遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄   作:桐山唯

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第29話 電脳世界での決戦(前編) エドVS美寿知

大会の会場を出た私の目の前に突然、鏡が現れる。

その鏡の中に写る女性がこう告げる。

「そなたの仲間は私が幽閉した。助けたくば、こちらの世界へ来い。」

「おい、唯。その鏡…」

後ろで、十代の声が聞こえた気がしたが次の瞬間、唯は鏡に吸い込まれる。

「痛てて。唯、ここは何処なんだよ?」

どうやら、十代も一緒に吸い込まれてしまったようだ。

「分からない…けど。ここにデュエルアカデミアの生徒が幽閉されている。」

「マジなのか?それ。」

「何故、お前等がここに居る?」

そこに現れたのはエドだった。

「そなた達、仲間を助けて欲しければ私とデュエルしろ。」

後ろの2枚の鏡に剣山と翔が写る。

「望む所だ。」

「絶対に翔と剣山を返して貰う。」

「仲間などに興味は無いが、貴様には聞きたい事がたくさんある。」

「ではデュエルといこう。」

ルールは以下の通り。

・では、ライフが0になった瞬間、フィールドを引き継ぐ

・ライフが0になった瞬間、そのままそのプレイヤーのエンドフェイズに移行。

・破壊時効果、破壊された時効果は適用可能。

・どちらかのライフが0になった場合、相手プレイヤーはそのままの状態でデュエルを続行。

・どちらかのライフが0になった場合、そのプレイヤーの側のターンから開始。

「僕が先鋒で行こう。」

「どうぞ。」

「エド、頑張れ~。」

「「デュエル!」」

「僕のターン、ドロー。D-フォーメーションと幽獄の時計塔を発動。ダイヤモンドガイを召喚。エフェクトを発動。デッキトップのカードは…戦士の生還。次のターンのエフェクトが確定。カードを2枚伏せ、ターン、エンド。」

 

エド 手札1 ライフ8000

モンスター:ダイヤモンドガイATK1400

魔法罠:D-フォーメーション、幽獄の時計塔、伏せ2

 

「私のターン、ドロー。」

「スタンバイフェイズ、幽獄の時計塔が新たな時を刻む。」

3時を指す。

「おろかな埋葬を発動。銀の式神-左京を墓地へ。」

式神…、あれが美寿知の使用するデッキのテーマ…

「銀の式神-左京を召喚。式神は召喚・特殊召還に成功した場合、対になるモンスターを墓地から特殊召還する。蘇れ、左京。」

右京と鏡写しになる形で左京が現れる。

「月輪鏡を発動。」

月が現れる。

左京ATK600

右京ATK800

「カードを3枚伏せる。ターン、エンド。」

 

エド 手札1 ライフ8000

モンスター:ダイヤモンドガイ

魔法罠:D-フォーメーション、幽獄の時計塔(1)、伏せ2

 

美寿知 手札0 ライフ8000

モンスター:左京ATK600、右京ATK800

魔法罠:月輪鏡、伏せ3

 

「僕のターン、ドロー。デステニードローを発動。ダッシュガイを墓地へ送り、2ドロー。おろかな埋葬を発動。効果でドグマガイを墓地へ。」

これで、戦士の生還の効果でドグマガイを回収出来る!

「戦士の生還のエフェクト。墓地のドグマガイを手札に。ダイヤモンドガイのエフェクト。終わりの始まり。次のターンのエフェクト確定。」

次のターン、3ドローか。

「ドレッドサーヴァントを召喚。そのエフェクトにより、幽獄の時計塔は更なる時を刻む。」

6時を指す。

あのカードが伏せてあれば、ドレッドガイが…

「エターナルドレッドを発動。幽獄の時計塔の時を進める。」

「ドレッドサーヴァントで左京を攻撃。」

ドレッドサーヴァントATK400VS左京ATK600

「幽獄の時計塔の効果で、僕が受けるダメージは0だ。そして、サーヴァントとD-フォーチュンと伏せていたデステニーシグナルのエフェクトを発動する。」

「ほう。」

「デステニーシグナルにより、新たなD-HEROを呼ぶ。現れよ、ダイヤモンドガイ!D-フォーチュンは効果で自身にカウンターが乗り、サーヴァントの効果で幽獄の時計塔を破壊する。」

「月輪鏡の効果でこのカードにカウンターを乗せる。」

「時計塔が破壊されたって事は…!」

「時計塔が破壊された事により、収容されていた囚人が解き放たれる!現れよ、ドレッドガイ!ドレッドガイは召還時に、墓地のD-HEROを2体まで特殊召還することが出来る。蘇れ、ダッシュガイ、ドレッドサーヴァント!更に、ドレッドガイの攻撃力は自分の場のD-HEROの元々の攻撃力の合計となる。」

