遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄   作:桐山唯

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第32話 斎王

「どうか、兄を助けてくれ。」

「斎王を助けてくれとはどう言う事だ。」

「斎王が兄って事は美寿知は斎王の妹だったのか。」

「彼女は斎王美寿知。僕のマネージャーである斎王琢磨の妹だ。」

「それで、エド。貴方の疑問ですが、兄は2つの破滅の光のカードによって支配されました。」

「2つの破滅の光のカード?」

「片方は究極のD。」

「それはもしかして父さんが作った最後のD…」

「きっと。」

「それは今、何処にある!」

「それは分かりません。破滅の光は兄に取り憑きましたが、脱け殻となったカードの方は…」

「手懸かりは0か…」

「そう言えば、そのカードを持って来た人はDDと言う名前だったような…」

「それは本当か!」

「ええ。」

「十代、アカデミアは任せた。僕はDDを追う。」

「美寿知…もう一枚の破滅の光のカードって?」

「蒼嵐覇龍グローリーメイルストローム…」

「そのカードの持ち主って誰か分かる?」

「蒼龍レオン。」

「レオン…か。」

「レオンって確か…」

「十代、アカデミアは任せたわ。私はレオンを追う。」

「蒼龍の民はここに居ると聞くわ。」

美寿知はPDAに島の位置を示す地図を登録する。

「私はレオンを追う。」

「僕はDDを追う。」

「俺はデュエルアカデミアを守る。」

それぞれの目的が定まった。

さぁ、行動開始だ!

そんな時、電脳世界が壊れ始める。

「急ぐのだ。ここは私が敗北し、全てを伝えた時、消滅を始めるようになっている。」

「美寿知は?」

「残念だが、私は電脳世界から出れん。この世界から兄を助けるのじゃ。」

「そう…か…」

「だから、そなたらは…」

「今は無理だけど…何時か必ず、貴方を見付けて助け出す!それまで待ってて…」

「ありがとう。さぁ、行くのじゃ。仲間2人はデュエル終了と共に解放した。」

こうして、私達は脱出し、それぞれの目的を果たそうとするのであった。

レオンside

「今日は風が荒れているな…」

「そう言えば、レオン様が言ってた女の子、ここに来るみたいよ。」

「それでか。ふん。面白い。」

唯side

「クロムジェイラー、毎回…ゴメンね。」

『いやいや。これ位でマスターの役に立てるのなら安いですぜ。』

クロムジェイラーに乗って例の場所へ向かう私。

「来たようだな…」

唯が島に着いた時、最初に聞いた言葉がそれだった。

「レオン…。今日こそ、ブラスターブレード達が消えた理由を…」

「それは前に話しただろう。」

「それでも…謎は多い。破滅の光に関係すると言う事を含めて全てを話して貰う!」

「では、始めるとしよう。」

「「デュエル!」」

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