遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄 作:桐山唯
「唯先輩、ハイチーズ。」
「ふぇっ?」
突然の事で思わず変な声が出る。
そこに居たのはレイちゃんに剣山君。
レイちゃんの手にはカメラが。
「えっとどう言う状況?」
「ボク達、卒業写真制作委員会なんです。」
「卒業アルバム?もうそんな時期だったね…」
「折角の思い出なんだし、もっと楽しく写りましょうよ。ハイ、チ~ズ!」
突然ハイチーズと言われて返せる人は少ないと思うんだけど…。
「まあ、ここんとこ色々有ったし、先輩も先輩で大変なんザウルス。先輩達の思い出をパーッと盛り上げて彩る為にも俺ら後輩が一肌脱ぐドン。」
「え?」
「何をやるんですか?」
「卒業写真制作委員会によるパーティーを開くんだドン。」
パーティかぁ…
数日後
「一週間後パーチーを開くザウルス。会場は体育会だドン。」
「前に言ってた奴ね。」
「唯センパイには、ぜひ参加してもらいたいドン。ああ、それから十代のアニキも誘って欲しいザウルス。」
「確かに十代は最近、神出鬼没だからねー。」
「アニキだけ中々捕まんなくて……未だに一枚も写真が取れなくて……困ってしまってるザウルス。じゃ、そゆ事で頼んだドン。」
1週間後にパーティねぇ…誘った所で十代、来るのかなぁ…
side:明日香
三日月下ののブルー女子寮で、
明日香はパソコンの中の思い出の写真を見ている。
「一年の頃か……何もかも懐かしいなぁ……。」
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進路相談のようで、クロノスと鮫島が面接の相手のようです。
「海外留学!?」
「うむ。私の独断専行で、北米のデュエルカレッジに推薦状を書かせてもらった。君さえよければ先方はいつでも受け入れ出来るそうだ。」
北米のデュエルの専門大学校…
「でも…私は研究生としてこのデュエルアカデミアに……。」
「女子の主席であるシニョーラ明日香ーに、相応しい進路なノーネ。この学園で培ったものを生か~し、是非とも見聞を広めてくるノーネ。」
「無論研究生と留学、どちらを選択ぶかは君の自由だ。まだ時間はある。じっくりと考えて、よい答えを出し給え。」
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そして、再び明日香の部屋に戻ります。
「そう言えば…最近アイツのこんな顔……見た事無いな……。」
明日香はパソコンの画面の十代の満面の笑顔を見て、ふと本音を漏らしてしまいます。
翌日、私がはレッド寮に向かうと十代の部屋からレイが出て来ました。
「十代様~!!何処にいるんですか~!?十代様~!!」
「やっぱりここには居ない…か。」
「あ、唯さん!十代様の居場所を知りませんか?」
「残念だけど…、ね。」
その十代は呑気に釣りをしていました。
ファラオの口の中から大徳寺先生も出てきています。
「十代君、いつまた異常事態が起こるかも解らないのにそんなに呑気に釣りなんかやってていいのかニャ?」
「ペガサス会長や影丸の爺ちゃんも協力してくれてるし、オブライエンが何か新しい情報を仕入れてくるまでここでじーっと待っているしかないさ。」
「余裕だニャ。まあ、君の事だから特に心配はしてないけどニャ。」
そう言うと自分からファラオの腹の中に入っていく。
そこにレイちゃんと私が到着。
「卒業アルバムの写真、まだ一枚も撮ってないらしいね。」
「ああ、そうだっけ。」
「気持ちは分からなくは無いけどさ…」
と言う事で、十代と写真を撮る事に。
先ず私とツーショット。
レイちゃんとツーショット。
そして私とレイちゃんを両脇にスリーショットの計3枚。
「わぁ~、綺麗に撮れてる。」
「それにしてもレイちゃんまで卒業アルバムに写っちゃったわね。」
「エヘヘー」
「もう用は済んだろ?」
そう言って十代はこの場を去ろうとする。
「十代!もうじき卒業なんだし、もっと協力したっていいじゃないの。確かに異世界の一件以来変わったのは分かる。それでも三年間このデュエルアカデミアで一緒に戦ってきた仲間じゃないの!!」
「十代様、来週デュエルパーティーをやるんです!必ず参加してくださいね。」
「気が向いたらな。」
レイちゃんが招待状を渡すもそう言って完全にこの場を去ってしまう。
一週間後…
三日月の下でパーチーは行われています。
