遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄 作:桐山唯
「うわぁぁぁ。」
悲鳴が聞こえる。その直後…
「ゴォォォォォ。」
謎の呻き声が木霊する。
「この先で何が…」
森を進み、広い場所に出るとそこには片目を包帯で巻いた男と1匹のワニがいた。
ワニの鳴き声は雷の音に似ていると聞いた事がある。
恐らく、このワニ…確か、カレンと言ったかしら。
このワニが発した声であろう。
「ジム…、まさか…」
「ユーに見られてしまったか。」
「と言う事はやはり…」
「デュエルだ。」
恐らく、彼も…
デュエルするしかない…
「「デュエル!」」
FIRST TURN:唯
「私のターン、ドロー。カードを3枚伏せてシビルを召喚。ターン、エンド。」
シビル:カウンター0→1
宝石騎士 シビル
効果モンスター
ATK1700 DEF1000 レベル4 光 戦士
このカードが召喚に成功した場合、このカードにジュエルカウンターを1つ乗せる。ジュエルカウンターの乗ったこのカードが破壊された時、デッキから同名モンスターを特殊召喚する事が出来る。
唯 手札2 ライフ8000
モンスター:《シビル》ATK1700(1)
魔法罠:伏せ3
「ミーのターン、ドロー。手札断札を発動。」
手札断札
速攻魔法
お互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送る。
その後、それぞれ自分のデッキからカードを2枚ドローする。
互いに手札の入れ替え…
《ブラスターブレード》と《ミスト》を落とし、《双剣覚醒》と《プラム》を引いたから次のターンに《マジェスティ》を出せる可能性が…
「ユーを葬る準備は出来た。」
「何ですって?!」
「まずは魔法カード《化石融合 フォッシルフュージョン》を発動。」
《化石融合》?
知らないカード…
「互いの墓地のカードを1枚ずつ選択して除外。その2体を素材に融合召喚を行うカードさ。」
お互いの墓地のカード…
相手の墓地ソースを壊せるカードと言うわけね…
「ミーの墓地の《地底巨人ガイアプレート》とユーの墓地の《ブラスターブレード》を融合。大いなる大地の力と勇者たる騎士の力。今こそ1つになりて超古代の力を生み出さん!融合召喚!来い、《古生代化石竜 スカルギオス》!」
墓地から《ブラスターブレード》と《ガイアプレート》が呼び出され、渦に飲み込まれる。
そこから現れたのは恐竜の骨格模型であった。
形状からティラノサウルスあたりの骨であろうか。
《化石融合 フォッシルフュージョン》
通常魔法
自分及び相手の墓地から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターをゲームから除外し、「化石」と名のついた融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
《古生代化石竜スカルギオス》
融合モンスター
ATK3500 DEF0 レベル8 地 岩石
自分の墓地の岩石族モンスター+相手の墓地のレベル8以上のモンスター
このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが攻撃した場合、攻撃対象となるモンスターの攻撃力と守備力をダメージステップの間入れ替える事ができる。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
「それだけじゃないぜ。《簡易融合》を発動。その効果で、《エルシャドールミドラーシュ》を特殊。」
ジムライフ8000→7000
《簡易融合》
通常魔法
「簡易融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
1000LPを払って発動できる。レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。
《エルシャドールミドラーシュ》
融合モンスター
ATK2200 DEF800 レベル5 闇 魔法使い
「シャドール」モンスター+闇属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
このカードは相手の効果では破壊されない。
このカードがモンスターゾーンに存在する限り、その間はお互いに1ターンに1度しかモンスターを特殊召喚できない。
このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
「《ミドラーシュ》と《スカルギオス》をリリース。」
ミドラーシュはともかく、最上級モンスターのスカルギオスをリリース?
「海王の星に生まれし暴君よ、全てを飲み込む大喰らいよ。ミーの場に現れ全てを飲み込め!現れよ、冷たき暴君《The tyrant NEPTUNE》!」
《Thetyrant NEPTUNE》ATK?
攻撃力が定まっていないモンスター?
