遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄 作:桐山唯
私とサキュバスのデュエルが終わった時、1人の悪魔がやって来た。
「貴方が、唯殿ですね。私はアモン様の眷属の1人フウジンリンでございます。」
「アモン?」
「魔界公爵の1人よ。多くの眷属を従えているわ。」
つまり、そのアモンに仕えているのがこの人。と言うわけね。
「えっと、そのフウジンリンさんはなんの用で?」
「そうでした、アモン様は虚無への対抗するために、唯殿が活躍している聞き、一度お会いしたいと思っていたらしくこのダークゾーンにお越しになっていると言う事で、使いを差し向けたと言う事です。良ければ、来てくれませんか?」
「分かりました。行きます。」
「そうですか、ありがとうございます。アモン様の下へはこの馬車で移動します。」
そこには漆黒の馬車があった。
しかし、馬の首が無かったり、荷台に悪魔の顔があったり怖い。
「これは、逢魔ヶ刻の冥界馬車ですか。」
「逢魔ヶ刻の冥界馬車?」
「ええ。人間界で言う所のタクシーですね。ただ、料金が高いので私は乗った事は無いですが。」
こうして、私は逢魔ヶ刻の冥界馬車に乗り、フウジンリンと共に、アモンの元へ向かって行った。
馬車に揺れる事約30分。
「ここにございます。」
「ジンリン、来たか。」
「はい。」
この悪魔が、アモン…
背中に羽を生やし、4つの腕を持ち、腹に目を持つ。
イレギュラーが集まるダークイレギュラーズの中でも特にその姿はまさにイレギュラー。
「お主にあるカードを渡したい。しかし、その実力は噂には聞いているが、実際に確かめたいと言うもの。デュエルしてもらおう。」
「ええ、良いわよ。」
「「デュエル!」」
こうして、闇公爵とのデュエルが始まるのであった。
「先行はくれてやろうぞ。」
「それでは、ありがたく。」
ダークイレギュラーズの王となると、使うカードは何かしら?
「私のターン、ドロー。モンスターをセット。ターン、エンド。」
唯 手札5 ライフ8000
モンスター:伏せ1
魔法罠:なし
「我のターン、ドロー。相手の場にのみモンスターが存在する場合、このカードは特殊召還する事が出来る。バイスドラゴン!」
バイスドラゴンDEF1200
レベル5モンスターを出したと言う事は、ランク5か、6以上9以下のシンクロが狙いね。
「ダークリゾネーターを召喚。」
3チューナー…と言う事は、レベル8が来る!
「レベル5バイスドラゴンにレベル3ダークリゾネーターをチューニング。王者の鼓動、今ここに列をなす。天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚!我が魂、レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
レッドデーモンズドラゴン…これがアモンの切り札…
「レッドデーモンズドラゴンの攻撃。アブソリュートパワーフォース!」
レッドデーモンズドラゴンATK3000VSさばるみーDEF1000
伏せモンスターは破壊される。しかし、そこから光があふれ、1つに集まろうとしていた。
「破壊されたさばるみーの効果。戦闘で破壊された場合、他のジュエルナイトをリクルートする。」
しかし、その光はレッドデーモンズドラゴンによって掻き消されてしまう。
「そんな…」
「レッドデーモンズドラゴンは守備モンスターを攻撃した場合ダメージ計算後、相手の守備モンスターを全て破壊する。その効果により、さばるみーは戦闘ではなく効果で破壊されたのだ。」
くっ。効果破壊では、効果が発動しない…
「ターン、エンド。」
唯 手札5 ライフ8000
モンスター:なし
魔法罠:なし
アモン 手札4 ライフ8000
モンスター:レッドデーモンズドラゴンATK3000
魔法罠:なし
「私のターン、ドロー。モンスターをセット。ターン、エンド。」
唯 手札5 ライフ8000
モンスター:なし
魔法罠:なし
アモン 手札4 ライフ8000
モンスター:レッドデーモンズドラゴンATK3000
魔法罠:なし
「我の、ターン!ドロー!このカードは自分の場にレベル8以上のシンクロモンスターが居る場合、特殊召還することが出来る。来い、クリエイトリゾネーター!マッドデーモンを召喚。」
チューナーと非チューナーを再び揃えて来た…
「レベル4マッドデーモンにレベル3クリエイトリゾネーターをチューニング。天頂に輝く死の星よ!地上に舞い降り生者を裁け!シンクロ召喚!降臨せよ!天刑王 ブラック・ハイランダー!」
新たなシンクロモンスター…
「このカードが場に存在する限り、互いにシンクロは行えない。ブラックハイランダーでセットモンスターを攻撃。」
ブラックハイランダーATK2800VSイゾルデDEF1000
「イゾルデは1ターンに2度まで自身の破壊を無効に出来る。」
