遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄 作:桐山唯
校長先生が全校生徒に話があると言う事で、集められていた。
「デュエルアカデミアの生徒諸君。本日集まってもらったのは他でもない。いよいよ、今年の卒業デュエルの時がやってきた。泣いても笑っても三年生はこれが最後の学生生活となる。悔いの無い様に、全力を出し切り、各デュエルに挑んで貰いたい!!」
クロノス教頭が前に出る。
「それでーは、私の方かーら、詳しいルールを説明するノーネ。卒業生の目的ーは、期間中デュエルで蓄積する得点を重~ね、100点にする事なのーネ。デュエルをすれば、勝敗に関わらず1テーン、一年生と戦って勝った時は1テーン、二年生の時は2テーン、三年生の時は3テーンが加算されるノーネ。敗北による減点はなし、累積点数が百点になった時点で、卒業デュエルーはクリアなのーネ。」
「最低百回デュエルすればいい。」
万丈目さん、間違っては無いですけど全部負ける気ですか?
「但し、期間中得点を累積し続ける事は可能なノーネ。そして、期間終了時に叩き出された点数ーが、デュエルアカデミアでの最終成績となるノーネ!!」
成程、ただ100点稼げばいいというものでは無いと言う訳ね。
「期間中に最後まで点数を稼ごうと思ったら大変だわ。」
「全員とデュエルをしようと思ったら、一日中デュエル三昧なのかぁ……。」
明日香さんと翔がぼやいています。
「デュエルアカデミアの学生生活の最後を飾るに相応しい、ゴージャスなイベントだな。」
お祭り好きそうな吹雪さんはちょっとワクワクしています。
「そして、主席となった生徒には、このデュエルアカデミアに展示してあるキングオブデュエリスト・武藤遊戯のデッキのレプリカを、インダストリアル・イリュージョン社が贈呈してくれるそうだ。」
「キングオブデュエリスト……この俺、万丈目サンダーにこそ相応しい響きだ。」
「これでみんな、より一層やる気を出してくれるわね。」
「それではこれより、卒業デュエルを開始する。諸君の健闘を祈る!!」
広場では、明日香・万丈目・吹雪・翔、そして私が集まっています。
「これで、ぼく達が戦うのも最後になるかもしれないッスね。」
「そうだなぁ。だが、手加減はしないぞ、翔君!」
「臨む所ッス!!」
「フ…ならば三年同士で早々に決着を付けるか?」
「焦らないで。メインイベントは後の楽しみに取っておきましょ。」
いずれ皆も敵に回る…十代も…。だけど今は、楽しむしかない。
side:十代
「けどアニキ、トップを獲る気有るザウルス?」
「レッド寮の俺が主席なんて、ガラじゃないね。卒業デュエルの間は、楽しみながらのほほんのんびりとやらせて貰うさ。」
side out
「僕、二年生の空野大悟です!!ずっと先輩とデュエルをするのが夢だったんです!!こんな機会じゃないと中々デュエルできないし、ここにいるのは、みんな唯先輩とやりたがっている後輩です。」
「あらあら…」
向こうでは明日香達も囲まれている。
「やりますか…並んでねー。」
「先輩だからって、手加減はなしですよ!!」
「当たり前さ。後輩に手加減されちゃあ、面子が立たないからね。」
「「デュエル!」」
1st TURN:唯
「私のターン、ドロー。モンスターを伏せてターン、エンド。」
唯 手札5 ライフ8000
モンスター:伏せ1
魔法罠:なし
「僕のターン、ドロー。《ホルスの黒炎竜LV4》を召喚。そして《レベルアップ!》を発動。《ホルスの黒炎竜》をレベルアップ。現れよ、《ホルスの黒炎竜LV6》!」
「万城目と同じLVデッキ…」
向こうから「万城目さんだ!」と聞こえて来た気がするが気のせいだろう。
あちらも忙しいだろうにわざわざ言う何て…
「《ホルスの黒炎竜LV6》で伏せモンスターに攻撃。ブラックフレイム!」
《ホルスの黒炎竜LV6》ATK2300VS《さばるみー》DEF1000
「《さばるみー》の効果。《プラム》を特殊。」
「《ホルスの黒炎竜LV6》が相手モンスターを破壊した事でLVアップ。現れよ、《ホルスの黒炎竜LV8》。カードを2枚伏せてターン、エンド。」
