遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄   作:桐山唯

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第114話 最後の希望

「ライフ差は縮まったし、《虚無》と《無限》のコンボは無くなり場は優勢。この調子ニャ。」

『それはどうか分からないよ。』

「ああ、アイツのデュエルは何か違う。」

 

十代、ユベル、ヨハンがこちらへ来る。

あれ?

 

「藤原は?」

「残念だが、藤原は奴に吸収されちまった…。」

「藤原も…。必ず、皆を助ける…!」

 

ダークネス 手札4 ライフ5550

モンスター:なし

魔法罠:《ダークネス》、伏せ4(《無限》《ダークネス1》《ダークネス2》

《ダークネス3》)

 

唯 手札4 ライフ1900

モンスター:《ジュリア》ATK2000、《めるみー》DEF1000

《ブラスターブレード》ATK2900

魔法罠:なし

 

「我のターン、ドロー。《死者蘇生》を発動。蘇れ、《ダークネスアイ》。」

「だが、そいつをもう一度呼んだ所で…」

「《ダークネスアイ》の効果。《ダークネスブランブル》をリリース無しで召喚。」

 

《ダークネスブランブル》ATK2000

 

「また、レベルに合わないステータス…。」

「ターン、エンド。」

 

ダークネス 手札4 ライフ5550

モンスター:《ダークネスブランブル》ATK2000、

《ダークネスアイ》DEF0

魔法罠:《ダークネス》、伏せ4(《無限》《ダークネス1》《ダークネス2》

《ダークネス3》)

 

唯 手札4 ライフ1900

モンスター:《ジュリア》ATK2000、《めるみー》DEF1000

《ブラスターブレード》ATK2900

魔法罠:なし

 

「私のターン、ドロー。《ジュリア》で《ダークネスアイ》を攻撃。」

 

《ジュリア》ATK2000VS《ダークネスアイ》DEF0

 

「《ブラスターブレード》で《ダークネスブランブル》を攻撃。」

「その攻撃宣言時、《レインクロー》の効果。場の《ブランブル》と手札の自身を墓地へ送り、デッキより《ダークネスネオスフィア》を特殊。」

「コイツが奴の切り札…?!」

 

《ダークネオスフィア》ATK4000

 

「いや、未だよ。《ジュリア》《ブラスターブレード》《めるみー》で融合。現れよ、《アシュレイ》!その効果で…」

「甘い。《ダークネスネオスフィア》は効果破壊されない。」

「っ…ターン、エンド。」

 

ダークネス 手札2 ライフ5550

モンスター:《ダークネスネオスフィア》ATK4000

魔法罠:《ダークネス》、伏せ4(《無限》《ダークネス1》《ダークネス2》

《ダークネス3》)

 

唯 手札4 ライフ1900

モンスター:《アシュレイ》ATK2900

魔法罠:なし

 

「我のターン、ドロー。《ダークネスネオスフィア》で《アシュレイ》を攻撃。」

 

《ダークネスネオスフィア》ATK4000VS《アシュレイ》ATK2900

唯ライフ1900→800

 

「カードを1枚伏せる。ターン、エンド。」

 

ダークネス 手札3 ライフ5550

モンスター:《ダークネスネオスフィア》ATK4000

魔法罠:《ダークネス》、伏せ5(《無限》《ダークネス1》《ダークネス2》

《ダークネス3》)

 

唯 手札4 ライフ800

モンスター:なし

魔法罠:なし

 

「私のターン、ドロー。スタンバイフェイズに《めるみー》は復活する。《プラム》を召喚。その効果で手札の《ミスト》を捨て、そのまま特殊。」

「レベルの合計は9…!」

「レベル4《めるみー》とレベル2《プラム》にレベル3《ミスト》をチューニング。漆黒の剣で薙ぎ払え!シンクロ召喚! 《ブラスターダーク》!」

 

だが未だ足りない…

 

「《双剣覚醒》を発動。墓地の《ブラスターブレード》と場の《ブラスターダーク》を除外。現れよ、《マジェスティロードブラスター》!効果で《ブラスターブレード》と《ブラスターダーク》を装備。」

「ほう…」

「《マジェスティロードブラスター》で《ダークネスネオスフィア》を攻撃。」

「伏せカードオープン。《ダブルサイクロン》。《ダークネス》と《ブラスターブレード》を破壊。《ダークネス》が破壊された事で、自分の場の魔法罠は全て破壊される。」

 

ぐっ…

《マジェ》の攻撃力が下がり、2回攻撃能力が失われる…

 

「《ハーフシャット》を《ダークネスネオスフィア》に発動。攻撃力を半分にして破壊耐性付与。」

 

《ダークネスネオスフィア》ATK2000VS

《マジェスティロードブラスター》ATK3500

ダークネスライフ5550→4050

 

「ターン、エンド。」

 

ダークネス 手札3 ライフ4050

モンスター:《ダークネスネオスフィア》ATK4000

魔法罠:《ダークネス》、伏せ5(《無限》《ダークネス1》《ダークネス2》

《ダークネス3》)

