遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄 作:桐山唯
ゴゴゴゴ…
「何?」
「もしかして3幻魔の復活が近付いているのかのう。唯、急ぐのじゃぁ!」
「ええ!」
「私の力を使って。」
「フィー?」
「私は転移魔法を使えるのですよ。」
「緊急事態だから方法は選んでられない。極力、人が居ないところにお願い。」
???side
「クェーサードラゴンでダイレクトアタック。」
「ぐっ。」
「準備は出来たか?」
「取り敢えず、回収は出来た。」
「ずらかるよ。」
彼等が地上に出た時であった。
「ここに3幻魔のカードが…」
「十代、あそこに校長が言ってた物と思われる3幻魔の入ったカプセルがあるぞ。」
この異変に対し、校長が十代とカイザーを向わせていたのだ。
「お前等、デュエルしろ!」
「俺達が勝てば3幻魔は返して貰う。」
「ほう、良いだろう。3戦して2勝した方が勝ちとしよう。」
「こっちは2人しか居ないんだが?」
「3人目が来ない場合は3試合目は俺達の不戦勝となる。」
「ぐっ。やるしかないか。」
「ああ。」
「先ずは俺がやるとしよう。俺の名はスコッチ。そちらはどちらがやるんだ?」
「カイザー、ここは俺に譲ってくれないか?」
「ああ、構わん。」
「「デュエル!」」
「俺のターン、ドロー。王虎ワンフーを召喚。魔導士の力をワンフーに装備。カードを3枚伏せる。強者の苦痛を発動。ターン、エンド。」
ワンフーATK1700→5200
スコッチ ライフ8000 手札0
モンスター:王虎ワンフーATK5200
魔法罠:強者の苦痛、魔導士の力、伏せ3
「俺のターン、ドロー。」
「この瞬間、セットカード、オープン。ポールポジション。この効果でフィールド上で最も攻撃力が高いモンスターは魔法の効果を受けなくなる。」
「これが、スコッチの戦術。ポールポジションと装備魔法を組み合わせて相手をロックにはめる。」
ワンフーATK5200→1700
「えっ?この何処がロックなんだ?」
「十代、良く聞け。止める事の出来ない無限ループを意図的に起こす事は禁じられている。この場合、十代が出したモンスターの攻撃力が1700より高く、5200以下のモンスターを出した場合、ワンフーがポールポジションの効果を受けなくなり、装備魔法の効果で攻撃力が上昇。再び、攻撃力が一番高くなり、ポールポジションの影響を受けなくなる。つまり、1700以下のモンスターしか召喚出来ない。それだけじゃない。強者の苦痛。これが相手モンスターの攻撃力を場のモンスターの攻撃力をレベル×100下げる効果を持つ。」
「でも、下げる効果ならこのロックの抜け穴も…」
「そこもワンフーの厄介な点だ。攻撃力1400以下のモンスターは召喚・反転召喚・特殊召還されるとすぐさま破壊される。」
「つまり、1400より高く、1700以下のモンスターしか場に出せないって事か。」
「一応、攻撃力が5200より高いモンスターも出せるがな。」
「面白いぜ。このコンボ、絶対打ち破ってやる。」
唯SIDE
「十代とカイザー、そして謎の三人組とのデュエルが始まったのですよ~」
「ありがとう、フィー。多分、十代達が足止めしてくれているのね。」
「ただ…」
「ただ?」
「相手の場がポールポジション、魔導士の力、強者の苦痛、2枚の伏せカード、ワンフーなのですよ~。」
「それってもしかして…」
「相手のデッキは【ポールポジション】と【苦痛ワンフー】の複合と見て間違いないのですよ~。」
「十代達も厄介な相手と当たったものね。」
「でも唯はそんなに心配した顔をしてない。」
「十代はこんな状況でも楽しんで勝つ。そんな奴なのよ。」
十代side
「融合を発動。オーシャンとフォレストマンを融合。ジ・アース」
ジ・アースATK2500→1700
「ジ・アースでワンフーを攻撃。」
「安全地帯を発動。これでワンフーは戦闘及び、効果では破壊されない。」
「モンスターをセット。カードを1枚伏せる。ターン、エンド。」
スコッチ ライフ8000 手札0
モンスター:王虎ワンフーATK1700
魔法罠:強者の苦痛、魔導士の力、安全地帯、ポールポジション、伏せ1
十代 ライフ8000 手札2
モンスター:伏せ1
魔法罠:伏せ1
「俺のターン、ドロー。ワンフーでセットモンスターを攻撃。」
ワンフーATK1700VSクレイマンDEF2000
スコッチライフ8000→7700
「くっ。ターン、エンド。」
