたくても…戻れない事も有る……。」

 

そう言うと十代は医務室を去る。

 

「何が有ったの……十代……。」

 

レッド寮にて

 

大徳寺先生の魂をビニール袋に閉じ込めて便所に落とす素振りで尋問をかましていました。

 

「ホントに何も知らないのニャ~!!!!」

「大徳寺先生、確か吹雪さんはアンタと影丸会長の研究を手伝っていたよな?ダークネスの事、洗いざらい話して貰おうか?」

「知っている事は全部話したニャ~!!」

「そ~かな~。正直に話さないとこのまま便所に落として流しちゃうぜ~。」

 

と、落とそうとします。

 

「行き着く先は……。それじゃ、そういう訳で。」

 

と本当に落としてしまいました。先生の魂も浮き上がろうとしますが重力に従って落ちるビニール袋の中ですので無駄な足掻きに終わってしまいそうです。

 

「ホントなのニャ~私と会長は、既にダークネスの力を持っていた吹雪君を利用しただけニャ~!!ダークネスの力の入手先は 私も会長も全く知らないのニャ~!!」

「それじゃあ…やっぱり吹雪さんに直接聞くしかないか……。」

 

と、直前でサルベージされます。

 

「助かったニャ~……力になれなくて申し訳ないニャ~」

 

 

しかし、十代がレッド寮を出ると吹雪が階段の側でぐったりしてました。デュエルディスクも付けて。

 

「十代君……ぼくをあの場所に連れて行ってくれ。」

 

という事で、旧ブルー廃寮に行く事になりました。

 

「ここで一体何が?」

「解らない……思い出そうとすると……頭が痛くなってくる……。」

「兄さん!!」

 

旧ブルー寮に危険な状態で動き回っている吹雪さんを探し回っていた私と明日香さんにオブライエン。そして剣山君と翔と万城目が到着する。

しかし……

 

「来るな!!」

 

と、吹雪さんに言われてしまう。

 

「十代、天上院君から話は聞いた。だが……これは一体どういう事だ!!?」

「この学園に、新たな脅威が迫ろうとしている!!事件の鍵であるダークネスの真相を知っているのは吹雪さんだけだ。」

「十代君……ここで僕とデュエルをしてくれ。そしたら何か思い出すかも知れない。」

「止めて!!兄さんは動ける体じゃないわ!!」

 

吹雪さんは未だ怪我人…デュエルできる状態じゃ…

 

「いいんだ明日香……。僕はこれまで、真実から目を背けてきた……それをこのままにしておく訳にはいかない。」

 

ダークネスのカードを取り出し、仮面を装着する。

 

「止めて!!そんな事をしたら、もう一度ダークネスに!!」

「やらせてやれ明日香!!それしか真実を知る方法は無い!!」

「十代さん、あまりやりたくは無いけど1つだけあるよ。」

「唯?!」

 

私の手元には一冊の書物。

その書物を開く。

 

「唯、それは?」

「アカシックレコード。本来、乱用して良い物じゃないから恐らくこれが最後。」

「それでその書物がどうしたって言うんだ!」

「この書物は過去と現在を記す書物。ダークネスには記憶干渉が可能みたいだけどこの書物にその影響は無い。」

 

吹雪と藤原が仲良くツーショットで取った写真から始まります。

藤原優介……彼の才能は吹雪さんや亮さんをはるかに凌いでいた……。

彼は人一倍デュエルを愛し、研究した……。

だが、その迸る情熱は若さゆえの無謀からか次第に異常なまでの方向に暴走していった。

そして、場面は廃寮に移ります。

吹雪の前にダークネスの仮面をつけた藤原が居ます。

 

「吹雪……俺はやっと見つけたよ。誰も見つけることの出来なかった力を……闇の世界の更に先に有る力を……。」

「止めろ!!君の研究が本当なら!!それをゲットする為には……」

「俺の魂を捧げなければならない。だが、それでも構わん!!俺は手に入れたいんだ!!永遠の命と!!力を!!」

「やめろぉー!!!!」

 

しかし、吹雪さんの制止も空しく、

藤原は自らの血を捧げ、ダークネスと化して行く。

 

「ここはダークネスの入り口。吹雪、お前を巻き込んで済まない。俺はダークネスと一体となる。」

「藤原、行くな!!」

「その仮面は餞別代りにやるよ。俺にはもう必要の無いものだ。」

 

と言って吹雪さんに仮面を渡すと、藤原は行ってしまいまいます。

吹雪さんはそのまま現実世界に戻りました。

 

「そうだ…。その後、ぼくは大徳寺先生とのテストデュエルの最中に別の次元に迷い込んだ。そこで僕はこのダークネスの力を借りて生き残った。恐らく……藤原は……

ダークネスに取り込まれ、死んだ……。」

「嘘だ!!!!」

 

ん?藤原優介!?いつここに!?

 

「お前は藤原!!」

「何時ここに来たッスか!!?ていうか、どういう事ッス!!?」

「あれ、て事は藤原優介は二人いる事になるドン?」

「別に不思議じゃあない。どちらかが偽者ならな。」

「お前達が……マスターを見殺しにしたんだ!!!!」

 

マスター?そして藤原の姿を借りた何者か…

まさか…

 

「正体を現したらどうだい?デュエルモンスターズの精霊、オネスト!!」

 

そう言って《オネスト》のカードを藤原(?)もといオネストに見せ付ける。

十代に正体を見破られたのか、藤原(?)もとい「オネスト」は背中から対の翼を生やし、宙に浮かびました。

古代ローマ風の住民のコスプレをしたロングヘアーの精霊…それがオネスト!

 

「そうさ、これがぼくの本当の姿だ。」

「そんな馬鹿な?!精霊が実体化するなんて…」

「ここはユベルの異世界とは違うドン!!」

「十代、ここは私に任せて。十代は皆を連れて外へ。」

 

さぁ、オネスト。勝負よ!

 

「邪魔するか…仕方あるまい…。デュエルだ!」

「「デュエル!」」

 

FIRST TURN:唯




ダークネス吹雪さんとのデュエルをばっさりカット。
無理は良くない。(チートアイテム使いながら。)
恐らくこれが最後…かなぁ。
次回はオネスト戦から。
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