「レッドデーモンズでイゾルデを攻撃。アブソリュートパワーフォース!」
レッドデーモンズドラゴンの攻撃とデモンメテオでイゾルデは破壊される。
「ぐっ。」
「カードを1枚伏せる。ターン、エンド。この圧倒的な力をどう、突破する?」
唯 手札5 ライフ8000
モンスター:なし
魔法罠:なし
アモン 手札2 ライフ8000
モンスター:レッドデーモンズドラゴンATK3000、ブラックハイランダーATK2800
魔法罠:伏せ1
「私のターン、ドロー。」
ブラックローズを出せない…しかし。
「エリスを召喚。効果で、ミストを特殊。」
「チューナーと非チューナーが揃ったか。しかし、ブラックハイランダーの前では、シンクロは不可能。」
「分かってます。エリスとミストで融合。」
2体を同時に突破する事はできない。でも、片方なら。
「融合だと?!」
「来て、ジュリア!ジュリアで、ブラックハイランダーを攻撃。」
ジュリアATK3400VSブラックハイランダーATK2800
「攻撃力を強化する効果か。面白い。」
アモンライフ8000→7400
「カードを3枚伏せて、ターンエンド。」
唯 手札1 ライフ8000
モンスター:ジュリアATK2000
魔法罠:伏せ3
アモン 手札3 ライフ8000
モンスター:レッドデーモンズドラゴンATK3000
魔法罠:伏せ1
「我のターン、ドロー!レッドデーモンズでジュリアを攻撃。アブソリュートパワーフォース!」
コンバットトリックを仕掛ける気?なら…
「騎士の祭典を発動。場の融合モンスター1体を守備表示にし、そしてそのモンスターの素材を特殊。」
ジュリアDEF2000
エリスDEF0
ミストDEF0
「どれだけ、壁を増やそうとも、結果は同じ事!全て焼ききってくれるわ。ジュリアに攻撃。そして、レッドデーモンズの効果。デモンメテオ!」
「それが狙いよ!クイックアベンジを発動。場のモンスターを2枚以上破壊する効果を発動した場合、その効果を無効にし、自分の場のジュエルナイトの数まで、相手の場のカードを破壊する。レッドデーモンズドラゴンと伏せカードを破壊。」
レッドデーモンズドラゴンの放ったデモンメテオは跳ね返され、伏せカードとレッドデーモンズドラゴンを襲う。
「やった?」
しかし、その煙の中から、武装をしたレッドデーモンズドラゴンが現れる。
「これが、我が魂の第2のの形態。バスターモード。」
「バスターモード?」
「クイックアベンジにチェーンしてバスターモードを発動していた。バスターモードはシンクロモンスターに武装を施し、バスターモードへと移行するカード。」
レッドデーモンズドラゴン/バスターATK3500
攻撃力3500…
しかも、先ほどのレッドデーモンズドラゴンの攻撃で、ジュリアが破壊されてしまった。
「レッドデーモンズドラゴン/バスターでミストを攻撃。このカードは進化前と同様、破壊効果を持つ。範囲はこのカード以外の全てのモンスターだ!」
「そうはさせない、緊急同調を発動。このカードはバトルフェイズ中のシンクロを可能にする。」
「レッドデーモンズドラゴン/バスターの前には何者も無力。さぁ、どう足掻く?」
私のデッキにはあのモンスターを突破する術が存在する。
「レベル4エリスにレベル3ミストをチューニング。冷たい炎が世界の全てを包み込む。漆黒の花よ、開け!シンクロ召喚!現れよ、ブラックローズ・ドラゴン!」
「既に、龍を手に入れていたか。しかし、それでも我のバスターモードを突破は出来んぞ。」
「攻撃力では、確かに勝てないかもしれません。ですが、このカードはフィールド上のカードをリセットする能力があります。」
これで、レッドデーモンズドラゴン/バスターは攻略出来る。
「リセット能力か!面白い。」
「ブラックローズガイル!」
ブラックローズがイルにより、レッドデーモンズドラゴン/バスターと共に、ブラックローズドラゴンは吹き飛ぶ。
しかし…そこには未だ、レッドデーモンズドラゴンの姿があった。
「だが、しかし。それでも足りん。バスターモードのモンスターは破壊されても素材を場に残す。」
「これが、バスターモードの力…」
「まだ、バトルフェイズは終わってはいない。レッドデーモンズドラゴンでダイレクトアタック。」
唯ライフ8000→5000
「紅蓮魔竜の壷を発動。レッドデーモンズドラゴンが場に居る場合、2ドロー。カードを1枚伏せる。ターン、エンド。」
唯 手札1 ライフ5000
モンスター:なし
魔法罠:なし
アモン 手札4 ライフ7400
モンスター:レッドデーモンズドラゴンATK3000
魔法罠:伏せ1
「私のターン、ドロー。」
「面白い。面白いぞ、貴様とのデュエルは。だが、足りん。もっと滾らせろ。貴様の闘志を!」
「私は、諦めない!」
エクストラが輝きだす…
「こ、これは。」
そこには2枚のカードがあった。
このカードは…
「新たな龍の覚醒か。」
