遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄   作:桐山唯

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第116話 スサノオ

アシュレイの力で惑星クレイへと向かった私達が降り立ったのはユナイテッドサンクチュアリ。

リンクジョーカーの第一次侵略以来の来訪になる。

宝石騎士や解放者の拠点。

 

「取り敢えず、拠点としてここに来たけど…情報あるかなぁ…。」

「マスター、クレイ一の企業であるオラクルシンクタンクは信託魔術や未来予知、占術などの魔法と科学的推測を駆使してコンサルティングや経済予測業務を行う巨大企業だと言う事を忘れましたか?」

 

と言って来たのは《ヘキサゴナルメイガス》。

彼女もオラクルシンクタンクに所属しており、当時は稀代の占術士長とされていた。

(あまりに優秀すぎた為、悪用しようとする者が後を絶たず、社長であるアマテラス自らその存在を秘匿としていたとか。)

 

「確かにここなら…っと。」

「現在、解放者や宝石騎士が玉座に集められております。マスターも出来ればお急ぎください。」

「それなら、アシュレイ。貴方は大丈夫なの?」

「私はマスターをお連れしろと。」

 

成る程。

そう言う事ね…。

 

玉座にて

 

「すまんね…。また力を借りることになるとは。」

「私の目的は例の2人の捜索と同時進行で時空混線を調べる事…ですね。」

「そう言う事じゃ。アマテラスからの協力要請を受け、解放者、宝石騎士、そして探索者の3つの部隊を動かす。」

 

探索者はかつてオラクルシンクタンクによって出されたブラスターブレード消失の未来を回避するために集められた集団であった。

クレイで発生している異常事態「時空混線」の原因究明のため、“ロイヤルパラディン”は聖域内の各地に拠点を持つ部隊へ伝令を出し、幾つかの調査隊を結成した。

その内の1つ。過去に「自らの消滅」という運命に立ち向かい、長い旅路の末に帰還したブラスターブレードが率いた部隊にあやかり命名されたらしい。

 

「異変の原因はダークゾーンの古代遺跡にある。そこの調査へと向って欲しい。」

「了解です。」

「ちょいと待ちな。」

 

突然、玉座の間に体のあちこちに緑の勾玉(?)のような装飾をした白い服の長髪の男性が入ってくる。

 

「貴方は?」

「スサノオ様…。社長の実弟にあたります。」

 

力試しの相手を探して、自由気ままに世界中をふらついていたが、「アマテラス」の要請により聖域に帰還した。現在は「超越」の被害に苛まれ、深刻な人員不足に喘ぐ警備隊の手助けをしている他、騎士団の剣術指南役として出向する事もあるとの事。

 

「それで…何の用ですか?」

「俺もその調査団に加えてくれや。」

「成る程…人手は多い方が良いですね。」

「それにしてもアンタが先導者ねぇ…。」

 

まぁ、身長は小柄な方だから仕方無いと言えば仕方無い…か。

 

「いっちょ、俺とデュエルしてくれねぇか?姉さんから少しは話は聞いているが、一応実力を見たい。」

「分かったわ。」

「「デュエル!」」

 

1st TURN:スサノオ

 

「俺のターン、ドロー。《天キ》を発動。《武神ヤマト》を手札に加え、そのまま召喚。」

「武神?!」

 

デッキの性質上、【天変地異】辺りかと…

 

『確かに、社内では【天変地異】を使うものは多いですが、社長、そして、ツクヨミ様、そしてスサノオ様は自身の名を冠するカードをデッキに入れておられます。特にスサノオ様のカードは素材に武神縛りがあるので仕方なくなのです…。』

「成る程…。」

「続けるぞ。1枚伏せてエンドフェイズに《ヤマト》の効果。デッキの武神《オロチ》を加え、手札を1枚墓地へ。」

 

スサノオ 手札4 ライフ8000

モンスター:《ヤマト》ATK1900

魔法罠:《天キ》、伏せ1

 

「私のターン、ドロー。《マロン》を召喚。カードを2枚伏せてターン、エンド。」

 

スサノオ 手札4 ライフ8000

モンスター:《ヤマト》ATK1900

魔法罠:《天キ》、伏せ1

 

唯 手札3 ライフ8000

モンスター:《マロン》ATK1900

魔法罠:伏せ2

 

「俺のターン、ドロー。《オロチ》を墓地へ送り、《ヤマト》はこのターン、ダイレクトアタックが可能に。」

「攻撃力1900のダイレクト…。」

「《オロチ》を除外して《ヒルメ》を特殊。そして墓地のカードが除外されたことで、《アスラダ》を特殊。」

 

