遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄   作:桐山唯

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2期はディスボードのメンバーを主軸に戦う予定。



第19話 太陽と月

十代は船に乗って海へ出ていた。

(エドに俺のHEROデッキを否定され、遂にはカードが見えなくなってしまった。もう、俺の存在意義なんて…)

「見付けた!」

クロムジェイラーに乗った唯が駆け付ける。

「どうしてここに…」

「翔達が探し回ったけど、島中には居ない。となると、海に出たと考えるのが普通でしょ。とは言え、こんな夜中に定期船はない。となると小船を利用したと考えられる。それなら遠くまでは行ってない。となると、捜索範囲は一気に縮まる。って事さ。」

それで、私のサイコデュエリストとしての能力を使ってクロムジェイラーを召喚。そのまま散策を始めたって所。

「それでも、俺は…」

「十代、踏ん張りなさい。」

「えっ?」

その直後、膝蹴りが十代に命中する。

「ゲホッ。唯、お前…」

「十代、アンタの取り柄は能天気で居る事。アンタからそれを取ったら何も残らないじゃない。だから、クヨクヨせず前向きに生きていけば良いのよ。」

「お前、それ。酷くないか。」

「じゃぁ、そろそろ行こうかしら。」

「ああ。ってあれは流れ星か?」

「えっ?あれってまさか、隕石?!クロムジェイラー、迎え撃って。」

「そう言えば、唯はなんでデュエルディスクにカードをセットしたままなんだ?」

そう言って十代はデュエルディスクからクロムジェイラーのカードを外してしまう。

「十代、何をして…って、十代!それは…」

「もしかしてやっちゃ駄目だった?すまん。」

「すまんじゃないよ?!ってもう、そこまで迫ってるし…」

 

「ここは?」

そこには変わった世界が広がっていた。

「隕石が降って来てた事を考えるとここは天国かしら?」

「ここはネオスペースだよ。」

「えっと、海豚が喋ってるのは何故?と言うか何故、海豚?」

そこに居たのは海豚の顔をした人の姿をした生物だった。はっきり言って可愛くない。

「僕はネオスペースに住むネオスペーシアンの1人、アクアドルフィンさ。」

質問と回答が一致していない気がする。

「君達には破滅の光を退けて欲しい。」

破滅の光…伝承にあった存在…

「元々、私はそれが目的です。」

「そうか…君が…君には渡すべき物がある。」

「?」

アクアドルフィンから渡されたのは「種のコマ<人類種>」「人類種-クラミーツェル」のカードだった。

「これは…」

「この、カードの子…クラミーに頼まれてね。エルフの伝承が伝わる村を訪れる勇者に自らの力を貸すと言っていた。このカードは持って行くといい。」

「ありがとう。」

「ここか…伝承の勇者が居ると言うのは…」

「そうみたいだぜ、兄者。」

「あれは…破滅の光の尖兵、月影・日光兄弟!」

「俺達の事を知られてるみたいだぜ、日光兄者。」

三日月をイメージして作られたデュエルディスクを持つ弟、月影

「そうだな、月影よ。」

太陽をイメージして作られたデュエルディスクを持つ兄、日光

「アイツ等が…」

「アクアドルフィン、アイツ等を倒さなきゃならないんだよね。」

「元々アイツ等の目的は勇者である唯自身だ。」

「貴様が勇者か。さぁ、デュエルだ。」

「え?俺はまだデッキを…」

「君のデッキは既に新しいのに取り替えておいた。存分にデュエルするんだ。」

「「「「デュエル!」」」」

「僕のターン、ドロー。」

「手札のサイバードラゴンを墓地へ送り、銀河戦士を特殊召還。効果で銀河魔導士を手札に。二重召喚を発動。銀河魔導士を召還。効果で自身をリリース。銀河零式を手札に。」

銀河デッキ?かしら…

「赤蟻アスカトルを召喚。レベル5銀河戦士にレベル3赤蟻アスカトルをチューニング。太陽昇りし時、全ての闇を照らし出す。降り注げ、光よ!シンクロ召喚!出でよ、太陽龍インティ!」

太陽龍インティATK3000

「カードを1枚セット。漆黒の太陽を発動と真闇の世界を発動。ターン、エンド。」

 

月影/日光 手札:5/1 ライフ:8000

モンスター:太陽龍インティATK3000

魔法罠:漆黒の太陽、真闇の世界、伏せ1

 

「俺のターン、ドロー。フェイクヒーローを発動。手札のプリズマーを特殊召還。プリズマーの効果でフレアネオスを見せ、ネオスを墓地へ。フレアスカラベを召喚。ネオスとフレアスカラベでコンタクト融合。フレアネオス!」