空野 手札2 ライフ8000
モンスター:《ホルスの黒炎竜》ATK3000
魔法罠:伏せ2
唯 手札5 ライフ8000
モンスター:《プラム》DEF1000
魔法罠:なし
「私のターン、ドロー。《めるみー》を捨て、《会合》を…」
「《ホルスの黒炎竜LV8》の効果。魔法の発動を無効にし、破壊する事が出来る。」
「ぐっ…。なら、《プラム》の効果。手札の《ミスト》を墓地へ送り、《ミスト》を蘇生。《ミスト》と《プラム》で融合。現れよ、《ジュリア》!」
魔法封じは厄介だから早く叩く。
「《ジュリア》で《ホルスの黒炎竜LV8》を攻撃。」
「では、《ジュリア》に《禁じられた聖槍》を発動。攻撃力を800下げます。」
《ホルスの黒炎竜》ATK3000VS《ジュリア》ATK2700
唯ライフ8000→7700
「ぐっ…2伏せエンド。」
「このエンドフェイズ、《王宮のお触れ》を発動。これで罠カードの発動も封じられました。」
「ぐっ…」
空野 手札2 ライフ8000
モンスター:《ホルスの黒炎竜LV8》ATK3000
魔法罠:《王宮のお触れ》
唯 手札0 ライフ7700
モンスター:なし
魔法罠:伏せ2
「僕のターン、ドロー。《ホルスの黒炎竜LV8》でダイレクト。」
唯ライフ7700→4700
「ターン、エンド。」
空野 手札2 ライフ8000
モンスター:《ホルスの黒炎竜LV8》ATK2800
魔法罠:《王宮のお触れ》
唯 手札0 ライフ4700
モンスター:なし
魔法罠:伏せ1
「私のターン、ドロー。このスタンバイフェイズ、《めるみー》は復活。」
「ですが…この状況は…」
「ターン、エンド。」
空野 手札2 ライフ8000
モンスター:《ホルスの黒炎竜LV8》ATK2800
魔法罠:《王宮のお触れ》
唯 手札1 ライフ4700
モンスター:《めるみー》DEF1000
魔法罠:伏せ1
「僕のターン、ドロー。《守備封じ》を発動。《めるみー》を攻撃表示に。」
「げっ…」
「《ホルスの黒炎竜》で《めるみー》を攻撃。」
「伏せカード、オープン。《スキルサクセサー》。罠カードのため、《お触れ》の効果で無効になる。」
《ホルスの黒炎竜LV8》ATK3000VS《めるみー》ATK1000
唯ライフ4700→2700
「《封印の陣》を発動。ドローフェイズにドローする代わりに墓地の封じカードを手札に加えることが出来る。ターン、エンド。(僕の手札には攻撃力700以上のモンスターが居る。これで…)」
「確かにこの布陣は厄介だ。だがしかし、これが一瞬で崩壊するとすればどう思う?」
「そんな事出来る訳…。」
「私の手札にはまだ勝利のパーツは無い。だが、後一枚で完成する。」
空野 手札1 ライフ8000
モンスター:《ホルスの黒炎竜LV8》ATK2800
魔法罠:《王宮のお触れ》、《封印の陣》
唯 手札1 ライフ2700
モンスター:なし
魔法罠:伏せ1
「私のターン、ドロー。墓地より《めるみー》は復活する。そして待ち望んだ勝利の架け橋。《エリス》を召喚。そしてその効果で《シビル》を特殊。」
「宝石騎士が3体…!これは…」
「《めるみー》《エリス》《シビル》で融合。現れよ、《アシュレイ》!その効果で《ホルスの黒炎竜LV8》を破壊し、《ブラスターブレード》を特殊。」
「しかしまだ600残ります。」
それすら残らないよ…
「《アシュレイ》でダイレクト。」
空野ライフ8000→5100
「そして、《ブラスターブレード》でダイレクト。この時、墓地の《スキルサクセサー》の効果。《ブラスターブレード》の攻撃力を800上げる。」
空野ライフ5100→1400
「僕の負けですか…」
「《ブラスターブレード》の効果。これで終わり。」
翔「何だかへんだよ……学園の様子がおかしいッス!!アニキったらこんな時に何処行っちゃったんだろう……。」
十代「嫌な胸騒ぎがするぜ。待ってろオブライエン。俺が行くまで、無事でいてくれよ!!」
翔「えぇ~っ!!?血相を変えてボートに乗ってどっかにイッチャッタ~!!?」
十代「童実野町!?人の気配がしない……オブライエン、どこだ!!?オブライエーーーン!!!!」
次回、デュエルアカデミアの危機、童実野町の危機!