遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄 作:桐山唯
神聖国家の闇に生きる黒き騎士団“シャドウパラディン”の騎士。
血のように赤く染まったその剣から「クラレットソード」の名で呼ばれる。
今回の暴動はそんな《クラレットソードドラゴン》が「力こそ正義」という信念を持ち、騎士団に属していながら「神聖国家を影から支える」という思想に異を唱え、遂に完成した超越の技術を得た《クラレットソード》の一派によって暴徒が引き起こされたとの事であった。
「まさか、奴が…」
そんな事を呟くブラスターダークはかつて、《クラレットソード》を破っていたとの事。
それ以来、奴は表では愚直に功績を上げ、発言力を高めていた。
だがそれは表だけの話。噂では裏で騎士団内部で不平不満を漏らす輩を先導していたとの事。それは噂として《ブラスターダーク》の耳にも入っていたが、あくまで噂だと思っていたが、実際はこうして噂は事実であり、こうして反旗に出る事となった…
「そろそろね…」
「ああ。城下町が見えて来た。そして奴、直接のおでましか。」
「のようね…」
城下町からやって来たのは赤紫の刀身、黒の鎧。正しく元凶の《クラレットソード》であった。
「《ブラスターダーク》…貴様には雪辱を晴らさせて貰うぞ。」
「残念だけど、ここは私が相手になるわ。」
「小娘に用は無い。いや…騎士達を束ねる小娘の先導者がこの世界に来たと言う話を聞いたな…そうか、貴様か。良い機会だ。貴様等を纏めて葬り去らせて貰う。」
「「デュエル!」」
FIRST TURN:クラレットソード
「我のターン、ドロー。《ラギッドグローブ》を召喚。場に幻影騎士団モンスターが居るため、《サイレントブーツ》を特殊。」
「レベル3が2体…」
「レベル3《ラギッドグローブ》と《サイレントブーツ》でオーバーレイ。現れよ、《ゴーストリックアルカード》。《ラギッドグローブ》を素材とした闇属性の攻撃力は1000アップする。」
《アルカード》ATK1800→2800
「カードを2枚伏せてターン、エンド。」
クラレットソード 手札2 ライフ8000
モンスター:《アルカード》ATK2800
魔法罠:伏せ2
「私のターン、ドロー。モンスターをセット。ターン、エンド。」
クラレットソード 手札2 ライフ8000
モンスター:《アルカード》ATK2800
魔法罠:伏せ2
唯 手札5 ライフ8000
モンスター:伏せ1
魔法罠:なし
「我のターン、ドロー。《アルカード》の効果。セットモンスターを破壊。」
「やはりね…」
「《アルカード》でダイレクト。」
唯ライフ8000→5200
「っ…」
「墓地の《サイレントブーツ》を除外してファントム魔法罠…《幻影霧剣》を手札に。1枚伏せてターン、エンド。」
クラレットソード 手札3 ライフ8000
モンスター:《アルカード》ATK2800
魔法罠:伏せ3
唯 手札5 ライフ5200
モンスター:なし
魔法罠:なし
「私のターン、ドロー。この瞬間、前のターンに破壊された《めるみー》の効果。復活する。そして《エリス》を召喚。」
「これで1チューナーが居れば合計レベルは9…」
「いえ…《エリス》の効果で《イゾルデ》を特殊召還し、《めるみー》と《エリス》で融合。現れよ、《ジュリア》!《ジュリア》で《アルカード》を攻撃。」
相手が前のターン、サーチしたカードは擬似的な《デモンズチェーン》…攻撃対象に取られない事を考えてもここはこうするしかない。
「目障りな…《霧剣》を発動。効果を無効にし、攻撃を禁じる。」
「っ…カードを4枚伏せてターン、エンド。」
クラレットソード 手札3 ライフ8000
モンスター:《アルカード》ATK2800
魔法罠:伏せ2、《霧剣》
唯 手札0 ライフ5200
モンスター:《ジュリア》ATK2000、《イゾルデ》DEF1000
魔法罠:伏せ4
「我のターン、ドロー。《アルカード》の効果。デッキ側の伏せを破壊。」
頼みの綱の1つ、《ガードブロック》がピンポイントで狙われる。
「《霧剣》をコストに《マジックプランター》。2枚ドロー。《魔界発現世行きデスガイド》を召喚。その効果でデッキから《彼岸の悪鬼スカラマリオン》を特殊。さらに、レベル3モンスターが召喚に成功したことで、《影無茶ナイト》を特殊。」
「レベル3が3体…」