「コンタクト融合?」

「ネオスを含む指定された融合素材をデッキに戻す事で融合する出来る新たな融合法さ。」

私のジュエルナイトの融合と似た所があるわね。

「フレアネオスは場の魔法罠1枚に付き、400ポイント攻撃力がアップする。」

フレアネオスATK2500→3400

「これで、インティを破壊する事が出来る!」

「フレアネオスでインティを攻撃。バーン・ツー・アッシュ!」

月影&日光ライフ8000→13100

「そんな、ライフが減るどころか、増えている?!」

「漆黒の太陽の効果で自分の場のモンスターが破壊された場合、破壊されたモンスターの攻撃力分、ライフを回復する。」

「更に、真闇の世界の効果で互いの受けるダメージは0となり、本来受けるダメージ分このカードのコントローラーのライフを回復する。更に、インティの効果。このカードを破壊したカードを破壊し、その攻撃力の半分のダメージを相手に与える。」

フレアネオスが破壊されていたのはこれが原因か…

「俺はこれで、ターン、エンド。」

 

 

月影/日光 手札:5/1 ライフ:13100

モンスター:なし

魔法罠:漆黒の太陽、真闇の世界、伏せ1

 

唯/十代 手札:5/3 ライフ:8000

モンスター:なし

魔法罠:なし

 

「我がターン、ドロー。兄者が伏せたカード、使わせてもらうよ。」

「ああ。やれ。」

「セットカード、オープン。銀河零式。墓地のギャラクシー又はフォトンと名の付いたモンスターを特殊召還し、このカードをそのカードの装備カードとする。銀河戦士を特殊。スーパイを召喚。」

また、シンクロ…

「レベル5銀河戦士にレベル1スーパイをチューニング。闇に月満ちる時、魔の囁きが聞こえ出す。死へと誘え!シンクロ召喚!月影龍クイラ!月影龍クイラでダイレクトアタック。」

月影&日光ライフ13100→15600

「ターン、エンド。」

 

月影/日光 手札:5/1 ライフ:15600

モンスター:クイラATK2500

魔法罠:漆黒の太陽、真闇の世界

 

唯/十代 手札:5/3 ライフ:8000

モンスター:なし

魔法罠:なし

 

「私のターン、ドロー。フィーを召還。更にこのカードは場にフィーが居るなら、手札から特殊召還することが出来る。来て!クラミー!」

『やっとクラミーと共闘出来るのですよ~』

『フィーが認めたって事は貴方が例の勇者ね。』

「ええ。今回は二人の力を貸して貰います。フィーとクラミーで融合。現れよ、種の駒<森精種>」

城や戦車を表すルークが現れる。

「種の駒<森精種>でクイラを攻撃。」

種の駒<森精種>ATK2600VSクイラATK2500

月影&日光ライフ15600→19500

「クイラの効果で種の駒<森精種>の攻撃力の半分回復する。更に、クイラの効果でインティを復活。更に、漆黒の太陽の更なる効果。墓地からモンスターを特殊召還に成功した場合、そのモンスターの攻撃力を1000ポイント上昇させる。」

インティATK3000→4000

「種の駒<森精種>の効果。相手のライフが変動した場合、その数値をこのカードの攻撃力に加算する。」

種の駒<森精種>ATK2600→6500

「ターン、エンド。」

 

月影/日光 手札:5/1 ライフ:19500

モンスター:インティATK4000

魔法罠:漆黒の太陽、真闇の世界

 

唯/十代 手札:4/3 ライフ:8000

モンスター:種の駒<森精種>ATK6500

魔法罠:なし

 

「僕のターン、ドロー。墓地のサイバードラゴンを除外。護送船を特殊召還。護送船をリリース。茫漠の死者を召喚。このカードは召喚・特殊召還に成功した時、このカードの攻撃力は相手ライフの半分となる。」

猛漠の死者ATK?→4000

「インティで種の駒<森精種>を攻撃。」

月影&日光ライフ19500→28750

「猛漠の死者でダイレクトアタック。」

月影&日光ライフ28750→32750

「ターン、エンド。」

 

月影/日光 手札:5/0 ライフ:32750

モンスター:茫漠の死者ATK4000

魔法罠:漆黒の太陽、真闇の世界

 

唯/十代 手札:4/3 ライフ:8000

モンスター:なし

魔法罠:なし

 

「俺のターン、ドロー。」

「この瞬間、インティの効果でクイラは復活する。」

クイラATK2500→3500




種の駒は(名前に含まれる種)と名の付いたモンスター+ディスボードと名の付いたモンスターで融合出来る。

種の駒<森精種>
融合モンスター
ATK2600 DEF2000 レベル9 地 魔法使い
このカードが場に存在する限り、相手のライフが変動した場合、その数値をこのカードの攻撃力を加算する。

完璧な布陣を築き上げた月影と日光。
唯達に勝ち目はあるのか。
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