場にモンスターが大量に並んだわね…

 

「《ミカヅチ》を召喚してバトル。」

 

《アスラダ》ATK1700

《ミカヅチ》ATK2000

《ヒルメ》ATK2100

 

「《ミカヅチ》で《マロン》を攻撃。」

 

《ミカヅチ》ATK2000VS《マロン》ATK1900

唯ライフ8000→7900

 

「《アスラダ》でダイレクト。」

「伏せカード、オープン。《強化蘇生》。《マロン》をレベルを1つ上げて特殊。」

「巻き戻し…はしない。《アスラダ》で攻撃続行。」

「(《ハバキリ》か…)伏せカード、オープン。《ハーフシャット》。《マロン》の攻撃力を半分にし、破壊から守る。」

 

《アスラダ》ATK1700VS《マロン》ATK1000

唯ライフ7900→7200

 

「ふむ…《ヒルメ》、続け。」

 

《ヒルメ》ATK2100VS《マロン》ATK1000

唯ライフ7200→6100

 

「《ヤマト》でダイレクト。」

 

唯ライフ6100→4200

 

「ふぅ…取り敢えずは何とか凌げたけど…」

「《ヤマト》の効果。《オキツ》を加え、1枚墓地。武神が墓地へ送られた事で、《ミカヅチ》の効果。《武神降臨》を手札に。武神が手札に加わった事で《アスラダ》の効果で1枚ドロー。1枚捨てる。」

 

スサノオ 手札1 ライフ8000

モンスター:《ヤマト》ATK1900、《アスラダ》ATK1700、

《ヒルメ》ATK2100、《ミカヅチ》ATK2000

魔法罠:《天キ》、伏せ1

 

唯 手札3 ライフ8000

モンスター:《マロン》ATK2000

魔法罠:《強化蘇生》

 

「私のターン、ドロー。《強化蘇生》をコストに《マジックプランター》を発動。2枚ドロー。《運命の解放者》を召喚。」

 

これで合計は7…

 

「レベル4《マロン》にレベル3《運命の解放者》をチューニング。聖なる剣で悪しき者を退けよ、シンクロ召喚!《ブラスターブレード解放者》。」

「新たな《ブラスターブレード》…!」

 

解放者になった《ブラスターブレード》の姿。全体に黄色い装飾が施され、白いマントが追加されている。

 

「《ブラスターブレード》の効果。相手フィールドのカードの数が自分のフィールドのカードの合計数より多い場合に発動できる。自分はその差の数だけデッキからドローする。差は5枚。よって5枚ドロー。」

「ほう…」

「その後、相手の場のモンスターの数の差だけ手札を墓地へ送る。この時、墓地へ送った戦士族の数まで相手モンスターを破壊する。私は《めるみー》、《アグロヴァル》、《ブラスターブレード》、《パーシヴァル》を墓地へ送り、モンスター全てを破壊する。」

 

これで、全滅…ではなく、《ヤマト》だけが残る。

 

「《サグサ》ですか…」

「そう言う事だ。」

「だすが、墓地の《パーシヴァル》の効果。《アグロヴァル》を除外して復活。」

 

手札が《ハバキリ》の可能性がある以上、2体で確実に破壊します。

 

「《アグロヴァル》で《ヤマト》を攻撃。」

「発動は無いぜ。」

「っ…(残したのは《ハバキリ》じゃ無くて《降臨》?!)」

 

《アグロヴァル》ATK2100VS《ヤマト》ATK2000

スサノオライフ8000→7900

 

「どうしてそんなプレイングが…《ブラスターブレード解放者》でダイレクト。」

 

スサノオライフ7900→5400

 

「カードを2枚伏せてターン、エンド。」

 

スサノオ 手札1 ライフ5400

モンスター:なし

魔法罠:《天キ》、伏せ1

 

唯 手札2 ライフ8000

モンスター:《ブラスターブレード解放者》ATK2500、

《アグロヴァル》ATK2100

魔法罠:伏せ2

 

「俺のターン、ドロー。《武神降臨》を発動。墓地の《ヤマト》と除外ゾーンの《サグサ》を特殊。」

「レベル4が2体…。」

「レベル4《ヤマト》と《サグサ》でオーバーレイ。武神器を束ね、今ここに降臨せよ、《武神帝スサノヲ》!」

 

《スサノヲ》…《ヤマト》が本来の武神器の力を取り戻した姿…

 