「《デスガイド》と《スカラマリオン》でオーバーレイ。現れよ、《虚空海竜リヴァイエール》!その効果で《スカラマリオン》を取り除き、《サイレントブーツ》を帰還。」
《ブーツ》の再利用…それにまたレベル3が2体…
「レベル3《サイレントブーツ》と《影無茶ナイト》でオーバーレイ。現れよ、ランク3《幻影騎士団ブレイクソード》!」
《ブレイクソード》には互いの場のカードを1枚ずつ破壊する効果と破壊された時に墓地の幻影騎士団を2体レベルを1つずつ蘇生する効果がある…恐らく狙いは…
「《ブレイクソード》の効果。このカードと《ジュリア》を破壊。」
「ッ…」
「《ブレイクソード》の効果。墓地の《サイレントブーツ》と《ラギッドグローブ》を蘇生。レベル4となった《サイレントブーツ》と《ラギッドグローブ》でオーバーレイ。現れよ、《ヴェルズ・タナトス》!」
《ヴェルズタナトス》ATK2350→3350
「《ヴェルズタナトス》の効果。素材を1つ使い、このターン、このカードは他のモンスターの効果を受けない。」
「《ラギッドグローブ》はあくまで効果を追加しただけ…《タナトス》の効果の影響は受けない…」
「そう言う事だ。墓地の《サイレントブーツ》の効果。除外して《RUM-幻影騎士団ラウンチ》を手札に加える。」
あれは速攻魔法のRUM…確か、素材は素材の持たない闇属性エクシーズで会苦シーズ先は闇であれば何でも良い…
「バトル。先ずは墓地の《霧剣》の効果で《ブレイクソード》を蘇生。《ブレイクソード》で《イゾルデ》を攻撃。」
《ブレイクソード》ATK2000VS《イゾルデ》DEF1000
「っ…《イゾルデ》は1ターンに2度まで自身をあらゆる破壊から守る…」
「まだまだぁ!《ラウンチ》を発動。《ブレイクソード》をランクアップ。現れよ、《CX機装魔人エンジェネラル》!このカードが召還に成功した時、フィールドの守備モンスター全てを攻撃表示に。」
ッ…《イゾルデ》の攻撃力は0…このまま全部通れば…10550のダメージ…
「《タナトス》で攻撃。」
「その攻撃にチェーンして3枚のカードをオープン。チェーン1《裁きの天秤》チェーン2《ハーフアンブレイク》チェーン3《非常食》。《非常食》の効果で今発動した2枚をコストに2000回復。」
唯ライフ5200→7200
「そして《ハーフアンブレイク》の効果で《イゾルデ》は破壊されず、《イゾルデ》との戦闘で発生する私へのダメージは半分に。そして《裁きの天秤》の効果で相手の場のカードの枚数から自分の場と手札の枚数の合計を引いた数だけドロー。差は5枚。よって5ドロー。」
「チッ…仕留め損なったか。全員で総攻撃。」
《アルカード》ATK2800VS《イゾルデ》ATK0
《リヴァイエール》ATK1800VS《イゾルデ》ATK0
《エンジェネラル》ATK2600VS《イゾルデ》ATK0
《タナトス》ATK3350VS《イゾルデ》ATK0
唯ライフ7200→5800→4900→3500→1825
クラレットソード 手札3 ライフ8000
モンスター:《アルカード》ATK2800、《リヴァイエール》ATK1800、《エンジェネラル》ATK2600、《タナトス》ATK3350
魔法罠:伏せ2
唯 手札5 ライフ1825
モンスター:《イゾルデ》ATK0
魔法罠:なし
「私のターン、ドロー。スタンバイフェイズに《めるみー》は復活する。《プラム》を召喚。その効果で手札を1枚墓地へ送り、《カミーユ》を特殊。その効果で《エリス》を蘇生。」
「どうして《ブラスターダーク》を出さない…どうして私に…!」
「そんなに出して欲しいなら1人回しに付き合って貰うよ。レベル4《めるみー》《カミーユ》でオーバーレイ。現れよ、《ゴヴァノン》!その効果で素材を二つ使い、《ブラスターブレード》を特殊。」
これで準備は整った…
「《ブラスターブレード》《イゾルデ》《エリス》を融合。現れよ、《アシュレイ》!《アシュレイ》の効果で《アルカード》を破壊し、《カミーユ》を特殊。そして《カミーユ》の効果で《プラム》を蘇生。」
「今度こそ…レベル3を…」
「《プラム》の効果で《ミスト》をコストにそのまま蘇生。レベル2《プラム》とレベル4《カミーユ》にレベル3《ミスト》をチューニング。」
「レベルの合計は9…!」
「憎悪の地獄で生まれし絆の力! 互いを傷つけ、刺し貫く、漆黒の騎士たちの交わり並び立て、並び立てぬ筈の者達よ!シンクロ召喚!現れよ、《ブラスターダーク》!」
後はこのカードを使い、一気に攻めるだけ…!