 

唯 手札1 ライフ800

モンスター:《マジェスティロードブラスター》ATK3500

魔法罠:《ブラスターダーク》

 

「我のターン、ドロー。《ダークネスネオスフィア》で《マジェスティロードブラスター》を攻撃。」

「ぐっ…《ブラスターダーク》を身代わりに。」

 

《ダークネスネオスフィア》ATK4000VS

《マジェスティロードブラスター》ATK3500

唯ライフ800→300

 

「カードを1枚伏せてターン、エンド。」

 

ダークネス 手札3 ライフ4050

モンスター:《ダークネスネオスフィア》ATK4000

魔法罠:《ダークネス》、伏せ5(《無限》《ダークネス1》《ダークネス2》

《ダークネス3》)

 

唯 手札4 ライフ800

モンスター:なし

魔法罠:なし

 

「私のターン、ドロー。スタンバイに《めるみー》は復活。《カミーユ》をコストに、《会合》を発動。2枚ドロー。《一時休戦》を発動。互いにドロー。」

 

これなら…。

 

「《エリス》を召喚。その効果で、《シビル》を特殊。」

「そいつ等に何が…」

「《エリス》《シビル》《めるみー》で融合。現れよ、《クロムジェイラー》!《クロムジェイラー》の効果。特殊召還に成功した時、素材のジュエルナイトのレベルの合計×100アップする。」

 

《クロムジェイラー》ATK1500→2700

 

「ターン、エンド。」

 

ダークネス 手札3 ライフ4050

モンスター:《ダークネスネオスフィア》ATK4000

魔法罠:《ダークネス》、伏せ5(《無限》《ダークネス1》《ダークネス2》

《ダークネス3》)

 

唯 手札0 ライフ800

モンスター:《クロムジェイラー》ATK2700、

《マジェスティロードブラスター》ATK3000

魔法罠:なし

 

「我のターン、ドロー。手札を1枚捨て、《トライス》を《ダークネスネオスフィア》に装備。」

 

《ダークネスネオスフィア》ATK4000→3500

 

「これじゃあ、唯の場が…」

「手間が少し省けたわね…」

「え?」

「《ダークネスネオスフィア》でその2体を攻撃。」

 

《ダークネスネオスフィア》ATK3500VS

《クロムジェイラー》ATK2700

《ダークネスネオスフィア》ATK3500VS

《マジェスティロードブラスター》ATK3000

 

「汝の場には何もなし。手札もなし。ついでに言おう。今から伏せるカードは《ツインツイスター》。攻撃力4000以下ですら返り討ちだ。それに、魔法罠や壁モンスターで守るのも時間の問題。」

「確かにそうかもね…」

「ほう、我が世界に行く事を望むか。」

「この状況を逆転出来る1枚が私のデッキには秘められてる。それを引くまで根競べよ、ダークネス!」

 

希望の光、救世の力…

 

「面白い。1枚伏せてターン、エンド。」

 

ダークネス 手札3 ライフ4050

モンスター:《ダークネスネオスフィア》ATK4000

魔法罠:《ダークネス》、伏せ5(《無限》《ダークネス1》《ダークネス2》

《ダークネス3》)

 

唯 手札0 ライフ800

モンスター:《クロムジェイラー》ATK2700、

《マジェスティロードブラスター》ATK3000

魔法罠:なし

 

「諦めるがよい……今更どう悪足掻きをしようと、汝に勝ち目は無い……!」

「もうすぐ私達は、ここから巣立っていく。確かにその先には、お前が指摘する様に、笑ってやり過ごせない事も沢山あるだろう。けど、それには立ち向かっていくしかないんだ。自分の未来を切り開いていく為には。」

「汝は理解っていない様だな……。汝等には戦う強さが有る。だが、他のものには無い。」

 

私達だけ…?

 

「いや、理解ってないのはお前の方さ。俺は、ちっとも強くなんか無い。かつて、俺の心は闇に溺れ、俺の仲間を酷い目に遭わせてしまった。だからこそ理解った事が有る!俺は、それを信じているだけだ!!カードを信じる限り、決して俺達は独りじゃない。戦った仲間と、応援してくれた仲間と、決して切れない絆で結びついている。何故なら、それこそが、このたった1枚のカードに秘められた力だからだ!!」

「何を言っている……?」

 

ここで、万丈目達が海面に浮かんで気絶している

イメージが浮かびます。

 

「皆ぁ!聞こえるか!俺の声が聞こえているか!見るんだ!お前達が握ったカードを!たった一枚でいい!きっと其処に存在る筈だ!そのカードを愛用して、色んな奴と闘った記憶が!最初は何の変哲も無いカードだった筈だ。それが、誰かと戦う度に、戦った奴と分かち合う喜びや悲しみ、怒りや憎しみ。その記憶がカードに染み込んでいく!」

「十代さん…」

「それは、お前達が頑張ってきた歴史なんだ。それこそが絆なんだ!だから信じろよ!自分達のカードを!思い出せよ!そのカードで戦った奴らの顔を。そいつらこそが本当の仲間だ!辛くなった時、俺達の未来を支えてくれる。カードを信じる限り、何時だって独りじゃない。未来に絶望なんてするな!俺達は、まだ何にもやり遂げちゃいないじゃないか!」

 

side:ダークネス世界

 

「今、十代の声が……!!」

「聞こえてきた……!!」

「十代……!!」

 

side:万丈目

 

『そうだ……俺達はまだ何もやり遂げちゃいない!未来に怯える必要なんて無い!喩え負けたって、また這い上がればいい!』

 

と、万丈目はおジャマ・イエローを守備表示で召喚します。

 

side:翔

 

『そうだ……ぼく達は知っている……!