ダイヤモンドガイATK1400

ダイヤモンドガイATK1400

ダッシュガイATK2100

ドレッドサーヴァントDEF700

ドレッドガイATK5300

「特殊召還された事により、終焉の地を発動。相手が特殊召還に成功した場合、フィールド魔法をデッキから発動する。エコール・ド・ゾーンを発動。」

フィールドは電脳世界から一変。庭のようなフィールドに変わる。

「このフィールドは一体?」

「ダイヤモンドガイで左京を攻撃。ダイヤモンドブロー!」

ダイヤモンドガイATK1400VS左京ATK600

美寿知ライフ8000→7200

「月輪鏡にカウンターが乗る。」

「もう一体のダイヤモンドガイで右京を攻撃。ダイヤモンドブロー」

ダイヤモンドガイATK1400VS右京ATK800

美寿知ライフ7200→6600

「ダッシュガイでダイレクト。」

「そうはさせん。反魂鏡を発動。場の伏せカード1枚をコストに墓地のモンスター1体を特殊召還する。蘇れ、左京!」

左京蛾フィールドに舞い戻る。しかし…

左京は破壊され、異形の姿になってしまう。

「どう言う事だ?!」

「エコール・ド・ゾーンがある限り、互いが召喚・特殊召還したモンスターは破壊され、同じ攻撃力と守備力を持つマスクトークンに変わる。」

マスクトークンATK600

「左京の効果で右京を特殊。エコール・ドゾーンの効果で右京は破壊される。後は、言わずとも何が起こるか分かるな?」

マスクトークンATK800

マスクトークンATK600

マスクトークンATK800

マスクトークンATK600

「更に、これで月輪鏡にカウンターが乗る。」

「5体のモンスターが一気に?!」

「なら、ダッシュガイとドレッドガイで攻撃力800のマスクトークンを攻撃。」

ダッシュガイATK2100VSマスクトークンATK800

ドレッドガイATK5300VSマスクトークンATK800

美寿知ライフ6600→800

「ダイヤモンドガイのエフェクト。デッキトップは増援。次のターンのエフェクト確定。」

これで、次のターン、エドの手札は6枚。これなら…でも…

「ターン、エンド。」

「これで、美寿知のライフは800だ!」

(何かがおかしい…何かが…)

 

エド 手札1(ドグマガイ) ライフ8000

モンスター:ダイヤモンドガイATK1400、ダイヤモンドガイATK1400、ダッシュガイATK2100、ドレッドサーヴァントDEF700、ドレッドガイATK5300

魔法罠:D-フォーメーション(1)

 

美寿知 手札0 ライフ600

モンスター:マスクトークンATK600、マスクトークンATK600、マスクトークンATK600

魔法罠:エコール・ド・ゾーン、月輪鏡(10)、伏せ1

 

「私のターン、ドロー。月輪鏡の効果。カウンターが10個乗ったこのカードを墓地へ送る事で、デッキ又は手札から無限の降魔鏡を発動する。」

地面が光り、4つの柱が現れる。

それぞれの柱に鏡が現れる。

「カードを1枚伏せる。マスクトークンでダイヤモンドガイを攻撃。」

マスクトークンATK600VSダイヤモンドガイATK1400

美寿知ライフ600→0

「自爆だと?!」

「これにより、次のプレイヤーである私に引き継がれる。」

 

エド 手札1(ドグマガイ) ライフ8000

モンスター:ダイヤモンドガイATK1400、ダイヤモンドガイATK1400、ダッシュガイATK2100、ドレッドサーヴァントDEF700、ドレッドガイATK5300

魔法罠:D-フォーメーション(1)

 

美寿知 手札5 ライフ8000

モンスター:マスクトークンATK600、マスクトークンATK600

魔法罠:無限の降魔鏡、伏せ2

 

「私のターン、ドロー。2体のマスクトークンをリリース。闇の神-ダークゴッド!」

ダークゴッドATK3000

「攻撃力3000…?!」

「無限の降魔鏡の効果。自分の場に闇の神-ダークゴッドが居る場合、ダークゴッドトークンを自分の場の空いているモンスターゾーン全てに特殊召還する。ダークゴッドトークンはダークゴッドと同じ効果と同じ攻撃力・守備力になる。」

ダークゴッドトークンATK3000

ダークゴッドトークンATK3000

ダークゴッドトークンATK3000

ダークゴッドトークンATK3000

「ダークゴッドトークンでドレッドガイ以外のD-HERO全てを攻撃。アブソリュートダークネス!」

ダークゴッドトークンATK3000VSダッシュガイATK2100

ダークゴッドトークンATK3000VSダイヤモンドガイATK1400

ダークゴッドトークンATK3000VSダイヤモンドガイATK1400

ダークゴッドトークンATK3000VSドレッドサーヴァントDEF700

エドライフ8000→3900

「ダークゴッドでドレッドガイを攻撃。アブソリュート・ダークネス!」

ダークゴッドATK3000VSドレッドガイATK0

エドライフ3900→900

「ダークゴッドはモンスターを戦闘で破壊した場合、700ポイントのダメージを与える。計、3500のダメージだ。」

エドライフ900→0

「ぐぁぁぁぁぁ。はぁはぁはぁ…十代、唯…後は…任せ…た…」

そう言ってエドは倒れる。

「エド!」

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