「《秘技二刀流》を発動。《勇気の剣(ブラスターブレード)》よ、《覚悟の剣(ブラスターダーク)》の元へ!」
《ブラスターダーク》ATK2900→5800
「攻撃力5800…?!」
「《秘技二刀流》は墓地の《ブラスターブレード》を対象に装備し、その攻撃力を2900アップさせる。」
「《ゴヴァノン》で《リヴァイエール》を攻撃。」
《ゴヴァノン》ATK2300VS《リヴァイエール》ATK1800
クラレットソードライフ8000→7500
「《アシュレイ》で《アルカード》を攻撃。」
《アシュレイ》ATK2900VS《アルカード》ATK2800
クラレットソードライフ7500→7400
「《ブラスターダーク》で《タナトス》を攻撃。」
「《幻影翼》を発動。対象の攻撃力は500アップし、破壊耐性を付与する。」
《ブラスターダーク》ATK5600VS《タナトス》ATK3350
クラレットソードライフ7500→3250
「カードを2枚伏せてターン、エンド。」
クラレットソード 手札3 ライフ3250
モンスター:《エンジェネラル》ATK2600、《タナトス》ATK3350
魔法罠:伏せ2
唯 手札0 ライフ1825
モンスター:《アシュレイ》ATK2900、《ゴヴァノン》ATK2300、
《ブラスターダーク》ATK5800
魔法罠:《ブラスターブレード》、伏せ2
「我のターン、ドロー。我で《ブラスターダーク》を葬り、終わらせてやる。《サモンプリースト》を召喚。その効果で手札の魔法1枚を捨て、レベル4モンスター1体をデッキから特殊召還する。現れよ、《フライジャルアーマー》!」
「レベル4が2体…!」
「レベル4《サモンプリースト》と《フライジャルアーマー》でオーバーレイ。現れよ、《クラレットソードドラゴン》!我の効果。素材を1つ使い、相手のレベル5以上のモンスター1体の攻撃力を半分にし、その攻撃力をこのカードに加算する。」
「残念だけど…《アルケミーサイクル》を発動。このターン、私のモンスター全ての攻撃力は0になる。」
これで攻撃力の上昇はない。
「?!まぁ良い。なら、我で《ブラスターダーク》を攻撃。」
「伏せカード2枚オープン。《魂の一撃》。ライフを半分払い、4000から差し引いた分だけ攻撃対象の攻撃力を上昇する。」
唯ライフ1825→913
《ブラスターダーク》ATK0→3087
《クラレットソード》ATK2500VS《ブラスターダーク》ATK3087
クラレットソードライフ3250→2663
「な、に?!おのれ…貴様だけでも葬り去って…《タナトス》で《アシュレイ》を攻撃。」
《タナトス》ATK3350VS《アシュレイ》ATK0
『力及ばず、すみません…』
「十分助かってるよ…伏せカード、オープン。《ガードブロック》。ダメージを0にして1枚ドロー。更に《アルケミーサイクル》の効果を受けたモンスターが戦闘破壊された事で追加でドロー。」
「何度も何度も…だが、貴様の相棒も散った。《ブラスターダーク》、貴様は主を守れなかった事を後悔するが良い!《エンジェネラル》で《ゴヴァノン》を攻撃。」
「《アシュレイ》が残したカードの出番…!手札の《アタックリバース》を発動。このカードは相手の攻撃によってライフが0になる時、手札から発動する事が出来、自分の場のモンスター1体の攻撃力変化を元に戻す。」
《ゴヴァノン》ATK0→2300
《エンジェネラル》ATK2600VS《ゴヴァノン》ATK2300
唯ライフ913→613
「《アルケミーサイクル》の効果でドロー。」
「我が負ける…?!ターン、エンド…」
クラレットソード 手札3 ライフ2663
モンスター:《エンジェネラル》ATK2600、《タナトス》ATK3350
魔法罠:伏せ1
唯 手札1 ライフ1825
モンスター:《ブラスターダーク》ATK5800
魔法罠:《ブラスターブレード》
「私のターン、ドロー。《ブラスターダーク》で…」
「チ…カラ…ヲ…チカラ…ヲ」
「あれは…!」
都心部で暴れている所をギアクロニクル達が食い止めていると言う情報が入っていた存在…《オーラガイザードラゴン》…本来、超越は未来の可能性を呼び出す物だが、《クラレットソード》の力への執念が作り出した虚像の存在…
「おお、《オーラガイザー》!加勢に来てくれたの…」
「ヨワサ…ハ…ツミ…」
「な…!」
何と《オーラガイザードラゴン》が目の前で本来呼び出した主人である《クラレットソード》を吸収してしまったのだ。
「これは一体…」
《オーラガイザー》を追って来て(?)遅れて何処と無く《クロノジェット》に似た存在がやって来る。
「さっきやって来た《オーラガイザー》が《クラレットソード》を飲み込んで…」
「我が名は《オーラガイザーダムド》。貴様等を葬り去らせて貰う。」
「今は一時休戦だ。一緒に奴を止めるぞ。」
「ええ。」
「「「デュエル」」」
ルール:変則タッグ
場・ライフ・墓地共有
1st TURN:ダムド
2nd TURN:クロノドラゴン(クロノジェット)
3rd TURN:ダムド
4th TURN:唯
クラレットソードのデッキですが、「影(闇)」「騎士」「反逆」と言えば…ね。
因みに、彼岸要素はデスガイドとスカラマリオンのみとなっております。
クラレットソードは完全にアニメダークリベリオンですね…