「スペシャルドローを発動。相手の場にエクストラデッキから特殊召還されたモンスターが存在し、自分の場にモンスターが存在しない場合、墓地のジュエルナイト3枚をデッキに戻す事で、相手の手札と手札枚数が同じになるようにドロー。但し、このターン、相手の場に存在するエクストラデッキから特殊召還されたモンスターと同じ種類のジュエルナイトを特殊召還できなかった場合、ライフを4000ポイント失う。」
「大きな賭けに出たな。」
これで、この2体は出せる。
「相手の場にのみモンスターが存在する場合、このカードは特殊召還することが出来る。来て、親鷹一拍子!ワンフォーワンを発動。手札1枚をコストに、デッキからクリナイトを特殊召還。」
「合計レベルは6…早速来ると見た。」
「レベル1クリナイトにレベル5サヨリヒメをチューニング。闇を照らす優しき光、その微笑みで世界を包む!シンクロ召喚!現れよ、月の宝石騎士アマテラス!」
満月を背にし、青き体の人型の龍が現れる。
「更に、自分の場にシンクロモンスターが居る場合、手札から、サヨリヒメを特殊召還する。その場合、このカードのレベルはそのモンスターと同じレベルになる。サキュバスを召喚。」
『アモン様が相手でも精一杯努力します。』
「合計レベルは8…そちらも揃うか。」
「レベル2サキュバスにレベル6サヨリヒメをチューニング。その気高き光の前には、いかなる影も存在を許さない! シンクロ召喚、太陽の宝石騎士アマテラス!」
太陽を背に、ツクヨミとは対照的な赤き人型の龍が現れる。
「アマテラスはシンクロ召還時、素材にしたジュエルナイトと名の付いたモンスター1体に付き、1ドロー。よって、2枚ドローです。アマテラスでレッドデーモンズドラゴンを攻撃。サンバースト!サキュバスを素材にした場合、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力を1000ポイントダウンする。」
「ぐっ。」
アモンライフ7400→6400
「ツクヨミの効果で、ダメージが発生した場合、その半分のダメージを互いが受ける。」
アモンライフ6400→5900
唯ライフ5000→4500
「更に、アマテラスの効果。このカードが破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。」
アモンライフ5900→2900→1400
唯ライフ4500→3000
「ツクヨミでダイレクトアタック。ムーンサルト!」
アモンライフ1400→0
さばるみー
効果モンスター
ATK1400 DEF1000 レベル4 光 戦士
このカードが戦闘で破壊された場合、デッキからさばるみー以外のジュエルナイトと名の付いたモンスター1体を特殊召還する事が出来る。
スペシャルドロー
相手の場にエクストラデッキから特殊召還されたモンスターが存在し、自分の場にモンスターが存在しない場合、墓地のジュエルナイト3枚をデッキに戻す事で、相手の手札と手札枚数が同じになるようにドロー。但し、このターン、相手の場に存在するエクストラデッキから特殊召還されたモンスターと同じ種類のジュエルナイトを特殊召還できなかった場合、ライフを4000ポイント失う。
親鷹一拍子
チューナー
ATK1600 DEF2100 レベル5 光 鳥獣
このカードは相手の場にのみ、モンスターが存在する場合手札から特殊召還することが出来る。
サヨリヒメ
チューナー
ATK0 DEF0 レベル1 光 戦士
自分の場にジュエルナイトと名の付いたシンクロモンスターが居る時、特殊召還することが出来る。その場合、このカードのレベルはそのモンスターと同じレベルになる。
妖魔種 サキュバス
効果モンスター
ATK0 DEF0 レベル2 闇 悪魔
このカードがシンクロ素材になった場合、このカードを素材にしたモンスターと戦闘を行う相手モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。
太陽の宝石騎士 アマテラス
シンクロモンスター
ATK3000 DEF2500 レベル8 光 ドラゴン
サヨリヒメ+ジュエルナイトと名の付いたチューナー以外のモンスター
このカードのシンクロ召還時、シンクロ素材のジュエルナイトの数までドローする。
このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、その攻撃力分のダメージを相手に与える。
このカードが破壊された場合、墓地からツクヨミを特殊召還する。
月の宝石騎士 ツクヨミ
ATK2500 DEF2000 レベル6 闇 ドラゴン
親鷹一拍子+ディスボードと名の付いたチューナー以外のモンスター
このカードが場に存在する限り、互いのプレイヤーがダメージを受ける場合、そのダメージの半分を互いのプレイヤーは受ける。
このカードが破壊された場合、墓地からアマテラスを特殊召還する。