遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄   作:桐山唯

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第111話 発動!「クリアー・ワールド」恐怖のネガティブエフェクト

吹雪 手札4 ライフ2100

モンスター:《真紅眼の黒竜》ATK2400

魔法罠:なし

 

ダークネス 手札0 ライフ3700

モンスター:なし

魔法罠:《メモリースナッチャー》

 

「僕のターン、ドロー。カードを1枚伏せる。ターン、エンド。」

 

吹雪 手札4 ライフ2100

モンスター:《真紅眼の黒竜》ATK2400

魔法罠:なし

 

ダークネス 手札0 ライフ3700

モンスター:なし

魔法罠:《メモリースナッチャー》、伏せ1

 

「僕のターン、ドロー。《真紅眼の黒竜》でダイレクト。」

「《ガードブロック》を発動。ダメージを0にし、1枚ドロー。」

「カードを1枚伏せてターン、エンド。」

 

吹雪 手札4 ライフ2100

モンスター:《真紅眼の黒竜》ATK2400

魔法罠:伏せ1

 

ダークネス 手札1 ライフ3700

モンスター:なし

魔法罠:《メモリースナッチャー》

 

「僕のターン、ドロー。《メモリースナッチャー》を墓地へ送り、《マジックプランター》を発動。2枚ドロー。さぁ、これで終わらそう。《クリアサクリファイス》を発動。このカードはクリアーと名の付くモンスターをアドバンス召還する場合、場のカードではなく、墓地のクリアーを除外することが出来るカード。」

「いきなり上級以上が出せる訳か…」

「墓地の《キューブ》2体を除外。現れよ、《クリアーバイスドラゴン》!」

 

《クリアーバイスドラゴン》ATK0

 

「攻撃力0?」

 

2体を使ったと言う事は最上級モンスター。となると《ユベル》のような厄介な効果を持っていると言う事…。

 

「《クリアーバイスドラゴン》で《黒竜》を攻撃。このカードの攻撃力は戦闘を行う相手モンスターの倍となる。」

「伏せカード、オープン。《聖なるバリアミラーフォース》。これで攻撃表示モンスターは全て…」

「《クリアーバイスドラゴン》の効果。手札1枚を墓地へ送り、場のカードを破壊する効果を無効にし、破壊する。」

「僕は君を救う事は出来ないのか…」

 

《クリアーバイスドラゴン》ATK4800VS《黒竜》ATK2400

吹雪ライフ2100→0

 

「よくも吹雪さんを……藤原!」

『マスター…。』

 

私の背後から《オネスト》も現れる。

 

「そうか……十代の中に…」

「オネスト!藤原は俺が必ず救い出す!」

「ウェーハッハッハ!救い出す?何処から?誰を?」

「お前だ!ダークネスと言うまやかしの地獄から!!」

 

ダークネスと化した藤原との最終決戦。

 

「勘違いは止めなよ。さんだよ十代。救い出されるのはお前等だ。そんなカードの精霊の寝言に耳を貸すのはよしな。惑わされちゃイカンよ。」

「お前なぁ!オネストはお前を信じてこの世界にやってきたんだぞ!!只々お前を想って!」

「俺はそんな話を含めて何も信じない!!何者も!!只、ダークネスに身を委ねるだけ!!」

 

と言われ、オネストは一旦消える。

 

「十代!!俺も戦うぜ!!」

「十代、私も…。」

「ヨハン頼む。唯は未だ回復し切れてない。ここは俺達に任してくれ。」

「いいだろう。ダークネスの世界、お2人ご案内だ。デュエルは、三つ巴のバトルロワイヤル形式だ。いくらでも協力して掛かって来い。さぁ、十代にヨハン。唯、仲間の末路を見届けるんだな。貴様は最後に葬ってやる。」

「「「デュエル!」」」

 

1st turn:藤原

2nd turn:ヨハン

3rd turn:十代

 

「俺のターン、ドロー。《クリアーファントム》を召喚。ターン、エンド。」

 

藤原 手札5 ライフ8000

モンスター:《クリアーファントム》ATK1200

魔法罠:なし

 

「ヨハン、お前とタッグを組むのも久し振りだな!」

「忘れないぜ!!レインボードラゴンの力が覚醒した、あのデュエルを!!」

 

十代とヨハンとタッグを組むのは、マルタン(ユベル)戦の時以来だからねー。

 