 色々な困難を、このカードと一緒に戦ってきたと言う事を!!」

「待って下さい!喩えどんな場所だろうと、戦えるんです!僕達の、最高のデュエルを!」

 

と、翔は帰りかけようとしていたスカウト対象のデュエリストを呼び止めます。

 

side:明日香

 

『私達は知っている……。このカードが存在る限り、いつも一緒に戦ってくれる仲間がいる事を……!!』

「落ちこぼれだから、全てを諦めているというのなら、話してあげるわ、遊城十代と言うデュエリストの事を!!」

と、落ちこぼれ生徒4人に語りかけます。

 

side:ダークネス空間

 

「俺達は知っている!!」

「どんな時でも、決して独りじゃない事を!!」

 

そして、ダークネスの後ろの黒い珠から大勢の光の珠が飛び出してきて、地球中に散らばります。

オブライエンが!斎王と美寿知が!

万丈目と翔と明日香と剣山に空野が!

ジュンコにモモエと鮎川先生とレイも!

勿論藤原もみんな蘇りました。

 

「よかったのニャ~。君達はダークネスに拉致られていたんだニャ~。」

「そんな馬鹿な!」

「どうやらみんな、お前の世界は嫌らしいぜ。お前は、みんなの記憶を奪おうとしたんじゃない!俺達の、掛け替えの無い絆を奪おうとした!そんな事は決して許せない!ありがとう、マイデッキ……お前達こそが、俺の築き上げてきた絆の全て!!」

 

十代がここまでやったなら私はもう完全に奴を倒すのみ。後一枚。あのカードを引けば…!

 

「私のターン、ドロー!救世の光よ、今こそ我が手に。《救世主降誕》を発動。」

「何?!」

「墓地に正規召喚を行った皇と名の付くモンスター3枚を除外し、そのカードに指定されている素材が全て墓地に揃い、かつ、手札及び場にカードが存在しない時、その指定されている三枚を召喚条件を無視して特殊召還する。蘇れ、《アシュレイ》、《マジェスティロードブラスター》《クロムジェイラー》!」

「だが、肝心の三幻魔を今除外しちまったら…」

 

皆、頼むよ。

 

「更に、相手の場にネオスと名の付くモンスターが居るならこの効果で除外したモンスターを全て手札に戻す。」

「《ネオス》が何処に…?」

『それは考えたね。十代、奴のモンスターの名前をよく見るんだ。』

「そう、ユベルの言うとおり。《ダークネス『ネオス』フィア》。当然ネオスモンスター。炎、雷よ、悪魔よ、私の騎士に宿りて降臨せよ。」

 

《幻魔皇マジェスティロードブラスター》ATK4000

《神炎皇アシュレイ》ATK0

《降雷皇クロムジェイラー》ATK4600

 

「これなら、あいつも倒せるぜ。」

『なら、何で《アシュレイ》も進化させる必要がある?恐らく何か誓約があるのだろう。』

 

ユベルが鋭すぎて怖い。

 

「《救世主降臨》では守備でしか出せず、この効果で加えた皇と名の付くモンスターは特殊召還したターン攻撃出来ない。」

「《アシュレイ》を攻撃して終わらせてくれる。」

「但し、この三体での融合モンスターには制約はない。《アシュレイ》、《クロムジェイラー》、《マジェスティロードブラスター》の3体の皇を束ねる。混沌を斬り裂け、《全盛の宝石騎士爵 エヴァンジェリン》!」

 

《エヴァンジェリン》ATK10000

 

「攻撃力10000?!」

「これが最強の宝石騎士。《エヴァンジェリン》で《ダークネスネオスフィア》を攻撃。全ての罪を浄化せよ! ジ・アポカリプス!」

 

《エヴァンジェリン》ATK10000VS

《ダークネスネオスフィア》ATK3500

ダークネスライフ4050→0

 

「まさか…我が敗れるとは…遊城十代……桐山唯……カードの真理を知る者よ…だが、喩え我を倒そうと、我は真実の闇也……いずれ必ず、この世界に蘇る……!」

「例えそうだろうと……俺達のある限り……いや!俺達デュエリストが自分の可能性を信じる限り、お前は出て来れないぜ。」

 

ダークネスは爆発四散し、黒い珠も光を放ちながら消えていく。




遂にダークネス編完結。
次回からは最終章、『  』捜索編となります。
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