「《スサノヲ》の効果。素材を1つ使い、デッキより武神を手札に加えるか墓地へ送る。《ハバキリ》を手札に。《スサノヲ》で《アグロヴァル》を攻撃。そして、《幻獣の角》を装備。攻撃力を700上げ、破壊する度に1ドロー。」

「伏せカード、オープン。《聖槍》。《スサノヲ》の攻撃力を下げ、魔法罠の効果を受けなくする。」

「ちぃ…《ハバキリ》の効果。攻撃力を元々の倍にする。」

 

《スサノヲ》ATK4800VS《アグロヴァル》ATK2100

唯ライフ8000→5300

 

「ターン、エンド。」

 

スサノオ 手札1 ライフ5400

モンスター:《スサノヲ》ATK2500

魔法罠:《天キ》

 

唯 手札2 ライフ5300

モンスター:《ブラスターブレード解放者》ATK2500

魔法罠:伏せ1

 

「私のターン、ドロー。《めるみー》は復活。《ミスト》を召喚。」

「モンスターが3体…さてどう来る?」

「《めるみー》と《ミスト》で融合。現れよ、《ジュリア》!」

 

これで準備は万全…後は…。

 

「《ジュリア》で《スサノヲ》を攻撃。相手モンスターの攻撃力の半分を加算。」

「《サグサ》の効果。破壊から守られる。」

「更に、解決後、《サイクロン》を発動。《天キ》を破壊。」

 

《ジュリア》ATK3250VS《スサノヲ》ATK2400

スサノオライフ5400→4550

 

「《ブラスターブレード解放者》で《スサノヲ》を攻撃。」

 

《ブラスターブレード解放者》ATK2500VS《スサノヲ》ATK2400

スサノオライフ4550→4450

 

「ターン、エンド。」

 

スサノオ 手札1 ライフ4450

モンスター:なし

魔法罠:なし

 

唯 手札2 ライフ5300

モンスター:《ブラスターブレード解放者》ATK2500

魔法罠:伏せ1

 

「俺のターン、ドロー。《ソウルチャージ》。《ヤマト》《ミカヅチ》《ヒルメ》《アスラダ》を蘇生。」

 

スサノオライフ4450→450

 

「《アスラダ》《ミカヅチ》《ヒルメ》でオーバーレイ。姉さん、力を借りるぜ。《武神姫-アマテラス》」

 

高天原での最高位であり、他の武神帝に武神器を授けたのが《ヒルメ》であったが、

闇の瘴気に浸蝕された結果、渡した武神器を奪い、それを変化させて《武神姫-アマテラス》と化してしまう…それが遊戯王における《アマテラス》…

その能力は除外ゾーンのカードを自ターンなら場に、相手ターンなら墓地に戻す効果…

 

「《アマテラス》の効果。《サグサ》を帰還させる。レベル4《サグサ》と《ヤマト》でオーバーレイ。エクシーズ召喚。現れよ、《スサノヲ》!その効果で素材を1つ使い、《ムラクモ》を墓地へ。」

「破壊効果持ちの武神器…!」

「《ムラクモ》の効果。除外して《ブラスターブレード解放者》を破壊。カードを1枚伏せてターン、エンド。」

 

スサノオ 手札0 ライフ450

モンスター:《スサノヲ》ATK2400、《アマテラス》ATK2600

魔法罠:伏せ1

 

唯 手札2 ライフ5300

モンスター:《ブラスターブレード解放者》ATK2500

魔法罠:伏せ1

 

「私のターン、ドロー。スタンバイフェイズに《めるみー》は復活。《禁じられた聖杯》を《アマテラス》に発動。」

「チェーンして《アマテラス》の効果。《ムラクモ》を戻す。」

 

《アマテラス》ATK2600→3000

 

「《エリス》を召喚。その効果で《シビル》を特殊。」

「宝石騎士が3体…!」

「《エリス》《シビル》《めるみー》で融合。現れよ、《アシュレイ》!その効果で《アマテラス》を破壊。」

「《サグサ》の効果で破壊を無効にする。」

 

だがこれで…!

 

「伏せカード、オープン。《二の太刀-ジュエルソード・ノワール》。《アシュレイ》と名の付いたモンスターの効果で相手モンスターを破壊できなかった場合、相手の場のカードを1枚選び、破壊する。」

「何?!」

「その伏せカードを破壊する。これで、貴方を守る物はない。《アシュレイ》で《スサノヲ》を攻撃。」

 

《アシュレイ》ATK2900VS《スサノヲ》ATK2400

スサノオライフ450→0

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