ワタポンやもけもけやキーメイスのコスプレ軍団、ミュージシャン・キングを思わせるミュージシャン軍団などなどがおり、翔&万丈目のコンビは御馳走に舌鼓を打っています。
ジュンコとモモエも結構人気の様です。
しかし、明日香が何処を探しても十代はいません。
その十代はと言うと廊下で自分のデッキの中を見つめ直しています。
「一緒に戦ってきた仲間……か……。」
「十代、入らないの?もう直ぐメインイベントが始まるよ。」
「唯…。ああ…、今行く。」
「それでは!!今日のメインプログラム!!!三年生と下級生対抗によるペアデュエル対決を行うザウルス!!!!三年生と下級生に別れて、男女一組でタッグデュエルをするザウルス。」
丁度、始まる所…かな。
ルールはどうやらフィールド、墓地ライフ共有の交互の模様。
「あーーーーっとお!!!!明日香センパイがペアに選んだのは!!!!十代のアニキだドン!!!!!三年生最強のペアは、やっぱこの2人しかいないザウルス!!!!」
ありゃりゃ…入ったのが同時だったからか…私達でペアになったのか…
「ていうか…唯、何だよコレ?」
「は、はは…」
「まあ、俺はどんなデュエルだろうと全力で闘るだけだけどな。」
それにしてもどんな相手が居るんだろう…
「皆配置に付いたザウルス?目の前に居るのが最初の相手ドン。」
「私達の相手は…と。校長先生にトメさん?!」
「何で2人が下級生に混じっているんだ?」
「あたし達もさ、十代ちゃん達との思い出に特別に参加させて貰ったんだよぉ。」
「いやぁ~、トメさんに誘われたら、嫌とは言えませんからな。手加減はしないよ!!!!十代君!!!唯君!!!」
校長先生は亮さんの師匠。そして、トメさんの実力は未知数…
これはどうなるか…
1st TURN:鮫島校長
2nd TURN:唯
3rd TURN:トメ
4th TURN:十代
「先行は我々が貰うよ。私のターン、ドロー。手札の《融合徴兵》を発動。エクストラデッキの融合モンスターに記された融合素材モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加える。《サイバーオーガ2》を見せ、《サイバーオーガ》を手札に。」
「いきなり《サイバーオーガ》が手札に…」
「《融合》を発動。手札の《サイバーオーガ》2体を融合。現れよ、《サイバーオーガ2》!カードを1枚伏せる。ターン、エンド。」
鮫島 手札3 トメ 手札5 ライフ8000
モンスター:《サイバーオーガ・2》ATK2600
魔法罠:伏せ1
「私のターン、ドロー。《マロン》を特殊。そしてそのままリリース。アドバンス召還。《パーシヴァル》!」
「だけどその攻撃力は《サイバーオーガ2》にわずかに届いていませんよ?」
「なら、届かすまで。《二重召喚》を発動。これで召喚件は増える。《ミスト》を召喚。」
合計は8…ここで出すべきは…
「レベル5《パーシヴァル》にレベル3《ミスト》をチューニング。孤高の頂から全てを見通し、悪に捕らわれし者たちを、あまねく解放せしめよ! シンクロ召喚、《孤高の解放者 ガンスロッド》!《ガンスロット》で《サイバーオーガ2》を攻撃。」
「《サイバーオーガ2》は破壊させません。《ガンスロット》に《ハーフシャット》を発動。」
「ぐっ…手札の速攻魔法《すり替え師の悪戯》を発動。相手が自分の場のモンスター1枚を対象とする魔法を発動した場合、発動する。対象にされたモンスターの攻撃力を500下げる代わりに対象を正しい別のカードに入れ替える。」
《ガンスロット》ATK2700→2200
《サイバーオーガ2》ATK2600→1300
《ガンスロット》ATK2200VS《サイバーオーガ2》ATK1300
鮫島&トメライフ8000→7100
ダメージは与えれたが《サイバーオーガ2》を破壊出来なかった…どうなるか…。
「カードを1枚伏せる。ターン、エンド。」
鮫島 手札3 トメ 手札5 ライフ7100
モンスター:《サイバーオーガ・2》ATK2600
魔法罠:伏せ1
唯 手札0 十代 手札5 ライフ8000
モンスター:《ガンスロット》ATK2700
魔法罠:伏せ1
「さぁ、何処からでも掛かっておいで。」
「トメさん、先ずデッキからドローを…」
何故か構えるトメさん。
「おお、そうだったねぇ。ドロー。良いカードを引いたよぉ。《マシュマロン》を『攻撃表示』で召喚!」
ズゴー!!
「何でわざわざ攻撃表示…」
「この子は戦闘では破壊されないって書いてあるよ。」
「それはそうですけど…」
「私はこれでターン、エンド。」
?!