「あの時の様に、みんなをこの世界に呼び戻す架け橋を!!何としても俺と十代の2人で築き上げるんだ!!」

「ああ、みんなを…」

「フ…記憶に縋らなければ前に進む事が出来ない者共が…!!」

「俺のターン、ドロー。モンスターをセット。2枚伏せてターン、エンド。」

 

藤原 手札5 ライフ8000

モンスター:《クリアーファントム》ATK1200

魔法罠:なし

 

ヨハン 手札3 ライフ8000

モンスター:伏せ1

魔法罠:伏せ2

 

「俺のターン、ドロー。《ワイルドマン》を召喚。2枚伏せてターン、エンド。」

 

藤原 手札5 ライフ8000

モンスター:《クリアーファントム》ATK1200

魔法罠:なし

 

ヨハン 手札3 ライフ8000

モンスター:伏せ1

魔法罠:伏せ2

 

十代 手札3 ライフ8000

モンスター:《ワイルドマン》ATK1500

魔法罠:なし

 

「俺のターン、ドロー。フィールド魔法《クリアーワールド》を発動。」

 

上空にクリスタルが浮かぶ白い空間が現れる。

 

「《クリアーワールド》…これが藤原のフィールド…。」

「《クリアーワールド》がある限り、各プレイヤーは所持する属性に応じたネガティブエフェクトを受ける。だが、クリアーモンスターは属性を持たない。《クリアーレイジゴーレム》を通常召喚。」

 

属性毎にネガティブエフェクト…

属性を持たないクリアーモンスターにとって最適な空間…!

 

「《クリアーレイジゴーレム》で《ワイルドマン》を攻撃。」

 

《クリアーレイジゴーレム》ATK1600VS《ワイルドマン》ATK1500

十代ライフ8000→7900

 

「ぐっ…。」

「《クリアーファントム》で十代にダイレクト。」

「伏せカード、オープン。《ヒーロー見参》!攻撃宣言時、手札から相手に選ばせ、そのカードがモンスターカードなら特殊召還する。」

「それにチェーンして《トラップストラップ》を発動。相手が罠カードを発動させたとき発動可能。その罠カード1枚に発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする効果を与える。その後、自分のデッキから「宝玉獣」と名の付くモンスター1体を選択し、特殊召喚する。」

 

流石、十代とヨハン!完全なコンビネーション。

 

「現れよ、《アンバーマンモス》!」

「そして選ばれた手札は《クレイマン》!現れよ、《クレイマン》!」

 

どちらも守備力は1200を超えている。

しかも守備なら自爆して破壊される心配も無い。

 

「この2人のコンビネーション……侮れぬ!!この2人の絆を早めに壊しておく必要があるな。」

 

と、藤原の眼に、ヨハンにレインボー・ドラゴンのイメージが見えます。

 

(なる程、ヨハンの心はこいつら宝玉獣達に守られているって訳か。あの光は……あいつらの向こうにヨハンの意識があるのか……こいつらがいる限り、ヨハンの…あの光に辿り着く事は出来ないか!!これはまるで日食……そうか!見つけたぞ、お前の心の闇を!!)

「お前にとっての闇……それは遊城十代ィィ!!』

 

ヨハンの闇が十代?!

十代は確かに正しき闇だけど……ヨハンの心の闇がそれって…

一体…?!

 

「お前は遊城十代とよく似ている。故に、2人の力が合わさった時、奇跡にも酷似する力を発揮する事が出来た。だが、似ていれば似ている程、その存在を否定したくなるのは当然。近親憎悪という奴だ。いつしかお前の心には十代との決着を渇望む心が芽生えた。太陽の戦士を喰らおうとする月の女戦士の様に。」

「ヨハンしっかりしろ!!聞くんじゃあない!!」

「無駄だ!俺はヨハンの耳にではなく心に語りかけているのだよお前こそ、真実に耳を塞ぐな!!ヨハン、お前の願望みを俺は叶えて上げられる。俺がこの決闘いを何故三つ巴にしたか理解るか?」

 

藤原の心理戦にヨハンは俯いたまま…

まさか…

 

「ヨハン、それはお前に勝たせて上げられるからだ!このデュエルはお前の為に用意したんだ。十代を倒すのは俺じゃあない。ヨハン、お前にこそその権利が在るんだ。戦っていいんだよ……十代を叩け、倒せ!」

「俺は十代に勝ちたい……!」




次回、絆を守りし者、レインボー・ネオスVSクリアー・ヴィシャス・ナイト
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