スコッチ ライフ7700 手札1
モンスター:王虎ワンフーATK1700
魔法罠:強者の苦痛、魔導士の力、安全地帯、ポールポジション、伏せ1
十代 ライフ8000 手札2
モンスター:クレイマンDEF2000
魔法罠:伏せ1
「俺のターン、ドロー。R-ライトジャスティスを発動。安全地帯を破壊。」
「それはさせん。魔宮の賄賂。その効果を無効にし、相手に1ドローさせる。」
「ドロー。エマージェンシーコールを発動。デッキからエアーマンを加える。」
「エアーマンで何が出来る。」
「エアーマンを召喚。」
「ワンフーの効果で破壊する。」
「しかし、効果は適用される。」
「何をサーチしても…」
「エアーマンのもう1つの能力。相手の伏せカードをこのカード以外のHEROの数まで破壊する。安全地帯を破壊。」
「ば、馬鹿な…?!」
「これで、ワンフーが破壊される。ポールポジションのロックもこれで終わる。」
「ターン、エンド。」
スコッチ ライフ7700 手札1
モンスター:なし
魔法罠:強者の苦痛、ポールポジション
十代 ライフ8000 手札2
モンスター:クレイマンDEF2000
魔法罠:伏せ1
「俺のターン、ドロー。マジックプランターを発動。場にある永続罠1枚を墓地へ送り、2枚ドロー。」
ポールポジションが墓地へ送られ、デッキから2枚のカードをドローする。
その直後、クレイマンが苦しみ出し、破壊される。
「クレイマン?!」
「ポールポジションガフィールドに存在しなくなった時、直前にこのカードの効果を受けていたたモンスターは破壊される。」
「くっ。」
「ターン、エンド。」
スコッチ ライフ7700 手札3
モンスター:なし
魔法罠:強者の苦痛
十代 ライフ8000 手札2
モンスター:なし
魔法罠:伏せ1
「俺のターン、ドロー。オーバーソウルを発動。墓地から、蘇れ!クレイマン。」
クレイマンDEF2000
「融合を発動。スパークマンとクレイマンで融合。サンダージャイアント!」
サンダージャイアントATK2400→1800
「サンダーージャイアントでダイレクトアタック。」
スコッチライフ7700→5900
「ターン、エンド。」
スコッチ ライフ5900 手札3
モンスター:なし
魔法罠:強者の苦痛
十代 ライフ8000 手札0
モンスター:サンダージャイアント
魔法罠:伏せ1
「俺のターン、ドロー。王虎ワンフーを召喚。団結の力を装備。ワンフーでサンダージャイアントを攻撃。」
「エレメンタルチャージを発動。場のE・HERO一体に付き、1000ポイントライフを回復する。」
ワンフーATK2500VSサンダージャイアントATK1800
十代ライフ8000→9000→8300
スコッチ ライフ5900 手札2
モンスター:なし
魔法罠:強者の苦痛
十代 ライフ8000 手札0
モンスター:なし
魔法罠:なし
「俺のターン、ドロー。ホープオブフィフスを発動。墓地のサンダージャイアント、クレイマン、ジアース、オーシャン、フォレストマンを戻し、3ドロー。融合回収を発動。墓地のスパークマンと融合を加える。死者蘇生を発動。墓地からエアーマンを特殊召還。効果で苦痛を破壊。」
「十代、ナイスだ。その方法なら、エアーマンはワンフーに引っ掛かりはしない。」
「融合を発動。沼地の魔人王とスパークマンを融合。シャイニングフレアウィングマン!シャイニングフレアウィングマンでワンフーを攻撃。」
ワンフーATK2500VSシャイニングフレアウィングマンATK2800
スコッチライフ5900→5600→3900
「ぐっ。」
「エアーマン、ダイレクトアタック。」
スコッチライフ3900→2100
「ターン、エンド。」
スコッチ ライフ5900 手札2
モンスター:なし
魔法罠:なし
十代 ライフ8000 手札0
モンスター:シャイニングフレアウィングマン、エアーマン
魔法罠:なし
「俺のターン、ドロー。ターン、エンド。」
スコッチ ライフ5900 手札2
モンスター:なし
魔法罠:なし
十代 ライフ8000 手札0
モンスター:シャイニングフレアウィングマン、エアーマン
魔法罠:なし
「俺のターン、ドロー。シャイニングフレアウィングマンでダイレクトアタック。」
スコッチライフ2100→0
「負けてしまうとは、情けない。替われ。」
「すまない、エーラ。」
「使えん。私が行く。」
エーラと呼ばれた女性とカイザーのデュエルが始まるのであった。