「あれ、《サイバーオーガ2》の攻撃は…」
「あれは校長先生のカードでしょ?あたしが使ってもいいのかい?」
「ペアデュエルですから使ってもいいんですけど……。」
「いやぁ~、流石トメさん、実に斬新で大胆な戦術だ。このようなデュエルは到底私には思い付かない…」
「いやだよ校長先生ったら、そんなに褒めないでおくれよ。」
えっと…何で夫婦(じゃないけど)漫才見せられてるのか…
「俺の番だな。」
「十代、任せたよ。」
「俺のターン、ドロー。《融合》発動。《スパークマン》と《ネクロダークマン》を融合。現れよ、《ダークブライトマン》!」
これで一気に攻め込める。
「《ダークブライトマン》で《マシュマロン》を攻撃。」
「《マシュマロン》は戦闘では破壊されないのに攻撃するのかい?」
「だけど超過ダメージは受けて貰うぜ。そして唯、伏せカードを借りるぜ。《ハーフシャット》を《マシュマロン》に発動。《マシュマロン》の攻撃力を半分に。」
《マシュマロン》ATK300→150
《ダークブライトマン》ATK2000VS《マシュマロン》ATK150
トメさん&鮫島ライフ7100→5250
「《融合解除》を《ダークブライトマン》に発動。融合素材の《ネクロダークマン》と《スパークマン》を蘇生。《スパークマン》《ネクロダークマン》《ガンスロット》で《マシュマロン》を攻撃。」
《ガンスロット》ATK2700VS《マシュマロン》ATK150
《スパークマン》ATK1600VS《マシュマロン》ATK150
《ネクロダークマン》ATK1600VS《マシュマロン》ATK150
「きゃぁぁぁぁぁ。」
ソリッドヴィジョンとは言え、慣れてないと大変ですねー。
トメさんは後ろに倒れこんだ所を校長に支えられる。
「トメさん!おのれ、トメさんに何て事を…この敵は必ず次のターンで取ってみせる。」
「いやぁ、敵取るってそっちもうライフ0だぜ?」
3回の攻撃での超過ダメージの合計は5450で残りライフをゆうに超えている。
「えぁぁぁぁぁ?!」
5250→0
「がっくし…」
「良いんだよ校長先生。」
「トメさん…」
「負けちゃったけど十代ちゃん達とデュエル出来てとっても楽しかったよ。」
敗因のほぼほぼ全部がトメさん何だけど言わないお約束。
「トメさんが喜んでいただけたのなら私は本望です。」
「は、ははは…」
「悪いな、トメさん、校長先生。」
そう言って十代はこの場を立ち去る。
第2回戦の相手は下級2人…
さてどうなるやら…
「「「デュエル!」」」」
1st TURN:唯
2nd TURN:オベリスクブルー生A
3rd TURN:十代
4th TURN:オベリスクブルー生B
「私のターン、ドロー。《マロン》を召喚。2伏せエンド。」
唯 手札3 十代 手札5 ライフ8000
モンスター:《マロン》ATK1900
魔法罠:伏せ2
「僕のターン、ドロー。《巨大ネズミ》を召喚。《つまづき》を発動。これで以降召喚・特殊召喚されたモンスター全ては守備となる。《巨大ネズミ》で《マロン》を攻撃。」
《巨大ネズミ》ATK1400VS《マロン》ATK1900
オベリスクブルー生A&Bライフ8000→7600
「《巨大ネズミ》が破壊されたことで、《アステカの石造》を特殊。《つまづき》の効果で守備に。そして《ミストボディ》を装備。カードを2枚伏せる。ターン、エンド。」
唯 手札3 十代 手札5 ライフ8000
モンスター:《マロン》ATK1900
魔法罠:伏せ2
オベリスクブルー生A 手札3 オベリスクブルー生B 手札5 ライフ7600
モンスター:《アステカの石造》DEF2000
魔法罠:《ミストボディ》、《つまづき》、伏せ2
「俺のターン、ドロー。《フレアスカラベ》を召喚。更に、《ヒーローマスク》を発動。デッキから《ネオス》を墓地へ送り、《マロン》を《ネオス》として扱う。伏せカード、オープン。《サイクロン》。《つまづき》を破壊する。」
「ぐっ…」
「《フレアスカラベ》と《ネオス》でコンタクト融合。現れよ、《フレアネオス》!《ネオスペース》、《アサルトアーマー》を発動。これで《フレアネオス》の攻撃力は800上がる。更に、フレアネオスの攻撃力は場の魔法罠の数×400上昇する。」
《フレアネオス》ATK2500→5700
「《アサルトアーマー》の効果。このカードを墓地へ送り、装備されていたモンスターはこのターン2回攻撃する事が出来る。」
《フレアネオス》ATK5700→5000
「更に、《二重召喚》を発動。このターン、もう一度通常召喚を行う。《グランモール》を通常召喚。《グランモール》で《アステカの石造》を攻撃。」
「伏せカードを2枚発動。《D2シールド》《仁王立ち》。これで《アステカの石造》の守備力は4倍の8000に。更に、守備表示の《アステカ》と戦闘を行う場合、相手が受けるダメージは倍になる。」
《フレアネオス》ATK5000→4200
「残念だが、これで終わりだ。《グランモール》の効果発動。ダメージ計算を行わず、戦闘を行う相手モンスターと共に自身を手札に戻す。」
「そんな…!」
「《フレアネオス》でダイレクト。バーンツーアッシュ!」
オベリスクブルー生A&Bライフ7600→3400→0
「うわぁぁぁぁぁぁ。」
「大丈夫か?」
「は、はい。」
「じゃあな。」
そう言って1回戦同様、その場を立ち去る。
次は準決勝…