「このカードの攻撃力はリリースしたモンスターの攻撃力の合計となり、守備力はリリースしたモンスターの守備力の合計となる。」
《Thetyrant NEPTUNE》ATK?→5700
《Thetyrant NEPTUNE》DEF?→800
「更に、リリースしたモンスターの内どちらかを選択し、そのモンスターの効果と名前を得る。ミーが選択するのは《エルシャドールミドラーシュ》。このカードがいる限り、互いに1ターンに1度しか特殊召還出来ず、このカードは効果破壊されない。更に、《ミドラーシュ》が墓地へ送られた事により、墓地の《影依の原核》を手札に。」
《ミドラーシュ》の効果を得た攻撃力5700…
「更に、《神縛りの塚》を発動。レベル10以上のモンスターは効果対象にならず、効果破壊されない。更に、レベル10モンスターが相手モンスターを戦闘で破壊した場合、1000ポイントのバーンダメージを与える。」
かなり厄介なカード…
「《The tyrant NEPTUNE》で《シビル》を攻撃。」
《The tyrant NEPTUNE》ATK5700VS《シビル》ATK1700
唯ライフ8000→4000
「《シビル》の効果でデッキから《シビル》を特殊。」
「《神縛りの塚》の効果で1000ポイントのダメージを受けて貰おう。」
唯ライフ4000→3000
いきなり、5000もライフを削られた。
「カードを2枚伏せる。ターン、エンド。」
唯 手札2 ライフ3000
モンスター:《シビル》ATK1700
魔法罠:伏せ3
ジム 手札1 ライフ7000
モンスター:《The tyrant NEPTUNE》ATK5700(《ミドラーシュ》効果付与)
魔法罠:《神縛りの塚》、伏せ2
「私のターン、ドロー。《プラム》を召喚。《プラム》と《シビル》で融合。来て、《ジュリア》!」
「攻撃力2000で何が出来る。」
「カードを1枚セット。ターン、エンド。」
唯 手札1 ライフ3000
モンスター:《ジュリア》ATK2000
魔法罠:伏せ4
ジム 手札1 ライフ8000
モンスター:《The tyrant NEPTUNE》ATK5700(《ミドラーシュ》効果付与)
魔法罠:《神縛りの塚》、伏せ2
「ミーのターン、ドロー。伏せカード、オープン。《安全地帯》。これを《ジュリア》に発動。」
安全地帯
永続罠
フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターは相手のカードの効果の対象にならず、戦闘及び相手のカードの効果では破壊されない。
また、そのモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃できない。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。
「その効果にチェーンして、《騎士の祭典》を発動。《ジュリア》を守備にし、素材の《プラム》と《シビル》を特殊。」
「《マジックプランター》を発動。コストは、安全地帯。2枚ドロー。《安全地帯》が墓地へ送られた事により、《ジュリア》は破壊。」
くっ。騎士の祭典を発動しておいて良かった…
「伏せカード、オープン。《影依の原核》。」
永続罠
(1):このカードは発動後、効果モンスター(魔法使い族・闇・星9・攻1450/守1950)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたこのカードは、「シャドール」融合モンスターカードに記された属性の融合素材モンスターの代わりにできる。
このカードは罠カードとしても扱う。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、「影依の原核」以外の自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
「《ワンダーワンド》を《影依の原核》に装備。《影依の原核》と《ワンダーワンド》をコストに2ドロー。」
手札が一気に4枚までリカバリーされた…
《ワンダーワンド》
装備魔法
魔法使い族モンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
また、自分フィールド上のこのカードを装備したモンスターとこのカードを墓地へ送る事で、デッキからカードを2枚ドローする。
「《The tyrant NEPTUNE》で《プラム》を攻撃。」
《The tyrant NEPTUNE》ATK5700VSプラムDEF1000
「《タイム・マシーン》を発動。破壊された《プラム》を蘇生。」
「《神縛りの塚》の効果でダメージを受けて貰おう。」
唯ライフ3000→2000
「ターン、エンド。」
唯 手札1 ライフ2000
モンスター:《シビル》DEF1000、《プラム》DEF1000
魔法罠:伏せ3
ジム 手札4 ライフ7000
モンスター:《The tyrant NEPTUNE》ATK5700(《ミドラーシュ》効果付与)
魔法罠:《神縛りの塚》
「私のターン、ドロー。貴方のそのモンスターを解放する!《サイクロン》を発動。《神縛りの塚》を破壊。」
「ミーのデッキに神属性はいない。」
「そう。更なるドローをさせてもらうわ。《活路への希望》を発動。ライフ1000をコストにライフ差2000に付き、1ドロー。3枚のカードをドロー。」
唯ライフ2000→1000
このドローなら…
「《イゾルデ》を召喚。《イゾルデ》《プラム》《シビル》で融合。来て、《アシュレイ》!《アシュレイ》で《NEPTUNE》に攻撃。」
「攻撃力2900で何が…」
《アシュレイ》ATK2900→8600
《NEPTUNE》ATK5700→0
「ホワイ?何故ミーの《The tyrant NEPTUNE》の攻撃力が…それに、攻撃力8600とはどう言う…」
「《収縮》と《バトルフュージョン》。《収縮》は相手モンスター1体の元々の攻撃力を半分にする効果。《NEPTUNE》などの効果による攻撃力変動はこの効果でリセットされる。それにチェーンして《バトルフュージョン》を発動した。この効果は融合モンスターが戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分攻撃力を上昇させる。」
「そんな…まさか…」
《アシュレイ》ATK8600VS《NEPTUNE》ATK0
ジムライフ7000→0
「これで、2人目…」
「唯、ここに居たのか。」
「十代!」
「レジー達の居場所が分かったんだ。」
後はそこに、乗り込むだけね。
「十代はここまでで何体のプラネットシリーズと戦った?」
「えっと、4だな。1枚は俺が持ってる。」
「これで、残るは…レジー達が持つ2体…」
「そうなのか?」
水金地火木土天海冥のそれぞれに対応するカードを1人1枚持つとして…
内、私が2人を撃破。
4人を十代が撃破。
残り3体。そして十代が1枚持っている。
となると最後はあの2人が持っていると考えるべきか。
「行こう、決戦へ。」
次回はレジー達とのデュエルです。