遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄 作:桐山唯
「私はドラゴニックオーバーロード様に仕えていました。」
「オーバーロードに…。」
「そして、これはドラゴニックオーバーロード様のマスターである唯様がお困りになった時に渡せと言われていた物です。」
コンローが差し出したのは、1枚のカード。ブラックフェザードラゴンだった。
「ありがとう。」
「この竜達は元々、赤き竜と呼ばれる竜に仕える竜達でした。赤き竜は邪神と長きに渡り戦っていたのですが、その邪神は一度死んだ者に力を与え、配下としたのです。その配下達の事は伝承では、ダークシグナーと呼ばれていたようです。ダークシグナーに対抗するため、赤き竜が選んだデュエリスト達。彼らはシグナーと呼ばれ、赤き竜の一部が痣として腕に現れたのです。」
「シグナーとダークシグナー…」
「シグナーとダークシグナーとの戦いは最終的にシグナーが勝ちました。それから長きに渡り、邪神は息を潜めていました。しかし、今再び赤き竜に仕える竜の力が復活しつつあります。これは、再び、目覚めようとしていると言う事。あのマント集団、間違いなく、ダークシグナーです。」
邪神の力が目覚めつつあり、それに対抗するための力を私は持っていると言う訳ね。
「それで、私はどうすれば…」
「太陽の祭壇へ向いましょう。そこに奴等は居るはずです。」
「分かった。行きましょう。」
アモンがやって来る。
「太陽の祭壇へ向かうか。」
「アモンさん。」
「太陽の祭壇に、虚無の力が集まっている。気を付けろ。」
虚無の力も太陽の祭壇に…
「各勢力に太陽の祭壇周辺に集まってもらいたいです。」
「一気に叩く気か。」
「はい。皆さんには、周りの取り巻きを退かせてもらいたいです。その間に私は邪神を。」
「流石だ、唯。お前ならそう言うと思って、ここには各国家のリーダー格が揃っている。」
そこにはローレル、エイゼル、メイルストロームそして始めてみる顔が1人がいた。
「初めまして。ズー代表、マルティナと申す。その実力、レオン殿から聞いておる。」
「全戦力を持ってこの戦争を終わらせる。それで良い?」
全員の答えは同じだった。
「じゃあ、行きますか。太陽の祭壇へ。」
とりあえず、太陽の祭壇から10kmほど離れた場所に集まる事になった。
そして、半日ばかりの時が過ぎた。
「遂に決戦です。皆さん、頑張りましょう。」と私。
「お前等、死ぬ気で頑張れ。」とアモン。
「全軍、全力を出せ。」とメイルストローム。
「我等が結束すれば勝てぬ相手など居らぬ。」とダイユーシャ。
「オーバーロード様の意思を継ぐのだ。」とコンロー。
「華麗に勝利を収めよう。」とマルティナ。
「決して無理はするな。」とエイゼル。
「オホン。ここで、我から作戦を伝える。」
コマンダーローレルの方に皆が向く。
「3英雄を封印しているのは7つの水晶。1つは太陽の神殿。それ以外は神殿付近の6つの塔に1つずつ。各国家ごとに、それぞれの塔を攻略していただきたい。そして、太陽の神殿の攻略は…、唯殿、任せましたぞ。」
「はい。」
それぞれがそれぞれの目的地へ向かって動き出した。
「レオン、私達は太陽の神殿だね。」
「ああ。」